JPH09112217A - バルブリフタおよびバルブリフタの製造方法 - Google Patents

バルブリフタおよびバルブリフタの製造方法

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JPH09112217A
JPH09112217A JP7275532A JP27553295A JPH09112217A JP H09112217 A JPH09112217 A JP H09112217A JP 7275532 A JP7275532 A JP 7275532A JP 27553295 A JP27553295 A JP 27553295A JP H09112217 A JPH09112217 A JP H09112217A
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cylindrical body
valve lifter
disc
cylinder
manufacturing
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Shuhei Adachi
修平 安達
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Yamaha Motor Co Ltd
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    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルミニウム合金と鋼材とによってバルブリ
フタを構成して軽量化を図るに当たり、異種材料どうし
を強固に接合する。 【解決手段】 アルミニウム合金製円筒体9の開口端部
に、銅皮膜12が設けられた鉄系合金製円板10を重ね
る。重ねるときに両者の軸線を略一致させるとともに両
者を円環状に線接触させる。次いで、前記円板10にお
ける円筒体9とは反対側の端面に、円筒体9との間にこ
の円板10を介して通電する電極(円板用保持具)を押
し付ける。押し付けるときには、円筒体9の軸線方向と
加圧方向とを一致させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリンダヘッドの
ガイド穴に摺動自在に嵌挿されて吸・排気弁とカム軸と
の間に介装するバルブリフタおよびこのバルブリフタの
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンのバルブリフタとして
は、有底円筒状に形成してその外側底面をカム軸に対接
させて外周部をシリンダヘッドのガイド穴に摺動自在に
嵌挿させるとともに、内側底面にバルブクリアランス調
整用インナーパッドを介して吸・排気弁を対接させる構
造のものがある。この種のバルブリフタは、吸・排気弁
がバルブスプリングの弾発力によってカム軸側へ付勢さ
れていることから、外側底面がカム軸に圧接される。す
なわち、カム軸が回転することによって、カム軸のカム
面がバルブリフタの外側底面に圧接状態で摺接するの
で、バルブリフタはカム面の形状に応じたストロークを
もって吸・排気弁の軸線方向に沿って往復する。
【0003】このように回転するカム軸に押し付けられ
て駆動するバルブリフタは、強度、耐摩耗性に優れた合
金工具鋼などによって有底円筒状に形成し、その表面に
摩擦抵抗を減らすための表面処理を施している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように構成し
たバルブリフタを採用したエンジン、例えば自動車用エ
ンジンなどでは、出力および燃費を向上させるために、
動弁駆動系の重量を減らして出力損失を低減させること
が要請されている。この要請に応えるには、動弁駆動系
慣性重量の約1/4を占めるバルブリフタを軽量化する
ことが効果的である。
【0005】しかし、合金工具鋼によって形成したバル
ブリフタでは、剛性が損なわれない程度に肉厚を薄くし
ても、期待するほど軽量化することはできなかった。
【0006】このような不具合を解消して軽量化を図れ
るバルブリフタとしては、例えば特開平6−21291
5号公報に開示されたものがある。この公報に示された
バルブリフタは、カム軸が摺接する部分のみを鋼材によ
って形成し、その他の部位をアルミニウム合金によって
形成している。
【0007】詳述すると、このバルブリフタは、アルミ
ニウム合金によって有底円筒体を形成し、この有底円筒
体の外側底面に形成した円形凹部に、合金工具鋼製円板
を嵌合させた状態で固相拡散接合によって固着させてい
る。そして、この合金工具鋼製円板にカム軸のカム面が
摺接するように構成している。
【0008】前記固相拡散接合は、前記有底円筒体に前
記円板を組合わせた状態でこれらを高温雰囲気に晒すこ
とによって加熱し、高温状態で有底円筒体に円板を圧接
させる手法を採っている。
【0009】しかるに、このように構成したバルブリフ
タでは、必ずしも前記円板を有底円筒体に強固に接合さ
せることはできないという問題があった。これは、前記
円形凹部の底面とこれに接合される円板の端面の平面度
が影響していると考えられる。すなわち、個別に加工さ
れた前記両面を全域にわたって密着させることはきわめ
て難しいので、両面の間に生じた空所の部分では固相拡
散接合が行われないからであると推量される。
【0010】また、アルミニウム合金製有底円筒体は、
円筒部と底部とを一体に形成しなければならず、その
上、底部に円板接合用の円形凹部を形成しなければなら
ないため、簡単に製造することができずコストが高くな
ってしまうという問題もあった。
【0011】本発明はこのような問題点を解消するため
になされたもので、アルミニウム合金と鋼材とによって
バルブリフタを構成して軽量化を図るに当たり、前記異
種材料からなるバルブリフタ構成部材を単純な形状とし
てコスト低減を図るとともに、異種材料どうしを強固に
接合できるようにすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係るバルブ
リフタは、アルミニウム合金製円筒体と、この円筒体の
開口端部に線接触状態で圧接されるとともに通電により
生じる抵抗熱で加熱されて開口を閉塞するように接合さ
れた鉄系合金製円板とから構成したため、バルブリフタ
構成部材は単純な形状である円筒体と円板になる。
【0013】第2の発明に係るバルブリフタの製造方法
は、アルミニウム合金製円筒体の開口端部に、金属皮膜
が設けられた鉄系合金製円板を両者の軸線が略一致する
とともに両者が円環状に線接触するように重ね、次い
で、前記鉄系合金製円板における円筒体とは反対側の端
面に、円筒体との間にこの円板を介して通電する電極
を、円筒体の軸線方向と加圧方向とを一致させて押し付
けるため、前記円筒体に前記円板を重ねて電極によりこ
れら両者に通電することによって、円筒体の円板との接
触部に抵抗熱が生じ、これら両者が互いに圧接される接
触部の界面の温度が上昇してこの界面の原子が相互に拡
散するようになる。この結果、前記界面付近に、円板の
皮膜の材料金属と円筒体の材料金属との共晶合金からな
る層が生成される。この共晶合金層は、液相への変態温
度が低いことから前記抵抗熱によって液相へ変わり、円
板が押し付けられるとともに加熱されることにより塑性
変形を起こした円筒体の材料金属とともに接合部から排
出される。これにより、円板の材料金属である鉄系合金
が円筒体の材料金属に触れて両者の原子が相互に拡散す
ることになって円筒体に円板が接合する。
【0014】したがって、前記円筒体に前記円板を円環
状に線接触するように密接させた状態で通電するので、
円筒体と円板の接触界面において全周にわたって均一な
高い電流密度が得られ、接触界面の全域にわたって発
熱、塑性変形などの諸現象が均一に生じる。
【0015】第3の発明に係るバルブリフタの製造方法
は、第2の発明に係るバルブリフタの製造方法におい
て、アルミニウム合金製円筒体に鉄系合金製円板を重ね
るときにこれら両者の軸線を略一致させるに当たり、各
々の周面をそれぞれ基準とするため、前記円筒体と前記
円板の軸線を一致させるために特別な基準を形成しなく
てよい。
【0016】第4の発明に係るバルブリフタの製造方法
は、第2の発明に係るバルブリフタの製造方法におい
て、アルミニウム合金製円筒体に鉄系合金製円板を重ね
るときにこれら両者の軸線を略一致させるに当たり、前
記円筒体は周面を基準とし、前記円板は円筒体側の端面
の中央に円柱状に突設したインナーパッド当接部の周面
を基準とするため、前記円筒体と前記円板の軸線を一致
させるために特別な基準を形成しなくてよい。
【0017】第5の発明に係るバルブリフタの製造方法
は、第2の発明に係るバルブリフタの製造方法におい
て、鉄系合金製円板をアルミニウム合金製円筒体に押し
付けるときに、前記円筒体が塑性変形する方向を、この
円筒体の周面を全周にわたって保持する保持部材で規制
するため、塑性変形する領域が線接触状態である接合初
期から径方向の外側と内側へ同様に拡がるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】
第1の実施の形態 以下、本発明に係るバルブリフタおよびバルブリフタの
製造方法の実施の形態の一例を図1ないし図7によって
詳細に説明する。図1は本発明に係るバルブリフタを装
着したシリンダヘッドの一部を示す断面図、図2は本発
明に係るバルブリフタの断面図、図3はアルミニウム合
金製円筒体に鉄系合金製円板を重ねた状態を示す断面図
で、同図は円筒体と円板の外周部の一部のみを拡大して
描いてある。
【0019】図4は円板の皮膜の材料金属と円筒体の材
料金属からなる合金層が生成されている状態を示す断面
図、図5は円筒体の材料金属が塑性変形を起こしている
状態を示す断面図、図6は円板が円筒体に埋没した状態
を示す断面図、図7は円板および円筒体を最終形状に加
工した状態を示す断面図である。
【0020】これらの図において、符号1は4サイクル
エンジンのシリンダヘッド、2はカム軸、3は排気弁を
示す。前記シリンダヘッド1は、カム軸2の下方にカム
軸2側に開口する円形凹部からなるガイド穴4を形成
し、このガイド穴4に本発明に係る有底円筒状のバルブ
リフタ5を軸方向および周方向に摺動自在に嵌挿させて
いる。バルブリフタ5は、外側底面がカム軸2のカム面
2aに対向するようにガイド穴4に装着している。
【0021】前記排気弁3は上端にバルブリテーナ6を
装着し、さらにこのバルブリテーナ6とガイド穴4の底
面の間にバルブスプリング7を弾装している。このバル
ブリテーナ6の上面と前記バルブリフタ5の内側底面と
の間には、バルブクリアランス調整用のインナーパッド
8を介装している。すなわち、前記バルブスプリング7
の弾発力により排気弁3が閉方向に付勢され、これに伴
ってバルブリフタ5の上面(外側底面)がカム軸2のカ
ム面2aに圧接する。なお、図1では排気弁3の動弁系
を示しているが、吸気弁(図示せず)の動弁系も同じ構
成になっている。
【0022】前記バルブリフタ5は、図2に示すよう
に、円筒体9の一方の開口端部に円板10を開口が閉塞
されるように後述する手法により接合することによって
有底円筒状に形成している。円筒体9はアルミニウム合
金によって形成し、円板10は、図3に示すように、鉄
系合金によって形成した円盤からなる円板本体11の表
面に厚さ1μm〜2μmの銅皮膜12を設けることによ
って形成している。なお、円板10における円筒体9側
の端面の中央には、図2に示すように、前記インナーパ
ッド8を当接させるための突部13を設けている。
【0023】ここで、円筒体9および円板10を製造す
る手順を説明する。円筒体9を製造するには、先ず、例
えばアルミニウム合金製管材を切断することによってバ
ルブリフタの全長より僅かに長い寸法の単管を形成し、
この単管の両端を機械加工によって所望の形状に加工す
る。このとき、円板10を接合する端部は、図3に示す
ように、開口端縁の角部を開口端から単管の内側へ向か
うにしたがって次第に内径が狭くなるような断面略山形
状に形成する。
【0024】この実施の形態では、前記山形の頂部を他
の部位より突出する度合いが大きくなるように形成して
いる。すなわち、円筒体9における円板10を接合する
端部の開口端縁には、周方向に途切れることなく一連に
延びる突条14が形成される。また、前記単管の他方の
端部は、図2に示すように外周側の端縁に面取りを施
す。
【0025】円板10を製造するには、先ず、鉄系合金
によって外径が前記円筒体9より小さい円盤を形成し、
次いで、この円盤の外周部を、図3において斜め下方へ
向けて突出する断面略山形状に形成する。これによって
円板本体11が形成される。そして、この円板本体11
の表面の全域に例えば電解めっきにより銅皮膜12を形
成することによって円板10が得られる。この円板10
の外周部における円筒体9側となる部位には、ここを上
述したように断面略山形状に形成したことにより頂部1
5が形成される。
【0026】なお、円筒体9および円板10の端部を断
面略山形状に形成するに当たっては、これらを軸線回り
に回転させながら加工することが、突条14、頂部15
の軸線を円筒体9、円板10の軸線と一致させる観点か
ら望ましい。
【0027】このように形成された円筒体9に円板10
を接合して本発明に係るバルブリフタ5を得るには、図
3に示すように円筒体9および円板10を円筒体用保持
具16、円板用保持具17に保持させ、円筒体9の開口
端部に円板10を臨ませるようにして重ね合わせて接合
させる。
【0028】これらの保持具16,17は、円筒体9、
円板10の外周面を基準としてこれらの軸線を一致させ
ながらこれら両者を重ね合わせるように構成している。
また、前記円筒体用保持具16は、円筒体9の外周面に
全周にわたって密接する構造になっている。この実施の
形態では、円筒体用保持具の上端面が円筒体9の上端面
(円板10側となる端面)と同一平面上に位置づけられ
るように設定している。
【0029】前記円板用保持具17は、導電材によって
形成して通電装置(図示せず)に接続している。すなわ
ち、この円板用保持具17は、円板10に接続される電
極としても機能している。前記通電装置は、円筒体9と
の間にこの円板10を介して通電するように構成してい
る。なお、円筒体用保持具16を円筒体9に接続される
電極として利用することもできる。この円板用保持具1
7によって円板10を保持するにあたっては、この実施
の形態では円板用保持具17に円形凹部17aを形成
し、ここに円板10を嵌合させる手法を採っている。ま
た、円形凹部17の近傍に円板10を磁気吸着させるた
めの磁性体(図示せず)を固着している。
【0030】さらに、前記円筒体用保持具16および円
板用保持具17はプレス装置(図示せず)に連結してい
る。このプレス装置は、円板用保持具17を円筒体用保
持具16側へ移動させて円板10を円筒体9に予め定め
た押圧力をもって押し付ける構造になっている。このプ
レス装置で円板10を円筒体9に押し付けるに当たって
は、円筒体9の軸線方向と加圧方向とを一致させて行
う。なお、円筒体9と円板10とは軸線を一致させて重
ねられているので、加圧方向は実質的に円筒体9および
円板10の軸線と一致する。
【0031】次に、円筒体9に円板10を接合させてバ
ルブリフタ5を製造する方法について説明する。先ず、
上述したように円筒体9および円板10をそれぞれ円筒
体用保持具16、円板用保持具17に保持させ、円筒体
9と円板10の軸線を一致させた状態で前記プレス装置
を駆動して両者を図3に示すように重ね合わせる。この
ようにすると、円筒体9の突条14に円板10の頂部1
5が周方向に沿う円環状に線接触する。
【0032】次いで、前記プレス装置によって円板10
を円筒体9に一定の押圧力をもって押し付け、予め定め
た時間が経過した後に前記通電装置によってこれら両者
間に電流を流す。この実施の形態では、電流を円板10
から円筒体9へ流す。このとき、円板10は図3に示す
ように頂部15が円筒体9の突条14に線接触してお
り、これら両者どうしが接触する部分の面積がきわめて
小さいことから、上述したように通電されると電気抵抗
が大きくなってこの接触部が発熱するようになる。この
熱は円板10と円筒体9との接触界面の全体、すなわち
円環状の線接触部の全域にわたって伝導する。
【0033】このように円板10と円筒体9との接触界
面の温度が上昇すると、固相状態で互いに圧接し合う材
料金属(銅皮膜12の銅および円筒体9のアルミニウム
合金)の原子が活発に運動するようになり、これらの原
子どうしが相互に拡散するようになる。
【0034】上述したように原子の相互拡散が起こるこ
とにより、界面付近の組成は、銅皮膜12を構成する銅
と、円筒体9のアルミニウム合金との共晶合金になり、
円筒体9のアルミニウム合金より低い温度で固相から液
層に変わることができる状態になる。このときの界面付
近の状態を図4に模式的に示す。図4においては、原子
の相互拡散が起こり前記共晶合金層が生成されている部
位を符号Aで示す。
【0035】前記界面付近の温度がさらに上昇し、前記
共晶合金層の一部が液相に変化するようになると原子の
拡散現象は一層活発となり、この共晶合金層が成長して
これに伴なって固相と液相との界面が拡大する。この共
晶合金層の液相化が進行する一方、共晶合金層に隣接す
る円筒体9のアルミニウム合金は、円板10が押し付け
られていることと前記抵抗熱により昇温されていること
とによって、塑性変形を起こす。
【0036】このとき、円筒部9の外周面が全周にわた
り円筒体用保持具16によって保持されていて円筒部9
の外径が拡張する方向への塑性変形が規制されているた
め、塑性変形は最初の接触部を中心にして径方向の外側
と内側に略対称となるように、かつ円環状に線接触して
いる部分の全域にわたって略均等に生じる。これによ
り、液相化した前記共晶合金は前記塑性変形に乗じて図
5に示すように径方向の外側と内側に排除される。図5
において共晶合金の排除された部分を符号Bで示す。ま
た、このときには、円板10の銅皮膜12の一部が共晶
合金化されて接触部から排除されることにより、円板本
体11の一部がアルミニウム合金に触れるようになって
これらの間でも原子の拡散現象が起こる。この拡散現象
が生じている部位を図5中に符号Cで示す。
【0037】このように共晶合金層の一部が接触部から
排除されることと、アルミニウム合金が塑性変形を起こ
すこととにより、円板10が円筒体9内に沈み込み始め
る。この後も共晶合金層の生成→液層化→塑性変形に伴
なう排除、という現象と、鉄系合金とアルミニウム合金
との原子相互拡散という現象が同時に起こりながら円板
10が沈み込み続け、図6に示すようにその外周面の略
全域が円筒体9内に埋没するようになる。
【0038】押圧力を一定とすると、円板10はある一
定量だけ沈んだ後、通電を中断することによりそれ以上
は沈み込まなくなる。この沈み込み量が略増加しなくな
ったときに、プレス装置による押圧を停止する。上述し
たように押圧と通電を行うことにより、円筒体9に円板
10が前記原子の拡散現象によって接合される。
【0039】その後、円筒体9と円板10をそれぞれ保
持具16,17から外し、これら両者の組立体からなる
バルブリフタ母材に最終仕上げ加工を施す。この最終仕
上げ加工は、円筒体9および円板10の不要部分(図7
中に二点鎖線で示す)を例えば研削によって除去するこ
とによって行う。この最終仕上げ加工を行うことによ
り、図7中に符号Cで示す原子の拡散領域を介して円筒
体9に円板10が接合されたバルブリフタ5が得られ
る。なお、最終仕上げ加工を行った後、円筒体9の外側
表面の耐摩耗性を高めるとともに摩擦係数を小さくする
ために、円筒体9に表面処理を施すことも可能である。
【0040】上述したように形成したバルブリフタ5に
おける円筒体9のアルミニウム合金と円板10の鉄系合
金との間の金属学的接合は、原子の拡散を伴わず材料と
しては不連続な状態となっている機械的接合とは本質的
に異なるものである。しかも、界面での電気抵抗による
発熱を利用して双方の材料を局部的に溶融させ合金溶液
とした後、通電を中止することで冷却凝固させる抵抗熱
溶着のような金属学的接合とも異なるものである。
【0041】すなわち、この実施の形態で示したバルブ
リフタ5における金属学的接合は、異種材料の間に溶融
反応層を残存させることなく行われるものであり、双方
の材料の界面での原子の相互拡散を通じて連続的な構造
を創成するというものである。
【0042】したがって、この実施の形態によるバルブ
リフタ5は、円筒体9に円板10を接合することによっ
て有底円筒状に形成したから、単純な形状のバルブリフ
タ構成部材を使用して製造できる。また、この実施の形
態によるバルブリフタ5の製造方法では、円筒体9に円
板10を円環状に線接触するように密接させた状態で通
電するので、円筒体9と円板10の接触界面において全
周にわたって均一な高い電流密度が得られる。これによ
り、接触界面の全域にわたって発熱、塑性変形などの諸
現象が均一に生じる条件の下で円筒体9に円板10が接
合する。
【0043】さらに、円筒体9に円板10を重ねるとき
にこれら両者の軸線を一致させるに当たり、各々の周面
をそれぞれ基準としたため、円筒体9と円板10の軸線
を一致させるために特別な基準を形成しなくてよい。こ
の点からもバルブリフタ構成部材を単純な形状に形成で
きる。
【0044】さらにまた、円板10を円筒体9に押し付
けるときに、前記円筒体9が塑性変形する方向を、この
円筒体9の外周面を全周にわたって保持する円筒体用保
持具16で規制するため、塑性変形する領域が線接触状
態である接合初期から径方向の外側と内側へ同様に拡が
るようになる。このため、塑性変形が径方向の一方へ偏
ることなく生じて円筒体9と円板10の接触部の全域に
わたって原子の拡散現象が生じる。
【0045】そして、アルミニウム合金によって形成し
た円筒体9に、鉄系合金に銅皮膜を設けることによって
形成した円板10を接合させてなるバルブリフタ5は、
従来の一体型のバルブリフタに較べて重量を最大35%
程度低減できた。
【0046】第2の実施の形態 円板10の軸線を円筒体9の軸線に一致させるに当たっ
ては、外周面を基準とする他に、図8に示すように円板
10の中央に突設した円柱部の外周面を基準とすること
もできる。なお、図8に示すバルブリフタは、第4の発
明に係るバルブリフタの実施の形態である。
【0047】図8は第2の実施の形態を示すバルブリフ
タの断面図で、同図において前記図1ないし図7で説明
したものと同一もしくは同等部材については、同一符号
を付し詳細な説明は省略する。図8に示した円板10
は、円筒体9側となる端面の中央に円柱状の突起21を
一体に突設している。
【0048】前記円柱状の突起21は、円柱の軸線が円
板10の軸線と一致するように形成している。前記軸線
を図8中に一点鎖線で示す。この実施の形態では、この
突起21の外周面を円板用保持具22によって保持する
ことによって、円筒体9と円板10の軸線を一致させて
いる。なお、このように円板10を下側で保持する場合
には、円板10の上面に電極23を対接させてこの電極
23によって円板10を円筒体9に押し付ける。電極2
3は、円板10の外周面を保持しなくてよいので、この
実施の形態では円板10の上面の全域に対接する構造に
なっている。
【0049】また、前記突起21は、円板10を円筒体
9に接合した後に機械加工によって図8中に二点鎖線D
で示す位置まで除去する。これにより、円板10の下面
にインナーパッド当接用突部が形成される。
【0050】第3の実施の形態 円筒体9と円板10の接合前形状は、図9(a)〜
(d)に示すように構成することもできる。図9は円筒
体9と円板10の接触部分の形状を変えた他の実施の形
態を示す断面図で、同図(a)に示した円筒体9は、円
板10の頂部15と対向する部位が頂点となるように開
口端縁を断面山形状に形成している。同図(b)では円
筒体9の端面を前記(a)図に示した形状に形成すると
ともに、円板10の外周部における円筒体9に接触する
部分を凸曲面とする形態を採っている。この凸曲面を同
図において符号24で示す。
【0051】図9(c)に示した円筒体9の開口端縁
は、軸方向に沿って内側へ向かうにしたがって次第に内
径が小さくなるような傾斜面になっており、この傾斜面
に、円板10の断面山形状の頂部15が当接している。
前記傾斜面を同図において符号25で示す。図9(d)
に示した円筒体9は、円板10が接合する端面が軸線と
直交する平坦面になっており、この平坦面に円板10の
下端を上方から当接させている。前記平坦面を同図にお
いて符号26で示す。また、円板10の下端は、断面略
V字状に形成している。
【0052】前記図9(d)で示した形態を採る場合、
円筒体用保持具16は、上端面が円筒体9の上面(前記
平坦面26)より下方に位置づけられるように構成す
る。この構成を採ることにより、前記平坦面26に上方
から円板10の断面略V字状の下端が当接すると塑性変
形が接触部から径方向の外側と内側とに略均等に生じ
る。したがって、円筒体9が塑性変形する方向を円筒体
用保持具16で規制することができ、塑性変形が径方向
の一方へ偏ることなく生じて円筒体9と円板10の接触
部の全域にわたって原子の拡散現象が生じる。
【0053】図9(a)〜(d)に示したように円筒体
9と円板10を形成しても両者が周方向に沿う円環状に
線接触するから、第1の実施の形態と同等の効果が得ら
れる。
【0054】
【実施例】円筒体9を形成するアルミニウム合金として
は、JIS 5056,JIS6063,AC4Cおよ
びKOBELCO株式会社製KTM−10を採用でき
る。円板10の円板本体11を形成する鉄系合金として
は、構造用低合金鋼であるJIS SCM415,JI
S SCM420,JIS SCM435、合金工具鋼
であるJIS SDK11,JIS SKD61を採用
できる。また、鉄系焼結合金やクラッド鋼も採用でき
る。なお、構造用低合金鋼を採用する場合には、接合前
形状に円板本体11を形成した後、浸炭処理、浸炭窒化
処理あるいは窒化処理などの硬化処理を施してもよい。
また、合金工具鋼を採用する場合には、硬化処理として
焼入れ焼戻しを行うとともにガス軟窒化処理を施しても
よい。
【0055】円板本体11を覆う金属皮膜の材料として
は、Cu,Sn,Zn,SiおよびAgを採用できる。
バルブリフタ5に最終仕上げ加工を施した後に円筒体9
の外表面に行う表面処理としては、アルマイト処理、ク
ロムめっきがある。また、後述する金属を円筒体9に溶
射してもよい。溶射用金属材としては、FeとCの複合
体、Mo,MoとNiとCrの複合体がある。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明に係るバ
ルブリフタは、アルミニウム合金製円筒体と、この円筒
体の開口端部に線接触状態で圧接されるとともに通電に
より生じる抵抗熱で加熱されて開口を閉塞するように接
合された鉄系合金製円板とから構成したため、バルブリ
フタ構成部材は単純な形状である円筒体と円板になる。
このため、バルブリフタ構成部材を容易に製造すること
ができ、コストを低く抑えることができる。
【0057】第2の発明に係るバルブリフタの製造方法
は、アルミニウム合金製円筒体の開口端部に、金属皮膜
が設けられた鉄系合金製円板を両者の軸線が略一致する
とともに両者が円環状に線接触するように重ね、次い
で、前記鉄系合金製円板における円筒体とは反対側の端
面に、円筒体との間にこの円板を介して通電する電極
を、円筒体の軸線方向と加圧方向とを一致させて押し付
けるため、前記円筒体に前記円板を重ねて電極によりこ
れら両者に通電することによって、円筒体の円板との接
触部に抵抗熱が生じ、これら両者が互いに圧接される接
触部の界面の温度が上昇してこの界面の原子が相互に拡
散するようになる。この結果、前記界面付近に、円板の
皮膜の材料金属と円筒体の材料金属との共晶合金からな
る層が生成される。この共晶合金層は、液相への変態温
度が低いことから前記抵抗熱によって液相へ変わり、円
板が押し付けられるとともに加熱されることにより塑性
変形を起こした円筒体の材料金属とともに接合部から排
出される。
【0058】上述したように、円板の材料金属である鉄
系合金が円筒体の材料金属に触れて両者の原子が相互に
拡散することにより、円筒体に円板が接合する。したが
って、前記円筒体に前記円板を円環状に線接触するよう
に密接させた状態で通電するので、円筒体と円板の接触
界面において全周にわたって均一な高い電流密度が得ら
れ、接触界面の全域にわたって発熱、塑性変形などの諸
現象が均一に生じる。
【0059】このため、アルミニウム合金製円筒体と鉄
系合金製円板の接合部に原子の拡散現象が全周にわたり
均等に生じるから、前記円板を強固に前記円筒体に固着
させることができる。また、円環状に線接触されていた
部分から塑性変形が径方向の内外へ向けて起こるので、
原子拡散に伴なう空孔の形成や、変形に伴なう欠陥の生
成を防止することができる。
【0060】第3の発明に係るバルブリフタの製造方法
は、第2の発明に係るバルブリフタの製造方法におい
て、アルミニウム合金製円筒体に鉄系合金製円板を重ね
るときにこれら両者の軸線を略一致させるに当たり、各
々の周面をそれぞれ基準とするため、前記円筒体と前記
円板の軸線を一致させるために特別な基準を形成しなく
てよい。このため、バルブリフタ構成部材を単純な形状
としてコストが低くなるように形成しても、バルブリフ
タ構成部材どうしの接合強度が高いバルブリフタが得ら
れる。
【0061】第4の発明に係るバルブリフタの製造方法
は、第2の発明に係るバルブリフタの製造方法におい
て、アルミニウム合金製円筒体に鉄系合金製円板を重ね
るときにこれら両者の軸線を略一致させるに当たり、前
記円筒体は周面を基準とし、前記円板は円筒体側の端面
の中央に円柱状に突設したインナーパッド当接部の周面
を基準とするため、前記円筒体と前記円板の軸線を一致
させるために特別な基準を形成しなくてよい。このた
め、バルブリフタ構成部材を単純な形状としてコストが
低くなるように形成しても、バルブリフタ構成部材どう
しの接合強度が高いバルブリフタが得られる。
【0062】第5の発明に係るバルブリフタの製造方法
は、第2の発明に係るバルブリフタの製造方法におい
て、鉄系合金製円板をアルミニウム合金製円筒体に押し
付けるときに、前記円筒体が塑性変形する方向を、この
円筒体の周面を全周にわたって保持する保持部材で規制
するため、塑性変形する領域が線接触状態である接合初
期から径方向の外側と内側へ同様に拡がるようになる。
このため、塑性変形が径方向の一方へ偏ることなく生じ
て円筒体と円板の接触部の全域にわたって原子の拡散現
象が生じるから、円筒体に円板が高い接合強度をもって
接合する。
【0063】上述したように、本発明によれば、アルミ
ニウム合金と鉄系合金とによってバルブリフタを構成し
て軽量化を図るに当たり、前記異種材料からなるバルブ
リフタ構成部材を単純な形状としてコスト低減を図るこ
とができ、その上、異種材料どうしを強固に接合でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るバルブリフタを装着したシリン
ダヘッドの一部を示す断面図である。
【図2】 本発明に係るバルブリフタの断面図である。
【図3】 アルミニウム合金製円筒体に鉄系合金製円板
を重ねた状態を示す断面図である。
【図4】 円板の皮膜の材料金属と円筒体の材料金属か
らなる合金層が生成されている状態を示す断面図であ
る。
【図5】 円筒体の材料金属が塑性変形を起こしている
状態を示す断面図である。
【図6】 円板が円筒体に埋没した状態を示す断面図で
ある。
【図7】 円板および円筒体を最終形状に加工した状態
を示す断面図である。
【図8】 第2の実施の形態を示すバルブリフタの断面
図である。
【図9】 円筒体と円板の接触部分の形状を変えた他の
実施の形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1…シリンダヘッド、2…カム軸、5…バルブリフタ、
8…インナーパッド、9…円筒体、10…円板、11…
円板本体、12…銅皮膜、14…突条、15…頂部、1
6…円筒体用保持具、17…円板用保持具。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダヘッドのガイド穴に摺動自在に
    嵌挿されて吸・排気弁とカム軸との間に介装するバルブ
    リフタであって、前記ガイド穴に嵌挿されるアルミニウ
    ム合金製円筒体と、この円筒体の開口端部に線接触状態
    で圧接されるとともに通電により生じる抵抗熱で加熱さ
    れて開口を閉塞するように接合された鉄系合金製円板と
    から構成したことを特徴とするバルブリフタ。
  2. 【請求項2】 シリンダヘッドのガイド穴に摺動自在に
    嵌挿されて吸・排気弁とカム軸との間に介装するバルブ
    リフタの製造方法であって、アルミニウム合金製円筒体
    の開口端部に、表面に金属皮膜が設けられた鉄系合金製
    円板を両者の軸線が略一致するとともに両者が周方向に
    沿う円環状に線接触するように重ね、次いで、前記鉄系
    合金製円板における前記円筒体とは反対側となる端面
    に、円筒体との間にこの円板を介して通電する電極を、
    円筒体の軸線方向と加圧方向とを一致させて押し付ける
    ことを特徴とするバルブリフタの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のバルブリフタの製造方法
    において、アルミニウム合金製円筒体に鉄系合金製円板
    を重ねるときにこれら両者の軸線を略一致させるに当た
    り、各々の周面をそれぞれ基準とすることを特徴とする
    バルブリフタの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のバルブリフタの製造方法
    において、アルミニウム合金製円筒体に鉄系合金製円板
    を重ねるときにこれら両者の軸線を略一致させるに当た
    り、前記円筒体は周面を基準とし、前記円板は円筒体側
    の端面の中央に円柱状に突設したインナーパッド当接部
    の周面を基準とすることを特徴とするバルブリフタの製
    造方法。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のバルブリフタの製造方法
    において、鉄系合金製円板をアルミニウム合金製円筒体
    に押し付けるときに、前記円筒体が塑性変形する方向
    を、この円筒体の周面を全周にわたって保持する保持部
    材で規制することを特徴とするバルブリフタの製造方
    法。
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