JPS6233287Y2 - - Google Patents

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JPS6233287Y2
JPS6233287Y2 JP10910480U JP10910480U JPS6233287Y2 JP S6233287 Y2 JPS6233287 Y2 JP S6233287Y2 JP 10910480 U JP10910480 U JP 10910480U JP 10910480 U JP10910480 U JP 10910480U JP S6233287 Y2 JPS6233287 Y2 JP S6233287Y2
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JP
Japan
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oil
conservator
rubber bag
transformer
diaphragm
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JP10910480U
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JPS5731822U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は浮上輸送可能なパツケージ形発電設備
用変圧器の如く油入全装備輸送が必要な変圧器の
コンサベータ装置に関するものである。
従来火力発電所の建設にあたつては、発電所建
設地点の土木工事から始まり各機器の据付まで主
要構成機器を土木、タービン建屋の工事の進行に
合せて据付けていた。現地据付条件の悪い現場に
おいてはこれら据付工事に長時間を要し、かつ発
電所建設価格に大きな影響を与えている。又発電
所の構成機器を各要素毎に据付時期に合せ輸送搬
入することが肝要であり、これに伴い輸送費もか
さむことになる。特に低開発国に建設する発電所
にあつては熟練技術者の確保も問題となつてい
る。
これに対し最近ボイラー、タービン、発電機、
変圧器及びそれらの付属設備等の発電所構成機器
およびタービン建屋を浮上可能な船台上に据付
け、一つの巨大なパツケージに工場内で製作組立
し、このパツケージを潜水可能式バージにより発
電所建設現場近くまで海上、河川等の水路を利用
して一体輸送し、あらかじめ用意された基礎工事
の完了している設置場所に曳航し、上記船台に設
けたバラストタンクに注水することにより着床さ
せ、周囲を埋め戻しのうえ、パツケージ外の電
気、水、燃料設備等と接続することにより運開可
能状態とし、現地据付工事期間を大幅に短縮さ
せ、工場内で充分品質管理の行き届いた発電設備
を製作ならしめるパツケージ形発電プラント方式
が考えられる。
ところで大容量の油入変圧器においては、工場
から設置場所までは油なしで輸送し、現地で組立
後注油処理を行なうのが一般的である。しかしな
がら、上述のようなパツケージ形発電プラント用
の変圧器はプラントそのものの基本構想から、工
場内で船台に組立てする際注油処理を行なつて完
全組立とし、設置場所へ到着後は他の機器と同
様、直ちに運開できる状態にする必要がある。従
つて変圧器は航行中、油入全装備輸送としなけれ
ばならない。ところが変圧器は一般に絶縁油の劣
化防止のため絶縁油を外気と完全にしや断し、油
の絶縁耐力を維持するゴム袋シール式、隔膜シー
ル式等のコンサベータを備えており、又そのコン
サベーターには内部の油面変動を指示する装置と
してダイヤル油面計を取付けている。この様なコ
ンサベータを備えた油入変圧器をパツケージ形発
電プラントに設置した場合、輸送中の波浪による
船台のピツチング、ローリングにより変圧器最上
部に配置されるコンサベーター内では絶縁油の大
きな動揺が繰返し起ることになる。このためゴム
袋または隔膜には絶縁油の動揺に相応して大きな
振動力が作用し、それ自身のねじれ、巻込みなど
による破壊及びゴム袋または隔膜を固定している
口金部やダイヤル油面計フロートとの接触部分に
破壊をおこしゴム袋または隔膜の使用不能となる
おそれがある。又ダイヤル油面計フロートも前
後、左右に大きな振動力を受け油面指示機構の破
損がおこり、現状ではパツケージ形発電プラント
として輸送できないという欠点がある。
本考案はこれらの欠点を除去し、ゴム袋または
隔膜やダイヤル油面形フロートの破損を防止し、
変圧器の信頼性を損なうことなく油入全装備輸送
を可能にした油入変圧器のコンサベータ装置を提
供することを目的とするものである。
本考案は上述の目的を達成するため、コンサベ
ータ箱内を仕切板で複数に分割して小容積の室を
構成するとともに、下部において各室を連通する
ことにより絶縁油の油面動揺の振動力を減らし、
油面の固有振動数を上げ、船台のピツチング、ロ
ーリングによつて生じる振動数との差を拡大させ
共振しにくい構造とし、その各室共ゴム袋または
隔膜を取つけ、又そのゴム袋または隔膜の一方の
空間を大気と共通に連通させて、各室のうち1室
にのみ油面計を取付けるようにしたものである。
以下本考案の一実施例をゴム袋使用のコンサベ
ーター装置を示す正面図、第2図はその側面図で
ある。第1図及び第2図において、変圧器本体1
1の上部カバーに、バルブ12を有する配管13
を介してコンサベータ装置14を連結する。コン
サベータ装置14は、コンサベータ箱15内に下
部に連通口16を有する仕切板17,18によつ
て複数個の室が構成されており、各室にはそれぞ
れゴム袋19,20,21が収納されている。各
ゴム袋19,20,21は開口部がコンサベータ
箱15の上面に設けた口金部22に固定されてお
り、各ゴム袋19,20,21の内部はこの口金
部22に連結された共通配管23によりブリーザ
ー24を介して大気と連通されている。コンサベ
ータ箱15内の絶縁油25の油面を検出する油面
計26は複数の室のうち任意の1室に(実施例で
は中央の室)に取付け、そのフロート27をゴム
袋20の下面に接触するように配設する。通常コ
ンサベーター箱15内の油面動揺は長さL
(L1,L2,L3)、幅W、油面高さHによつて変化
しL,Wが大きくなればなるほど油面動揺の振動
力が増大すると共に、そのコンサベーター箱15
内油面の固有振動数は船台のピツチング、ローリ
ングによる振動数に近づき共振する結果となる。
しかしコンサベーター箱15内に設けた仕切板1
7,18によつてコンサベーター箱15内が数分
割されると、油面動揺による振動力は大きく減少
し、油面の固有振動数も高くなり船台の振動数と
の差が拡大され共振はおこりにくくなる。この結
果各室に収納されたゴム袋19,20,21や油
面計26のフロート27にはそれほど大きな振動
力が作用しなくなり、破損がおこらない。従つて
変圧器の信頼性を損うことなく全装備輸送形変圧
器に適したコンサベータ装置を得ることができ
る。又分割された各室は仕切板17,18最下部
の連通口16により絶縁油16を連通し、又各室
のゴム袋19,20,21は連通管23で相互に
連通しているので各室の油面は一定となり、この
室のうち一室にのみ油面計26を取つければよい
ので付属機器を増加することもない。
一般に、この種の変圧器においてはタンク内に
絶縁油を充填する時に真空引きを行い、吸湿防止
の他に品質の確保を図ることが行われている。こ
の場合、コンサベータ箱15は真空外圧に対して
変形する可能性があるが、本実施例ではコンサベ
ータ箱15内を仕切板17,18により複数の室
に分割するようにしているので、この仕切板1
7,18は真空引きが行われる際にコンサベータ
箱15加わる真空外圧に対して変形防止用梁とし
て有効に作用させることができる。
なお上記実施例では仕切板17,18の最下部
に直通口16を設けた場合について説明したが、
仕切板17,18に小孔をあけて直通口としたり
各室を連通管で相互に連通したりしてもよい。
以上述べた様に本考案によれば、ゴム袋または
隔膜や油面計のフロートを破損することがないの
で、特にパツケージ形発電プラントの如く油入全
装備輸送が必要である変圧器に有効であり、また
一般の変圧器においても油入全装備輸送を可能と
して現地組立時間を短縮できる油入全装備輸送形
変圧器のコンサベータ装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による油入全装備輸送形変圧器
のコンサベータ装置を示す正面断面図、第2図は
第1図の側面図である。 11……変圧器本体、19,20,21……ゴ
ム袋、15……コンサベータ箱、23……共通配
管、16……連通口、26……油面計、17,1
8……仕切板、27……フロート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 変圧器本体に連通するコンサベータ箱内を仕切
    板により複数の室に分割し、各室を下部において
    連通するとともに各室の内部にゴム袋または隔膜
    を収納し、各ゴム袋または各隔膜の一方の空間を
    共通にして大気と連通し、各室の任意の1室に油
    面計を設けてなる油入全装備輸送形変圧器のコン
    サベータ装置。
JP10910480U 1980-07-31 1980-07-31 Expired JPS6233287Y2 (ja)

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JP10910480U JPS6233287Y2 (ja) 1980-07-31 1980-07-31

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JP10910480U JPS6233287Y2 (ja) 1980-07-31 1980-07-31

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JPS5731822U JPS5731822U (ja) 1982-02-19
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ID=29470310

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JP7049837B2 (ja) * 2018-01-23 2022-04-07 東芝産業機器システム株式会社 油入静止誘導機器

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JPS5731822U (ja) 1982-02-19

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