JPH0342118Y2 - - Google Patents

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JPH0342118Y2
JPH0342118Y2 JP19427785U JP19427785U JPH0342118Y2 JP H0342118 Y2 JPH0342118 Y2 JP H0342118Y2 JP 19427785 U JP19427785 U JP 19427785U JP 19427785 U JP19427785 U JP 19427785U JP H0342118 Y2 JPH0342118 Y2 JP H0342118Y2
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JP
Japan
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steel pipe
work box
underwater steel
tank chamber
float
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JP19427785U
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JPS62103846U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、水中鋼管杭の杭頭部、飛沫帯及び干
満帯に腐食が発生している場合に、干満帯付近の
杭部分の外周に装着して排水を行い、干満帯以上
の各部分をドライにして調査、補修、検査、防食
等の作業を行う水中鋼管杭用上部開放型作業函に
関するものである。
(従来技術) 海水などで著しい腐食を宿命づけられている水
中鋼管杭は、放置しておくと、桟橋本来の機能を
低下させ、更には使用不能となる事態も予想され
るため、その保守、修繕が急務となつている。
これらの作業を行うため、従来、上方が開放さ
れた有底筒状の作業函を半割状にし、その外側に
フロートタンクを取付け、これを水中鋼管杭に装
着し、内部にドライな作業空間を形成するように
するとともに、外周にフロートを取付け、水面上
に浮上させた状態で装着作業ができるようにした
装置が知られている。(実公昭46−4190号公報) しかし、このような従来の装置は、装着作業時
の高さ調節に問題があつた。
そこで、本考案者らは、先に、第5図及び第6
図に示すような水中鋼管杭用上部開放型作業函1
を用い、これを第7図に示すように水中鋼管杭2
に所要の吃水にして取付け、内部を排水して水中
鋼管杭2の干満帯以上の部分をドライにする装置
を開発した。この水中鋼管杭用上部開放型作業函
1は、円弧状をした複数のフロートタンク3を筒
形にヒンジ4と図示しない連結フランジで連結し
て水中鋼管杭2の外周を所要の間隔をもつて包囲
する水密な作業室用周壁5を構成し、各フロート
タンク3の下部に内向きにそれぞれ張り出して設
けられた底板6にて水中鋼管杭2を挟持して水密
な作業室用底壁7を構成していた。
また、各フロートタンク3内にはそれぞれ水中
ポンプ8を設置し、各水中ポンプ8にはそれぞれ
ポンプ配管9の下端を接続し、各ポンプ配管9の
上部は各フロートタンク3の上部から外部にT分
岐状にして突出させ、このT分岐状部分3Aに切
替バルブ(図示せず)を設けていた。更に、周壁
5と底壁7とで形成された上部開放型の作業室1
0の底部には放射状に油圧シリンダー11を設
け、これら油圧シリンダー11の内向きの先端に
設けたパツキン12付のチヤツク部13で水中鋼
管杭2を締付けて、この作業函1の水中鋼管杭2
に対する取付けを行つていた。
なお、14は各フロートタンク3の途中の部分
に内向きに張り出して設けられた内部作業床であ
る。
このような作業函1は、外部より各フロートタ
ンク3内に注排水することによつて吃水の調整を
行つていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような構造では、水中ポン
プ8を多数必要とし、これに伴つて発電機や電源
用ケーブルも必要とし、コスト高になる問題点が
あつた。
本考案の目的は、水中ポンプを多数必要とせず
に吃水調整することができる構造簡単な水中鋼管
杭用上部開放型作業函を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するための本考案の構成を、
実施例に対応する第1図乃至第4図を参照して説
明すると、本考案は、水密な作業室用周壁5を構
成する各フロートタンク3内を隔壁15により密
閉上部タンク室16と底部開口下部タンク室18
とに仕切り、各底部開口下部タンク室18にはそ
れぞれ送気管19の下端を連通接続し、各送気管
19の上部には水面上で操作できる位置にエアー
バルブ20をそれぞれ接続したことを特徴として
いる。
(作用) このような構造にすると、作業函1は各フロー
トタンク3内の密閉上部タンク室16の存在によ
り所要の浮力を常に確保できる。また、エアーバ
ルブ20を開いて底部開口下部タンク室18内へ
水を下から入れるか或はエアーバルブ20を介し
て圧縮空気を入れることにより吃水調整が行え
る。
(実施例) 次に、本考案の実施例を第1図乃至第4図を参
照して詳細に説明する。なお、前述した第5図乃
至第7図と対応する部分には同一符号を付して示
している。本実施例では、各フロートタンク3内
をそれぞれ隔壁15によつて上下に仕切り、上部
には密閉上部タンク室16をそれぞれ設け、下部
には底部に開口17を有する底部開口下部タンク
室18をそれぞれ設けている。各底部開口下部タ
ンク室18には、密閉上部タンク室16と隔壁1
5とを気密に貫通する送気管19の下端を連通接
続し、各送気管19の上端は各フロートタンク3
の上面を気密に貫通して外部に導出させ、その導
出部分にはエアーバルブ20を接続している。
このような作業函1は、水中にて移動をさせる
ときには、バルブ20を開き、第3図に示すよう
に底部開口下部タンク室18内に海水を入れてあ
る程度沈ませ、密閉上部タンク室16の浮力によ
り浮かべて、倒れない姿勢にして移動させる。前
述した水中鋼管杭2に取付ける際には、第4図に
示すように送気管19の上端をホース21を介し
て図示しないコンプレツサーに接続し、底部開口
下部タンク室18内に圧縮空気22を送り込み、
浮力を増大させて吃水を上げ、或は空気を抜いて
吃水を下げ、吃水調整する。吃水調整が終了した
らエアーバルブ20を閉じ、また前述した油圧シ
リンダー11等にて該作業函1を水中鋼管杭2に
固定する。この固定は、第1図には示されていな
いが第6図に示す従来の装置と同様の装置によつ
て行う。
しかる後、作業函1内を排水してドライにす
る。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案に係る水中鋼管杭
用上部開放型作業函は、各フロートタンク内を隔
壁により密閉上部タンク室と底部開口下部タンク
室とに仕切り、底部開口タンク室には送気管を接
続し、この送気管の上部にはエアーバルブを接続
した構造としたので、密閉上部タンク室の存在に
より常に所要の浮力を確保でき、また底部開口下
部タンク室へ圧縮空気を供給して排水を行うこと
により吃水調整を行うことができる。
従つて、本考案によれば多数の水中ポンプを使
用せずに簡単な構造で吃水調整が行えるようにな
り、コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る作業函の一実施例の斜視
図、第2図はこの作業函を構成するフロートタン
クの縦断面図、第3図及び第4図は本考案におけ
る作業函の移動状態と吃水調整状態を示す部分縦
断面図、第5図は従来の作業函の斜視図、第6図
は従来の作業函の固定シリンダーの平面図、第7
図は作業函の使用状態の説明図である。 1……作業函、2……水中鋼管杭、3……フロ
ートタンク、5……周壁、6……底板、7……底
壁、10……作業室、15……隔壁、16……密
閉上部タンク室、17……開口、18……底部開
口下部タンク室、19……送気管、20……エア
ーバルブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数のフロートタンクを筒型に連結して水中鋼
    管杭の外周を所要の内隔をもつて包囲する水密な
    作業室用周壁を構成し、前記各フロートタンクの
    下部に内向きにそれぞれ張り出して設けられた底
    板にて前記水中鋼管杭を挟持して水密な作業室用
    底壁を構成する水中鋼管杭用上部開放型作業函に
    おいて、前記各フロートタンク内は密閉上部タン
    ク室と底部開口下部タンク室とに隔壁により上下
    にそれぞれ仕切られ、前記各底部開口下部タンク
    室にはそれぞれ送気管の下端が連通接続され、前
    記各送気管の上部には水面上で操作できる位置に
    エアーバルブがそれぞれ設けられていることを特
    徴とする水中鋼管杭用上部開放型作業函。
JP19427785U 1985-12-19 1985-12-19 Expired JPH0342118Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP19427785U JPH0342118Y2 (ja) 1985-12-19 1985-12-19

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JP19427785U JPH0342118Y2 (ja) 1985-12-19 1985-12-19

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JPS62103846U JPS62103846U (ja) 1987-07-02
JPH0342118Y2 true JPH0342118Y2 (ja) 1991-09-04

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ID=31151102

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JPS62103846U (ja) 1987-07-02

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