JPS6232978B2 - - Google Patents

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JPS6232978B2
JPS6232978B2 JP7049280A JP7049280A JPS6232978B2 JP S6232978 B2 JPS6232978 B2 JP S6232978B2 JP 7049280 A JP7049280 A JP 7049280A JP 7049280 A JP7049280 A JP 7049280A JP S6232978 B2 JPS6232978 B2 JP S6232978B2
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JP7049280A
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English (en)
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JPS5689998A (en
Inventor
Tadashi Kasai
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SHOSHIN KESHO BENYA KK
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SHOSHIN KESHO BENYA KK
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Publication date
Application filed by SHOSHIN KESHO BENYA KK filed Critical SHOSHIN KESHO BENYA KK
Priority to JP7049280A priority Critical patent/JPS5689998A/ja
Publication of JPS5689998A publication Critical patent/JPS5689998A/ja
Publication of JPS6232978B2 publication Critical patent/JPS6232978B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は屋内装飾用に使用されるベニヤ板等の
板材の表面に形成された溝に着色を施すための板
材用溝着色機において着色時に板材を固定する固
定装置に係り、その目的は板材の固定を確実にし
かも板材移送用の送り装置を作動させたままの状
態でも行うことができるようにした板材用溝着色
機における板材固定装置を提供することにある。
以下本発明を具体化した一実施例を図面につい
て説明すると、この実施例の溝着色機は第1図に
示すように3本の縦溝Xと板材W側縁の切欠き
X1及び各縦溝X間と縦溝Xと板材W側縁の切欠
きX1とを結ぶ多数の横溝Yをあらかじめ表面に
形成した板材Wに対し、これらの溝X、Y、切欠
きX1に着色を施すようにしたものである。
なお、各横溝Yの長さは不揃いで、横溝Y1
最も長くY2,Y4が同間隔で前記Y1より短く、横
溝Y3が最も短くなつている。又、板材Wの幅方
向において互いに隣接する横溝Y1〜Y4の位置は
板材Wの長さ方向に半ピツチずつずれている。
さて、この溝着色機の構成を設明すると、1は
着色機の機枠であつて、前後方向(第2図におい
て左右方向)へ長く延びる左右一対の支持枠2
(第3,6図参照)と各支持枠2を支える5個ず
つの脚3とからなつている。4は左右一対の脚3
b間及び脚3d間の上部に掛渡した前後一対の載
置部材である。
次に、板材Wを前方から後方へ送るための送り
装置について説明する。
5は両支持枠2間に掛渡して設けた多数の送り
ローラであつて、右回り方向へ一斉に積極回転さ
れて板材Wを前方から後方へ送るようになつてい
る。これらの送りローラ5のうち最前端の送りロ
ーラ5aは、第3図、第10図aに示すように長
い棒状をなし、その後方の前後一対のローラ5
b,5dは左右一対ずつ設けられ、それ以外のロ
ーラ5c及び5e〜5mはすべて左右一対とその
中間部に3個ずつ設けられている。
6は第2図、第10図aに示すように前記各送
りローラ5のうち5c,5g,5i,5l,5m
と対応して支持枠2上に立設した各一対のガイド
枠、7は第3,5,6,7図に示すように送りロ
ーラ5e,5g,5iと対応して前記支持枠2の
脚3b,3c,3d外側に固着した各一対の上部
脚であつて、いずれも支持枠2上方へ突出されて
いる。8はこれらの上部脚7間及び前記のガイド
枠6間に遊転可能に支持した押えローラであつ
て、それぞれ送りローラ5c,5e,5g,5
i,5k,5l,5m上において上下動可能とな
つている。各押えローラ8のうち、送りローラ5
c,5l,5mと対応するローラ8は左右一対設
けられ、送りローラ5e,5g,5i,5kと対
応するローラ8は左右一対とその中間部に3個ず
つ設けられている。これらの押えローラ8は特に
板材Wの左右両側縁を送りローラ5上へ押圧する
ためのものである。
次に、着色時において板材Wを移動不能に固定
するための固定装置について説明する。
9は第2図、第10図aに示すように前記の各
送りローラ5のうち5d〜5kの各ローラ間及び
送りローラ5kの後方において両支持枠2間に掛
渡して設けた多数の規制部材であつて、いずれも
正面チヤンネル状をなし、台10を介して支持枠
2上に固定されている。これらの規制部材9は前
後方向に等間隔を置いて配置されている。11は
第10図cに示すように各規制部材9の底部に透
設した長溝であつて、規制部材9の長さ方向全体
にわたつて延びている。
12は後端の規制部材9の後方下部に設けた後
部ストツパであつて、支持枠2間の中央部(第1
0図a参照)に縦方向に設けたエアシリンダ13
と、そのロツド14の上端に連結した停止板15
とからなつている。同停止板15はエアシリンダ
13のロツド14とともに上下動可能となつてお
り、下動時には上端が前記送りローラ5の上面よ
り下方へ引込み、又上動時には第12図に示すよ
うにそれより上方へ突出して板材W前端の位置決
めを行う。
16はエアシリンダ13取付け用の取付枠、1
7は停止板15を上下に案内するための角筒状の
ガイド部材である。
18は後部ストツパ12と対応してその上方に
おいて両支持枠2の上面間に掛渡した取付部材で
あつて、その長さ方向の中央部には後部ストツパ
12の停止板15と対応する係合部材19を固着
している。同係合部材19は前記停止板15が上
動したときにその上端と係合するようになつてい
る。
20は第2,4図に示すように前部の送りロー
ラ5c,5d間において両支持枠2間の中央部に
設けた前部ストツパであつて、両支持枠2間に設
けた回動軸21と同回動軸21上に丸パイプ22
を介して固定した規制板23及び同規制板23回
動用のエアシリンダ24とからなつている。同エ
アシリンダ24の基端は支持枠2前端の一対の脚
3a間に掛渡したバー25上に上下傾動可能に軸
着され、後上がりの斜状に設けられている。又、
エアシリンダ24のロツド26の先端は前記の丸
パイプ22の一部に連結されている。
前記の規制板23は特に第4図、第7図bに示
すように丸パイプ22上に基端縁を固着した固定
規制板27と同固定規制板27上に若干の間隔を
置いて設けた可動規制板28とにより構成されて
いる。29,30は可動規制板28から固定規制
板27側へ突設した複数個のボルト及びガイドピ
ンであつて、いずれも固定規制板27を貫通して
いる。31は固定規制板27を貫通したボルト2
9の先端に螺合したナツト、32は固定可動両規
制板27,28間においてボルト29に巻装した
コイルスプリングである。
従つて、可動規制板28は固定規制板27側へ
若干の移動可能となつている。
前記規制板23の先端は板材Wの移送時には送
りローラ5の上面より下方へ下がつており、板材
Wの固定時には第7図aに示すように直立して送
りローラ5から上方へ突出する。
33は第2,3図に示すように一対の支持枠2
間においてそれより下方に水平状にかつ上下動可
能に設けた可動枠であつて、その前後両端は最前
部の規制部材9と対応する位置から最後部の規制
部材9と対応する位置まで延びている。この可動
枠33は下降状態においては前記前後一対の載置
部材4上に乗つている。34は同可動枠33を下
方から押上げるための前後一対の押上部材であつ
て、それぞれ機枠1の脚3bと脚3dに取付けら
れている。
35は特に第2,9図に示すように各押上部材
34を構成するように、各一対の脚3b間及び脚
3d間に掛渡した回動軸、36は各回動軸35の
両端部に基端を固着した各一対のアームであつ
て、それぞれ後上がりの斜状及び前上がりの斜状
に延びている。各アーム36は前記可動枠33の
一対の側枠33aと対応しており、各アーム36
の先端に遊転可能に軸着したローラ37は可動枠
33の両側枠33a下面に当接している。38は
各回動軸35の中央部に基端を固着した連結棒で
あつて、後下がりの斜状及び前下がりの斜状に突
出している。39は各連結棒38と対応して斜状
に設けたエアシリンダであつて、それぞれの基端
を各一対の脚3b間、3d間に設けたバー40に
対し回動可能に取付けるとともに、各ロツド41
の先端を前記の各連結棒38の先端に接続してい
る。
42は第2図、第7図a、第8図に示すように
前記可動枠33上においてその両側枠33a間に
掛渡すようにして設けた多数の角パイプ状をなす
押圧部材であつて、それぞれ前記支持枠2上の各
規制部材9と対応している。43は各押圧部材4
2の両端を上下動可能に支持するよう両側枠33
a上に突設した多数の支持棒であつて、第7図a
に示すようにそれぞれの上端を押圧部材42内へ
下方から貫挿している。44は各支持棒43の一
部に固着したバネ座45と押圧部材42底面との
間において支持棒43に巻装したコイルスプリン
グであつて、各押圧部材42を常に上方へ押上げ
付勢している。
可動枠33の下動状態においては押圧部材42
の上面は送りローラ5の上面より下方へ下がつた
位置にあり、可動枠33の上動時にはそれより上
方へ突出して各規制部材9下面との間に板材Wを
挾着するようになつている。
次に、板材Wの溝X、Y及び切欠きX1に着色
するための着色装置について説明する。
46は第10図c、第11図a、bに示すよう
に各規制部材9の内底部に2個ずつ設けた多数の
型枠であつて、それぞれ長溝11内においてこれ
と同方向へ延びるように設けた前後一対の三角柱
状をなす案内棒47と両案内棒47間に形成され
た色付け溝48の長さを設定するために各規制部
材9の内底面上に固着した左右一対の設定板49
とにより構成されている。各型枠46は板材Wを
着色のために固定した状態において同板材Wの各
横溝Yと対応する位置に設けられ、各色付け溝4
8の長さはそれと対応する横溝Yの長さと同じに
なつており、同溝48の幅は横溝Yの幅と同一に
なつている。
Cは第10図c、第14,15図に示すように
各規制部材9の前部又は後部の垂立部9aに固着
した4個の板カムであつて、各規制部材9より上
方へ突出している。各板カムCは前記の各型枠4
6の左右両端部とほぼ対応する位置に設けられて
いる。
50は第2,6図に示すように支持枠2の上方
に設けた固定枠であつて、その左右一対の固定部
材51を支持枠2上へ突出した左右各3個の脚7
間に掛渡し固定している。
52は第2,3,6図に示すように前記一対の
固定部材51の前後両端部及びその中央部におい
てそれらの上面間に掛渡した3個のガイド棒であ
つて、それぞれ互いに対応する左右各一対の吊下
部材53を左右方向への摺動可能に取付け支持し
ている。
54は互いに対応する前後3個の吊下部材53
の上面間に掛渡した左右一対の取付部材であつ
て、これらはその前後方向ほぼ中央部において台
枠55により互いに連結され(第2,5図参
照)、又同台枠55の前方及び後方において各一
対の載置枠56によつて連結されている。57は
前部の一対の載置枠56上に掛渡して設けた塗料
供給パイプ、58は後部の一対の載置枠56上及
び台枠55上に掛渡して設けた同様の塗料供給パ
イプである。
59は台枠55上に固定したモータ、60はそ
のプーリである。
61は第2,5図に示すように前記一対の取付
部材54の直上において左右方向へ延びるよう水
平状に設けた油圧シリンダであつて、その基端を
固定枠50右側の中央の脚7上端に取付けてい
る。同油圧シリンダ61のロツド62の先端は左
側の取付部材54に連結されている。
この油圧シリンダ61は一対の取付部材54を
ガイド棒52に沿つて同時に左右動させるための
ものである。左右動のストロークはこの実施例の
溝着色機によつて着色を行う板材Wの横溝Yのう
ち長さが最長のもの、すなわち横溝Y1の長さに
ほぼ合わせてある。
63は第2,3図に示すように油圧シリンダ6
1の直前方において固定枠50上に設けた水平枠
であつて、その上面には油圧シリンダ61のロツ
ド62の突出、後退動作によつて作動される左右
一対のリミツトスイツチ64を取付けている。
65は第3,12図に示すように前記の各取付
部材54の下方において前後各3個の吊下部材5
3によつて支持した左右一対の回転軸であつて、
それぞれ前記台枠55上のモータ59のプーリ6
0と対応する位置にはプーリ66を取付けてい
る。67は両プーリ66とモータ59のプーリ6
0との間に掛けた一対のベルトである。
68は第5図、第10図aに示すように各回転
軸65に4個ずつ取付けた着色部材であつて、右
部の回転軸65上の着色部材68は機枠1前端か
ら数えて偶数番目の規制部材9と対応し、左部の
回転軸65上の着色部材68は奇数番目の規制部
材9と対応している。69は第5図、第11図c
に示すように各着色部材68の左右一対の支持ア
ームであつて、その上端は回転軸63上において
若干の上下回動可能に支持され、下端は互いに左
右反対方向へ下がる斜状に延びている。
70は第11図cに示すように各支持アーム6
9の上端に隣接して回転軸65上に固着した駆動
プーリ、71は同プーリ70と対応して各支持ア
ーム69の下端に回転可能に軸支した被動プーリ
であつて、前記駆動プーリ70との間にベルト7
2を掛けている。73は各支持アーム69にレバ
ー74を介して取付けたテンシヨンプーリであ
る。
75は前記被動プーリ71と同軸上において同
被動プーリと一体回転可能に取付けた左右各一対
の色付け用の回転ブラシであつて、対をなすブラ
シ75は第11図a、bに示すように前記型枠4
6の各色付け溝48の真上に位置している。各回
転ブラシ75は前記回転軸65の回転により駆
動、被動両プーリ70,71を介して回転され、
支持アーム69とともに下動した状態において板
材Wに着色し得るようになつている。
なお、回転ブラシ75の毛は馬あるいは豚の毛
である。
76は第11図a〜cに示すように各着色部材
68の各支持アーム69に対しそれぞれの前方又
は後方に位置するように基端を軸77着した一対
のレバーであつて、それぞれの先端部前面又は後
面にカムフオロア78を取付けている。各カムフ
オロア78は着色部材68が一対の回転軸65と
ともに左右動されたときに前記の各規制部材9上
の4個の板カムC1〜C4に係合し得るようになつ
ており、係合時には各支持アーム69を介して回
転ブラシ75を上方へ若干押上げる。
79は各回転ブラシ75に塗料を供給するため
の供給部材であつて、いずれも各支持アーム69
の先端に立設した取付板80上端に垂下固定され
ている。同供給部材79はいずれも支持アーム6
9の上動時には回転ブラシ75とともに上動され
る。各供給部材79による塗料の供給時間はそれ
ぞれに設けられたタイマによつて制御されるよう
になつており、又各供給部材79へはその上方の
前記塗料供給パイプ57,58からホースを経て
塗料が送られる。
81は第2,12図に示すように前記の後部ス
トツパ12の直前上方に設けた投光器であつて、
これと対応してその下方に設けた受光器82とと
もに光電管スイツチを構成している。この光電管
スイツチは板材Wの前端の通過を探知するための
ものである。
次に、板材Wの縦溝X及び切欠きX1に着色す
るための縦溝着色装置について説明する。
83は第2図、第10図aに示すように前記横
溝着色装置の後部ストツパ12の直後に位置する
一対のガイド枠6前面間に掛渡したバー、84は
同バー83の左右両端部上に立設した一対の取付
棒であつて、その前面上端部間には塗料供給パイ
プ85を水平状に掛渡している。86は同塗料供
給パイプ85から下方へ突設した4本の流下ノズ
ルであつて、第17図に示すようにこれらのうち
右端のノズル86の下端は板材Wの切欠きX1
対応し、他の3本のノズル86の下端はそれぞれ
3本の縦溝Xと対応している。
88は第12,17図に示すように前記一対の
ガイド枠6の上面間に掛渡した回転軸であつて、
後下がりの斜状に延びる4個の支持アーム89の
上端を支持している。同回転軸88はギアドモー
タ87によつて回転される。90は各支持アーム
89に隣接して回転軸88に固定した4個の駆動
プーリ、91,92は各支持アーム89の下端に
回転可能に取付けた回転ブラシ及び被動プーリで
あつて、各被動プーリ92と前記回転軸88上の
駆動プーリ90との間にはベルト93を掛けてい
る。各回転ブラシ91は被動プーリ92と一体回
転可能となつており、それぞれ前記4本の流下ノ
ズル86すなわち板材Wの切欠きX1及び3本の
縦溝Xと対応している。
なお、各支持アーム89にはテンシヨンプーリ
(図示しない)が取付けられている。
96は第12,18図に示すように前記一対の
ガイド枠6の後方において一対の支持枠2上に設
けた門形フレーム、97は同フレーム96の横枠
部98の下方にブラケツト99を介して取付けた
4個の型板であつて、それぞれ前記4個の回転ブ
ラシ91の下方に位置している。各型板97の下
面は前記規制部材9の下面より若干下方に位置し
ている。100は第17図に示すように各型板9
7に対し板材Wの送り方向へ延びるように透設し
た色付け溝であつて、回転ブラシ91の下縁部を
下方へ突出させ得るようになつている。各色付け
溝100の幅は板材Wの縦溝Xの幅と同一となつ
ている。
101は第2,12図に示すように機枠1後端
の一対のガイド枠6後面間に掛渡した取付板、1
02は同取付板101に溶接固定した側面逆三角
形状のサクシヨンダクトであつて、その下側開口
部は後方へ送られる板材Wの直上に位置し、同板
材Wの幅方向全体にわたつて延びている。103
はサクシヨンパイプである。
次に、上記のように構成した板材用溝着色機の
作用について説明する。
まず、第2図の状態において後部ストツパ12
のエアシリンダ13を作動させ、第12図に示す
ように停止板15を上動させてその上端にエアシ
リンダ13上方の係合部材19に係合させる。こ
の後、全部の送りローラ5を一斉に右回り方向へ
回転させ、これらのローラ5上へ機枠1前方から
第1図に示すような板材Wを送り込む。
すると、この板材Wは多数の送りローラ5と押
えローラ8との間に挾着されながら後方へ送られ
る。押えローラ8は板材Wの両側部を下方へ押さ
え付けるように作用するので板材Wは両側部が上
方へ反つている場合でも確実に後方へ移送され
る。
後送された板材Wの先端が前記後部ストツパ1
2の停止板15直前に達すると、支持枠2上方及
び下方の投光器81と受光器82とからなる光電
管スイツチが働いて、支持枠2前部のエアシリン
ダ24が作動する。なお、送りローラ5は光電管
スイツチの作動に関係なく回転され続けているの
で、板材Wの先端中央部は同光電管スイツチの作
動直後に後部ストツパ12の停止板15に当たつ
てその後動が停止される。
前記のエアシリンダ24が作動すると第7図a
に示すようにそのロツド26が引込んで規制板2
3が起立し、可動規制板28が板材Wの後端中央
部に当接する。これにより、板材Wは支持枠2上
において前後動不能に固定される。なお、板材W
の左右動規制のための固定は同板材Wを後方へ案
内する左右一対のガイドレールG(第3図,第1
0図a参照)によつて行う。
この場合、板材Wの長さが所定の長さより長い
とこの誤差は可動規制板28によつて吸収され
る。すなわち、可動規制板28はコイルスプリン
グ32の弾性に抗して固定規制板27側へ若干移
動可能となつているので、板材Wが長い場合には
可動規制板28が後方へ押されて長さの誤差が吸
収されるのである。
このように板材Wが固定されると、次に第12
図に示すように可動枠33下方の一対のエアシリ
ンダ39が作動され、各連結棒38及び回動軸3
5を介して各一対のアーム36が上方へ傾動され
る。すると、各アーム36のローラ37上に乗つ
た可動枠33が水平状態のまま上動され、同可動
枠33上に取付けた多数の押圧部材42によつて
板材Wが持上げられる。そして、この板材Wは押
圧部材42上面とその上方の規制部材9下面との
間において移動不能に堅く挾着固定される。
板材Wが持上げられる際には複数個の押えロー
ラ8は板材W上に乗つて上方へ押上げられる。
以上のように板材Wが完全に固定されると、リ
ミツトスイツチが作動して固定枠50上のモータ
59が始動されるとともに油圧シリンダ61が作
動され、又同時に各着色部材68の回転ブラシ7
5に供給部材79から塗料が供給され始める。
このため前記モータ59の始動によつてそのプ
ーリ60から一対のベルト67を介して左右一対
の回転軸65が回転され、この回転により各着色
部材68の上下一対のプーリ70,71及びベル
ト72を介して各回転ブラシ75が回転される。
そして、この回転ブラシ75には供給部材79か
ら塗料が供給される。又、油圧シリンダ61の作
動によりそのロツド62に連結された一対の取付
部材54が3個のガイド棒52に沿つて左方へ移
動され、このため取付部材54の両端及び中央部
の吊下部材53を介して左右一対の回転軸65も
同時に左動される。
従つて、各着色部材68はその回転ブラシ75
が回転されながら左方へ移動されることになるの
で、この回転ブラシ75によつて板材Wの各横溝
Yには一斉に着色がなされる。
このような着色時には、最初第14図に示すよ
うにカムフオロア78が板カムC1,C3上に乗つ
て板材Wの上面から離れて上方に位置していた各
回転ブラシ75はその左方への移動にともなつて
板カムC1,C3から落ちるので板材Wの横溝Y内
に接するようになり、同溝Yに着色を施すように
なる。
又、前記の着色時には各回転ブラシ75は規制
部材9内に設けた各型枠46の色付け溝48に沿
つて移動し、各色付け溝48はそれぞれの長さが
左右両端に設けた一対の設定板49によつて板材
Wの各横溝Yの長さと一致するように設定されて
いるので、着色部分が横溝Yから側方へはみ出る
のを防止することができる。
両回転軸65が左動されて板材Wの各横溝Yに
最初の色付けが完了すると、油圧シリンダ61前
方の左部のリミツトスイツチ64が作動されて同
シリンダ61のロツド62が後退し始める。この
ため、一対の取付部材54とともに回転軸65が
右方へ戻る。このとき回転ブラシ75が回転し続
け塗料も供給され続けているので、板材Wの横溝
Yには再度色付けが行われる。
なお、前記のような最初の色付け完了時には第
15図に示すように各着色部材68のカムフオロ
ア78が板カムC2,C4上に乗つて回転ブラシ7
5が押上げられ横溝Y外への余分な色付けが防止
される。
両回転軸65が右方へ戻つて元位置まで来る
と、右部のリミツトスイツチ64が作動してその
右動が停止される。このとき同時にモータ59の
電源が切れて回転ブラシ75の回転が停止され、
又供給部材79からの塗料の供給も停止される。
なおこの供給部材79の作動時間はタイマによつ
て制御される。
このように回転軸65が元位置まで戻つたとき
には再び第14図に示すように各着色部材68の
カムフオロア78が板カムC1,C3上に乗り、各
回転ブラシ75が板材W上方へ押上げられる。
従つて、各横溝Yの長さが互いに異なつていて
も着色長さは前記のようにカムC1〜C4の作用に
よつて各横溝Yの長さと必ず一致する。
又、前記のリミツトスイツチ64が作動された
ときには可動枠33上動用の一対のエアシリンダ
39の作動が停止され、一対の連結棒38及びア
ーム36が下方へ回動されるので、可動枠33も
第3図に示す位置まで下降される。そして、可動
枠33上の押圧部材42によつて規制部材9下面
に押付けられていた板材Wは可動枠33の下降に
ともになつて押圧部材42上に乗つたまま送りロ
ーラ5上まで降ろされる。
又、前記リミツトスイツチ64の作動時には、
後部ストツパ12の停止板15が下動されるとと
もに、前部ストツパ20の規制板23が前方へ後
退回動される。
従つて、板材Wが送りローラ5上に乗つたとき
同ローラ5は右方へ回転され続けているので、こ
の板材Wは直ちに機枠1後方へ送られる。
このため、送りローラ5は板材Wの固定時にわ
ざわざその回転を停止させる必要がない。
このように板材Wが後方へ送られるときには、
前記リミツトスイツチ64の作動に連動して縦溝
着色装置が作動される。このため、塗料供給パイ
プ85を経て4本の流下ノズル86から板材W上
へ塗料が流下され、この塗料は板材W右端の切欠
きX1と3本の縦溝X内に注がれる。塗料を注が
れた板材Wはさらに後方へ送られると、各縦溝X
及び切欠きX1に対応する4個の回転ブラシ91
によつてこれらの縦溝X、切欠きX1内に前記の
塗料を塗布される。
縦溝X、切欠きX1内からあふれた塗料は板材
Wがさらに後方へ移送される過程において縦溝着
色装置後端のサクシヨンダクト102によつて吸
込み除去される。
従つて、縦溝着色装置から後方へ送り出された
板材Wはその縦溝X、横溝Y及び切欠きX1に着
色されて着色部分以外の部分がきれいに処理され
ている。
以上で一枚の板材Wに対する着色作業が完了す
る。
以上詳述したように本発明は板材用溝着色機の
機枠1上に板材Wの幅方向へ延びる複数個の規制
部材9を設けるとともに、その下方において機枠
1の脚3に可動枠33を上下動させるための少な
くとも前後一対の押上部材34を取付け、さらに
可動枠33上には着色時において板材Wを前記送
り装置の送りローラ5上に浮かせるようにして押
上げて前記の各規制部材9との間で板材Wを移動
不能に固定し得るようにした複数個の押圧部材4
2を取付けたので着色時において板材Wを確実に
固定することができるのはもちろん、送り装置の
各送りローラ5を回動させたままの状態でも板材
Wの固定を行うことができ、このため着色後は板
材Wを送りローラ5により直ちに後方へ送り出す
ことができる効果を奏する。
なお、前記の縦溝着色装置における回転ブラシ
91は省略してもよく、省略した場合には4本の
流下ノズル86から常時塗料を縦溝X、切欠き
X1内へ流下させる。そして、縦溝X、切欠きX1
外へあふれた塗料をこれらに対応して個々に設け
た4本のサクシヨンダクト102によつて吸取
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を具体化した溝着色機によつて
着色される板材の平面図、第2図は本発明を具体
化した溝着色機の正面図、第3図は同じく側面
図、第4図は前部ストツパの斜視図、第5図は取
付部材と吊下部材の連結状態を示す一部側面図、
第6図は機枠、固定枠等を示す斜視図、第7図a
は前部ストツパの作動状態及び板材固定用の固定
装置の一部拡大正面図、第7図bは前部ストツパ
の規制板の拡大正面図、第8図は可動枠による押
圧部材の支持状態を示す一部側面図、第9図は可
動枠支持用の押上部材の斜視図、第10図aは取
付部材及び着色部材の配列状態を示す平面図、第
10図bはその一部拡大図、第10図cは規制部
材上における型枠及び板カムの配置状態を示す平
面図、第11図a、bは型枠の拡大正面図及び平
面図、第11図cは着色部材の拡大側面図、第1
2図は可動枠が上動した状態で示す溝着色機の正
面図、第13図は取付部材の移動状態を示す平面
図、第14,15図は横溝に対する着色時におい
て回転ブラシが上方へ押上げられた状態を示す側
面図、第16図は板材に対する回転ブラシの位置
を板材とともに示す平面図、第17図は縦溝着色
装置の平面図、第18図は同じく側面図である。 機枠1、脚3、送りローラ5、規制部材9、可
動枠33、押上部材34、押圧部材42、板材
W、横溝Y。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 あらかじめ表面に溝Yを形成した板材Wを積
    極回転される複数個の送りローラ5上に載せて着
    色位置へ送り込んで着色後同板材Wを後方へ送り
    出すための送り装置と、着色位置において板材W
    を移動不能に固定するための固定装置と、固定し
    た状態において板材W表面の溝Yに色を付ける着
    色装置とからなる板材用溝着色機において、機枠
    1上に板材Wの幅方向へ延びる複数個の規制部材
    9を設けるとともに、その下方において機枠1の
    脚3に可動枠33を上下動させるための少なくと
    も前後一対の押上部材34を取付け、さらに可動
    枠33上には着色時において板材Wを前記送り装
    置の送りローラ5上に浮かせるようにして押上げ
    て前記の各規制部材9との間で板材Wを移動不能
    に固定し得るようにした複数個の押圧部材42を
    取付けたことを特徴とする板材固定装置。 2 規制部材9と押圧部材42を多数の送りロー
    ラ5間に位置させるとともに、各押圧部材42の
    左右両端を支持棒43によつて可動枠33上に上
    下動可能に取付け、可動枠33と各押圧部材42
    の左右両端との間にコイルスプリング44を介装
    したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の板材用溝着色機における板材固定装置。 3 前後一対の押上部材34をそれぞれ下端が機
    枠1の脚3に取付けられたエアシリンダ39と、
    同エアシリンダ39のロツド41により連結棒3
    8及びアーム36を介して上下動される左右一対
    のローラ37とにより構成し、同ローラ37上に
    可動枠33を載置したことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の板材用溝着色機における板材
    固定装置。 4 機枠1の前部と後部には固定装置として、送
    り込まれた板材Wの先端の位置決めを行う後部ス
    トツパ12と同ストツパ12との間で板材Wを前
    後動不能に固定する前部ストツパ20とがそれぞ
    れ設けられていることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の板材用溝着色機における板材固定
    装置。
JP7049280A 1980-05-27 1980-05-27 Fixing device for board material in groove coloring machine for board material Granted JPS5689998A (en)

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