JPS623289B2 - - Google Patents

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JPS623289B2
JPS623289B2 JP17034581A JP17034581A JPS623289B2 JP S623289 B2 JPS623289 B2 JP S623289B2 JP 17034581 A JP17034581 A JP 17034581A JP 17034581 A JP17034581 A JP 17034581A JP S623289 B2 JPS623289 B2 JP S623289B2
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Ryuichi Sagawa
Osamu Nagata
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPS623289B2 publication Critical patent/JPS623289B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01KSTEAM ENGINE PLANTS; STEAM ACCUMULATORS; ENGINE PLANTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; ENGINES USING SPECIAL WORKING FLUIDS OR CYCLES
    • F01K23/00Plants characterised by more than one engine delivering power external to the plant, the engines being driven by different fluids
    • F01K23/02Plants characterised by more than one engine delivering power external to the plant, the engines being driven by different fluids the engine cycles being thermally coupled
    • F01K23/06Plants characterised by more than one engine delivering power external to the plant, the engines being driven by different fluids the engine cycles being thermally coupled combustion heat from one cycle heating the fluid in another cycle
    • F01K23/10Plants characterised by more than one engine delivering power external to the plant, the engines being driven by different fluids the engine cycles being thermally coupled combustion heat from one cycle heating the fluid in another cycle with exhaust fluid of one cycle heating the fluid in another cycle
    • F01K23/101Regulating means specially adapted therefor

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、単基または複数基のガスタービン機
関と、そのガスタービン機関の排ガスエネルギー
を回収し、また必要に応じて助燃して蒸気を発生
する排ガスボイラにより駆動される蒸気タービン
とから構成される複合原動機プラントを、所望の
大きさの負荷を所望の速度と所望の機関出力で駆
動する複合原動機プラントの制御方法およびその
装置に関する。
複合機関の運転制御は、負荷の特性やプラント
の運転状態に適合した適当な特性を有する必要が
ある。例えば、複数基のガスタービン機関と、排
ガスボイラにより駆動される蒸気タービン機関
(以下、“排ガスボイラー蒸気タービン機関”とい
う)により、負荷を駆動する複合原動機プラント
において、 (1) 低負荷域では、部分負荷で運転される“複数
台のガスタービン機関”と、その排ガスで駆動
される“排ガスボイラー蒸気タービン機関”と
で負荷を駆動するよりも、その負荷を駆動し得
るいずれか1基の機関を指定し、その1基のガ
スタービン機関”の出力と、そのガスタービン
機関の排ガスで駆動される“排ガスボイラー蒸
気タービン機関”の出力とで、負荷を担つた方
が効率的である場合が多い。
(2) ところで、負荷が増大すると、1基のガスタ
ービン機関では出力が不足し、その負荷の大き
さに応じて複数基の機関により負荷を駆動する
必要が生じてくる。その場合、 (イ) “1基のガスタービン機関”にその制限出
力一杯まで出力させ、“他のガスタービン機
関”およびそれらの排ガスで駆動される“排
ガスボイラー蒸気タービン機関”によつて不
足負荷を担わせ、さらに負荷が増大する場合
には、排ガスボイラに助燃を加えて全負荷を
担わせる運転モード(以下、「負荷直列分担
方式」という)と、 (ロ) 各ガスタービン機関の定格出力比など“予
め定めた比率で出力するガスタービン機関”
と、その排ガスで駆動される“排ガスボイラ
ー蒸気タービン機関”によつて負荷を分担さ
せる運転モード(以下、「負荷並列分担方
式」という)の2つの運転モードがある。
これらのどちらの運転モードを選択するか
は、複合原動機プラントの構成や負荷の状態を
考慮して、プラントをいかなる運転状態におい
ても常にプラント効率を最大にし、かつ安定し
た運転を確保できるかを、総合的に評価して決
定する必要がある。
なお、上記プラント運転上の総合的な評価と
は、プラントの担う負荷状態および負荷状態の変
化に対し、対応させるべき機関の種類、運転台数
の決定、各機関の負荷分担方式および負荷分担率
の決定を、プラントの効率最大および各機関の効
率、寿命等を考慮し、安定な運転状態および安定
な運転状態の推移を予想して評価することであ
る。
ところで、負荷の設定変更、例えばプロペラピ
ツチの変更に対し複合機関の出力を対応させ、複
合機関の出力と負荷とが平衡する負荷の速度で複
合原動機プラントを運転する制御方法があるが、
負荷の大きさを設定しかつそれに見合う機関出力
を設定して平衡させる操作を、所定の速度範囲で
行なうことは、特に固有平衡性の高いプラントで
ないかぎり困難な場合が多い。
これを解決するものとして、 複合原動機プラントが低負荷で運転されており
かつ複合機関の出力に十分余裕がある場合、また
は負荷変更や外乱による負荷の時間変化に対し複
合関機の出力が十分追従し得る場合には、負荷の
速度の目標値からのずれをもとに、複合機関の出
力を調整して負荷の速度を目標値に保つ方法があ
る。
しかし、これは複合原動機プラントが低負荷で
運転されておりかつ複合機関の出力に十分余裕が
ある場合、また負荷変更や外乱による負荷の時間
変化に対し、複合機関の出力が十分追従し得る場
合に適用できるもので、複合機関が最大出力の状
態にある場合には最早それ以上の出力を出すこと
は不可能であるし、またこのように機関が高出力
の状態にある場合には、機関出力を頻繁に操作す
ることは機関の寿命の点からも好ましくない。
本発明は、負荷設定の変更や外乱に対し、機関
出力を調整して負荷の速度を設定した値に保たせ
ることが難しい複合原動機プラントを対象に適用
し、複合原動機プラントの運転を容易にする制御
方法およびそのための装置を提供することを目的
とする。
もう少し詳しく述べると、複合原動機プラント
が高負荷で運転されており、かつ複合機関の出力
に余裕がほとんどない場合、または負荷の変更や
外乱による負荷の時間変化に対し、複合機関の出
力が追従し得ないような場合に、負荷の大きさを
調整して負荷の速度を目標値に保つものである。
したがつて、負荷の速度をできる限り所望速度に
保つて運転するプラントに適用される制御方法お
よびその装置である。
その特徴とするところは、 (1) 負荷の大きさを設定し複合機関により駆動さ
れる負荷に入力すると共に、これを負荷の実速
度でもつて所望の負荷速度となるよう補正し、
機関の出力設定信号と、運転すべき機関の指
定、排ガスボイラの助燃の要否の指定および指
定された各機関の負荷分担方式を指定する機関
運転モード指令信号とでもつて、機関出力分担
および前記排ガスボイラの助燃流量を演算し、
この出力信号でもつて各機関を駆動し、必要に
応じて排ガスボイラの助燃を行なうことによつ
て、 複合機関の負荷を、設定した機関出力でもつ
て、設定した回転数に保ちながら駆動すること
を特徴とする複合原動機プラントの制御方法で
あり、 加えて、 (2) 負荷設定器と、負荷設定信号を演算増幅する
負荷演算増幅器とを有する負荷調整手段と、 負荷を駆動するために設定された所望の機関
出力設定信号を出力する機関出力設定手段と、 運転すべき機関の指定、排ガスボイラの助燃
の要否の指定および指定された各機関の負荷分
担方式を指定する機関運転モード指令信号を、
出力する機関運転モード設定手段と、 速度設定器と、これにおいて設定された所望
の速度信号と、負荷に付設された速度検出器で
もつて検出される実速度信号とを比較演算し
て、負荷補正信号を前記負荷演算増幅器に出力
する負荷調節計とを有する負荷制御手段と、 前記機関運転モード指令信号と、前記機関出
力設定信号とから、各機関の分担出力指令信号
および前記排ガスボイラの助燃流量指令信号を
出力する機関出力分担演算手段と、 を有する複合原動機プラントの制御装置であ
る。
以下、本発明をその実施例に基づいて詳細に説
明する。
第1図は、本発明を舶用推進プラントに適用し
た実施例のブロツク図で、複合機関により可変ピ
ツチプロペラを駆動する複合原動機プラント1と
その操縦装置2を示すものである。可変ピツチプ
ロペラからなる負荷3は、負荷調整置23の変節
機能により可変ピツチプロペラのピツチ角が調整
されると、その負荷が所望の大きさに変更される
ものである。
この可変ピツチプロペラからなる負荷3を駆動
し、所望の運転状態にする複合機関4は、その各
燃料制御装置5a,5b,……5nを内蔵する複
数基のガスタービン機関6a,6b,……6n
と、ガバナ7を有する蒸気タービン機関8および
ボイラ制御装置9を有する助燃可能な排ガスボイ
ラ10からなる排ガスボイラー蒸気タービン機関
11と、それら機関を各クラツチ12a,12
b,……12n,12pを介して結合する減速装
置13から構成され、この減速装置13からの出
力により負荷3が駆動される。
次に、本発明の特徴である複合原動機プラント
1を制御する操縦装置2についてその構成を述べ
る。この操縦装置2は、負荷調整手段20、機関
出力設定手段30、運転モード設定手段40、負
荷制御手段70および機関出力分担演算手段50
を有している。
前記負荷調整手段20は、可変ピツチプロペラ
のピツチ角を所望のピツチ角に設定する“負荷設
定器”21と、この出力信号である負荷設定信号
21sと、後述する負荷補正信号72sをもと
に、加減算および増幅等所定の演算をする“負荷
演算増幅器”22とを有している。
なお、この出力信号である負荷指令信号22s
は、前記負荷調整装置23に入力されている。
前記機関出力設定手段30は、上記可変ピツチ
プロペラを所望のプロペラピツチ角で運転するに
必要な機関出力を設定し、その設定信号31sを
後述の機関出力分担演算手段50に入力する“機
関出力設定器”31である。
前記運転モード設定手段40は、負荷3の特性
および運転状態に合わせて、 (イ) 運転すべき機関の指定 (ロ) 後述する排ガスボイラの助燃の要否の指定 (ハ) 運転すべき各機関での負荷分担方式の指定、
すなわち、 (a) 並列負荷分担方式の場合
……負荷分担率の設定 (b) 直列負荷分担方式の場合
……負荷分担順序の設定 を行ない、一括して機関運転モード指令信号41
sを出力する“機関運転モード設定器”41であ
る。
前記負荷制御手段70は、負荷3の所望速度を
指令する“速度設定器”71と、この速度設定器
71の出力である速度設定信号71sと、負荷3
に付設された速度検出器15で検出される実速度
信号15sとを比較演算して、負荷補正信号72
sを前記負荷演算増幅器22に出力する“負荷調
節計72”とを有している。
前記機関出力分担演算手段50は、上述の機関
出力設定信号31sと機関運転モード指令信号4
1sを受けて、各機関に分担させるべき負荷を算
出し、各分担出力指令信号ηa,ηb,……ηo
ηpを出力し、選択したガスタービン機関6a,
6b、……6nまたは蒸気タービン機関8に所定
の出力を出させ負荷3を駆動する一方、選択した
機関の許容出力を考慮して必要な場合には適切な
助燃流量を演算し、排ガスボイラ10のボイラ制
御装置9に対する助燃流量指令信号ηqを出力す
るものである。
ここでその機関出力分担演算手段50について
詳述すると、第2図において、機関出力設定信号
31sを受けて、各ガスタービン機関6a,6
b,……6nおよび蒸気タービン機関8の分担す
る出力を演算し、分担出力指令信号ηa,ηb,…
…ηo,ηpを出力する“出力分担演算器”51
と、機関出力設定信号31sを受けて、排ガスボ
イラ10に対する助燃流量を演算し、助燃流量指
令信号ηqをボイラ制御装置9に対し、フイード
フオワード信号として出力する“助燃流量演算
器”52および機関運転モード指令信号41sを
受けて運転モードを管制する“運転モード管制装
置”53から構成される。
前記出力分担演算器51は、後述の運転モード
管制御装置53のスイツチ駆動器55により駆動
される“スイツチ”54a,54b,……54
n,24pと、係数設定器57により設定され、
各機関の負荷分担率を設定する“係数器”56
a,56b,……56n,56pと、各機関6
a,6b,……6n,8の分担出力指令信号η
a,ηb,……ηo,ηpを制限する“リミツタ”6
0a,60b,……60n,60pと、この各リ
ミツタの入出力信号の差を検出し、その出力を運
転モード管制装置53の負荷分担順序設定器58
に入力する“減算増幅器”61a,61b,……
61n,61pおよび負荷分担順序設定器58で
設定された順序で順次出力される信号を加算する
“加算増幅器”62a,62b,……62n,6
2pから構成される。
なお、リミツタ60a,60b,……60nか
らは各ガスタービン機関6a,6b,……6nの
燃料制御装置5a,5b,……5nに対し、ガス
タービン機関の分担出力指令信号ηa,ηb,……
ηoが出力され、リミツタ60pからは蒸気ター
ビン機関8のガバナ7に対し蒸気タービン出力信
号ηpが出力される。
前記助燃流量演算器52は、機関運転モード指
令信号41sにより指定された運転すべき機関の
最大合計出力と、機関出力設定信号31sにより
要求される出力とをもとに助燃流量を設定する
“助燃流量設定器”59と、前記運転モード管制
装置53のスイツチ駆動器55の出力により、助
燃が必要なときは回路を「通」不要なときは
「断」とする“スイツチ”54qおよび“リミツ
タ”60qから構成される。
なお、リミツタ60qからは、排ガスボイラ1
0のボイラ制御装置9に対し、助燃流量設定信号
ηqがフイードフオワード信号として出力され
る。
前記運転モード管制装置53は、前記機関運転
モード設定器41から出力される機関運転モード
指令信号41sを受けて、出力分担演算器51お
よび助燃流量演算器52のスイツチ54a,54
b,……54n,54pおよび54qを駆動し、
回路を「通」または「断」の状態にする“スイツ
チ駆動器”55と、機関運転モード指令信号41
sを受けて係数器56a,56b,……56n,
56pを駆動し、各機関の負荷分担率を設定する
“係数設定器”57および各機関6a,6b,…
…6n,8の負荷分担の順序を設定するため入力
された信号を指定された出力に接続することによ
り、順序を設定する“負荷分担順序設定器”58
から構成される。
なお、以上述べた各設定器、増幅器や装置は公
知の技術で構成されているものなので、その内容
については説明を省く。
以上詳細に述べた構成によれば、本制御装置
は、次のように作動する。
まず、負荷設定器21に負荷3である可変ピツ
チプロペラの所望のピツチ角を入力し、これを負
荷設定信号21sとして出力させる。この負荷設
定信号21sは負荷演算増幅器22で増幅等所定
の演算が施され、負荷指令信号22sとして出力
され、可変ピツチプロペラの変節操作を行なう負
荷調整装置23を介して可変ピツチプロペラのピ
ツチ角すなわち負荷3の大きさを所望値に設定す
る。
ところで、負荷3に付設された速度検出器15
で前記所望速度と異なる実速度が検出されると、
その実速度信号15sが負荷制御手段70の負荷
調節計72に入力され、速度設定器71で設定さ
れた速度と対比され、実速度を所望の速度に修正
すべく負荷補正信号72sが負荷演算増幅器22
に入力され、その結果プロペラピツチ角が修正さ
れる。
したがつて、速度設定信号71sと実速度信号
15sから導かれる負荷補正信号72sの働きに
より負荷の実速度が速度設定値より低くなつた場
合には負荷の大きさを減じ、また負荷の実速度が
速度設定値より高くなつた場合には負荷の大きさ
を増加させるようにして、機関の出力を容易に変
更させ得ない状態の複合原動機プラントを後述の
作動と相まつて、設定した所望の速度で運転する
ことができる。
次に、機関出力設定器31に上記可変ピツチプ
ロペラを所望の負荷で回転させる機関出力を入力
する。すなわち、負荷3を所望のプロペラピツチ
角で運転するに必要な機関出力を設定すると、そ
の出力である機関出力設定信号31sが、機関出
力分担演算手段50に入力される。
さらに、機関運転モード設定器41では、負荷
3の特性および運転状態に合せて運転すべき機関
の指定、排ガスボイラの助燃の要否の指定、およ
び運転すべき各機関での前記した負荷分担方式を
指定し、一括して機関運転モード指令信号41s
として出力する。
そこで、機関出力分担演算手段50では、この
機関運転モード指令信号41sと機関出力設定信
号31sを受けて、各機関に分担させるべき負荷
を算出する。このとき助燃流量演算器52では、
入力された運転モードに応じて指定された機関例
えば6a,6b,6cおよび8の助燃なしで出し
得る最大合計出力を、機関出力設定器31で設定
された出力すなわち出力設定信号31sとを対比
して、同等または小さく機関出力が不足する場合
には、不足分に相当する助燃流量を指令して、複
合機関4の機関出力を補完させるべく作用する。
また、助燃流量演算器52から出力される助燃流
量指令信号ηqを入力されるボイラ制御装置9で
は、排ガスボイラ10の負荷すなわち蒸気タービ
ン8へ流入する蒸気流量が変化しても、排ガスボ
イラ10の蒸気圧力を一定または或る範囲に保持
するように、ガスタービン機関から供給され排ガ
ス流量をダンパ等で調節したり、また助燃流量を
調節したりして制御している。
したがつて、機関出力分担演算手段50の助燃
流量演算器52から出力される助燃流量指令信号
ηqは、排ガスボイラ10の蒸気圧力制御に対す
るフイードフオワード信号として出力される。
さらに、出力分担演算器51では、運転モード
の負荷分担方式が「並列負荷分担方式」の場合に
は、係数設定器57がその分担率を満すべく、指
定した機関の係数器56a,56b,56cおよ
び56pを駆動し、その結果、設定された分担率
に対応する分担出力指令信号ηa,ηb,ηcおよ
びηpを出力する。一方、「直列負荷分担方式」の
場合には、負荷分担順序設定器58が減算器61
a,61b,61cおよび61pから入力される
各リミツタ60a,60b,60cおよび60p
の入出力信号差を、設定された負荷分担順序で順
次分担出力指令信号に加算する。
この後者の作動を詳述すると、分担順序で最初
に指定された機関6aの出力分担演算器51の回
路で、機関出力設定器31での設定出力に基づ
き、その機関6aの分担出力をリミツタ60aで
その機関の制限出力に制限し、残余の出力を減算
増幅器61aで検出して、次の機関6bの出力分
担演算増幅器51の回路の加算増幅器62bに入
力し、同様に分担しうる出力を定め、順次他の機
関についても分担出力が決定される。このように
して順次指定された機関をその制限出力に設定
し、それらの合計が設定出力に到達すべく残余出
力を他の指定された機関例えば8で分担させる。
このようにして、機関出力分担演算手段50か
らは、出力設定信号31sを満す各分担出力指令
信号ηa,ηb,ηcおよびηpを出力し、選択した
ガスタービン機関6a,6b,6cおよび蒸気タ
ービン機関8に所定の出力を出させ負荷3を駆動
する。
したがつて、指定された運転モードを充足し、
かつ出力設定器31で設定された機関出力を指定
された機関に負担させ、負荷設定器21で設定後
補正されたプロペラピツチ角の負荷を駆動するこ
とができる。この結果、負荷は指定された運転モ
ードにおいて、設定された負荷速度と機関出力で
もつて設定されたプロペラピツチ角を補正しつゝ
運転される。
以上詳細に述べたように、運転すべき機関の選
択や排ガスボイラの助燃の要否および負荷分担方
式などが、機関運転モード指令信号41sにより
任意に決定されると、それに応じて複合原動機プ
ラントが効率よくかつ安全に運転される。
以上の説明から「1基以上のガスタービン機関
と、その排ガスエネルギを回収しかつ必要に応じ
助燃して蒸気を発生する排ガスボイラにより駆動
される蒸気タービン機関とから構成される複合原
動機プラントにおいて、 負荷の大きさを設定し複合機関により駆動され
る負荷に入力すると共に、これを負荷の実速度で
もつて所望の負荷速度となるよう補正し、機関の
出力設定信号と、運転すべき機関の指定、排ガス
ボイラの助燃の要否の指定および指定された各機
関の負荷分担方式を指定する機関運転モード指令
信号とでもつて、機関出力分担および前記排ガス
ボイラの助燃流量を演算し、この出力信号でもつ
て各機関を駆動し、必要に応じて排ガスボイラの
助燃を行なうことによつて、 複合機関の負荷を、設定した機関出力でもつ
て、設定した回転数に保ちながら駆動する複合原
動機プラントの制御方法」も容易に理解される。
なお、以上の説明において排ガスボイラー蒸気
タービン機関を、ガスタービン機関と共に複合原
動機プラントとして形成させて述べたが、単基ま
たは複数基のガスタービン機関のみから形成され
た複合原動機プラントにも適用できることはいう
までもない。
加えて、可変ピツチプロペラを装備した推進プ
ラントに基づいて説明したが、複合機関で駆動さ
れる各種負荷、例えば可変静翼または動翼を有す
る圧縮機または送風機、可変容量式油圧ポンプ、
発電機およびそれらを含む装置等、負荷の大きさ
を外部の負荷調整装置によつて調整しうる負荷を
複合機関によつて駆動するプラント全てに適用で
きる。
本発明は以上詳細に述べたように、複合原動機
プラントを、負荷調整手段と、機関出力設定手段
と、負荷制御手段と、機関運転モード設定手段お
よび機関出力分担演算手段を有する操縦装置でも
つてプラント制御システムを構成したので、負荷
状態に合めせて、複合機関の出力を設定し、負荷
の速度をプロペラピツチ角の補正により維持し、
かつ運転モードを適宜切り換えることにより、常
に複合原動機プラントを効率よく作動させ、かつ
一定の負荷速度で安定した運転を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を舶用推進プラントに適用した
実施例のブロツク図、第2図は機関出力分担演算
手段のブロツク図である。 1…複合原動機プラント、3…負荷、6…ガス
タービン機関、8…蒸気タービン機関、10…排
ガスボイラ、15…速度検出器、15s…実速度
信号、20…負荷調整手段、21…負荷設定器、
21s…負荷設定信号、22…負荷演算増幅器、
22s…負荷指令信号、30…機関出力設定手
段、31…機関出力設定器、31s…機関出力設
定信号、40…運転モード設定手段、41s…機
関運転モード指令信号、50…機関出力分担演算
手段、51…出力分担演算器、52…助燃流量演
算器、53…運転モード管制装置、54…スイツ
チ、55…スイツチ駆動器、56…係数器、57
…係数設定器、58…負荷分担順序設定器、60
…リミツタ、61…減算増幅器、62…加算増幅
器、70…負荷制御手段、71…速度設定器、7
1s…速度信号、72…負荷調節計、72s…負
荷補正信号、ηa,ηb……ηo,ηp…分担出力指
令信号、ηq…助燃流量指令信号。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 1基以上のガスタービン機関と、その排ガス
    エネルギを回収しかつ必要に応じ助燃して蒸気を
    発生する排ガスボイラにより駆動される蒸気ター
    ビン機関とから構成される複合原動機プラントに
    おいて、 負荷の大きさを設定し上記複合機関により駆動
    される負荷に入力すると共に、これを負荷の実速
    度でもつて所望の負荷速度となるよう補正し、機
    関の出力設定信号と、運転すべき機関の指定、排
    ガスボイラの助燃の要否の指定および指定された
    各機関の負荷分担方式を指定する機関運転モード
    指令信号とでもつて、機関出力分担および前記排
    ガスボイラの助燃流量を演算し、この出力信号で
    もつて各機関を駆動し、必要に応じて排ガスボイ
    ラの助燃を行なうことによつて、 複合機関の負荷を、設定した機関出力でもつ
    て、設定した回転数に保ちながら駆動することを
    特徴とする複合原動機プラントの制御方法。 2 1基以上のガスタービン機関と、その排ガス
    エネルギを回収しかつ必要に応じ助燃して蒸気を
    発生する排ガスボイラにより駆動される蒸気ター
    ビン機関とから構成される複合原動機プラントに
    おいて、 負荷設定器と、負荷設定信号を演算増幅する負
    荷演算増幅器とを有する負荷調整手段と、 負荷を駆動するために設定された所望の機関出
    力設定信号を出力する機関出力設定手段と、 運転すべき機関の指定、排ガスボイラの助燃の
    要否の指定および指定された各機関の負荷分担方
    式を指定する機関運転モード指令信号を、出力す
    る機関運転モード設定手段と、 速度設定器と、これにおいて設定された所望の
    速度信号と、負荷に付設された速度検出器でもつ
    て検出される実速度信号とを比較演算して、負荷
    補正信号を前記負荷演算増幅器に出力する負荷調
    節計とを有する負荷制御手段と、 前記機関運転モード指令信号と、前記機関出力
    設定信号とから、各機関の分担出力指令信号およ
    び前記排ガスボイラの助燃流量指令信号を出力す
    る機関出力分担演算手段と、 を有することを特徴とする複合原動機プラント
    の制御装置。 3 前記機関出力分担演算手段は、出力分担演算
    器と、運転モード管制装置および助燃流量演算器
    からなり、 前記運転モード管制装置は、 前記出力分担演算器内の各機関毎の回路のスイ
    ツチおよび前記助燃流量演算器内のスイツチを作
    動させるスイツチ駆動器と、 前記出力分担演算器内の各機関毎の回路の係数
    器を作動させる係数設定器と、 前記出力分担演算器の各回路のリミツタの入出
    力信号差を、各減算増幅器を介して入力され、こ
    れを分担出力指令信号に加算する加算増幅器へ出
    力させる負荷分担順序設定器と、 を有することを特徴とする特許請求の範囲第2
    項記載の複合原動機プラントの制御装置。
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