JPH0811923B2 - 蒸気タービン発電プラントの運転効率改善方法 - Google Patents

蒸気タービン発電プラントの運転効率改善方法

Info

Publication number
JPH0811923B2
JPH0811923B2 JP5127389A JP12738993A JPH0811923B2 JP H0811923 B2 JPH0811923 B2 JP H0811923B2 JP 5127389 A JP5127389 A JP 5127389A JP 12738993 A JP12738993 A JP 12738993A JP H0811923 B2 JPH0811923 B2 JP H0811923B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
steam
valve
turbine
steam turbine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5127389A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0633704A (ja
Inventor
ジョージ・ジョゼフ・シルベストリ・ジュニア
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CBS Corp
Original Assignee
Westinghouse Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US07/891,338 external-priority patent/US5333457A/en
Application filed by Westinghouse Electric Corp filed Critical Westinghouse Electric Corp
Publication of JPH0633704A publication Critical patent/JPH0633704A/ja
Publication of JPH0811923B2 publication Critical patent/JPH0811923B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D1/00Non-positive-displacement machines or engines, e.g. steam turbines

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Control Of Turbines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】本発明は、発電事業所において利用する
ための蒸気タービンに関し、特に、出力要求の変動中に
蒸気タービンの性能を最適化するための方法に関するも
のである。
【0002】多くの多段蒸気タービンシステムの出力
は、高圧タービン入口即ち蒸気室での蒸気圧力を低減す
るために、蒸気発生器からの蒸気の変圧制御によって制
御される。この変圧運転法を利用する蒸気タービンは、
全ての蒸気入口ノズル室が全ての負荷状態で有効である
ことから全周流入もしくは全周流入タービンと屡々呼称
されている。全周流入タービンは、効率を最大にするた
めに、定格負荷で正確な蒸気状態に応じるように通常設
計される。入口ノズルの全てに蒸気を流すことによっ
て、全周流入タービンにおける入口段、例えば第1制御
段の圧力比は、蒸気入口圧力とは無関係に、実質的に一
定のままである。その結果、第1制御段での出力発生の
機械効率が最適化され得る。しかし、全周流入タービン
において出力が低下すると、効率、即ち蒸気発生器とタ
ービン出口との間の蒸気仕事サイクルの理想効率が総合
的に低下する。その理由は、変圧によって仕事を行うの
に利用しうるエネルギが減少するからである。一般に、
タービン総効率、即ち実際効率はタービンの理想効率と
機械効率の積である。
【0003】変圧法のみによって達成可能な制御よりも
効率的なタービン出力の制御は、タービン入口に入る蒸
気を、分離して個々に制御可能な複数の部分流入に分割
する技術によって実現されてきた。部分周流入として知
られるこの方法において、作動可能な第1段ノズルの数
は負荷変化に応じて変化する。比較的高い理想効率が、
全周に亙る流入の変圧によるよりは、定圧で個々のノズ
ル室に蒸気を順次流入することによって達成可能である
ので、部分周流入タービンは全周流入タービンに比べよ
り有利であった。このより高い理想効率の利点は、全周
流入タービン構造の制御段で達成可能な最適機械効率よ
りは一般的により有利なことである。全般的に、出力を
変更するのに部分周流入を用いる多段蒸気タービンシス
テムは、全周流入の蒸気圧力を変更するシステムより
は、より高い実際効率で作動する。しかし、従来の部分
周流入タービンシステムは、制御段での仕事の効率を制
限するというある欠点を有することが分かっていた。こ
れ等の制限の幾つかは、例えば、動翼が蒸気を流入して
いないノズル羽根グループを通るときに生ずる避けられ
ない量の風損及び乱流等の不可避の機械的制約による。
【0004】更に、部分周流入タービンシステムにおい
て、ノズル羽根グループの圧力降下(従って、圧力比)
は、蒸気が多数の弁室を順次通るときに変化し、最大の
圧力降下は最小弁点(可能な最少数の加減弁即ち制御弁
が開く)で生じ、最小圧力降下は全周流入で生ずる。制
御段の圧力差に反比例する熱力学的効率は、最小弁点で
最低となり、全周流入で最高となる。従って、部分周流
入タービンの制御段効率は、出力が定格負荷以下に降下
したときに減少する。しかし、部分周流入タービンのノ
ズルでの可変の圧力降下が与えられれば、タービンの総
効率を増大するために部分周流入タービンシステムに共
通して見られるある構造的特徴が改善され得ると信じら
れている。制御段は、圧力降下の殆どが静止ノズルで生
ずる衝動段であるので、ノズル効率の1%の改善が、動
翼の効率における1パーセントの改善の4倍の効果を制
御段効率に対して有する。制御段ノズルの性能に相当な
控え目な改善をもたらすタービン設計は、部分周流入タ
ービンの実際効率を著しく改善する。それ等の定格負荷
における部分周流入タービンの実際効率の0.25パー
セントの増大であっても非常に大きなエネルギ節約とな
り得る。
【0005】幾つかの弁ループ内における部分周流入タ
ービンの変圧運転即ち可変絞り圧運転も、タービン効率
の改善になり、また、低サイクル疲労を付加的に低減す
る。通常の手順では、変圧が最も低い有効圧力限界まで
使用されるのであれば、制御弁の半分を全開すると共に
他の半分を全閉している点、即ち最大流入は実際上10
0%であるタービンにおける50%の第1段流入である
点に対応する値以下の流量で、部分周流入タービンの変
圧運転を開始することである。比較すると、変圧運転は
最大蒸気流量で開始されたときに全周流入タービンにお
いて最も効率的である。変圧運転がより多い流量(より
大きな値の第1段流入)で部分周流入タービンにおいて
開始されると、性能の損失が生ずる。しかし、多くの弁
を有するタービンにおいて、50%を超えるどの流入か
らの変圧も、定絞り圧運転によって生ずることになる各
弁ループ(弁絞り)の相当の部分を排除する。かかる弁
ループの除去はタービン熱消費率及びタービン効率を改
善する。
【0006】図1は、8つの制御弁を有する部分周蒸気
タービンにおける変圧制御の効果を示す。横軸は負荷値
を表し、縦軸の値は熱消費率である。線14は、弁の順
次制御(部分周流入)運転に伴う定圧での理想点の軌跡
を表す。点線16、18及び20は、有限数の制御弁に
ついての実際の弁ループを表す。弁ループは、一連の制
御弁即ち加減弁の各々を徐々に絞ることによって生ず
る。100%流入からの変圧運転は線22によって示さ
れている。弁ループ16の幾分かは線22に沿った変圧
によって除去されているが、熱消費率(効率の逆数)は
移行点24以下で不均整に増大していることに注目され
たい。87.5%流入点からの変圧を示している線26
は、移行点28まで下がる弁ループ18に同様な改良を
与える。同様にして、75%流入からの変圧、即ち線3
0は弁ループ20よりも運転を改良している。これ等の
弁ループの各々はより高い熱消費率と、線14によって
表された理想曲線から低減された効率とを表している。
線14上の各弁点は、各弁が全開か全閉かの何れかの状
態を表している。
【0007】図1、図2及び図3は1つの先行技術の制
御を用いる例示的な蒸気タービンの運転を示す。図1は
全弁点、即ち2535psiaの定圧運転での線14の
軌跡を示す。弁点は、線16、18及び20によって同
定された弁ループと、50%、75%、87.5%及び
100%の各流入で結び付けられている。変圧は線2
2、26及び30によって示される。例示的な蒸気ター
ビンシステムについて約806MWの100%流入で運
転開始すると、負荷は、8つの制御弁の全てを全開し且
つ蒸気発生ボイラを制御することによる絞り圧力の変更
によって、最初に減少される。絞り圧力、即ち線22が
弁ループ16との交差点24に達したとき、8つの制御
弁を点24に対応する流入値まで閉じながら、絞り圧力
は2535psiaまで増大される。制御弁は、253
5psiaの一定絞り圧を維持しながら、負荷が更に減
少されるときに閉じ続けられ、タービンが87.5%流
入で運転する点で同制御弁が全閉する。負荷を更に減ず
るために、弁位置は再び一定に保たれ、7つの制御弁が
全開され、絞り圧力は、変圧線26及び弁ループ18の
交差点28に対応するまで、再び減少される。負荷を点
28以下に減ずるために、圧力は2535psiaまで
増大させられ、7番目の制御弁はそれが全閉するまで徐
々に閉じられる(弁ループを下る)。このとき流入は7
5%である。負荷を更に減ずるために、変圧線30が弁
ループ20との交差点32に到達するまで、6つの制御
弁を全開し且つ2つの制御弁を全閉することによって、
圧力は再び減少される。絞り圧力を上げて制御弁を閉じ
る動作は所望の全弁ループ数だけ繰り返される。絞り圧
力の変動は図2に示されている。線46の傾斜部分44
は一定弁位置での変圧運転に対応している。垂直部分4
8は変圧の終了及び弁絞りの移行に対応している。水平
部分50は、一定圧で負荷を減少させながら弁ループを
下ることによるような制御弁の絞りによる一定蒸気圧力
での運転に対応している。図3は、負荷の関数としての
熱消費率の改良を示している。線52は、一定圧での弁
ループ性能と、弁点間の変圧を用いる性能との間の差異
を表している。
【0008】図1及び図3に示された性能改善は、ボイ
ラ給水ポンプ吐出量が絞り圧の減少と共に減少するとい
う仮定に基づいている。給水ポンプ吐出量が比例的に減
少しなければ、吐出圧を維持するのに必要なエネルギは
高いままであるので、改善は減じられる。先行技術のタ
ービンシステムにおいて、圧力を減少すべく信号が給水
ポンプ−給水ポンプ駆動システムに送られる。しかし、
実際には、給水ポンプ速度の一定調整の必要性、並びに
流量要求の乱れに起因するボイラへの入口水圧の小さな
変動による制御の不安定性及びハンチングの発生を無く
すために、給水ポンプには圧力調整器が付属している。
圧力調整器は、多かれ少なかれ絞りを行い、この絞りに
より、ポンプ吐出圧、従って給水ポンプが運ぶ流量が変
かする。ポンプ速度は、調整器弁の所望移動範囲に亙っ
て一定に保持される。この調整器弁がその移動範囲を越
えた場合には、ポンプ速度は調節されて調整器弁をある
所望の平均位置に移動する。その結果、ポンプ吐出圧は
最小許容値(絞り圧+タービンシステムの損失水頭)と
等しくなくなり、性能改善は図1及び図3によって示さ
れた程に大きくはない。更に、より迅速な負荷応答を達
成するために、調整弁は、通常、幾らかの圧力降下を伴
って作動されるので、負荷要求の急な増大があれば、調
整弁は迅速に開き流量を増大する。給水ポンプ及びその
駆動装置の応答は、調整弁の応答よりも緩慢である。
【0009】絞り変圧と制御弁開度調節との組み合わせ
は、熱消費率の著しい改善をもたらすが、本発明者の知
見によると、1つの運転モードから他の運転モードへの
切換のための最適移行点は、タービン毎に異なり、1つ
のタービンの寿命中にも変化することが分かった。特
に、上記した要因に加えて、復水器圧力、再熱温度及び
再熱器圧力降下等の他のパラメータも設計値から変動し
得る。かかる変動は、移行が起こる負荷に移動を生じさ
せる。更に、翼列製造公差のために、絞り変圧から一定
絞り圧の運転へ移る際の移行点(負荷)は、性能演算か
ら得られるものとは異なる。
【0010】米国特許第4,297,848号明細書の発
明では、移行点を確定すべく、衝動室圧力を用いること
によって最適化問題を解決する試みがなされている。同
米国特許明細書に記載された方法は、ボイラ圧を摂動し
て電気負荷を測定することを要求している。負荷測定の
不確実さと摂動の複雑さによって、移行点は最適値より
小さい点で発生する可能性がある。
【0011】
【発明の概要】本発明によれば、部分周流入蒸気タービ
ンにおいて変圧運転と定圧運転との間の移行点を最適化
する方法が開示される。特に、衝動室圧力は変圧運転及
び定圧運転間の移行を行うために用いられる。しかし、
出力減少の間、変圧運転のための衝動室圧力は、定圧運
転の値に対応するように所定の圧力−体積関係に従って
調節される。衝動室圧力は、定圧運転よりも変圧運転で
の方が高い。弁点、即ち選択された弁が全開及び全閉す
る点は、変圧運転の間の衝動室圧力の示度を調節するこ
となく、定圧運転の間に測定されるので、移行点は、非
最適の衝動室圧力のときに生ずる。
【0012】本発明の方法は、最適移行点を設定するた
めに、タービン運転中の各弁点における衝動室圧力の測
定値を利用する。特に、最適移行点は、一般に隣接弁点
の間の圧力差の所定割合であることを本発明者は知見し
た。従って、弁点を動的に確定することによって、圧力
差割合を計算すると共に移行点を設定すべくその圧力差
を用いて、最適点での移行を行うことができる。
【0013】また、本発明は、変圧運転から定圧運転へ
の計算された最適移行点での移行に際して、ロータ熱応
力を減少する運転方法を含む。特に、好ましい運転方法
によれば、蒸気圧力は、該蒸気圧力が所定の最適移行点
に達するまで電力需要の減少に応じて減少される。その
点で、制御弁は徐々に閉じられ、それによって、蒸気タ
ービン内への蒸気流量を減少させ、同時に蒸気圧力を増
大しているので、作動中の制御弁がその全閉位置に到達
するまで、全開絞り蒸気圧力には至らない。この運転方
法は、タービンシステムの効率を改善すると信じられ
る。全蒸気圧力が移行点における制御段に直ちに再付加
されないので、制御段の翼列の衝撃荷重も改善される。
タービン出力の更なる減少が必要なら、上記運転方法を
各制御弁毎に単純に繰り返す、即ち、絞り圧力を減少さ
せて、最適移行点に到達させ、その後、制御弁を徐々に
閉じると同時に絞り蒸気圧力を徐々に増大する。
【0014】
【実施例】本発明を詳細に説明する前に、本発明の原理
を実施するのに適した典型的な蒸気タービン発電プラン
トの概略的な機能ブロック図を示す図4を参照する。図
4の発電プラントにおいて、原子燃料或は化石燃料式の
類いであってよい従来のボイラ60は蒸気を発生し、該
蒸気は絞りヘッダー62を介して符号64で示された1
組の蒸気進入弁まで導かれる。ボイラ60に接続されて
いるのは従来のボイラコントローラ66であり、これ
は、絞りヘッダー62における蒸気圧力等の種々のボイ
ラパラメータを制御すべく使用される。より詳細には、
絞りヘッダー62における蒸気圧力は、通常、ボイラコ
ントローラ66内に配置された設定点コントローラ(図
4には図示せず)によって制御される。かかる設定点コ
ントローラの構成は、当業者には周知であるので、本実
施例に関連してより詳細に説明することは不必要であ
る。蒸気は、アキュムレータ(蒸気室)から蒸気タービ
ンの高圧タービン部68の種々の流入領域への蒸気流量
を制御すべく配置された蒸気進入弁(制御弁)64の開
度に従って、高圧タービン部68を通るように調節され
る。通常、高圧タービン部68を出る蒸気は、符号72
で示される少なくとも1つの低圧タービン部に供給され
る前に、従来の再熱器部70内で再熱される。低圧ター
ビン部72を出る蒸気は従来の復水器ユニット74内に
導かれる。
【0015】殆どの場合、共通の軸76が高圧タービン
部及び低圧タービン部68、72を発電機ユニット78
に機械的に連結している。蒸気が高圧タービン部及び低
圧タービン部68、72を通って膨張するときに、該蒸
気は、そのエネルギの殆どを軸76を回転するためのト
ルクに伝える。発電プラントの始動中、タービン部68
及び72に導かれた蒸気は、タービン軸の回転速度を線
間電圧の同期速度又はその分周波にするように調節。こ
れは、典型的には、通常の速度ピックアップ変換器80
によりタービン軸76の速度を検出することによって達
成される。速度ピックアップ変換器80によって生じる
信号82は回転軸速度を表しており、通常のタービンコ
ントローラ84に供給される。次いで、タービンコント
ローラ84は、信号ライン86を用いて蒸気進入弁の開
度を制御して、所望の速度要求と該タービンコントロー
ラ84に供給された測定速度信号82とに従って、ター
ビン部68及び72に導かれる蒸気を調整する。
【0016】典型的な主ブレーカユニット88は、発電
機ユニット78と電気負荷90との間に配置される。該
電気負荷は、この説明では、大容量の電気的送電・配電
網でよい。タービンコントローラ84が同期状態が存在
することを決定すると、主ブレーカユニット88は閉じ
て電気エネルギを電気負荷90に供給することができ
る。発電プラントの実際の出力は、例えば電気エネルギ
を電気負荷90に供給する電力ラインに接続されたワッ
ト変換器のような従来の電力測定変換器92によって測
定され得る。発電プラントの実際の出力を表す信号は、
信号ライン94を介してタービンコントローラ84に供
給される。同期が一旦生ずれば、コントローラ84は蒸
気進入弁64を従来通りに調整して、発電プラントの所
望の電力発生に見合うように、蒸気をタービン部68及
び72に供給することができる。
【0017】本発明によれば、タービン効率の最適コン
トローラ96が図4の蒸気発電プラントの一部として追
加的に配置される。タービン効率最適コントローラ96
は、以下でより詳細に説明することになる種々のタービ
ンパラメータを測定することによって所望の発電プラン
ト出力で該発電プラントの熱力学的状態を監視し、この
情報の助けを借りて、絞り蒸気圧力の調節をコントロー
ラ96からボイラコントローラ66まで接続された信号
ライン98を利用することによって制御する。絞り圧調
節は、ボイラコントローラ66の一部として一般に知ら
れている絞り設定点コントローラ(図示せず)の設定点
を変更することによって達成可能である。殆どの設定点
コントローラの場合におけるように、絞り蒸気圧力のよ
うなフィードバック測定パラメータは、例えば、設定点
にほぼ接近させられ、通常、その偏差は圧力設定点コン
トローラの出力/入力ゲイン特性の関数である。
【0018】絞り蒸気圧力及び温度のようなタービンパ
ラメータは、通常の圧力変換器100及び温度変換器1
02によってそれぞれ測定される。これ等の圧力変換器
100及び温度変換器102によってそれぞれ生じた信
号104及び106は、タービン効率最適コントローラ
96に供給しうる。他のパラメータとしての再熱器70
でのタービン再熱蒸気温度は、信号110を生ずる通常
の温度変換器108によって測定され、該信号もコント
ローラ96に供給しそこで使用し得る。電力測定変換器
92によって発生された信号94は、コントローラ96
に付加的に供給してもよい。更に、1つの重要なタービ
ンパラメータは、タービン部68及び72を通る蒸気流
量を反映するものである。高圧タービン部68の衝動室
(第1段出口)での蒸気圧力は本実施例の目的に合わせ
て適切に選択される。通常の圧力変換器112は、衝動
室に配置され、該衝動室での蒸気圧力を表す信号114
を発生し、コントローラ96に供給する。
【0019】本発明のコントローラ96は、上述した調
整済み発電プラント制御系における主制御装置であると
考えてよく、典型的には、例えばデジタルイクイップメ
ント社から入手しうる商品名・マイクロバックスコンピ
ュータ(MicroVax computer)のようなマイクロコンピュ
ータを備える。このコンピュータはタービンシステムの
制御を行うために必要な種々の演算を実行することがで
きる。
【0020】再び図1において、最適効率或は熱消費率
を得るために、変圧運転を定圧運転に組み合わせること
が望ましい。理想環境においては、各制御弁を開閉すべ
き弁点は、そのタービン設計から演算することができ、
実際に、各タービン製造者は、かかるタービンの設計パ
ラメータを用いて建造されたタービンについての負荷
(又は他の変数)の関数として理想弁点及び理想移行点
を計算する方法を独自に有する。この設計計算を用いて
図1のグラフが作成される。しかし、翼列の製造公差の
ようなの諸要因や、復水器圧力、再熱器の温度及び圧力
のようなタービンパラメータを結合して、演算された値
以外で理想弁点及び理想移行点を得ることができる。従
って、コントローラ96は、実際の測定値に基づく図1
の値を変更する計算能力を備えなければならない。更に
判明したことは、衝動室圧力は、より高いエンタルピー
及び比容積のため、定圧運転の間よりも変圧運転の間に
より高い。従って、複数の弁点は、定圧運転の間に必然
的に設定されるので、各制御弁曲線における移行点は定
絞り圧力に関して定義されている。これは、タービン負
荷が増大中であれば、移行が定絞り圧運転から変圧運転
へと行われるので、問題ではないが、負荷の減少中であ
れば、移行が変圧運転から定絞り圧運転へと行われるの
で、問題である。従って、最適移行点が選択されたなら
ば、変圧運転中の衝動室圧力を等価の定絞り圧値に変換
することが必要である。
【0021】本発明者は、定絞り圧での衝動室圧力に、
各運転モードについての圧力−体積(PV)の積の比の
平方根を掛けると、その結果は変圧運転に対応するもの
に密接に合致する圧力となることを、知見した。数学的
には、これを式1のように表すことができる。ここで、
icは定絞り圧での衝動室圧力、Pisは絞り変圧での衝
動室圧力、(PV)sは絞り変圧での衝動室の圧力−体
積の積、(PV)cは定絞り圧での衝動室の圧力−体積
の積である。
【0022】
【数1】
【0023】正確さが劣る関係であるが、上記PVの積
を絶対温度での衝動室温度に入れ換えて式2のように示
し得る。
【0024】
【数2】
【0025】この方法の精度は、翼列の流れ領域が設計
値から外れた状況を考慮することによって更に確証され
た。タービン流れ領域が設計領域に正確に一致し且つ2
つの偏差が導入されたときの移行点を決定するために演
算が行われた。その1つの偏差では、(合計18列のう
ち)高圧タービン部68の反動翼列の内の最初の6列に
おける流れ領域は5%だけ増大された。第2の偏差で
は、制御段のノズル領域が2%だけ増大された。
【0026】表1及び2は、6つの制御弁を有する44
0MWタービンの3組の流れ領域に対する、移行点での
定圧及び変圧についての衝動室圧力を示す。表1は8
3.3%から100.0%の流入周範囲で蒸気を供給す
る制御弁に関する。表2は50%から66.7%の流入
周範囲で蒸気を供給する制御弁に関する。所定の流入周
における複数のノズルを通過する蒸気量は、ノズルチョ
ーク(臨界圧力比を有する)まで、ユニット負荷の減少
と共に増大する。更に、負荷の減少と共に、衝動室温度
は減少する。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】特定の弁が閉じ始めようとした際の測定衝
動室圧力と、次の制御弁が定絞り圧運転の間に閉じ始め
る直前の測定圧力とを利用することによって、移行点に
おける最適衝動室圧力を密接に予測する相関関係が発生
された。3組の流れ領域全ての最適衝動室圧力は、所定
の制御弁のその閉じ始め及び閉止中における負荷及び流
量の2つのレベルでの衝動室圧力に関する差、即ち△P
icは実際には一定の割合であった。
【0030】これ等の3つの場合、△Picに対する乗数
は第6の制御弁では53.4%と54.1%の間で変化
し、第4の制御弁では74.0%と76.8%の間で変
化した。
【0031】使用した割合がタービンの設計領域に一致
していれば、定絞り圧及び絞り変圧の両運転における第
6の制御弁及び第4の制御弁での予測衝動室圧力、即ち
Pestはそれぞれ表3の及び表4の通りである。Pactはタ
ービン性能のコンピュータプログラムから演算された衝
動室圧力である。
【0032】
【表3】
【0033】
【表4】
【0034】反動翼列及び制御段ノズルのために製造さ
れたままの流れ領域がタービン性能予測プログラムにお
いて用いられたならば、結果は「設計通り」と記された
比較に接近することになるであろう。提案された方法は
実地データから衝動室圧力に関する実際(測定)変化を
用いているので、演算された移行点は正確になる。その
結果、蒸気状態或はタービンの劣化に関する如何なる変
化も分析によって考慮されることになる。両状態は衝動
室圧力及び温度に変化をもたらすことなる。実測の効果
を評価するために、上記PV積の平方根はこれ等の2つ
の状態に関して演算される。第1に、温度は予想値であ
ると仮定した。第2に、温度は予測又は測定したものよ
り低い10゜F(5.6℃)であると仮定した。誤った温
度でPVを用いた際の2つの平方根の差は、約0.02
5%で1.01639対1.01665である。両方の温
度は10゜F(5.6℃)だけ異なっているので、誤差は
実際には相殺された。
【0035】2つのPV項の平方根を決定するためには
多くの方法がある。1つの方法としては、設計値を用い
ることである。他の方法としては、領域の組み合わせ通
りの値を用いて、タービン性能演算から得られた定圧及
び変圧PV積から平方根を演算することである。更なる
他の方法は、定圧移行点(衝動室圧力)での測定衝動室
温度、即ちTicを用いることである。次いで、負荷を一
定に保持して、絞り圧を減少する。これは制御弁を開か
せることになる。制御弁が全開された際、衝動室温度及
び圧力を測定する。
【0036】次に、比容積が、蒸気特性表を用いて、2
組の圧力及び温度から演算される。コントローラ96は
この演算を実行できるマイクロバックスコンピュータを
備える。制御システムが蒸気特性の演算法を備えていな
ければ、圧力及び温度の関数としてのエンタルピーhを
先ず演算し、それから圧力の各種レベルのためのエンタ
ルピーの関数としてのPVを演算する実験式が使用可能
である。これ等の式は米国特許第4,827,429号明
細書に記載されている。この後者の方向に対するオンラ
イン更新は、設備の劣化や他の偏差を補償するために移
行点の調整を可能としている。
【0037】これ等の3つの場合(設計領域、5%過剰
反動翼列領域、2%過剰ノズル領域)について提案され
た方法を用いて、近似法を用いることによって最適値か
らの熱消費率の増大を決定する演算が行われた。正しく
ない移行点により生じた熱消費率誤差は、第6制御弁で
1Btu/Kwh(1Kj/Kwh)以下であり、第4制御弁で0.
7Btu/Kwh(0.7Kj/Kwh)と2Btu/Kwh(2Kj/Kw
h)の間であった。この2Btu/Kwh(2Kj/Kwh)の偏差
は移行点で変圧運転に伴って生じた。この同じ点での定
圧運転による偏差は0.7Btu/Kwh(0.7Kj/Kwh)であ
った。
【0038】以上説明した本発明は、蒸気タービンの可
変運転中に変圧運転から定圧運転に移行するための最適
移行点を設定する方法を提供するが、圧力及び制御弁閉
止が最適移行点への到達後に調整される方法によって更
に改善が達成可能である。図2を再び参照すれば、先行
技術に係る運転下での各移行点において、タービン負荷
出力を減少するために制御弁は移行点から閉じられる
が、圧力は名目上のタービン運転圧力に戻るように急激
に増大されてその点に保持されることが分かる。一旦、
特定の制御弁が全閉されたならば、変圧運転はタービン
出力を減少するために再び利用される。各移行点におい
て、絞り圧の急激な増大によって、ロータにも第1段制
御翼列にも著しい熱応力が作用する。本発明者は、蒸気
圧力或は絞り圧を移行点におけるその最小値からその名
目上の運転値まで徐々に増大させることによって、この
熱応力と制御段翼列の衝撃荷重とを最小化することを提
案しており、付属した特定の制御ループに関連した制御
弁がその最小開口即ち全閉位置に到達した点だけで、そ
の名目上の値に達する。図2は破線48’によってこの
改善運転を示している。絞り蒸気圧力のこの漸次的な増
大と同時に、関連する制御弁もまたその全開位置から出
発して徐々に閉止し始めることが許容される。この運転
モードにおいて、制御弁が例えば約20%程度の幾分小
さな割合だけ閉止され、且つ、絞り圧が最適移行点の値
と名目上の蒸気圧力の値との間のある値に保持される特
定点があってよい。また、この運転方法は単一の制御弁
の閉止或は複数の制御弁の閉止の何れにも利用しうるこ
とに注目されたい。熱消費率の改善は、タービンを複数
の移行点の間で上述の方法により運転することによって
達成されると信じられる。
【0039】上記運転モードを用いれば、絞り圧は、移
行点と弁点との間で衝動圧力が減少するときに、線形に
増大する。例えば、図2において、弁点は符号49で示
され、移行点は符号51で示される。タービンは、負荷
が弁点49のような弁点から減少するときの圧力減少で
の全流入範囲に亙って、変圧運転で作動する。圧力は、
移行点で最小値に到達してから、次のより低い弁点に到
達したときに、その名目値まで増大する。
【0040】前述した運転方法は、熱消費率の改善や第
1段翼列の衝撃荷重の減少と共に、第1段の出口温度及
びボイラ胴温度のより緩やかな変化をもたらす。熱消費
率の改善は、圧力が高くなると大きくなるサイクル有効
エネルギと、圧力比が変化するときの第1段効率の変動
と、部分流入損失の変動との間での折衷である。
【0041】前述した運転方法によって、著しい熱消費
率の改善を犠牲にすることなく、最適移行点を決定する
手順を変更し得ることに注目されたい。特に、可変圧運
転はタービンの減少出力サイクルを通じて利用されるの
で、移行点での定圧運転第1段出口圧力を測定してか
ら、それを変更して2つの圧力−体積項或は絶対温度の
平方根を用いることによって変圧運転圧力を得るように
する必要なしに、移行点は2つの隣接する弁点間の圧力
差の所定割合となるように選択できる。
【0042】以上、本発明の原理は例示的な実施例によ
って明白にされたが、当業者にとって明らかであるよう
に、前述した各種の例における構造、配列及び構成要素
の多数の変更等は、特許請求の範囲に記された本発明の
精神及び範囲から逸脱することなく特定の運転条件に適
合した代替実施例をもたらすために、本発明の実施に際
して行い得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 蒸気タービン制御の先行技術の方法でのター
ビン出力又は負荷対熱消費率の特性曲線のグラフであ
る。
【図2】 図1の方法について負荷の関数としての絞り
圧を示すグラフである。
【図3】 図1の方法について算定された効率改善を示
すグラフである。
【図4】 本発明の方法を実施するのに適した蒸気ター
ビン発電プラントの一形態の簡略化された概念図であ
る。
【符号の説明】
60…ボイラ、64…蒸気進入弁(制御弁)、68…高
圧タービン部、72…低圧タービン部、96…タービン
効率最適コントローラ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変圧運転モードと定圧運転モードとで選
    択的に作動可能な部分周流入の蒸気タービンを備える蒸
    気タービン発電プラントの出力変動中における運転効率
    を改善するために、前記定圧運転モードにおける出力変
    動は、選択された複数の部分周への蒸気流入量を変えて
    前記蒸気タービンへの蒸気の体積流量を変更すべく徐々
    に弁を開閉することによって行われ、前記部分周の各々
    は、各部分周への蒸気流入を制御する全開した弁及び全
    閉した弁に対応する隣接の弁点によって画定され、変圧
    運転は、前記蒸気タービンの蒸気室への蒸気圧力を変え
    ることによって影響され、運転効率は、前記出力変動の
    少なくともある部分の間に変圧運転を用い、前記出力変
    動の他の部分の間に定圧運転を用いることによって改善
    される、蒸気タービン発電プラントの運転効率改善方法
    であって、 定圧での前記蒸気タービンの運転中に複数の弁点の各々
    における衝動室圧力を測定し、 隣接する各対の弁点について、前記変圧運転モード及び
    前記定圧運転モードの一方から他方への移行のために最
    適定圧移行点圧力を計算し、 前記各対の弁点についての前記最適定圧移行点圧力を前
    記隣接する対の弁点間の対応する圧力差割合に変換し、 前記測定の段階で得られた各弁点での前記衝動室圧力か
    ら、前記変換の段階で導出された前記圧力差割合に基づ
    いて、前記変圧運転モード及び前記定圧運転モードの一
    方から他方への移行のための対応衝動室圧力を算出し、 前記算出の段階から得られた移行のための前記対応衝動
    室圧力を衝動室圧力の測定値と比較し、 前記測定値が前記算出の段階で得られた前記移行圧とほ
    ぼ等しいとき、前記変圧運転モード及び前記定圧運転モ
    ードの一方から他方へ移行する、諸段階を含む蒸気ター
    ビン発電プラントの運転効率改善方法。
  2. 【請求項2】 変圧運転モードと定圧運転モードとで選
    択的に作動可能な部分周流入の蒸気タービンを備える蒸
    気タービン発電プラントの出力変動中における運転効率
    を改善するために、前記定圧運転モードにおける出力変
    動は、選択された複数の部分周への蒸気流入量を変えて
    前記蒸気タービンへの蒸気の体積流量を変更すべく徐々
    に弁を開閉することによって行われ、前記部分周の各々
    は、各部分周への蒸気流入を制御する全開弁及び全閉弁
    に対応する隣接の弁点によって画定され、変圧運転は、
    前記蒸気タービンの蒸気室への蒸気圧力を変えることに
    よって影響され、運転効率は、前記出力変動の少なくと
    もある部分の間に変圧運転を用い、前記出力変動の他の
    部分の間に定圧運転を用いることによって改善される、
    蒸気タービン発電プラントの運転効率改善方法であっ
    て、 定圧での前記蒸気タービンの運転中に複数の弁点の各々
    における衝動室圧力を測定し、 隣接する各対の弁点について、前記変圧運転モードから
    前記定圧運転モードへの移行のために各対の隣接弁点間
    の最適定圧移行点を計算し、 該最適定圧移行点を対応する変圧移行値に変換し、 前記衝動室圧力が該変圧移行値に達したときに変圧運転
    から定圧運転へ移行する、諸段階を含む蒸気タービン発
    電プラントの運転効率改善方法。
  3. 【請求項3】 電力需要に合致するように蒸気流量が制
    御される部分周流入の蒸気タービンにおけるロータの熱
    応力及び制御段翼列の衝撃荷重を軽減するための方法で
    あって、前記蒸気タービンは、前記制御段翼列における
    所定部分周に蒸気を流入するためにそれぞれ配置された
    複数の制御弁を備える、蒸気タービンの熱応力及び衝撃
    荷重軽減方法において、 前記複数の制御弁における蒸気圧力を、定蒸気圧力で運
    転しながら所定の蒸気流量値まで第1の制御弁を閉じる
    ことによって達成可能な熱消費率に対応する所定値まで
    減少し、 前記第1の制御弁を最少流量位置まで閉じながら、蒸気
    圧力を前記所定値から別の値まで徐々に増大し、 定蒸気圧力で運転しながら、蒸気圧力を、別の制御弁を
    別の所定蒸気流量値まで閉じることによって達成可能な
    別の熱消費率に対応する別の所定値まで減少し、 前記別の制御弁を最少流量位置まで閉じながら、蒸気圧
    力を前記別の所定値から前記別の値まで徐々に増大し、 タービン出力が電力需要に合致するまで、前記蒸気圧力
    の増減及び前記制御弁の閉止の各段階を繰り返す、蒸気
    タービンの熱応力及び衝撃荷重軽減方法。
JP5127389A 1992-05-29 1993-05-28 蒸気タービン発電プラントの運転効率改善方法 Expired - Lifetime JPH0811923B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/891338 1992-05-29
US07/891,338 US5333457A (en) 1991-10-07 1992-05-29 Operation between valve points of a partial-arc admission turbine

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0633704A JPH0633704A (ja) 1994-02-08
JPH0811923B2 true JPH0811923B2 (ja) 1996-02-07

Family

ID=25398008

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5127389A Expired - Lifetime JPH0811923B2 (ja) 1992-05-29 1993-05-28 蒸気タービン発電プラントの運転効率改善方法

Country Status (5)

Country Link
JP (1) JPH0811923B2 (ja)
KR (1) KR930023578A (ja)
CA (1) CA2097267A1 (ja)
ES (1) ES2088814B1 (ja)
IT (1) IT1263665B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4650298B2 (ja) 2006-02-23 2011-03-16 Tdk株式会社 複合電子部品
CN105134312B (zh) * 2015-08-17 2016-10-26 西安西热节能技术有限公司 一种亚临界喷嘴配汽汽轮机运行阀位确定方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4297848A (en) * 1979-11-27 1981-11-03 Westinghouse Electric Corp. Method of optimizing the efficiency of a steam turbine power plant
US4320625A (en) * 1980-04-30 1982-03-23 General Electric Company Method and apparatus for thermal stress controlled loading of steam turbines
US4888954A (en) * 1989-03-30 1989-12-26 Westinghouse Electric Corp. Method for heat rate improvement in partial-arc steam turbine

Also Published As

Publication number Publication date
ES2088814A2 (es) 1996-09-16
CA2097267A1 (en) 1993-11-30
ITPD930117A0 (it) 1993-05-19
ES2088814R (ja) 1997-05-16
IT1263665B (it) 1996-08-27
ITPD930117A1 (it) 1994-11-19
JPH0633704A (ja) 1994-02-08
KR930023578A (ko) 1993-12-21
ES2088814B1 (es) 1997-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4120159A (en) Steam turbine control system and method of controlling the ratio of steam flow between under full-arc admission mode and under partial-arc admission mode
EP0092551B1 (en) Method for operating a steam turbine with an overload valve
KR100187811B1 (ko) 부분아아크 증기터어빈의 제어단 블레이딩의 충격부하 감소방법
US4437313A (en) HRSG Damper control
JPH01285608A (ja) コンバインドプラントの運転方法及び装置
US4819435A (en) Method for reducing valve loops for improving stream turbine efficiency
US5136848A (en) Method for predicting the optimum transition between constant and sliding pressure operation
US5333457A (en) Operation between valve points of a partial-arc admission turbine
EP2770172B1 (en) Method for providing a frequency response for a combined cycle power plant
US5191764A (en) Governor valve positioning to overcome partial-arc admission limits
US4870823A (en) Low load operation of steam turbines
JPH0811923B2 (ja) 蒸気タービン発電プラントの運転効率改善方法
KR102338216B1 (ko) 증기 터빈 제어
US4338789A (en) Method of varying turbine output of a supercritical-pressure steam generator-turbine installation
GB2176248A (en) Turbine control
JP3641518B2 (ja) コンバインドサイクルプラントの蒸気温度制御方法及び装置
JPS6246681B2 (ja)
JPS6346387A (ja) 復水器冷却水供給装置
JPH01281303A (ja) 変圧運転火力発電プラントにおける給水ポンプ再循環制御装置
JPS60247002A (ja) マルチ変圧運転方式
JP2003056309A (ja) タービン制御装置
JPH02130203A (ja) 複合発電設備の蒸気温度制御装置
WO1983003635A1 (en) Method of varying turbine output of a supercritical-pressure steam generator-turbine installation
JPH08189993A (ja) タービン速度制御装置