JPS6232472Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は食品を加温したり保温したりする電気
加温器に関するものである。

従来例の構成とその問題点 従来、食品を加温、保温する器具として蒸し器
が知られていたが、この蒸し器は一定の発熱量で
食品を加熱するため、食品に適した温度に加熱す
ることが困難であつた。

考案の目的 本考案は簡単な構成で食品を加温したり保温し
たりするのに適した発熱量が得られる電気加温器
を提供しようとするものである。

考案の構成 本考案は熱板に敷板および蓋を載置し、熱板の
裏面にヒーターを圧接し、このヒーターに電源電
圧を直接印加したり、ダイオードを介して印加し
たりすることにより、ヒーターの発熱量を制御し
て食品を加温したり保温したりするものである。

実施例の説明 以下、本考案の実施例について添付図面を参照
して説明する。

図において、１はホーロー鉄板またはステンレ
ス鋼を用いて皿状に形成した熱板であり、フエノ
ール樹脂等により形成されたボデー２の中央に落
とし込まれ、裏側から取付金具３および取付ねじ
４によりボデー２に固定されている。５はマイカ
板に電熱線を巻き付けたヒーターで、熱板１の裏
面に圧接されている。６は熱板１に載置された敷
板、７は熱板１に載置され敷板６を覆う透明材製
の蓋である。８は切替スイツチ、９はダイオード
であり、切替スイツチを切替えると、ヒーター５
に電源電圧が直接印加されたり、ダイオード９を
介してヒーター５に電源電圧が印加されたりす
る。

上記構成において、切替スイツチ８を切替えて
ヒーター５に電源電圧が印加されるようにし、蓋
７、敷板６を取外し、コーヒーを入れたカツプ、
みそ汁を入れた鍋を熱板１に載せると、60℃〜80
℃に保温できる。切替スイツチ８をそのままにし
て、敷板６を置き、この敷板６にしゆうまい中華
まんじゆう、茶わん蒸しを載せ、熱板１上に水を
ひき、蓋７をかぶせると、30〜60分で蒸し上が
る。さらに、切替スイツチ８を切替えて、ダイオ
ード９を介してヒーター５に電源電圧が印加され
るようにし、敷板６を除去し、熱板１上に冷凍野
菜、冷凍肉などを置き、蓋７をかぶせると、15〜
30分で解凍できる。

考案の効果 以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、簡単な構成で、食品を加温したり、保温した
り、さらには解凍したりすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例における電気加温器の
要部斜視図、第２図は同電気加温器の一部欠截正
面図、第３図は同電気回路図である。 １……熱板、５……ヒーター、６……敷板、７
……蓋、８……切替スイツチ、９……ダイオー
ド。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 皿状に形成した熱板に敷板および蓋を載置し、
   前記熱板の裏面にヒーターを圧接し、このヒータ
   ーとダイオードと切替スイツチを直列接続すると
   ともに、この切換スイツチの切替えにより切替ス
   イツチとヒーターの直列回路を電源に接続する構
   成とした電気加温器。