JPS623171A - 内燃機関の安全始動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は内燃機関の安全始動装置に係り、特に小容量電
源の有効利用と高精度の安全始動を可能とした装置を提
供するものである。一般に小型の船舶、二輪車等の小型
車輛においてエンジン始動時にこの動力を車輪あるいは
スクリ。

−等に伝えるギヤが投入されているとコントロールされ
ない状態で自走してしまう危険がある。

特に高出力のエンジンが搭載され、しかも比較的軽最小
型化されているレジャー用の船舶、車輛の場合、前記の
条件下でエンジンの始動スイッチが投入されるとエンジ
ンが始動し、時として重大な事故を招くことがある。こ
のため従来ギヤの状態がドライブか或はニュートラル位
置かを検知するギヤ位置検出スイッチを設け該検出位置
か二−−トラル状態の時のみ始動を可能にして上記の危
険を防止した安全始動装置が採用されている。第１図は
安全始動機能を備えたこの種の点火装置の回路図で図中
ＥＸＴは磁石式交流発電機の発電コイル、Ｐｃは該発電
機に設けた信号コイル、Ｐｗは始動装置等に給電する電
源部でダイオードＤｏｓ抵抗ｎＩｓコンデンサＣＩ及び
定電圧ダイオードＤＺ等により形成されている。（なお
、この電源部はバッテリ等により構成してもよい。）次
にり、は発電コイルの交流出力を整流するダイオード、
Ｃ８は該整流出力により充電されるコンデンサ％　Ｉ　
ｇ　ｃは点火コイル、ＳＰは点火橙、ＳＣＲはサイリス
クでゲート回路からのゲート信号によりオン（導通）し
て該コンデンサＣ２の電荷を点火コイルＩｇｃに放電せ
しめて該点火橙に火花を生じせしめる。次にＲ８は抵抗
、ＳＷはギヤ位置検出スイッチでギヤ投入時即ちドライ
ブ位置の時は開放状態、ニーートラル位置の時閉成され
て該電源部Ｐｖより抵抗Ｒ１を介して給電される。従っ
てこの状態（スイッチＳＷのオン時）ではゲート回路は
動作可能状態となり、信号コイルＰＣの信号等との同期
によりゲート信号を送出し、該エンジンは上記サイリス
タＳＣＲを介して火花発生による始動を行う。所で係る
装置においては通常電源部Ｐｗの容量が小さいために例
えば該抵抗Ｒ８の値を高インピーダンスに保ち該検出用
スイッチＳＷの通電電流（ｉｓ）　　　　　　　　　”
’□を小さく設定している。このため該スイッチＳＷに
水滴或は挨等の付着によりリーク電流Ｉ６が発生すると
該スイッチＳＷがオフ状態に拘わらず該リーク電流Ｉ６
によりゲート回路はオン状態と見做してエンジンが始動
する恐れがあった。

又該スイッチＳＷはギヤ投入状態にならないと開放され
ないため、例えばアイドリング運転期間中電流が流れ電
源部Ｐｖの消費を大にする等電源部の大盤化、不経済化
の原因となっていた。

本発明は上記の問題点を鑑み位置検出スイッチは該発電
機に設けた信号コイルの出力によりオン、オフ動作する
半導体スイッチを介して給電するように構成して上記の
誤動作を防止するようにしたものである。又、本発明は
更に該スイッチＳＷのオン状態を記憶せしめてその後該
スイッチＳＷの給電を逍つように構成し、これによって
電源部の小型小容量化をはかるようにしたものである。

第２図は本発明の一実施例回路図で従来例と同一符号は
同等部分を示す。本発明は従来例と対比して明確なよう
にスイッチＳＷの電流設定用の抵抗Ｒ９を除き、これに
代えてトランジスタＱ、及びＱ、よりなる半導体スイッ
チを設け、該半導体スイッチＱ、、Ｑｔを信号コイルＰ
Ｃの出力電圧（パルサ信号）によりオン、オフ制御する
ようにしたものである。

このように構成すれば位置検出スイッチＳＷはその閉成
（オン）時に該パルサ信号が発生する毎に半導体スイッ
チＱ、　、Ｑｔを介して電流（ｉｓ）が給電される。従
って該電流（ｉｓ）を大きく設定しても該電流（ｉｓ）
はパルス化されるため電源部Ｐｖからの平均電流は少く
て済む。一方、該回路の低インピーダンス化と相俟って
上記のスイッチ電流（ｉｓ）の大きな設定　　　　　　
　　゛によりゲート回路を作動せしめることが可能なた
め、咳スイッチＳＷに付着する水滴或は埃等によるリー
ク電流では該ゲート回路への影響を　　　　　　　　□
排除できるので該リーク電流によるエンジンの　　　　
　　　　゛咳動作（始動）を防止できる大きな利点があ
る。

因みにゲート回路は周知の回路を利用すればよくその際
にゲート信号は該検知スイッチ８Ｗのオン時等に動作す
るスイッチ等を設けて電源部Ｐ−或は信号コイルＰＣか
らの電圧をオン、オ　　　　　　　　、。

フすることにより形成できる。第３図は本発明の他の実
施例回路図でゲート回路に内蔵もしくはこれ七独立した
記憶回路Ｍを設けて該記憶回路により半導体スイッチＱ
、　、Ｑ、及び検出スイッチＳＷが共にオンになったこ
とを記憶せしめ、この出力によりゲート回路（ゲート信
号）を制御するようにしたものである。この構成によれ
ばゲート回路の構成が簡単になりしかも検出スイッチＳ
Ｗのオフ時即ちギヤ投入時のゲ−ト信号の発生を容易に
する。因みに第３図伽）はこのゲート回路の例を示すも
のでインバータ（１）ＮＡＮＤゲート回路り）（萄（４
）及びＡＮＤゲート回路（均等の論理回路を利用して形
成したもので端子Ｂ及びＣが共にＨ（ハイ）レベルの時
（即ち半導体スイッチＱ、　、Ｑ、及び検知スイッチＳ
Ｗがオンの時）端子りよりＨレベルの信号を送出してゲ
ート作用を可能にし、又スイッチＳＷがオフとなり端子
ＢがＬ（ロウ）レベルになっても端子りの出力をＨレベ
ルに維持する。これによりギヤ投入時のゲート作用を継
続できる。

又第４図の他の実施例に示すように位置検知スイッチＳ
Ｗに第２の半導体スイッチＱ、を直列に設けて該半導体
スイッチＱ、を上記ゲート回路を利用して制御するよう
にしてもよい。この場合は該ゲート回路の出力端子りは
半導体スイッチＱ、、Ｑ、又は検出スイッチＳＷの一方
がオフの時はＬレベルを維持する結果、この仏）レベル
の出力により第２の半導体スイッチＱａは動作可能状態
となる。そして前記状態で該半導体スイッチＱ、、Ｑ、
及び検出スイッチＳＷが共にオンとなると該半導体スイ
ッチＱ、もオンし、その後該端子りが■レベルとなるた
めこれによって該半導体スイッチＱをオフせしめて、ス
イッチＳＷの電流（１３）を遮断せしめる結果、核検出
スイッチＳＷの動作後の消費電力を大幅に節約できる。

なお、電源部Ｐｗは上記の該電源部Ｐｖはゲート回路、
記憶回路に給電するためにその消費電力の効率化が重要
な要素であり１本発明ではこの点で低消費電流化が達成
できるのでその利点は大きい。

以上の説明から明らかなように本発明によれば位置検知
スイッチの状態を正確に判断して誤始動を防止し得ると
共に電源部の小型経済化が達成できる等実用上の効果は
大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来回路図、第２図、第３図及び第４図は本、
発明の実施例回路図である。図においてＦｆＸＴは発電
コイル、ＰＣは信号コイル、Ｃ富Ｃ，はコンデンサ、Ｒ
＊　、Ｒ＊は抵抗、ＤＩ、Ｄｔは整流用ダイオード、Ｉ
　ｇ　ｃは点火コイル、ＳＰは点火栓、８０Ｒはサイリ
スク、ＳＷはギヤ位置検出スイッチ、Ｑ、、Ｑ、、Ｑ、
は半導体スイッチ、１はインバータ回路、２．３．４は
ナントゲート回路、５はアンドゲート回路である。 特許出願人　新電元工業株式会社 Ｉ泪　　　　　　　　　　　、。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）磁石式発電機の出力端に接続されたサイリスタ及
   びそのゲート回路を有し、該ゲート回路はギヤが投入さ
   れた場合はオフ又ニュートラル位置ではオンとなる位置
   検出スイッチの信号によりゲート作用を行うようにした
   内燃機関の安全始動装置において、該位置検出スイッチ
   は該発電機に設けた信号コイルの出力によりオン、オフ
   動作する半導体スイッチを介して給電されるように構成
   したことを特徴とする内燃機関の安全始動装置。
2. （２）位置検出スイッチと半導体スイッチが共にオンに
   なったことを記憶する記憶回路を設けゲート回路は該記
   憶回路の出力によりゲート作用を行うように構成したこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載の内燃機
   関の安全始動装置。
3. （３）半導体スイッチのオン時にオン動作する第２の半
   導体スイッチを設け該第２の半導体スイッチは記憶回路
   の動作後オフ動作して位置検出スイッチの給電を断つよ
   うに構成したことを特徴とする特許請求の範囲第（１）
   項第（２）項記載の内燃機関の安全始動装置。