JPS6230845Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、スクーター等の自動二輪車のシー
トロツクバーに関する。

スクーター等の自動二輪車では、シートが蝶番
でボデーに回動自在に取付けられており、シート
の下側に、燃料タンクやオイルタンクの注入口が
配置されていて、シートを起してガソリンやオイ
ルが給油できるようになつている。又、シートの
下側には、バツテリー等も配置されていて、点検
できるようにしてある。したがつて、自動二輪車
を市街地に長時間駐車して放置する場合には、シ
ートを起していたずらされるような危険がある。

この考案は、このような場合に適宜使用して、
シートがロツクできるようにしたもので、以下本
考案を図面に示す実施例について説明する。

図示は、スクーターの例を示し、シート１は、
前端がボデー２に蝶着してあつて、シート１を前
方に起すことができるようになつており、シート
１の下側に、燃料タンクの注入口やオイルタンク
の注入口、バツテリー等が配置されている。とこ
ろで、シート１の底板３の裏面後端に蝶番４を設
け、Ｕ字状のロツクバー５の両端を蝶番４に回動
して出し入れできるように蝶着する。ロツクバー
５は、出し入れの位置をストツパー片６に挾んで
保つことができるようになつている。又、ロツク
バー５は、出したとき、シート１の後側に配置さ
れた荷台７の前端に近接するように配置してあ
る。錠前８は市販品の一般的なもので、ロツクバ
ー５と荷台７の前端を錠止めする。

しかして、長時間駐車して車から離れるような
場合は、ロツクバー５を出して、ロツクバー５と
荷台７の前端を錠前８でロツクすれば、シート１
が起せなくなつて、シート１の下側のものをいた
ずらされることがない。ロツクする必要がない場
合は、ロツクバー５は、底板３の内側に折曲げて
おくことができて、露出せず体裁がよい。又、ロ
ツクバー５は、ストツパー片６で止められるの
で、走行中振動することもない。

以上説明したように、この考案は、シートの底
板の裏面後端にロツクバーを回動して出し入れ自
在に蝶着し、ロツクバーを出したときシートの後
側の荷台前端に近接するようにし、ロツクバーと
荷台前端とを錠前でロツクしてシートを固定でき
るようにしたので、長時間駐車して車から離れる
場合にシートを固定でき、シートの下側のものを
いたずらされることを防ぐことができる。そし
て、ロツクバーは、使用しない場合は内側に曲げ
ておくことができ、露出することがなくて体裁が
よい。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示し、第１図は側面
図、第２図は第１図Ａ矢示部の拡大縦断側面図、
第３図は第２図Ｂ矢視部分図、第４図は第３図Ｃ
−Ｃ矢視断面図である。 １……シート、３……底板、５……ロツクバ
ー、７……荷台、８……錠前。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. シートの底板の裏面後端にロツクバーを回動し
   て出し入れ自在に蝶着し、ロツクバーを出したと
   きシートの後側の荷台前端に近接するようにし、
   ロツクバーと荷台前端とを錠前でロツクしてシー
   トを固定できるようにしたことを特徴とする自動
   二輪車のシートロツクバー。