JPS6230032B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は例えばスキーのそり等にワツクス処理
を施すために用いるワツクスがけ器に関するもの
である。

以下その一実施例を図面により説明すると、１
はヒータ２等により加熱される熱板で、サーモス
タツト３を設けて温度調節される。なおヒータ２
に自己制御ヒータを用い温度コントロールも可能
な構造にすることもできる。４は熱板１に取付け
た把手、５は把手４の前部に設けたワツクス収納
室で、その上端を開放し、ワツクス６の出し入れ
を行うとともにその側面に切欠部７を形成し、ワ
ツクス６の残量が容易に確認できるようにしてい
る。８はワツクス収納室５の底部に一端を突出し
て開口９を形成し、ワツクス６を支持する操作杆
で、上下動自在に取付けられており、熱板１に形
成したワツクスの流出孔１０と対向してこれに近
接・離反する。１１は操作杆８を常時上方へ付勢
するスプリングで、操作杆８の他端には操作釦１
２を取付けている。

そして常時は第１図で示すようにワツクス６は
操作杆８により熱板１から離反しており、使用時
に操作釦１２の押圧操作で熱板１に近接させ、熱
板１の熱によつてワツクス６を溶かし、流出孔１
０から流出させて塗布するものである。ワツクス
６を熱板１より離反すると冷却され流出は停止す
る。以上のように固形のワツクス６を上下動させ
るほかに、第３図で示すようにワツクス収納室５
ａを熱板１に近接・離反させることも可能であ
る。この場合はワツクス６ａが固形のもののほか
に、半ねり状のものも使用可能となるもので、ワ
ツクス収納室５ａの底部に小孔１３を設けて有底
形状となし、ワツクス収納室５ａを直接押圧する
ことで前記実施例と同様の作用効果が期待できる
ものである。

以上のように本発明は熱板を利用してスキーの
そり等にワツクスがけが行えるものであり、ワツ
クスの溶出と停止の切替えが行えることにより、
作業を中断する場合においてもワツクスの流出を
防止してムダな消費をなくすことができるととも
に、溶融したワツクスが飛散したり、仕上げたス
キー面に垂れることもない。また、ワツクスの収
納室を熱板に対して近接・離反させる構成である
ため、特別な開閉装置も必要がない等収納室のス
ペースを確保してワツクスの量を増加させること
ができるとともに収納室内の掃除や手入れも容易
に行えるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す断面図、第２
図は同前面図、第３図は他の実施例の断面図であ
る。 １……熱板、５……ワツクス収納室、６……ワ
ツクス、７……切欠部、８……操作杆、１０……
流出孔。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 熱板と、この熱板近傍に配置したワツクス収
   納室と、このワツクス収納室に近接して前記熱板
   に設けたワツクス流出孔とを備え、前記ワツクス
   収納室に収納したワツクスを熱板に近接・離反す
   る手動切替装置を備えたワツクスがけ器。 ２ 前記ワツクス収納室の側面に切欠きを設けた
   特許請求の範囲第１項記載のワツクスがけ器。 ３ 前記ワツクス収納室を可動自在に構成し、そ
   の一部に小孔を設けて熱板に近接・離反する特許
   請求の範囲第１項記載のワツクスがけ器。