JPS62299691A - 炉壁の断熱施工法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 産業上の利用分野 本発明は、各種金属材料の加熱炉、アルミニウム溶解炉
、陶磁器焼成炉、ナフサ分解炉等の内壁面に無機繊維質
の断熱材を張設する方法に関するものである。

従来の技術 炉壁内面に無機繊維質の断熱材を張設するための工法は
多数あるが、その多くは、セラミック繊維等の耐熱性繊
維からなるブランケットまたはボードを適当な寸法に裁
断したらの（またはそれらの積層物）を種々の金具を用
いて炉壁に固定するものである。しかしながら、この方
法ではプランケントやボードを施工現場で所定寸法に裁
断したり裁断片を組合わせたりする作業が必要であるか
ら、施工手順が繁雑であり、かつ繊維の飛散により作業
環境が悪くなりがちである。また、固定用金具が断熱壁
表面に露出するものにあっては、熱による金具の劣化と
金具を経由する熱損失が問題となる。このような問題を
回避するため、あらｈ化め所定の寸法に化上げておいた
ブランケット等を、表面に露出しない取付金具を用いて
炉壁に固定する方法らある（特公昭５９−９５１２．１
公昭５９−４２２２７等）。しかしながら、これらの方
法も施工時および施工後炉の使用を開始したときのｉ維
飛故の問題は解決できず、また、用いる断熱材の形状や
取付金共の性質上、曲面に対する施工が難しいという問
題が残されていた。

発明が解決しようとする問題点 本発明は、従来の断熱施工法が上述のような問題７克を
有するものであったことに鑑み、繊維飛散らなく良好な
作業環境を維持しながらすぐれた作業性をもってどのよ
うな部分にも容易に施工でき、しかも耐久性のよい断熱
性炉壁を構築し得る方法を提供しようとするものである
。

問題点を解決するための手段 本発明の断熱施工法につきまずその概要を述べると、本
発明の施工法は、−表面の中央部から一辺に向かって伸
びる溝状切欠部を有する直方体状に無機ｌ＆維を主成分
とする耐火材料が成形されてなる黒磯ｗ１．維質ブロッ
クおよび下記ナツト付ボルトのナツトの外径よりも大径
のボルト挿通孔を持つ掛止部と投錨効果を有する基部と
を有する取付金具上りなり、取付金具がその基部を無機
ｗｔｍ質ブロック内に置き掛止部を無ａＮｉＬ維質ブロ
ックの溝状切欠部設置面と同一平面内にあるごとく溝状
切欠部内に露出させて無機ｌ繊維質ブロツクと一体化さ
れている取付金具付黒磯繊維質断熱材を断熱材として用
いる。

一方、ナツト付ボルトを炉壁に垂直に固定して炉壁側に
おける断熱材取付手段として用意する。そして上記断熱
材を、その取付金共の掛止部におけるボルト挿通孔に上
記ナツト付ボルトをナツト部分まで挿通させたのちナツ
トと取付金具掛止部との間に座金を挿入することにより
炉壁に仮留めし、次いでナツトを締付けて断熱材を炉壁
に固定するものである。

天施男 以下、具体例を示す図面を参照しながら本発明を説明す
る。

第１図は本発明の方法に使用する取付金共付黒磯繊維質
断熱材の一例を示す。無機繊維質ブロック１は、アルミ
ナｍ維、アルミノシリケート繊維などのセラミックハ維
や岩綿を主材とし、これに充填材として黒磯質耐火性粉
末（たとえばアルミナ粉末、ケイ砂、シャモット、耐火
性粘土など）を適量加えて成形したものである。黒磯質
耐火性粉末は、必須のものではないが、炉の使用開始後
の熱収縮を小さくするとともに形状安定性を向上させる
のに役立つ。しカルながら、過剰に配合したものは密度
が高すぎて断熱性が良くないが呟多くても、繊維重量の
２（ｇをこえないことが望ましい。成形には、水性無ｆ
ｆ１）２結合剤たとえばフロイグルシリ力、アルミナゾ
ルが１史われている。

この無機繊維質ブロック１を構成している黒磯繊維２は
、取付金共３による支持力が大きくなるよう、また炉使
用中のｙｔｍ飛散が起こり難いよう、望ましくは、炉壁
と対向する而４と直交する面に沿うように配向している
（この上うな配向は、周知のとおり、成形時のプレス方
向によって決まる。）。

無機繊維質ブロック１は、上述のような構成であること
により、繊維配向面と直交する方向（第１図では上下方
向）に３にｇｊｃｍ”の荷重で圧縮したときの圧縮方向
変形率が通常２０％以下、典型的には約０．５〜１５％
であって、従来の無機繊維質断熱材が同じ条件で７０％
前後の変形を示すのと比べると、著しく高弾性率のもの
である。

黒磯繊維質ブロック１は、全体としては一辺の長さが約
１５〜３０ｃＩｎの立方体ないし直方体であるが、炉壁
と対向する而４に、取付操作を可能にするための溝状切
欠部５を持つ。

取付金共３は、＠２図に示したように、Ｌ字形に折曲げ
た長方形鉄板の一半ｔこボルト挿通孔６を穿設して掛止
部７とし、眺半は、そこに２本の係合棒８を溶接して、
黒磯繊維質ブロック１に埋設される基部つとしたちので
ある。

無代繊維質ブロック１と取付金共３とは前者の製造工程
で一体化され、係合棒８を持つ基部９の投錨効果により
、取付金具３が無８１１繊維質ブロツク１の全重量を支
えても、取付金共３が黒磯繊維質ブロック１から抜ける
ことはない。取付金共３は、第１図に現われているよう
に、掛止部７の先端１０を溝状切欠部５の開放端」１側
に向けて、かつ掛止部７の」二面１２が無を幾繊維質ブ
ロック１の溝状切欠！１！５設置面（すなわち炉壁と対
向する面４）と同一平面内にあるように、無機繊維質ブ
ロック１と一体化されている。

第３図は、上記取付金共付無機ａ維質断熱材を炉壁に取
１すけるためのナツト付ボルトを示す。このナツト付ボ
ルト１５は、そのネジ溝１６を切ってない部分を炉壁側
にし且つ炉壁に垂直に配置して、炉壁の鉄皮に溶接して
おく。

断熱材を炉壁に取付ける際は、面４を炉壁面に向け、取
（・［金具３のボルト挿通孔６にナツト付ボルト１５を
ナツト１７ごと通すくボルト挿通孔６の大きさはナット
１７が通過可能なように選定されている）。その後、ナ
ツト１７と掛止部７との開に、第４図に示したような先
割れ型の座金１８を挿入する。座金１８のボルト挿通間
隙１９は、ナツト１７を掛止可能にしであるか帆座金１
８挿入後は、断熱材は手を離してもナツト付ポル）１５
から離れず、炉壁に仮留めされる。

次いで溝状切欠部５にレンチを入れてすント１７を締付
ければ、断熱材は炉壁に完全に固定される。このように
して、炉壁に断熱材を一つずつ、レンガを張設する場合
のように並べて固定してゆくが、その際、無機繊維質ブ
ロック１同士は密着させず、それらの間には約３〜２（
ｈ＋ａの間隙を設けておき、最後に、適当な（好ましく
は繊維質の）パテ状充填材を充填するほうがよい。

第５図は上述のようにして構築される断熱性炉壁の一部
を示す一部破断図であって、２０は炉壁鉄皮、２１は充
填材である。炉内から見た表面には、レンガ張設面のよ
うに無機繊維質ブロック１と充填材２１のみが現われる
。

本発明の施工法に使用する断熱材の黒磯繊維質ブロック
、取付金具、座金、ナット付ボルト等は上記実施例のも
のに限定されるものではなく、上述のような手順の施工
を困難にしたり発明の効果を著しく損なったりするもの
でない限り、ほかにも種々のものを使用し得ることはい
うまでもない。たとえば前記実施例では黒磯繊維質ブロ
ック間にパテ状充填材を充填しているが、黒磯繊維質ブ
ロック側面に無ａｍ維ブランケットをあらｈ化カ接着し
ておき、該ブランケットが圧縮されるような間隔で黒磯
ｖ１．維質ブロンクを配置し固定して行くことによりブ
ロック間の隙間をなくしてらよい。また、炉壁鉄皮と黒
磯繊維質ブロックとの間に隙間ができるのを防ぐため、
鉄皮表面にあらかじめ薄い黒磯繊維質ブランケットを接
着しておいてもよい（ブランケットは無機繊Ｍｔ貿ブロ
ック取付金具の締付圧により圧縮された状態になり、そ
の復元性により、隙間の発生を防ぐ。）。

第６図および第７図は、いずれら本発明の方法に使用可
能な座金の別の例を示す。第６図のものはひょうたん形
のボルト挿通孔２２のうち大径部分のみがナツト付ボル
トのナツトも通過可能な径になっているから、この部分
で座金種入毘作を行なったのち小径部分でナツトを受け
るように使う。

取付金具の数も、黒磯繊維質ブロック１個につき１個に
限られるわけではなく、必要に応じて２個にしてもよい
。

発明の効果 本発明の断熱施工法は、あらかじめ無ＩＰｔ　ＨＭＬを
ブロック状に成形し且つ取付金具と一体化したものを断
熱材として使うので、施工現場で断熱材を裁断する必要
がなく、また断熱材取付に必要な金具として現場で用意
するのは、炉壁側に固定するナツト付ボルトだけでよい
。したがって本発明によれば、断熱材からの繊維飛散ら
なく良好な作業環境を維持しながら能率よく施工を進め
ることができる。

また、本発明の方法によれば、取付金共を施工現場で断
熱材に取付けるのと違って金具と無機繊維質ブロツクと
の結合が確実である。さらに、用いる取付金具が施工完
了後黒磯繊維質ブロック内に埋設された状態になり、炉
の内面には全く露出しない。したがって、形成される断
熱壁の均一性がすぐれ、熱による金具の劣化や金具を経
由する熱損失も僅かで済む。金具が高熱にさらされない
ことにより、金具の材料にも高価な耐熱性金属を使わな
くてすむ。特に、無機繊維質ブロツクとして前記実施例
で使用しているような無機質耐火性粉末と無機結合剤を
配合して作られたものを用いるときは、機械的強度が大
きく、しかも耐風速性、耐振動性にすぐれた、高度の耐
久性を示す断熱壁が形成される。

用いる断熱材がブロック状である本発明の施工法は、耐
火レンガを張設する場合の施工法に似ており、したがっ
て、曲面への施工か容易であるだけでなく、この方法に
より構築された炉壁が部分的に損傷を受けた場合の補修
が容易て゛あるという特長もある。

【図面の簡単な説明】

第１ｌ：本発明の方法に使用する取付金具付無磯繊維貿
断熱材の例を示す斜視図。 第２図：第１図の断熱材における取付金具３の斜視図。 第３図：第１図の断熱材を炉壁１こ取付けるためのナッ
ト付ボルトの斜視図。 第４図：第１図の断熱材を炉壁に取付けるための座金の
斜視図。 ｆ５５図：第１図の断熱材を用いて構築された断熱性炉
壁の一部を示す一部破断図。 ｔ５６図、第７ｌ：本発明の方法において使用可能な座
金の別の例を示す平面図。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 一表面の中央部から一辺に向かって伸びる溝状切欠部を
   有する直方体状に無機繊維を主成分とする耐火材料が成
   形されてなる無機繊維質ブロックおよび下記ナット付ボ
   ルトのナットの外径よりも大径のボルト挿通孔を持つ掛
   止部と投錨効果を有する基部とを有する取付金具よりな
   り、取付金具がその基部を無機繊維質ブロック内に置き
   掛止部を無機繊維質ブロックの溝状切欠部設置面と同一
   平面内にあるごとく溝状切欠部内に露出させて無機繊維
   質ブロックと一体化されている取付金具付無機繊維質断
   熱材を断熱材として用い、 ナット付ボルトを炉壁に垂直に固定して炉壁側における
   断熱材取付手段として用意し、 上記断熱材を、その取付金具の掛止部におけるボルト挿
   通孔に上記ナット付ボルトをナット部分まで挿通させた
   のちナットと取付金具掛止部との間に座金を挿入するこ
   とにより炉壁に仮留めし、 次いでナットを締付けて断熱材を炉壁に固定することを
   特徴とする炉壁の断熱施工法。