JPS62299680A - 冷蔵庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 産業上の利用分野 本発明は野菜容器を備えだ冷蔵庫に関するものである。

従来の技術 従来例を第７図に基づいて説明すると、１は冷蔵庫本体
で、２は冷媒を圧縮する圧縮機、３は圧縮機２で圧縮さ
れた冷媒を所定の温度で凝縮する凝縮器、４は凝縮され
た冷媒が所定の温度で蒸発する冷却器、６は冷却器４で
冷却された冷気を庫内へ送風するファン、６は冷蔵庫本
体１の上部に設けられた冷凍室、７は冷蔵庫本体１の下
部に設けられた冷蔵室の上部貯蔵室、８は前記冷蔵室の
下部貯蔵室、９，１０は前記冷蔵室を上部貯蔵室７と下
部貯蔵室８に区画する仕切板と中仕切である。１１は上
部貯蔵室扉であり、１２は上部貯蔵室扉に保持された扉
棚である。１３は前記下部貯蔵室８内で野菜等を保存す
る上面を開放とした野菜容器、１４は前面引出し可能な
下部貯蔵室扉、１５は下部貯蔵室扉１４に固定され前記
野菜容器１３を保持するフレームである。上記構成によ
り、圧縮機２、凝縮器３、冷却器４により構成する冷凍
サイクル及びファン５の回転によシ冷凍室６、上下部貯
蔵室７，８は所定の温度に冷却される。

ここで下部貯蔵室８に注目すると、野菜容器１３は上部
貯蔵室７から送られてくる冷気が野菜容器１３の後部か
ら前面部を通り冷却されており又野菜容器１３内に収納
された野菜類の乾燥、即ち水分が蒸散するのを防止する
為、野菜に直接冷気を当てない様に仕切板９の後部に設
けられた遮断板９ａにより冷気が野菜容器１３内に進入
しない様にしていた。

発明が解決しようとする問題点 しかし、上記のような構成によると、野菜容器１３の冷
却は、冷気を野菜容器１３の周囲を通過させ冷却するも
のであるから効率が悪く、野菜容器１３内を所定の温度
、通常４°Ｃ〜５°Ｃに冷却する為には上部貯蔵室から
送られて来る冷気の風量を多く又強い風速を必要とした
。この事により野菜容器１３後部と仕切板９の遮断板９
ａとの隙間や野菜容器１３０両サイドから冷気が進入し
て来て、野菜容器１３内に収納された野菜から蒸散する
水分を運び去り野菜が短期間で乾燥してしまうという問
題が生じていた。又野菜容器１３を冷却する冷気の風量
が多くなる為上部貯蔵室７が冷え過ぎるという問題が発
生していた。又野菜容器１３の周囲が極度に冷却される
為、野菜から蒸散する水分によシ野菜容器１３内表面及
び仕切板９の下面に結露が起こりこの水滴が重力により
落下し直接野菜等の貯蔵物の上に落ちたり、又野菜容器
１３の底面に留まり野菜に接触したりして貯蔵物を腐敗
させるという欠点を有していた。

本発明は上記欠点に鑑み、野菜等の貯蔵物の乾燥と、結
露による貯蔵物の腐敗を防止すると共に、上部貯蔵室及
び下部貯蔵室が所定の温度を保てる冷蔵庫を提供するこ
とを目的とするものである。

問題点を解決するための手段 上記目的を達するため、本発明は前後移動可能な野菜容
器と、この野菜容器の上面と密接しだ略箱体を成す蓋体
を設け、この蓋体の外周に形成されたフランジと野菜容
器上部側面と接するか若しくは若干の隙を有する様にし
、さらに蓋体に透湿膜を設けたものである。

作　　用 本発明は上記構成により、蓋体を野菜容器の上部側面に
当接して密閉し、野菜容器上面を通過する冷気と野菜容
器を遮断し、野菜特に葉菜類から蒸散する水分により容
器内を高湿に保つことにより野菜の乾燥を防止し、さら
に透湿膜により容器内の湿度を一定に保ち野菜の乾燥を
適度に抑制して野菜を長期保存出来る様にするものであ
る。

実施例 以下本発明の一実施例について図面を参照しながら説明
する。尚、従来と同一部分については同一符号を付し説
明を省略する。

１６は仕切板であり、１７は中仕切である。

１８は蓋体であり、内箱１９で形成されたレール１９ａ
により蓋体１８の両サイドに形成された受は部１８ａを
係合して保持されており、野菜容器２０の上面に略密着
して前記仕切板１６と間隔を保ち取り付けられている。

１８ｂは前記蓋体１８の外周に形成されたフランジで、
前記野菜容器２０の上部側面と接するか若しくは若干の
隙を有する様に形成されている。１８ｃは前記蓋体１Ｂ
前部に設けられ上部貯蔵室７方向に向かって形成された
傾斜面１８ｄよりなる凸部である。ここに凸部１８Ｃを
設けであるのはビール等の背の高いビン類を収納出来る
様にする為であり、前記中仕切１７の下部のスペースを
利用している。又前記傾斜面１８ｄにより前記仕切板１
６と前記蓋体１８の間を通る冷気をスムーズに上部貯蔵
室７に導かれる。

又、前記蓋体１８は樹脂で成型され、多数の貫通穴１８
ｅを有し、片面に溶着された透湿膜２１より構成されて
いる。

ここで前記透湿膜２１について説明する。前記透湿膜２
１は、シリコン薄膜２１ａと親水性ナイロン繊維２１ｂ
を積層したもので、シリコン薄膜２１ａは約１０〜５０
μ程度の膜厚でほとんどアモルファスの鎖状分子集合体
から成り、これら綿状の分子の集りが液体を完全にシャ
ットアウトし、１０〜１０３人の分子間隔によってガス
透過性を有するものである。即ち水蒸気や空気、炭酸ガ
スが膜の内外で濃度差があれば透過・される性質のもの
である。また、親水性ナイロン繊維２１ｂを使用するの
は、結露を防止する為である。

以上のような構成であるから蓋体１８は野菜容器２０の
上面に密着され、野菜容器２０内への冷気の直接の進入
がなく、野菜容器２０に貯蔵した野菜から蒸散した水分
により野菜容器２ｏ内が高湿に保たれ野菜の乾燥が防止
できる。さらに透湿膜２１により飽和湿度以上の水分は
第６図に示した如く上面に冷気が良く当って最も冷却さ
れやすい蓋体１８の表面の前記透湿膜２１を介して低湿
度である上面側へ矢印の如く徐々に透湿していく。

実験結果によると、前記透湿膜２１の透湿度を適切なも
のを選ぶことによシ、前記野菜容器２Ｑ内部は野菜の保
存に適していると言われる８０〜９５％ＲＨの湿度に保
つことができる。よって、野菜容器２０内に大量の野菜
が収納され野菜容器２０内の湿度が異常に上がり結露し
て、その水滴が野菜に付着し野菜の腐敗を促進させると
いった異常事態も防止できる。

さらに蓋体１８の前部に設けられた傾斜面１８ｄにより
野菜容器２０の後部から下部を通り前面へ流れて来る冷
気と、仕切板１６と蓋体１８との間から来る冷気との衝
突をさけ効率よく冷気を流すことができ、野菜容器、２
０の冷却は野菜容器２０の全周から行なうことにより従
来に比べて上部貯蔵室７からの冷気の風量は少なくて野
菜容器２０の冷却を行なうことができ上部貯蔵室７の冷
え過ぎといった問題もなく又極部冷却によって発生して
いた野菜容器２０内面の結露もなくなる。さらに、蓋体
１８を、フランジ１８ｂにより野菜容器２０の上部周囲
の隙をなくし、又略箱体形状にすることにより金型成型
時及び使用時の変形防止を図り、野菜容器２０との隙を
出来る限り少なくして密閉性を上げることができる。

発明の効果 以上のように本発明は、野菜容器上面と略密着した蓋体
を設け、この蓋体の外周に形成されたフランジと野菜容
器上部側面と接するか若しくは若干の隙を有する様にし
、さらに冷蔵室を上部及び下部貯蔵室に区画する仕切板
と前記蓋体の間に冷気を流す様にしたものであるから、
野菜容器の冷却は冷気を容器の周囲及び上面全効率よく
通過させて行なうことができ、少ない風量で野菜容器内
部を所定の温度に保つことが可能となり極部冷却により
発生していた容器内面の結露も防止でき、又冷気の風量
が多くて発生していた上部貯蔵室の冷／を過ぎといった
問題点もなくなる。又蓋体のフランジによシ蓋体の変形
を防止することができ、さらに野菜容器を完全に密閉で
き容器内には冷気の直接の進入がなく、内部に貯蔵され
た野菜自身から蒸散する水分により容器内が高湿に保た
れ野菜の乾燥を防止でき、透湿膜によシ最適な湿度を一
定に保つことにより野菜の鮮度を長期間維持することが
できる。さらに、下部貯蔵室扉と野菜容器を取り外した
後、蓋体は簡単に取り外しができ掃除等が容易に行なえ
るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す冷蔵庫の下部貯蔵室の
要部断面図、第２図は同冷蔵庫における野菜容器を取り
外した際の断面図、第３図は同冷蔵庫の断面図、第４図
は蓋体の斜視図、第６図は同蓋体の要部拡大断面図、第
６図は第６図における透湿状態の説明図、第７図は従来
の冷蔵庫の断面図、第８図は野菜容器の斜視図である。 １６・・・・・・仕切板、１８・・・・・・蓋体、１８
ｂ・・・・・・フランジ、２ｏ・・・・・・野菜容器、
２１・・・・・・透湿膜。 ７６〜−−イ±を刀４２饗ミ 第３図　　　　　　　１８−蚤、１本 ２０−−一野泉容呑 ／３−１体 １４図　　　　　　２１−送ｌ膜 ／８ａ 第　５　図 第７図 第８図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 仕切板にて区画された上部貯蔵室と、下部貯蔵室と、こ
   の下部貯蔵室に設けられ上面を開放した前後移動可能な
   野菜容器と、この野菜容器の上面を密閉した略箱体を成
   す蓋体と、この蓋体の外周に形成され特に両側は前記野
   菜容器上部側面と接するか若しくは若干の隙を有するフ
   ランジと、前記蓋体に保持された透湿膜とからなる冷蔵
   庫。