JPS62299624A - 高周波加熱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 産業上の利用分野 本発明は、高周波を利用して食品の加熱調理を行なう高
周波加熱装置に関するものである。

従来の技術 一般に、この種装置いわゆる電子レンジにおいては、高
周波発生源（以下、マグネトロンと呼ぶ）を冷却する冷
却手段（以下、送風機と呼ぶ）が故障し、マグネトロン
に冷却風が供給されなくなると、マグネトロンが異常温
度上昇して焼損するおそれがある。このため、マグネト
ロン本体あるいはその近傍に異常温度上・昇を検知して
作動する制御手段（以下、温度スイッチと呼ぶ）を設置
して、この温度スイッチが作動したときマグネトロンへ
の通電をしめ断するようにしている。また、食品を加熱
し過ぎると加熱室内において食品が燃焼し、加熱室が異
常温度上昇して火災が発生するおそれがあるため、加熱
室の側壁あるいは加熱室の排気口近傍に異常温度上昇を
検知して作動する温度スイッチを設置し、この温度スイ
ッチが作動したときマグネトロンおよび送風機などへの
通電をしゃ断するようにしている。

発明が解決しようきする問題点 このように従来は、それぞれ別々に設けた２個の温度ス
イッチにより、送風機の故障時におけるマグネトロンの
焼損保護、および加熱室内の食品燃焼時における加熱室
の異常温度上昇による火災発生の防止をそれぞれ行なっ
ていた。そのため、温度スイッチが２＠必要であり、よ
ってコスト高となる欠点を有しているとともに、電気回
路が複雑化して故障に対する信頼性が低いという問題も
あった。

本発明は上記問題点に鐵み、送風機の故障に伴なうマグ
ネトロンの保護および加熱室内の食品燃焼における火災
防止とを１個の温度スイッチで行い得、よってコストの
低下が計れるとともに電気回路の簡素化を計り故障に対
する信頼性も向上する高周波加熱装置を提供するもので
ある。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の高周波加熱装置は
、被加熱物を収納する加熱室と、この加熱室に高周波を
供給する高周波発生源と、この高周波発生源を冷却する
冷却手段と、前記加熱室に設けられ、前記冷却手段によ
り前記高周波発生源を冷却した後の風を前記加熱室内に
導く吸入口と、所定の温度にて作動し前記高周波発生源
および前記冷却手段への通電を制御する制御手段とを具
備し、前記高周波発生源と前記吸入口との間に位置し且
つ前記加熱室の天板上に前記制御手段を設置するという
構成を備えたものである。

作　　用 本発明は上記した構成によって、送風機等から成る冷却
手段が故障し動作を停止するとマグネトロン等から成る
高周波発生源は急激に温度上昇し、その熱が加熱室の天
壁上に設置された温度スイッチ等から成る制御手段に伝
導され、上記温度が所定の温度以上になると温度スイッ
チが作動し、マグネトロン詔よび送風機への通電をしゃ
断することによりマグネトロンの焼損を防止する。また
、加熱室内の食品を加熱し過ぎて食品が燃焼すると、加
熱室が急激に温度上昇し、その熱が上記温度スイッチに
伝導され、上記温度が所定の温度以上になると、上記の
場合と同様に温度スイッチが作動し、マグネトロンおよ
び送風機への通電をし？断してマグネトロンおよび送風
機の動作を停止させる。これにより、加熱室内の燃焼は
鎮火し火災は防止されることとなる。

実施例 以下本発明の一実施例の高周波加熱装置について、図面
を参照しながら説明する。

第１５図において、電子レンジの筐体１内には前面を開
口し、且つ熱伝導良好な金属製の加熱室２が収納されて
おる。加熱室２の開口部には、左端縁を筐体１の前端壁
に枢支した咋（図示しない）が開閉自在に装着されてい
る。また加熱室２の右側壁には加熱室２内に高周波を放
射するマグネトロン３が設置され−ている。そしてこの
マグネトロン３の冷却風入口部は、吸入ダクト４を介し
て送風機５に接続されており、これによってマグネトロ
ン３は冷却される。さらにマグネトロン３が設置されて
いる加熱室２の右側壁には吸入口６が設けられていて、
この吸入口６とマグネトロン３の冷却風出口部との間に
は導入タリト７か連設されており、これによりマグネト
ロン３を冷却した後の風が加熱室２内に導入される。ま
た加熱室２の左側壁には排気口８が設けられており、こ
の排気口８から加熱室２内に導入された風を外部へ排気
するように成している。そして、温度スイッチ９はマグ
ネトロン３の中心線１０とマグネトロン３に近い吸入口
６の縁１１との間に、しかも加熱室２の天壁上に設置さ
れている。この温度スイッチ９は、加熱室２およびマグ
ネトロン３の各異常温度上昇をそれぞれ検知して所定の
温度にて作動するものである。

次に、第２図に示す電気回路を説明する。交流電源１２
にはヒユーズ１３、ドアスイッチ１４と１５、調理時間
を設定するタイマー１６のタイムスイッチ１７および温
度スイッチ９を直列に介してトランス１９の１次コイル
２ｏが接続される。

上記トランス１９の高圧２次コイル２１にはコンデンサ
２３とダイオード２４とからなる整流回路２５を介して
前記マグネトロン３が接続され、このマグネトロン３の
ヒータは上記トランス１９の低圧２次コイル２２に接続
される。また交流電源１２には、調理時間を設定するタ
イマー１６および送風機５がそれぞれ並列に接続される
。

以上のように構成された高周波加熱装置について動作を
説明する。

加熱室２内に調理する食品を入れて扉を閉じることによ
り、ドアスイッチ１４．１５が閉成する。

この状態でタイマー１８を所望の時間に設定することに
より、タイマー１８のタイムスイッチ１７はその時間設
定により閉成するのでトランス１９が通電されマグネト
ロン３は発振動作し、加熱調理が開始される。また、こ
のとき送風機５も通電され作動を開始し、よって送風機
５からの風は図に破線矢印で示すように循環し、マグネ
トロン３が冷却されるとともに加熱室２内の排気が行な
われる。しかして、タイマー１′８の設定時間が経過す
ると、タイマー１８はタイマスイッチ１７を開放して動
作を停止するのでトランス１９は通電をしゃ断される。

よって、マグネトロン３が動作を停止し、加熱調理が終
了する。また、このとき送風機５への通電もしゃ断され
るので送風機５は動作を停止する。

ところが、加熱調理中において、送風機５の故障により
送風機５が動作を停止した場合、送風機５からの風が停
止するので、マグネトロン３は急激に温度上昇し、その
熱が加熱室２の壁を介して温度スイッチ９に伝導される
。そして、上記温度が設定値以上になると温度スイッチ
９は開放作動するのでトランス１９への通電がしゃ断さ
れ、よってマグネトロン３は通電をしゃ断されて動作を
停止し、これによりマグネトロン３の異常温度上昇が保
護される。

また、タイマー１８の時間設定を誤り、そのため加熱室
２内の食品を加熱し過ぎて食品が燃焼した場合、こうな
ると加熱室２は急激に温度上昇し、その熱は加熱室２の
天井壁を介して、温度スイッチ９に伝導される。また、
加熱室２内の熱風は図に示すように吸入口６に向かって
流れ、よってマグネトロンの中心線１０と吸入口６の縁
１１との間を急激に熱し、この熱は温度スイッチ９に伝
導される。そして、上記温度が設定値以上になると、上
記の場合と同様に温度スイッチ９が開放作動するので、
マグネトロン３および送風機５は通電をしゃ断され、そ
れぞれ動作を停止する。これにより、加熱室２内の燃焼
がなくなり火災を防ぐことができる。

なお、温度スイッチ９の電気回路への接続位置は前記実
施例に限定されるものではなく、マグネトロン３および
送風機５などへの通電をしゃ断できればどこでもよい。

発明の効果 以上詳述したようにこの発明によれば、加熱室に設けら
れた空気の吸入口とマグネトロンとの間に位置しかつ上
記加熱室の天板上に温度スイッチを設置したので、１個
の温度スイッチで加熱室およびマグネトロンの各異常温
度上昇をそれぞれ検知しマグネトロンおよびマグネトロ
ン冷却用の送風機への通電をとめてそれらを保護でき、
よってコストの低下が計れるとともに、電気回路が簡略
化されて故障に対する信頼性も向上する高周波加熱装置
を提供できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は要部を
一部断面して示す斜視図、第２図は同電気回路図である
。 ２・・・・・・加熱室、３・・・・・・マグネトロン、
５・・・・・送風機、６・・・・・吸入口、９・・・　
・温度スイッチ、１゜・・・・・・マグネトロンの中心
線、１１・・・・・・吸入口の縁。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 被加熱物を収納する加熱室と、この加熱室に高周波を供
   給する高周波発生源と、この高周波発生源を冷却する冷
   却手段と、前記加熱室に設けられ前記冷却手段により前
   記高周波発生源を冷却した後の風を前記加熱室内に導く
   吸入口と、所定の温度にて作動し前記高周波発生源およ
   び前記冷却手段への通電を制御する制御手段とを具備し
   、前記高周波発生源と前記吸入口との間に位置し且つ前
   記加熱室の天板上に前記制御手段を設置したことを特徴
   とする高周波加熱装置。