JP2662086B2 - 電熱調理器の異常検知装置 - Google Patents

電熱調理器の異常検知装置

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JP2662086B2 JP2278511A JP27851190A JP2662086B2 JP 2662086 B2 JP2662086 B2 JP 2662086B2 JP 2278511 A JP2278511 A JP 2278511A JP 27851190 A JP27851190 A JP 27851190A JP 2662086 B2 JP2662086 B2 JP 2662086B2
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【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、加熱室内にリレーにより通電がオン・オフ
されるヒータと温度センサを備えた電熱調理器の異常検
知装置に関する。
【従来の技術】
従来、この種の電熱調理器として、電気ヒータを内蔵
した第6図に示すような電子レンジが知られている。こ
の電子レンジは、ドア11で開閉される加熱室12内の底部
に設けられたローラーステイ13上に、食品を載せたトレ
イ14を載置した回転させつつ、前面の制御パネル15で設
定した条件に従い、ヒータ16(第7図参照)で加熱した
熱風を後部内壁17から食品に吹き付けて、本来のマイク
ロ波調理に加えてグリル調理を行なうものである。 上記熱風によるグリル調理は、平面図である第8図に
示すように、後部壁17内にあるコンベクションファン18
により室内の空気を矢印Aの如く吸い込み、吸い込んだ
空気をヒータ16,16に通して加熱して両側から室内へ矢
印Bの如く吹き出して行なわれる。そして、ヒータ16,1
6は、加熱空気の温度を検出する温度センサ19の検出信
号を受ける図示しないリレーを有する制御部によって、
室温が制御パネル15で設定された最適調理温度になるよ
うにオン・オフ制御される。また、上記リレーが故障し
てヒータ16が連続通電され、火災や事故が生じるのを防
ぐべく、加熱室12外に通電を遮断するヒューズ等を設け
ている。 なお、マイクロ波調理は、電源トランス19(第7図参
照)で給電されるマグネトロン20から発せられるマイク
ロ波を、導波管21を経て導き、食品に上方から照射して
行なわれる。冷却ファン22は、稼働中のマグネトロン20
を空冷する一方、天井の排気ダクト23と排気ルーバ24
は、調理中に発生する煙等を加熱室外へ排出する。
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のヒータ付電子レンジは、リレー
の故障によるヒータ16の連続通電を防ぐべく、単に加熱
室12外に高温で溶断するヒューズ等を設けているにすぎ
ないため、ヒューズが溶断する時点では、加熱室12内が
非常に高温となって相当の熱的損傷を受け、多くの部品
を取り換えないと電子レンジが使用できなくなるという
欠点がある。また、ヒューズの溶断に気付かずに電子レ
ンジに手を触れると、火傷等の事故をもたらす。さら
に、加熱室12内の食品も黒焦げ状態となって到底食べる
ことができない。つまり、従来のヒータ付電子レンジ
は、一旦リレーが故障してヒータ16が連続通電される
と、大きな損失をもたらすという問題がある。 そこで、本発明の目的は、加熱室内の温度を検出する
温度センサを利用して、リレーの故障によるヒータの連
続通電を確実に防止することによって、電熱調理器を安
全かつ経済的なものにできる電熱調理器の異常検知装置
を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1の電熱調理器
の異常検知装置は、加熱室内にリレーにより通電がオン
・オフされるヒータと、室温を検出する温度センサを備
えたものにおいて、上記温度センサの検出信号を加熱開
始時から監視し、この検出信号が、室温が加熱開始から
所定の設定温度に達するまでに要する予め与えられた標
準加熱時間以内に減少に転じたか否かを判別し、否と判
別したとき異常検知信号を出力する判別手段と、この判
別手段からの異常検知信号を受けて警報を発する警報手
段を備えたことを特徴とする。 また、本発明の第2の電熱調理器の異常検知装置は、
加熱室内にリレーにより通電がオン・オフされるヒータ
と、室温を検出する温度センサを備えたものにおいて、
上記温度センサの検出信号を室温が上記設定温度に達し
た後から監視し、ヒータオンに対比して増加し始める上
記検出信号が、上記ヒータがオン・オフ制御される際の
予め与えられた標準オン時間以内に減少に転じたか否か
を判別し、否と判別したとき異常検知信号を出力する判
別手段と、この判別手段からの異常検知信号を受けて警
報を発する警報手段を備えたことを特徴とする。
【作用】
第1の異常検知装置において、リレーによりヒータへ
の通電が開始されると、判別手段は、温度センサからの
加熱室内の温度を表わす検出信号を監視し、この検出信
号が予め与えられた標準加熱時間以内に減少に転じたか
否かを判別し、否と判別したとき、リレーがオンのまま
で室温が未だに増加し続けていて、過熱の虞れありとし
て異常検知信号を出力する。すると、この異常検知信号
を受けて、警報手段が警報を発し、使用者に電熱調理器
のプラグを抜かせるように注意を喚起する。そして、プ
ラグが抜かれることにより、加熱室内および食品の熱的
損傷が未然に防止される。 第2の異常検知装置において、室温が上記設定温度に
達した後、判別手段は、温度センサからの検出信号を監
視し始め、リレーでオン・オフ制御されるヒータのヒー
タオンに対応して増加し始めた検出信号が、予め与えら
れた標準オン時間以内に減少に転じたか否かを判別し、
否と判別したとき、リレーがオンのままで室温が未だに
増加し続けていて、過熱の虞れありとして異常検知信号
を出力する。すると、上述と同様に警報手段が警報を発
し、使用者に電熱調和器のプラグを抜かせ、過熱室内や
食品の熱的損傷が未然に防止される。
【実施例】
以下、本発明を図示の実施例により詳細に説明する。 第1図は、本発明の第1,第2の異常検知装置の一例を
備えた電子レンジの要部を示す概略回路図であり、図示
せぬ他の部分の構成は、第6〜8図で述べた従来のもの
と同じである。 同図において、1は電子レンジの電源プラグ、2は加
熱室12(第8図参照)内に設けられたヒータ、3はスイ
ッチ3aを介して上記電源プラグ1からヒータ2への給電
をオン・オフ制御するリレー、4は加熱室12の温度を検
出する温度センサ、5は制御パネル15(第6図参照)か
らの設定値と温度センサ4の検出信号に基づいて、上記
リレー3を駆動するとともに、温度センサ4からの検出
信号を監視しつつ異常加熱の判別を行なう判別手段とし
てのマイクロコンピュータ、6,7はこのマイクロコンピ
ュータ5から出力される異常検知信号を受けて音,光で
警報を発する警報手段としてのブサー,ランプである。 上記マイクロコンピュータ5は、制御パネル15から使
用者によって入力される標準加熱時間Atと設定温度Toを
内蔵するメモリに記憶する。この標準加熱時間Atは、リ
レー3が正常動作している場合、第2図(a)に示すよ
うに、加熱室12の温度Tが所定の設定温度To(例えば、
232℃)に達してリレーが始めてオフになるまでのヒー
タ2への連続通電時間であり、被加熱物(食品)の種類
や重さおよび加熱室の予熱の有,無などにより変動する
が、そのうちで最大となる時間が標準加熱時間At(例え
ば、20分)として入力される。そして、マイクロコンピ
ュータ5は、温度センサ4の検出信号を加熱開始から監
視し、この検出信号が、第2図(b)に示すように加熱
時間tが上記標準加熱時間Atを超えても減少に転じない
とき、ブザー6,ランプ7に異常検出信号を出力する。 また、マイクロコンピュータ5は、制御パネル15から
入力される標準オン時間Btを内蔵するメモリに記憶す
る。この標準オン時間Btは、リレー3が正常にオン・オ
フ動作する場合、第3図(a)に示すように、加熱室を
設定温度Toに維持するに要するヒータ2への通電時間で
あり、調理条件により変動するが、そのうちの最大値が
標準オン時間Bt(例えば、5分)として入力される。そ
して、マイクロコンピュータ5は、室温がメモリに記憶
した設定温度Toに達した後から温度センサ4の検出信号
を監視し、ヒータオンに対応して増加し始める上記検出
信号が、第3図(b)に示すようにオン時間tが上記標
準オン時間Btを超えても減少に転じないとき、ブサー6,
ランプ7に異常検出信号を出力する。 上記構成の電子レンジの異常検知装置の動作を、第4,
5図を参照しつつ次に述べる。 第4図において、ステップS1で、使用者は制御パネル
15(第6図参照)から標準加熱時間At(例えば、20分)
および設定温度To(例えば、232℃)を入力し、ヒータ
2を起動させる。マイクロコンピュータ5は、入力され
た標準加熱時間Atと設定温度Toをメモリに記憶し、ステ
ップS2で、ヒータの起動と同時に計時を開始し、かつ温
度センサ4からの検出信号の監視を開始する。次に、ス
テップS3で、マイクロコンピュータ5は、計時値即ち加
熱時間tをメモリ内の標準加熱時間Atと比較しながら、
上記検出信号が標準加熱時間At以内に減少に転じたか否
かを判別する。 そして、加熱時間tがAtを超えても検出信号が第2図
(b)の如く増え続ける場合、即ち否と判別した場合
は、リレー3が故障してオンのままで過熱の虞れがある
としてステップS5に進み、ブサー6とランプ7に異常検
知信号を出力する。かくて、ブザー6が警報音を発し、
ランプ7が点灯して、使用者に異常発生を知らせる。異
常発生に気付いた使用者は、ステップS6で電源プラグ1
をコンセントから抜く。これにより、ヒータ2への給電
が断たれ、加熱室内および食品の過熱による損傷が未然
に防止される。一方、ステップS3で検出信号がAt以内に
減少に転じたと判別した場合は、ステップS4に進んで調
理を続行させる。 次に、第5図において、ステップS1(第4図のステッ
プS1と同時期)で使用者により標準オン時間Bt(例え
ば、5分)が入力されており、マイクロコンピュータ5
は、温度センサ4の検出信号が表わす室温が設定温度To
を超えると、ステップS2に進んで上記検出信号の監視を
開始する。次に、ステップS3で、マイクロコンピュータ
5は、リレー3でオン・オフ制御されるヒータ2のオン
に対応して増え始めた検出信号が、上記標準オン時間Bt
以内に減少に転じたか否かを判別する。 そして、オン時間tがBtを超えても検出信号が第3図
(b)の如く増え続ける場合、即ち否と判別した場合
は、リレー3が故障してオンのままで過熱の虞れがある
としてステップS5に進み、前述と同様にブサー6とラン
プ7に警報を発生させ、これに気付いた使用者はステッ
プS6で電源プラグ1を抜く。かくて、リレー3が故障し
ても加熱室と食品の熱損傷が未然に防止される。一方、
ステップS3で肯と判別されれば、ステップS4で調理が続
行される。 このように、上記実施例では、判別手段としてのマイ
クロコンピュータ5によって、加熱開始から所定の設定
温度Toに至るまでの間リレー3の故障によるヒータ2の
過熱と、設定温度Toに達した後のオン・オフ制御時のリ
レー3の故障によるヒータ2の過熱の双方を確実に防止
するようにしているので、電熱調理器の安全性と経済性
を一層向上できるという利点がある。 なお、本発明の判別手段は、ヒータの上述の過熱の一
方のみを防止するものであってもよく、また実施例のマ
イクロコンピュータ以外の電気回路で構成することもで
きる。また、本発明の電熱調理器が、実施例のヒータ付
電子レンジに限られないのはいうまでもない。
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明の電熱調理器の
異常検知装置は、判別手段によって、リレーで通電がオ
ン・オフされるヒータにて加熱される加熱室の温度セン
サからの検出信号を、加熱開始時または室温が所定の設
定温度に達した時から監視し、この検出信号が、予め与
えられた連続加熱時の標準加熱時間以内またはオン・オ
フ制御時の標準オン時間以内に減少に転じたか否かを判
別し、否と判別したとき警報手段に異常検知信号を出力
して、使用者に異常を知らせて電源を抜かせるようにし
ているので、連続加熱時またはオン・オフ制御時にリレ
ーが故障しても、ヒータの連続通電が確実に防止され、
加熱室内の部品や食品を過熱で損傷することもなく、電
熱調理器の安全性と経済性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の異常検知装置の一実施例を備えた電子
レンジの要部を示す概略回路図、第2図,第3図はヒー
タによる加熱時間と加熱室内温度の関係を示す図、第4
図,第5図は上記実施例の動作の流れを示すフローチャ
ート、第6図は従来のヒータ付電子レンジの外観斜視
図、第7図は上記ヒータ付電子レンジの側面図、第8図
は上記ヒータ付電子レンジの平面図である。 1……電源プラグ、2……ヒータ、3……リレー、 3a……スイッチ、4……温度センサ、 5……マイクロコンピュータ、6……ブサー、 7……ランプ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱室内にリレーにより通電がオン・オフ
    されるヒータと、室温を検出する温度センサを備えた電
    熱調理器の異常検知装置において、 上記温度センサの検出信号を加熱開始時から監視し、こ
    の検出信号が、室温が加熱開始から所定の設定温度に達
    するまでに要する予め与えられた標準加熱時間以内に減
    少に転じたか否かを判別し、否と判別したとき異常検知
    信号を出力する判別手段と、この判別手段からの異常検
    知信号を受けて警報を発する警報手段を備えたことを特
    徴とする電熱調理器の異常検知装置。
  2. 【請求項2】加熱室内にリレーにより通電がオン・オフ
    されるヒータと、室温を検出する温度センサを備えた電
    熱調理器の異常検知装置において、 上記温度センサの検出信号を室温が上記設定温度に達し
    た後から監視し、ヒータオンに対応して増加し始める上
    記検出信号が、上記ヒータがオン・オフ制御される際の
    予め与えられた標準オン時間以内に減少に転じたか否か
    を判別し、否と判別したとき異常検知信号を出力する判
    別手段と、この判別手段からの異常検知信号を受けて警
    報を発する警報手段を備えたことを特徴とする電熱調理
    器の異常検知装置。
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