JPS6229792Y2 - - Google Patents

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JPS6229792Y2
JPS6229792Y2 JP15567382U JP15567382U JPS6229792Y2 JP S6229792 Y2 JPS6229792 Y2 JP S6229792Y2 JP 15567382 U JP15567382 U JP 15567382U JP 15567382 U JP15567382 U JP 15567382U JP S6229792 Y2 JPS6229792 Y2 JP S6229792Y2
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JP
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fuel
piping
nozzle
fuel nozzle
communication pipe
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JP15567382U
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JPS5959633U (ja
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  • Evaporation-Type Combustion Burners (AREA)
  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、石油などの液体燃料をガス化させ
て燃焼させる、暖房機などの中核となる気化式燃
焼装置に関するものである。
上記したこの種の気化式燃焼装置は、気化ヒー
タを備え、気化室と混合室を持つ燃焼装置本体に
燃料を噴射させ、強制的に供給される燃焼用一次
空気と燃料との混合気を形成してバーナ部におい
て燃焼させるものであり、その燃料を供給するた
めの燃料供給系は、従来第1図に示すように構成
されている。すなわち、燃料を貯留するタンク1
01に燃料ポンプ102を配設し、この燃料ポン
プ102の吐出口に接続した燃料パイプ103の
先端に燃料を気化室内に噴射させる燃料ノズル1
04を取付けているものである。しかしながらこ
うした構成の燃料供給系を備えた気化式燃焼装置
にあつては、燃焼の停止後かなり長い間燃料の臭
気が強く残りしばしば第2図に示すように臭気限
界を大きく越えることがある。これは、燃焼の停
止とともに停止される燃料ポンプ102によつ
て、燃料パイプ103と燃料ノズル104内に燃
料が液体のまま残留し、送風機(燃焼用空気を供
給するもの)の停止とともに急上昇する燃料ノズ
ル104の温度の影響を受け、燃料ノズル104
内などの残留燃料が流出し、ガス化することにな
るために起こるものである。
本考案は、燃焼の停止とともに燃料ノズル内な
どの燃料を吸引除去することができ、燃料ノズル
内などに残留する燃料によつて生ずる臭気につい
ての問題点を解消することができる気化式燃焼装
置を提供することを目的とするものである。
次に本考案の構成を図面に示す実施例に基づい
て具体的に説明する。第3図に示す本考案の適用
例としての気化式燃焼装置は、気化室S1及び混
合室S2を持つ、気化ヒータ1を備えた燃焼装置
本体2に液体燃料を微粒化状態で供給する燃料供
給系に特徴があるので、燃焼装置本体2そのもの
の構造は、従来のものと変らない。本例の気化式
燃焼装置を特長づける燃料供給系は、液体燃料を
貯留する燃料タンク3、燃料タンク3の燃料を汲
上げる燃料ポンプ4、端末部品である燃料ノズル
5と、燃料ポンプ4と燃料ノズル5とを連絡する
パイピング6から構成され、特にパイピング6の
燃料ノズル5より下位の垂直配管部分には、パイ
ピング6より両端部分以外の径が大径の連絡管7
が、パイピング6とでU字状の連通管である燃料
吸引回路8を構成すべく一端部において接続され
ていて、燃料ポンプ4が停止すると燃料ノズル5
内などに吸引力が作用するようになつている。燃
料ノズル5は燃焼装置本体2の基端面側に構成さ
れた、燃料ノズル5より上位にあるエアパイプ9
を通じて送風機(図示しない)からの送風を受け
るエアチヤンバACを貫いて、燃焼装置本体2の
気化室S1にその噴射口が気化室S1に配設した
玉鎖に臨むように固定板などによつて取付けられ
ている。この燃料ノズル5に連絡したパイピング
6に接続された連絡管7には、そのパイピング6
との接続部分の近傍にオリフイス10が設けら
れ、連絡管7の上部開口端は、エアチヤンバAC
に連絡したエアチヤンバ9内に開口しているので
ある。エアパイプ9内に開口する連絡管7の上部
開口端近傍は、オリフイス10の設けられた部分
と同様に径が小さく、エアパイプ9から連絡管7
に異物が侵入しにくくなつていて異物がオリフイ
ス10を閉塞することがないようにされている。
すなわち、燃焼運転時には、気化室S1に燃料供
給系によつてパルス的に燃料が供給され、気化室
S1においてガス化されて、エアチヤンバACか
らの燃焼用一次空気と気化燃料との混合気が気化
室S1と連絡する混合室S2において形成される
のである。このとき、連絡管7にも燃料がオリフ
イス10を通して充填されるが、連絡管7がパイ
ピング6より大径であり、オリフイス10による
時定数の増加によりその液面は、第3図に示すA
のレベル、すなわち燃料ノズル5より可成り下位
のレベルで安定している。燃焼の停止は、燃焼の
供給を停止し、さらに燃焼用空気をエアパイプ9
を通じて供給している送風機を停止させることに
よつて実現されるのであるが、この時の気化室S
1内に臨む燃料ノズル5の温度は、第4図におけ
るアで示す変化をする。つまり、燃料ノズル5の
温度は送風機の停止を境に急激に上昇し、波状変
化をくり返えしながらかなりの時間高い状態が続
くのである。従つて、この時期に燃料ノズル5内
に燃料が残留していると、残留している燃料は熱
膨張で気化室S1に遂次滴下し、ガス化して長い
間高濃度のベーパを発生することになるのであ
る。しかし、本例のものでは、実際の臭気ライン
は第4図のイで示す程度で、臭気限界ラインウよ
り低レベルである。これはエアチヤンバACに通
ずるエアパイプ9と燃料供給系のパイピング6と
が連絡管7で連結され、パイピング6と連絡管7
とでU字状の連通管が構成されていることによる
もので、燃料ポンプ4の停止と同時に燃料吸引回
路8の圧力のバランスがくずれ連絡管7の燃料の
液面が第3図のBのレベルに上昇し、これにより
パイピング6及び燃料ノズル5にサイフオン効果
による吸引力が作用し、燃料ノズル5内などの燃
料がひきもどされることになるためである。燃焼
運転時にエアパイプ9に連絡管7から燃料が浸入
しないのは、燃料ホンプ4の燃料の送り出しがパ
ルス的(8〜24Hzの間欠送り)であり、かつオリ
フイス10によつて連絡管7側の圧損が燃料ノズ
ル5側より大きくなつているためである。また、
停止時の燃料の吸引は、いわば燃料の逆流で、こ
れは燃料ノズル5の臨む気化室S1と連絡管7の
開口するエアパイプ9内の圧力差がなくなり、燃
料吸引回路8において同一液面に燃料がなろうと
流動することによる。すなわち、燃料ノズル5や
パイピング6の上部などに臭気の原因となる燃料
の残留が生じないのである。
以上、実施例による説明からも明らかなように
本考案の気化式燃焼装置は、燃料を気化室に噴射
する燃料ノズルなどにおける停止時における燃料
ロツク、すなわち燃料の燃料ノズル内などへの残
留を、燃料供給系にU字状の連通管としての燃料
吸引回路を、燃料供給系のパイピングよりも大径
で、接続部にオリフイスをもつ連絡管の接続によ
つて構成し、燃料の供給停止に伴う圧力バランス
の変化で燃料吸引回路にサイフオン効果による吸
引力を作用させ、これによつて燃料ノズル内など
における燃料の残留分をひきもどして除去するこ
とができるから、燃料の残留がもとで起こる、燃
焼停止に伴う臭気の発生時間がごく短時間にな
り、しかも微弱なものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例として気化式燃焼装置を示す断
面図、第2図は、その停止時における臭気状態な
どをグラフで示す説明図、第3図は、本考案の適
用例としての気化式燃焼装置を示す主要部につい
ての断面図、第4図は、その停止時の臭気状態な
どをグラフで示す説明図である。なお、図中同一
符号は同一又は相当部分を示す。 2……燃焼装置本体、3……燃料タンク、4…
…燃料ポンプ、5……燃料ノズル、6……パイピ
ング、7……連絡管、8……燃料吸引回路、9…
…エアパイプ、10……オリフイス、AC……エ
アチヤンバ、S1……気化室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 燃料を気化室に噴射するための燃料ノズルと、
    燃料をパルス的に汲み上げる燃料ポンプと、この
    燃料ポンプと燃料ノズルとを連絡するパイピング
    とからなる燃料供給系を備え、該燃料供給系に
    は、その燃料ノズルより下位におけるパイピング
    に該パイピングより両端部以外の径が大きく、パ
    イピング接続側の端部に上記パイピングより圧損
    を大きくするオリフイスをもつ連絡管を接続して
    上記パイピングと連絡管とで略U字状の連通管を
    構成するとともに、この連絡管の上部開口端を燃
    料ノズルより上位において送風機からの燃焼用空
    気が通る通風部分に臨ませてなる燃料吸引回路を
    備えてなる構成の気化式燃焼装置。
JP15567382U 1982-10-14 1982-10-14 気化式燃焼装置 Granted JPS5959633U (ja)

Priority Applications (1)

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JP15567382U JPS5959633U (ja) 1982-10-14 1982-10-14 気化式燃焼装置

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JP15567382U JPS5959633U (ja) 1982-10-14 1982-10-14 気化式燃焼装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5959633U JPS5959633U (ja) 1984-04-18
JPS6229792Y2 true JPS6229792Y2 (ja) 1987-07-31

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ID=30343743

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JP15567382U Granted JPS5959633U (ja) 1982-10-14 1982-10-14 気化式燃焼装置

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JPS5959633U (ja) 1984-04-18

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