JPS62295A - コレシストキニンパンクレオザイミンc端ペプチドおよびその類縁体の製造方法 - Google Patents

コレシストキニンパンクレオザイミンc端ペプチドおよびその類縁体の製造方法

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JPS62295A
JPS62295A JP13915485A JP13915485A JPS62295A JP S62295 A JPS62295 A JP S62295A JP 13915485 A JP13915485 A JP 13915485A JP 13915485 A JP13915485 A JP 13915485A JP S62295 A JPS62295 A JP S62295A
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恵司 坂本
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正晴 中野
Shinjiro Kotake
小竹 慎二郎
Tomoko Inagaki
稲垣 智子
Arinori Iwasaki
岩崎 有紀
Tadanori Morikawa
忠則 森川
Kyoichi Kobashi
恭一 小橋
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はコレシストキニンパンクレオザイミンC端ペプ
チドおよびその類縁体の製造方法の改良に関する。さら
に詳しく言えば、本発明は、一般式、 X−Tyr−Y−Gty−Trp−Met−Asp−P
he−NH2〔式中、Tyr%Gty、 Trp1Me
t%AsT)s Pheは、それぞトボリゝプチドにお
ける下記に示すとおりの構成アミノ酸単位のアミノ酸残
基な示し、又は、下記に示すとおりのアミノ酸単位のア
ミノ酸残基の結合した基、Asp−1Py r −(M
u−又はPyr−Gln−Asp−を表わすか又は上記
式中の−Tyr−のN端が遊離のアミン基であることを
表わし、Yは下記に示すとおりのアミノ酸単位のアミノ
酸残基、−Me t−1−Leu−1−Nle−又は−
Thr−を表わし、−Phe−NH2はフェニルアラニ
ンアミドであることを示す〕 で表わされるポリペプチドに、硫酸基供与体の存在下で
アリルスルフオドランスフェラーゼを作用させ、そのチ
ロシン残基(−Tyr−)中のOH基を硫酸エステル化
するにあたり、反応液中に、その反応液中濃度が6〜1
00 mMの金属塩を添加しておこなうことを特徴とす
るコレシストキニンパンクレオザイミンC端ペプチドお
よびその類縁体の製造方法を提供するものである。
Asp:アス/ゼラギン酸    Glu :グルタミ
ン酸Gln :グルタミン   ozy ニゲリシンL
eu :ロイシン     Met:メチオニンNte
 :ノルロイシン    Phe :フェニルアラニン
Pyr:ピログルタミンi12    Thr :スレ
オニンTrp : )リプトファン    Tyr :
チロシンなお、上記のアミノ酸単位の略号は、いずれも
、アミノ酸化学、ポリペプチド化学において慣用のもの
と同義であり、その構造中に有する一NH2基と一〇〇
〇H基との間でペプチド結合を形成しているため厳密に
は化学構造そのものを意味していない。
コレンストキニンバンクレオザ゛イミン(以下CCKと
略記する)は、63個のアミノ酸残基よりなるポリはプ
チドであり、胆のうの収縮や膵消化酵素放出作用をもつ
、消化管ホルモンとして知られている。このCCKは、
近年脳内にも存在することが判明しており、生体内で重
要な役割をはたしているホルモンとして多(の研究者の
関心を集めている。また、生体内にはアミノ酸残基が3
6個というこのポリペプチドの他に、アミノ基側に6個
のアミノ酸が延びたもの(CCK−69)や、カルボキ
シ末端側より4個、7個又は8個のアミノ酸単位の迷っ
た短鎖ペプチド(CCK−4、CCK−7およびCCK
−8)も見出されている。
CCKに見られる前述の生理作用は、CCK−4を除(
これらのポリペプチドの全てに見られるが何れの場合も
C末端から7番目のTyrにおける水酸基が硫酸エステ
ル型となっていることが活性発現に必須であることが判
明している。このことは、CCKの類縁体として知られ
るセルレイン(前記一般式においてXがPyr−C)t
n−Asp−1Yが一Thr−であるもの)やフィロセ
ルレイン(前記一般式においてXがPyr−Glu−1
Yが−Thr−であるもの)においても見られているの
でこれらのポリペプチド類を合成しようとする場合、そ
の構造中に存在するチロシンの水酸基のO−’aWエス
テル化は極めて重要な技術的課題となっている。
本発明者等は、先にチロシンの構造単位(−Tyr−)
を有する種々のアミノ酸誘導体ないしポリベプチドにお
けるそのチロシン構造中の一〇H基の硫酸エステル化に
ついて鋭意研究を行った結果、硫酸基供与体の存在下で
、細菌由来のアリールスルフオドランスフェラーゼを作
用させることにより、極めて容易に、上記チロシン構造
(−′I′!/r −)中の一〇H基の硫酸エステル化
が達成し得ることを見出した(特願昭59−05123
6号)が、さらに研究を重ねた結果、上記の硫酸エステ
ル化にあたり、その反応液中に過剰の(反応液濃度で3
〜100mM)金属塩を存在せしめると、生成物の収率
を著しく向上せしめ得ることを見出した。
本発明は、かかる知見に基づくものである。
これまでに、酵素を用いてチロシンの−OH基をB、J
akoby、 Arch Biochem、 Biop
hy、 211352〜559 (1981) )、本
発明者等は、先の特願昭59−051266号の方法に
より、セクラ等が酵素法として、/、 Tyrの〇−硫
酸エステル化をなし得なかったAc−Tyr−OKt、
 Ac−Tyr−NH2、やアンジオテンシン等につい
ても、その−Tyr−構造中の〇−硫酸エステル化を行
うことに成功したものであるが、さらに本発明の方法に
より生成物の収率な著しく向上することに成功した。
本発明の最も大きな特徴的利点は前記の一般式で表わさ
れるポリペプチドを化学合成した後の最終段階で、しか
もペプチド主鎖その他に影響を与えない温和な条件下に
Tyrを特異的に〇−硫酸エステル化する反応を行い、
しかも、その生成物収率を著しく向上せしめたことにあ
る。
本発明方法に使用される原料である前記一般式で表わさ
れるポリペプチドは、それ自体公知の方法によってその
構成アミノ酸を任意の順序でペプチド結合させることに
より製造することができる。酵素としてはアリルスルフ
オドランスフェラーゼ活性を有するものであれば特に限
定されるものではないが例えば本発明者の一人、小橋ら
がヒト腸内細菌より見出した(小橋恭−1深谷洋−1赤
尾光昭、竹部幸子、日本薬学会第102年会講演要旨集
177頁、および同103年会講演要旨集442頁)、
ユウパクテリウムレクテール(Eubacterium
 rectale )菌の産生ずる、アリルスルフオド
ランスフェラーゼ等が使用される。硫酸基の供与体とし
ては、アリールサルフェートあるいはその塩が用いられ
るが、その例を示すと以下のとおりである。なお、これ
らアリールサルフェートの塩としては、例えば、ナトリ
ウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩、
アンモニウム塩などがあげられる。
了り−ルサルフエート          式アリール
サルフェート          式08O3H 本発明方法は、前記一般式で表わされるポリペプチドを
ホウ酸す) IJウム緩衝液等に溶解し、前述した細菌
由来の酵素群より選ばれた一種および、前記の硫酸基の
供与体群より選ばれた一種あるいは数種の混合物を用い
、反応系中に、反応液中濃度で6〜100 mMの金属
塩を加えて、反応させることにより行われる。反応温度
および−は使用する酵素の最適条件とするのが好ましい
。本発明方法により温和な条件下、簡単な操作でしかも
極めて好収率をもって、コレシストキニンパンクレオザ
イミンC51iハプチドおよびその類縁体を製造するこ
とができる。
以下実施例により本発明の詳細な説明するが、これらの
例により本発明の技術的範囲は制限されるものではない
実施例1. コレシストキニンパンクレオザイミ/C端
オクタペプチド(CCK−8)の製造CCK−8の非硫
酸エステル体(CC’に−8−N8 ) 33鳳g(3
1μmot)を100 mM−グリシン−水酸化ナトリ
ウム緩衝液(pi−1=8.5 ) 110−に溶解す
る。小橋らの方法(前出、日本薬学会講演要旨集)によ
り調製した酵素溶液40 td (5,0unit/m
 )、400mM−塩化マグネシウム12.5d、およ
び10 mMp−二トロフェニルサルフエート(PNS
) 7−ヲ加えた後、全体を200艷に調製し、67℃
で24時間靜装した。次いで反応液をミリポアフィルタ
−(ミリボアー社製、ボアーサイズ0.45μm)を用
いて不溶物を戸別した後、炉液をODS−シリカゲル(
山村化学研究所展、YMC−GEL )のカラム(2,
OX 20cm )に通す。次に、10%のメタノール
水溶液150−で洗い、次いで40チメタノール水溶液
で溶出、目的物を含む両分を集める。減圧にてメタノー
ルを留去した後、予め0.1M酢酸アンモニウム緩衝液
(pI(8,0)で平衝化したDEAE−セルロース(
ワラ)−rン社製DE−52)のカラム(1,5X16
cy++)にチャージする。
0.1M酢酸アンモニウム緩衝液(pH8,0)約10
0−で洗滌した後0,6M酢酸アンモニウム緩衝液(p
i(8,0)で溶出する。目的物を含む両分を集め、そ
のまま0DS−シリカゲル(前述と同じカラム)に通し
、前述と同様にして処理する。減圧にてメタノールを留
去した後、残った水溶液を凍結乾燥して、CCK−8の
無定形粉末31 II? (87,7%)を得た。この
物は標準品と薄層クロマトグラフィー(展開溶媒■n−
ブタノール:酢酢酸氷水4:1:5(上相)、■n−ブ
タノール:酢酸:水:ピリジン=15 : 3 : 1
2 : 10、発色法■0,1%ニンヒドリン噴霧後加
熱@ケイ光〕にて、Rf■=0.17、Rf■=0.5
4と完全に一致し、HPLCにても標準品と一致した。
さらに、モルモットの胆のうを用い、マグヌス法により
、その収縮を測定する。生物活性試験においても、その
最大収縮濃度(Emax )は5.OX 10−8 M
を与え、標準品と完全に二致した。
実施例2、 フィロセルレインの製造 フィロセルレインの非硫酸エステル体25 Q(20μ
mot)をI D OmM−グリシン−水酸化ナトリウ
ム緩衝液40r!1tに溶解し、実施例1の方法により
調製した酵素溶液16 m/ (5,0unit/m/
 )、400mM−塩化マグネシウム5−および10m
Mp−ニトロフェニルサルフェート(PNS) 5.4
 atを加えた後、全体を80−に調製し、37℃で2
4時間靜渡した。反応液をミリポアフィルタ−(ミリボ
アー社製、ボアーサイズ0.45μm)を用いて不溶物
を戸別した後、実施例1と同様に処理してフィロセルレ
イン17.4Q(70,1%)を得た。本品はアニソー
ル存在下6 N −HC1加水分解(108℃、24時
間)後のアミノ酸分析値が、Asp = 1.05、T
hr = 0.97、Glu = 2.11、Gty 
= 1.01、Me t = 0.91、Tyr = 
0.94、Phe = 1.03、で薄層クロマトグラ
フィー〔展開溶媒■n−ブタノール:酢酢酸氷水4 :
 1 : 5 (上相)、■n−ブタノール:酢酸:水
二ピリジン=15:112:10、発色法048%HB
r水噴霧加熱後、0.1%ニンヒドリン噴霧@ケイ光O
エールリッヒ試薬〕にて、Rf■=0.15、Rf■=
0.49の単一スポットを与えた。また高速液体クロマ
トグラフィー〔カラム;4.6X250mゾルパックス
ー〇DB、溶離液;0.5−トリフロロ酢酸水溶液:メ
タノール=52:48(v/v )、検出:230nm
UV吸収、流速:1.Om/min ]で10.6分に
単一ピークを与えた(非硫酸エステル体は同一条件で2
0.7分)。
モルモットの胆のうを用い、マグヌス法によりその収縮
を測定する。生物活性の試験において、非硫酸エステル
体の700〜1000倍の強い収縮作用を示した。
実施例3. セルレインの製造 セルレインの非硫酸エステル体13Q(10μmot)
を0.1M−グリシン−水酸化ナトリウム緩衝液(pI
(8,6)30rIttに溶解する。酵素溶液12 m
l (5,0unit/−)、400 mM−塩化マグ
ネシウム6.8−およヒ10 mM p−二トロフェニ
ルサルフエー) (PNS)2.5−を加えた後、全量
を60−に調製し67℃で24時間靜渡した。反応液を
ミリポアフィルターを用いて不溶物を戸別した後、実施
例1と同様に処理して、セルレイン4.119(30,
4%)を得た。
本品はアニソール存在下6N−HC1加水分解(108
℃、24時間)後のアミノ酸分析値がAsp=2.15
、Thr = 0.96、()tu = 2.08、G
ty = t o ’o、Met、−=0.89、Ty
r = 0.98、Phe = 1.01で、薄層クロ
マトグラフィー〔展開溶媒■n−ブタノール:酢酢酸氷
水4+1:5 (上相)、■n−ブタノール:酢酸:水
:ピリジン=15:3:12:1・01発色法■48 
% HBr水噴霧加熱後、0.1%ニンヒドリン噴霧@
ケイ光Oエールリッヒ試薬〕にて単一スポットを、また
、高速液体クロマトグラフィー〔カラム?4.6X25
0m、ゾ/L/パックス−0DS。
溶離液;0.5%トリフロロ酢酸水溶液:メタノール=
 52 : 48 (v/v)、検出: 230 nm
 UV吸収、流速: 1. Omlmin )で10.
1分に単一ピークを与えた(非硫酸エステル体は同一条
件で18.6分である)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)一般式 X−Tyr−Y−Gly−Trp−Met−Asp−P
    he−NH_2〔式中、Tyr、Gly、Trp、Me
    t、Asp、Pheは、それぞれ、ポリペプチドにおけ
    る下記に示すとおりの構成アミノ酸単位のアミノ酸残基
    を示し、Xは、下記に示すとおりのアミノ酸単位のアミ
    ノ酸残基の結合した基、Asp−、Pyr−Glu−又
    はPyr−Gln−Asp−を表わすか又は上記式中の
    −Tyr−のN端が遊離のアミノ基であることを表わし
    、Yは下記に示すとおりのアミノ酸単位のアミノ酸残基
    、−Met−、−Leu−、−Nle−又は−Thr−
    を表わし、−Phe−NH_2はフェニルアラニンアミ
    ドであることを示す〕 で表わされるポリペプチドに、硫酸基供与体の存在下で
    アリルスルフォトランスフェラーゼを作用させ、チロシ
    ン残基(−Tyr−)中のOH基を硫酸エステル化する
    にあたり、反応液中にその反応液中濃度が3〜100m
    Mの金属塩を添加して行なうことを特徴とするコレシス
    トキニンパンクレオザイミンC端ペプチドおよびその類
    縁体の製造方法。 Asp:アスパラギン酸 Glu:グルタミン酸Gln
    :グルタミン Gly:グリシン Leu:ロイシン Met:メチオニン Nle:ノルロイシン Phe:フェニルアラニンPy
    r:ピログルタミン酸 Thr:スレオニンTrp:ト
    リプトファン Tyr:チロシン2)前記の硫酸基供与
    体としてアリールサルフェート類を使用する特許請求の
    範囲第1項に記載の方法。 3)前記のアリールサルフェート類として、フェニル硫
    酸、p−またはm−ニトロフェニル硫酸、p−またはm
    −アセチルフェニル硫酸、チラミン硫酸、p−ニトロカ
    テコール硫酸、p−ニトロカテコールジ硫酸、ピコサル
    フェート、フェノールフタレンジ硫酸、4−メチルウン
    ベリフェリル硫酸、1−または2−ナフチル硫酸、4−
    ニトロ1−ナフチル硫酸、4−フェナントリル硫酸およ
    びそれらの塩の中から選択されたアリールサルフェート
    を使用する特許請求の範囲第2項に記載の方法。 4)添加する金属塩として、マグネシウム、バリウム、
    アニン、カルシウム、ニッケル、銅、マンガン、コバル
    ト、鉄、錫、水銀、鉛、カドミウム、ストロンチウム、
    モリブデン、アルミニウム、セレンから選ばれる金属の
    塩化物、硫化物および水酸化物の中から選択された金属
    塩を使用する特許請求の範囲第1項に記載の方法。
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