JPS6229480Y2 - - Google Patents

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JPS6229480Y2
JPS6229480Y2 JP32282U JP32282U JPS6229480Y2 JP S6229480 Y2 JPS6229480 Y2 JP S6229480Y2 JP 32282 U JP32282 U JP 32282U JP 32282 U JP32282 U JP 32282U JP S6229480 Y2 JPS6229480 Y2 JP S6229480Y2
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JP
Japan
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roll
roll body
strip
furnace
crown
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JP32282U
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English (en)
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JPS58105464U (ja
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  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
  • Control Of Heat Treatment Processes (AREA)
  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は加熱炉、均熱炉におけるストリツプ通
板ロールのロールクラウン量調整装置に関する。
連続焼鈍設備における加熱炉等においては、そ
の炉内のストリツプ通板ロールに蛇行防止用のク
ラウンを付しているのが通常である。ところが、
このような通板ロールにおけるストリツプの蛇行
は、ストリツプの材質、形状、サイズ、ライン速
度、板幅方向の温度差、その他ラインの諸々の条
件によつて左右され、このためラインの稼動当初
から適正なクラウン形状及びクラウン量を決定す
ることは極めて困難である。しかして、このよう
なクラウン量の決定は上記諸条件に関する長期間
に亘るラインの調査によつてある程度可能となる
が、その間のライン速度の低下により生産損失及
び製品品質の低下が免れ得ない。また上記したよ
うにしてクラウン量を決定したとしても、常に変
動する材質形状、サイズ等の条件に的確に対応す
ることはできず、例えばクラウン量を比較的大き
くとると薄板、軟質板、幅広板では絞りが発生
し、品質低下、製品不良を生ずる。このようなこ
とから、クラウンを与えるにしても上記諸条件か
ら決定されるクラウン量のうち、最も小さいクラ
ウン量に抑えておく必要があり、このためストリ
ツプの蛇行の改善はある程度犠性にせざるを得な
いというのが現状である。
また、以上のようなイニシアルクラウンに対
し、通板ロールには熱クラウンが発生するという
問題がある。即ち、加熱炉等においては、ストリ
ツプの温度は炉内雰囲気温度よりも低いため、ス
トリツプの接する通板ロールの表面は冷却される
のに対し、ストリツプが接しないロール胴端部は
あまり冷却されず、このためロール胴部全体とし
ては凹状の熱クラウンが生じてしまい、この結
果、第1図に示すようにロール形状Bは冷間時の
形状Aに較べクラウンのほとんどない平坦なもの
となつてしまい、ストリツプのセンタリング効果
が低減し、蛇行の問題を生じさせてしまう。
本考案は以上のような問題点に鑑み考案された
もので、ラインその他の条件に応じて通板ロール
のロールクラウン量を任意に調整することができ
る装置の提供をその目的とする。
このため本考案は通板ロールの各ロール胴端部
に対応する炉壁に冷却ガス噴射用の複数のノズル
を有する1対のノズル保持体をロール胴端部方向
回動可能に各設け、これによつてストリツプが接
触しないロール胴端部を冷却するとともにその冷
却強度及び範囲を調整するようにし、またロール
胴部を通過するストリツプの入側部分と出側部分
との間にロール胴部と対向するようにして配設さ
れたストリツプ加熱装置と前記ロール胴部間に、
少なくともストリツプ加熱装置とロール胴端部間
を遮蔽し且つその遮蔽範囲をロール軸方向で可変
とし得る熱遮蔽装置を設け、これによつて特にロ
ール胴端部に対する加熱を抑制し、しかも胴部に
対して加熱を遮蔽する範囲を適宜調整し得るよう
にしたものである。
以下本考案の一実施例を第2図及び第3図に示
すものについて説明する。図において、1は加熱
炉(又は均熱炉)の炉壁、2は通板ロール、3は
そのロール胴部であり、通板ロール2のロール胴
端部31,31に対応する炉壁1,1に、1対の
ノズル保持体4,4がロール胴端部方向回動可能
に設けられている。この各ノズル保持体4は、本
実施例ではロール胴端部31を所定の範囲で外囲
できるよう断面略半円形状で且つ所定の長さをも
つて構成されており、その一端を介して炉壁1に
設けられたブラケツト5に回動可能に枢着されて
いる。
前記各ノズル保持体4の内側面には、それぞれ
冷却ガス噴射用の複数のノズル6が取付けられ、
炉外から供給される冷却用の炉内雰囲気ガスをロ
ール胴端部31,31に噴射し得るようになつて
おり、また前記各ノズル保持体4の回動角を調整
することにより、冷却ガスによる冷却強度とロー
ル軸方向における冷却範囲とを調整し得るように
している。
ロール胴部3を隔てて前記ノズル保持体4配設
側と反対側、つまりロール胴部3を通過するスト
リツプ9の入側部分と出側部分との間には、スト
リツプ加熱装置7(本実施例ではラジアントチユ
ーブ)が設けられているが、本考案では、このス
トリツプ加熱装置7とロール胴部3間に少なくと
もストリツプ加熱装置7とロール胴端部31,3
1間を遮蔽し且つその遮蔽範囲をロール軸方向で
可変とし得る熱遮蔽装置8を設けている。この熱
遮蔽装置8は本実施例では、両ロール胴端部3
1,31側のロール胴部3とストリツプ加熱装置
7間に固定的に配設された固定板81,81と、
この各固定板81,81にロール軸方向スライド
可能に取付けられたスライド板82,82とから
なり、前記固定板81,81によつてストリツプ
加熱装置7によるロール胴端部31,31への加
熱を常時遮蔽し、またスライド板82,82を互
い方向に接近せしめることによつて遮蔽範囲を調
整し得るようにしている。
なお、以上の実施例は本考案の装置を上部通板
ロールに適用した場合に関するものであるが、下
部通板ロールに適用する場合には、ノズル保持体
4,4が通板ロールの下方に、また熱遮蔽装置8
が通板ロールの上方にそれぞれ設けられる。
このような本考案の装置では、ストリツプ9の
通板中前記ノズル6から冷却用の炉内雰囲気ガス
(例えばH2N2ガス)を噴射し、その際ガス流量及
び圧力とノズル保持体4,4の回動角を調整しつ
つロール胴端部31,31を冷却し、同時に前記
熱遮蔽装置8によりロール胴端部31,31に対
する熱遮蔽と必要に応じたロール胴中間部32の
熱遮蔽とを行うものである。そして、これにより
ロール胴端部31,31の熱膨張を抑制し得るよ
うにするとともに、ロール胴中間部32の熱膨張
をも必要に応じて適宜調整し得るようにし、もつ
て通板ロール2のロールクラウン量の任意の調整
を行い得るようにしたものである。
このような本考案の装置の使用態様を熱クラウ
ンの解消という面から述べると、前述した如く、
加熱炉においては、炉内雰囲気温度に較べストリ
ツプ温度が低いため凹状の熱クラウンが生ずる
が、この場合、ノズル保持体4,4を各ロール胴
端部31,31方向に適宜な回動角で回動させ、
冷却用ガスの流量を適宜調整し、しかも熱遮蔽装
置8の固定板81,81によりロール胴端部3
1,31への加熱を遮蔽し、これによつてロール
胴端部31,31の熱膨張を抑制するものであ
り、また同時に前記スライド板82,82を外側
方向にスライドさせておき、そのスライド板8
2,82間または固定板81,81間の開口10
からロール胴中間部32の適宜な範囲をストリツ
プ加熱装置7により加熱せしめるものであり、こ
れによつてロール胴端部31,31とロール胴中
間部32の熱膨張を平衡化し、もつて熱クラウン
の発生を抑制し適正な熱間クラウンを形成せしめ
るものである。また本考案の装置は、前記ノズル
保持体4,4や熱遮蔽装置8をそれぞれ単独で使
用することによつてロールクラウン量を調整する
こともできる。また以上のような操作はストリツ
プの材質、形状、サイズ等、ラインの諸々の条件
に応じて適宜行うことができる。
以上述べた本考案の装置によれば、通板ロール
の各ロール胴端部に対応する炉壁に冷却ガス噴射
用の複数のノズル6を有する1対のノズル保持体
4,4をロール胴端部方向回動可能に各設けると
ともに、ロール胴部を通過するストリツプの入側
部と出側部分との間にロール胴部と対向するよう
にして配設されたストリツプ加熱装置と前記ロー
ル胴部間に、少なくともストリツプ加熱装置とロ
ール胴端部間を遮蔽し且つその遮蔽範囲をロール
軸方向で可変とし得る熱遮蔽装置8を設けたの
で、ロール胴端部を加熱装置から熱遮蔽し且つ冷
却ガスで冷却することによりロール胴端部の熱膨
張を適宜抑制し、しかもロール胴中間部の熱膨張
をも必要に応じて適宜調整することができ、これ
により、加熱炉等における通板ロールのロールク
ラウン量を任意にコントロールすることができ
る。即ち、熱クラウンの発生を抑制し得るととも
に、ラインの諸々の条件に応じた熱間クラウンを
形成せしめることができ、このため蛇行や絞り等
の生じない適正なストリツプの通板状態を確保す
ることができ、連続焼鈍ライン等における高速安
定操業を可能ならしめるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は加熱炉における通板ロールの熱間クラ
ウン形状を示すものである。第2図及び第3図は
本考案の装置を概略的に示すもので、第2図は一
部断面正面図、第3図は第2図中−線に沿う
断面図である。 図において、4,4はノズル保持体、6はノズ
ル、8は熱遮蔽装置を各示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 通板ロールの各ロール胴端部に対応する炉壁に
    冷却ガス噴射用の複数のノズルを有する1対のノ
    ズル保持体をロール胴端部方向回動可能に各設け
    るとともに、ロール胴部を通過するストリツプの
    入側部分と出側部分との間にロール胴部と対向す
    るようにして配設されたストリツプ加熱装置と前
    記ロール胴部間に、少なくともストリツプ加熱装
    置とロール胴端部間を遮蔽し且つその遮蔽範囲を
    ロール軸方向で可変とし得る熱遮蔽装置を設けて
    なる加熱炉、均熱炉内通板ロールのロールクラウ
    ン量調整装置。
JP32282U 1982-01-07 1982-01-07 加熱炉・均熱炉内通板ロ−ルのロ−ルクラウン量調整装置 Granted JPS58105464U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32282U JPS58105464U (ja) 1982-01-07 1982-01-07 加熱炉・均熱炉内通板ロ−ルのロ−ルクラウン量調整装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP32282U JPS58105464U (ja) 1982-01-07 1982-01-07 加熱炉・均熱炉内通板ロ−ルのロ−ルクラウン量調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58105464U JPS58105464U (ja) 1983-07-18
JPS6229480Y2 true JPS6229480Y2 (ja) 1987-07-29

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ID=30013405

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JP32282U Granted JPS58105464U (ja) 1982-01-07 1982-01-07 加熱炉・均熱炉内通板ロ−ルのロ−ルクラウン量調整装置

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6184332A (ja) * 1984-10-03 1986-04-28 Kawasaki Steel Corp 金属ストリツプの連続焼鈍炉
JP3116724B2 (ja) * 1994-06-03 2000-12-11 日本鋼管株式会社 加熱炉の炉内ロールクラウン量調整装置
JP4564765B2 (ja) * 2004-03-11 2010-10-20 新日本製鐵株式会社 サーマルクラウン制御装置

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JPS58105464U (ja) 1983-07-18

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