JPS62293565A - 吸着解除方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 〔概要〕 円盤状の媒体を有する記憶装置におけるヘッドの吸着解
除方式であって、前記ヘッドの移動動作を駆動するモー
タ（ボイスコイルモータであり、以下ＶＣＭと称する）
に対して吸着解除信号を与えて、この吸着解除信号がオ
フ状態になった条件をもとにして円盤状媒体の回転を開
始していたのに対して、吸着解除動作中に円盤状媒体の
回転を開始するように構成することにより、吸着解除後
に起こる再吸着現象の防止が可能となる。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、円盤状の媒体を有する記憶装置におけるヘッ
ドの吸着解除方式に関する。

例えば、磁気ディスク装置のディスク媒体上には、磁気
ヘッドの浮上を円滑に行うために設けられているスライ
ダ部をディスク媒体停止時、その表面上に軽荷重で接触
させ、しかもその接触時若しくは回転時の接触によって
ディスク媒体に損傷を与えないために、潤滑剤を塗布し
ているのが一般的である。

しかし、磁気ヘッドをディスク媒体回転停止時にその媒
体表面上に接触した状態にしたまま放置すると、この潤
滑剤が磁気ヘッドに界面張力により集中して、磁気ヘッ
ドが吸着された状態になるため、磁気ヘッドの移動動作
開始時には吸着解除処理が必要となる。

かかる吸着解除処理を、効率的に実行することが望まれ
ている。

〔従来の技術〕

第４図は従来例を説明するブロック図、第５図は従来例
における吸着解除処理動作を説明する図、第６図は吸着
解除処理状況を説明する図をそれぞれ示す。

第４図は磁気ディスク装置におけるディスク媒体１及び
ヘッド２を駆動する機能ブロックの概要を示し、その構
成は、 円盤状の回転体であり、データを磁気的に記録するディ
スク媒体１と、 ディスク媒体１上にデータを磁気的に書込みすると共に
、磁気的に記録されているデータの読取りを行うヘッド
２と、 ディスク媒体１の回転動作の駆動源となる直流モータ（
以下ＤＣモータと称する）３と、ヘッド２の移動動作の
駆動源となるＶＣ旧と、ＶＣＭ４の駆動を制御するＶＣ
Ｍ駆動回路５と、ＤＣモータ３の駆動を制御するＤＣモ
ータ駆動回路６と下記を具備する制御部２０とで構成さ
れている。

尚、この制御部２０は、 ヘッド２のディスク媒体ｌに対する吸着を解除する動作
を指示する吸着解除信号■を発生する吸着解除信号発生
部７と、 ディスク媒体１の回転を指示する媒体回転信号■を発生
する媒体回転信号発生部８と、他装置（例えば、上位装
置）から人力する起動開始信号■をラッチする起動開始
信号ラッチ部９と、 吸着解除信号■のオンの状態からオフの状態になる状況
を監視し、オフの状態になったことを検出して媒体回転
信号発生部８をアクセスする信号を送出する信号監視部
１０等を具備し構成されている。

通常、ＤＣモータ３とＶＣＭ４とが休止状態になってい
ると、ヘッド２がディスク媒体１と接触しディスク媒体
１上、に塗布されている潤滑剤等でヘッド２を吸着する
状態となる。

これを解除するためには、ＶＣＭ４に瞬間的に高い起動
力を与え、ヘッド２が吸着された位置から移動させる動
作を行う。

即ち、図示してない上位装置からヘッド２及びディスク
媒体１の起動開始を指示する起動開始信号■が入力され
ると、制御部２０はその起動開始信号■を起動開始信号
う・ソチ部９でう・ソチし、まず吸着解除信号発生部７
をアクセスして、そこから発生する吸着解除信号■をＶ
ＣＭ駆動回路５を介してＶＣ旧に送出する。

ＶＣＭ４はこの吸着解除信号■により、へ・ノド２を第
６図に示すように、例えばディスク媒体１上の位置（ａ
）（最インナ側）で停止していた状態から、最アウタ側
の位置（ｂｌに瞬間的に高い起動力を与え、微小移動さ
せる。

尚、第６図はディスク媒体１とへ・ノド２及びｖＣＭ４
との関係を図示しているものである。

信号監視部１０は上記吸着解除信号■のオン（ＯＮ）状
態からオフ（ＯＦＦ）状態に移る時点を検出する。

次に、この信号監視部１０からの信号により媒体回転信
号発生部８がアクセスされ、媒体回転信号■がＤＣモー
タ駆動回路６を介してＤＣモータ３に送出され、ディス
ク媒体１はこのＤＣモータ３により回転を開始する。

尚、この２つの信号■及び■がオン（ＯＮ）状態、オフ
（ＯＦＦ）状態になるタイミング状況を第５図に示す。

即ち、信号■は信号■の立下がり（ＯＦＦ）により、オ
ン（ＯＮ）となる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述のような従来方式で、ヘッド２が吸着解除信号■に
より、第６図に示すように位置（ｂｌに微小移動した直
後、外部からの衝撃等の原因で移動前と同一位置（ａｌ
に戻ってしまうことがあり、この場合、ヘッド２の再吸
着が行われ易くなる。

〔問題点を解決するための手段〕

第１図は本発明の詳細な説明するブロック図を示す。

第１図の原理ブロック図は、 データを磁気的に記録する円盤状のディスク媒体１と、 ディスク媒体１上にデータを磁気的に書込みすると共に
、磁気的に記録されているデータの読取りを行うヘッド
２と、 ディスク媒体１の回転動作の駆動源となるＤＣモータ３
と、 ヘッド２の移動動作の駆動源となるＶＣＭ４と、ＶＣＭ
４の駆動を制御するνＣｔ’ｌ駆動回路５と、ＤＣモー
タ３の駆動を制御するＤＣモータ駆動回路６と下記を具
備する制御部４０とで構成されている。

更に、制御部４０は、 ヘッド２のディスク媒体ｌに対する吸着を解除する動作
を指示する吸着解除信号■を発生する吸着解除信号発生
部７と、 ディスク媒体１の回転を指示する媒体回転信号■を発生
する媒体回転信号発生部８と、ディスク媒体１に対する
ヘッド２の吸着状態を解除するための吸着解除信号■と
、ディスク媒体１を回転させる媒体回転信号■との発生
タイミングを調整する信号発生タイミング調整手段（タ
イミング調整部）３０とを具備し構成されている。

以上により、本問題点を解決する手段を構成させる。

〔作用〕

ヘッド２の移動動作を駆動するＶＣ）１４に対して、ヘ
ッド２のディスク媒体１に対する吸着現象を解除するた
めの吸着解除信号■を、上位装置からの起動指示信号■
により発生する時、同時か又は必要最少限のタイミング
差を付けて、媒体回転信号■を発生するように制御部４
０を構成することにより、ヘッド２が吸着解除のために
移動する前と同一の停止位置に戻ることがなくなるため
、吸着解除後に起こる可能性があった再吸着現象を確実
に防止することが可能となる。

〔実施例〕

以下本発明の要旨を第２図、第３図に示す実施例により
具体的に説明する。

第２図は本発明の詳細な説明するブロック図、第３図は
本発明の実施例における吸着解除処理動作を説明する図
をそれぞれ示す。尚、企図を通して同一符号は同一対象
物を示す。

本実施例の制御部４０内信号発生タイミング調整部３０
は、 図示してない上位装置から送出されて来る起動開始信号
■をラッチする起動開始信号う・ノチ部９と、 起動開始信号ランチ部９が吸着解除信号発生部７をアク
セスするための信号を入力し、媒体回転信号発生部８を
アクセスするタイミングを、吸着解除信号発生部７のア
クセス時と全く同時か、又は必要最小限の時間差を於い
て調整するタイミング調整部３１とを具備する。

尚、タイミング調整部３１におけるタイミング調整値は
、予め事前に磁気ディスク装置の構成状況に応じた値で
設定されているものとする。

本実施例における吸着解除信号発生部７及び媒体回転信
号発生部８がアクセスされ、それぞれから発生する吸着
解除信号■及び媒体回転信号■の発生状況を第３図（Ｂ
）に示す。

又、第３図（Ｂ）に示すようなタイミングで吸着解除信
号■及び媒体回転信号■が出力された時のディスク媒体
１とヘッド２の位置関係を第３図（Ａ）に示す。

これによると、ヘッド２が吸着解除信号■により移動す
る前のディスク媒体ｌ上の位置（ａ）は、例えヘッド２
が再びもとのインナ側の位置に戻ったとしても、その時
点ではディスク媒体１が回転しているために、全くもと
の位置（Ｊｌ）へ戻ることは有りえないことになる。

即ち、吸着解除信号■が発生し、ヘッド２が位置（ｂ）
に移動すると第３図（Ｂ）に示すように略同時に媒体回
転信号■が発生し、ディスク媒体ｌも回転を開始し、ヘ
ッド２が位置（ｂ）に移動する前のインナ側の位置は、
位置（Ｃ）へ移動する。

このため、ヘッド２がインチ側の位ｉｔ　ｔａ＞に戻る
ことがあっても、移動前と全く同じ個所に戻ることは有
りえないことになる。

〔発明の効果〕

以上のような本発明によれば、吸着解除後に起こる可能
性があった再吸着現象を確実に防止することが出来ると
言う効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の詳細な説明するブロック図、第２図は
本発明の詳細な説明するブロック図、第３図は本発明の
実施例における吸着解除処理動作を説明する図、 第４図は従来例を説明するブロック図、第５図は従来例
における吸着解除処理動作を説明する図、 第６図は吸着解除処理状況を説明する図、をそれぞれ示
す。 図において、 １はディスク媒体、　　２はヘッド、 ３はＤＣ−［−一タ、　　　　　４はＶＣｌ’ｌ、５は
ＶＣＭ駆動回路、　　　６はＤＣモータ駆動回路、７は
吸着解除信号発生部、 ８は媒体回転信号発生部、 ９は起動開始信号ラッチ部、 １０は信号監視部、 ３０は信号発生タイミング調整部（信号発生タイミング
調整手段）、 ３１はタイミング調整部、 をそれぞれ示す。 ネル発ｇｈ源１厘を言え口目すうブｂ１２図邦１　図 木金日転実方こ例と言え日月すうフ一〇・ソ２図第　　
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Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 円盤状の記録媒体（１）に対するヘッド（２）の吸着状
   態を、前記ヘッド（２）の移動を開始する時点に解除す
   る手段を有する記憶装置において、前記記録媒体（１）
   に対する前記ヘッド（２）の吸着状態を解除するための
   吸着解除信号（［２］）と、前記記録媒体（１）を回転
   させる媒体回転信号（［３］）との発生タイミングを調
   整する信号発生タイミング調整手段（３０）を前記記憶
   装置内処理動作を制御する制御部（４０）内に設け、前
   記制御部（４０）内吸着解除信号発生部（７）から前記
   ヘッド（２）を搭載し移動させるアクチュエータを駆動
   するモータ（４）に対して、モータ駆動回路（５）を介
   して該吸着解除信号（［２］）が出力されると略同時に
   、前記記録媒体（１）を回転させる直流モータ（３）に
   対して、直流モータ駆動回路（６）を介して該媒体回転
   信号（［３］）を前記制御部（４０）内媒体回転信号発
   生部（８）より出力し、前記記録媒体（１）の回転を前
   記ヘッド（２）の吸着解除のための移動動作中に開始さ
   せることを特徴とする吸着解除方式。