JPH03113881A - 磁気デイスク駆動装置 - Google Patents

磁気デイスク駆動装置

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JPH03113881A
JPH03113881A JP25069189A JP25069189A JPH03113881A JP H03113881 A JPH03113881 A JP H03113881A JP 25069189 A JP25069189 A JP 25069189A JP 25069189 A JP25069189 A JP 25069189A JP H03113881 A JPH03113881 A JP H03113881A
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disk
solenoid
magnetic disk
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宏志 吉田
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功 浅野
Munehisa Haitani
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 この発明は、硬質の磁気ディスクを回転駆動して情報の
記録および/または再生を行う磁気ディスク駆動装置に
係り、特に、磁気ディスク駆動装置の運転中に通電停止
の状態が発生すると、磁気ヘッドをシンピングゾーンへ
退避させてロックし、磁気ディスクや磁気ヘッドの損傷
を防止する磁気ディスク駆動装置に関する。 〔従来の技術〕 硬質の磁気ディスク、所謂、ハードディスクを使用した
磁気ディスク駆動装置は、磁気ディスクを高速で回転さ
せ、この回転によって磁気ディスク表面に生じる空気流
を利用して磁気ヘッドを磁気ディスク表面から微小量浮
上させ、信号の書き込みまたは読み出しを行っている。 このように空気流を利用して磁気ヘッドを浮上させるた
めには、浮上刃を得るだけの回転数を確保する必要があ
る。 この回転数が確保できないと磁気ヘッドが磁気ディスク
にクラッシュして、磁気ディスクや磁気ヘッドの損傷を
招くことになる。もし、磁気ディスクが損傷すると、そ
の損傷を受けた部分の情報が損なわれ、磁気ヘッドが損
傷すると、その磁気ディスク駆動装置の使用が不可能に
なるという重大な結果を招来する。 このへ、ドクラッシュは、一般には、振動によるものと
、スピンドルモータへの通電が停止してモータが停止す
るものの二つの場合が考えられる。 本願はスピンドルモータの通電停止に対する対処に関す
るものである。 スピンドルモータの通電停止によるヘッドクラッシュの
防止に関しては、例えば特開昭59−165269号公
報に、磁気ディスク駆動用電動機に供給する電源の切断
を検出する検出器と、この検出器の検出信号によって電
動機の逆起電力を取り出す切り換えスイッチと、この切
り換えスイッチを介して得られる逆起電力によって磁気
ディスク装置可動部を固定するように作用する自動固定
装置が開示されている。 この公知例にあっては、自動固定装置がソレノイドとア
クチュエータとしての固定ピンとから主に構成され、上
記検出器によって通電停止を検出し、これにより切り換
えスイッチを作動させて磁気ディスク駆動用電動機のコ
イルに生じた逆起電力をソレノイドに印加して固定ピン
を駆動する。 これにより、固定ビンが磁気ディスク装置可動部、言い
換えれば磁気ヘッドの移送装置を磁気ヘッドが最内周の
ランディングゾーンに位置した状態で固定するようにな
っている。 なお、磁気ヘッド移送装置の固定に関連するものとして
は、特開昭62−202371号公報記載のものが知ら
れている。 〔発明が解決しようとする課題〕 ところで、上記のように逆起電力を利用してソレノイド
を作動させ、磁気ヘッドを磁気ディスクの最内周位置で
固定する場合には、特に上記出願では開示されていない
が、通電停止になると磁気ヘッドを磁気ディスクの内周
に位置させるための、言い換えれば、ヘッドリトラクト
のための駆動機構を必要とするか、あるいは、直接上記
逆起電力をそのまま磁気ヘッド移送装置の駆動用モータ
に導いて、磁気ヘッド移送装置を駆動していた。 しかし、このように、駆動機構を別途設けるとその分の
コストが高くなったり、その分余分のスペースを見込ま
ねばならず、小型、軽量化の障害となっていた。 また、上記逆起電力をそのまま磁気ヘッド移送装置に導
くものでは、逆起電力を使用するためロータの回転が急
速に落ちて磁気ヘッドのクラッシュ事故が発生する虞が
ある。さらには、この逆起電力を磁気ヘッドを最内周に
位置させた後ソレノイドに印加しても、その時にはロー
タが停止または停止に近い状態になって駆動するに足る
電流をソレノイドに印加することができず、固定ビンの
作動が不可能になる場合も起こり得る。 この発明は上記のような従来技術の実情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、つの機構でロータ
の回転を阻害することなく確実に磁気ヘッドをリトラク
トして、その後ロックすることができ、通電停止が原因
となる磁気ヘッドのクラッシュ事故の発生を防止するこ
とができる磁気ディスク駆動装置を提供することにある
。 〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するため、この発明は、硬質のディスク
状基板の表面に磁気記録層が形成された磁気ディスクと
、磁気ディスクを回転駆動するディスク回転用モータと
、磁気ディスクの磁気記録層に対し信号の書き込み/読
み出しを行う磁気ヘッドと、第1の支軸に関して回動自
在にかつ磁気ディスク表面から浮上可能に磁気ヘッドを
支持する支持部材と、支持部材を介して磁気ディスクの
半径方向に磁気ヘッドを移送する磁気ヘッド移送用モー
タとを有する磁気ディスク駆動装置において、第2の支
軸に関して回動自在に支持され、−端が上記支持部材に
係合してこの支持部材の磁気ヘッド支持側を磁気ディス
クの内周方向に回動させる作動レバーと、この作動レバ
ーを常時支持部材の磁気ヘッド支持側が磁気ディスクの
内周方向に向かう方向に弾性付勢する付勢手段と、上記
作動レバーの他端と係合するアクチュエータを有し、作
動レバーの作動を制御するソレノイドと、ディスク回転
用モータの回転中にディスク回転用モータへの通電が断
たれたときに、ディスク回転用モータの慣性回転によっ
てディスク回転用モータの駆動コイルに生じた起電力を
上記ソレノイドに瞬間的に印加して作動レバーを磁気ヘ
ッドが磁気ディスクの内周側に位置するように駆動させ
る駆動回路とを備えた構成になっている。 〔作 用〕 上記手段によれば、スピンドルモータへのJiNが断た
れると、その通電停止を検知してソレノイドにスピンド
ルモータに発生した逆起電力がパルス状すなわち瞬間的
に印加される。これにより、ソレノイドのコイルのアク
チュエータに対する吸引力が解除され、作動レバーが付
勢手段の弾性力によって作動され、作動レバーの一端が
支持部材に係合して磁気ヘッドを磁気ディスクの内周側
に移動させる。この状態は、付勢手段の弾性力により、
ソレノイドに通電されてアクチュエータへの吸引力が回
復するまで保持される。この過程で、ディスク回転用モ
ータに生じた逆起電力を利用するのは瞬間的であるので
、ロータがこの逆起電力の利用によって急速に停止する
ことはない。 〔実施例〕 以下、図面を参照し、この発明の実施例について説明す
る。
【全体構成】
第1図は実施例に係る磁気ディスク駆動装置(以下、ハ
ードディスク装置と称する)の蓋を外した斜視図、第2
図は蓋をして気密状態を保持した実使用状態のハードデ
ィスク装置の斜視図、第3図および第4図はハードディ
スク装置の内部構造を示す平面図である。 これらの図において、ハードディスク装置1は、アル°
ミダイキャストによって成形されたシャーシ3と、この
シャーシ3を外周側で保持し、機器に装着するためのフ
レーム5と、シャーシ3の図において中央左側に回転自
在に軸支された磁気ディスク(以下、ハードディスクと
称する)7と、ハードディスク7の記録層に対して信号
の書き込み/読み出しを行う磁気ヘッド9と、一端側で
磁気ヘッド9を支持ばね11を介して支持するともに、
支軸13に回動自在に支持された支持部材としてのスイ
ングアーム15と、スイングアーム15の他端側に備え
られた磁気ヘッド移送用モータとしての可動コイル型モ
ータ(以下、ボイスコイルモータと称する)17と、一
端がスイングアーム15の一部に係合し、スイングアー
ム15を図示反時計方向に回動させる作動レバー19と
、この作動レバー19の他端と係合し、作動レバー19
を図示反時計方向に駆動させるソレノイド21とシャー
シ3の下面側に設けられた駆動制御回路を搭載したプリ
ント配線板37と、これらの各部品を搭載したシャーシ
3のハードディスク搭載側の面をOリング22を介して
密閉する蓋体24とから主に構成されている。
【各部構成】
シャーシ3には、特に図示はされていないが、ハードデ
ィスク7を回転駆動する公知の直流ブラシレスモータ(
以下、スピンドルモータと称する)を取り付ける取付孔
、前記支軸13を取り付ける取付孔、ボイスコイルモー
タ17の取付部25、ソレノイドユニットを取り付ける
取付部27、フレーム5を取り付けるフレーム取付用ね
じ孔29、および蓋体24を取り付ける取付用ねし孔3
1がそれぞれ形成されている。 フレーム5は図からもわかるようにダンパ33を介して
シャーシ3のハードディスク取付側の面に止めねじ35
によってねじ止めされている。これにより、第2図に示
されるように、止めねじ35の頭部の上端が蓋体24の
上面よりも下に位置することになり、フレーム5の取り
付けのために高さ寸法が犠牲にならないように意図され
ている。 また、図からもわかるように、フレーム5がプリント配
線板37を避けて取り付けられるので、プリント配線板
37の有効面積を損なうことがない。 さらに、シャーシ3、フレーム5およびプリント配線板
37が相互に独立した状態で組むことができるように構
成されているので、組み立て順序を任意に選択できると
ともに、上記各部の交換もそれぞれ他の各部と独立して
簡単に行うことができる。 ハードディスク7はスピンドルモータのロータと一体に
形成された回転軸39にねじ止めされ、ロータと一体に
回転するようになっている。このハードディスク7の表
面には、言うまでもなく磁気記録層が形成されているが
、その内周側はコンタクト・ストップ・アンド・スター
ト(C3S)を行うためのシンピングゾーンSZとなり
、この領域で磁気ヘッド9はハードディスク7に接触す
る。このシツピングゾーンSZの外周側の領域はデータ
ゾーンDZであって、この領域では磁気ヘッド9の浮上
が保証されなければならない、また、磁気ヘッド9はス
イングアーム15の揺動によってハードディスク7の最
内周側から最外周側までの移送が保証されている。 スイングアーム15は第5図および第8図に示すように
、中央部に前記支軸13が挿入され、軸受と止めねじを
介して回動自在に支持される取付孔44を有し、一端に
コイル41が取り付けられ、他端に第3図および第4図
に示すようにフレキジャとも称される支持ばね11が取
り付けられている。コイル41は絶縁性材料からなるコ
イルボビン43に支持され、2本のピン45によってス
イングアーム15に固定されている。 支持ばね11はこの実施例の場合、第6図および第7図
からもわかるようにスイングアーム15の二股に分かれ
た他端例の互いに対向する2つの取付面46に対し、か
しめ孔50に支持ばね11の一部をそれぞれかしめるこ
とによって固定され、支持ばね11の先端に磁気ヘッド
9が互いに対向するように取り付けられている。これに
より、ハードディスク7の両面に対して信号の書き込み
または読み出しが可能になっている。なお、第3図およ
び第4図において支持ばね11の中央に沿って伸び、ス
イングアーム15の側面に回り込んでいるリード線47
は、磁気ヘッド9のへ7ドコイルとヘッドアンプ48の
入出力端子とを接続するもので、これにより、ヘッドア
ンプ48を介して信号の書き込みおよび読み出しが行え
るようになっている。なお、この実施例にあっては、ハ
ードディスク1枚構成なので、スイングアーム15には
支持ばね11の取付面46が2カ所設けであるが、ハー
ドディスク7の枚数が増えるとそれに応じてスイングア
ーム15の段数もしくは取付面46の数を増やして必要
数の支持ばね11と磁気ヘッド9とを増設すればよい。 このスイングアーム15の取付孔44の近傍であって、
ソレノイド21の設置側には第9図の要部拡大図に示す
ようにピン49が立設されるとともに、幅の狭い溝51
が切溝されている。ピン49は作動レバー29の一端に
形成された後述の段部が保合可能な高さだけスイングア
ーム15の上面から突出している。溝51はヘッドアン
プ48を搭載したフレキシブルプリント配線板53の延
出部55を挟持し、フレキシブルプリント配線板53が
スイングアーム15の揺動を阻害することにないように
意図されている。 ボイスコイルモータ17のコイル41部分と離間した状
態で対向するヨークは、第1ヨーク(以下、上側ヨーク
と称する)57と第2ヨーク(以下、下側ヨークと称す
る)59とからなる0両ヨーク57.59とも第1θ図
および第12図に示すように略扇型に形成されている。 下側ヨーク59には、第13図にも示すように中央部に
マグネット61が固設され、両端部に上側ヨーク57取
付用の支軸63.65が突設されている。また、これら
の支軸63.65に隣接して下側ヨーク59をシャーシ
3に取り付けるための止めねじを挿通ずる取付孔67.
69が穿設されている。なお、支軸63と取付孔67の
間に見える小判孔71は、シャーシ3に下側ヨーク59
を取り付ける際の位置決めに使用する位置決め用の孔で
ある。上側ヨーク57には、上記支軸63.65に対応
する個所に取付孔73.75が穿設され、中央下面にス
トッパ81が垂設されている。なお、支軸63゜65の
上端の突起部分77.79は上記取付孔73.75にそ
れぞれ挿入することによって上側および下側ヨーク57
.59を一体にするためのものである。 なお、第12図および第13図において右側に位置する
下側ヨーク59の支軸65は、作動レバー19の回動支
点であって、この支軸65には、第14図ないし第17
図に示す作動レバー19の中央部に形成された挿通孔8
3が回動自在に挿入される。この回動性を確保するため
作動レバー19は摩擦の少ない材質によって一体に成形
されている。また、この作動レバー19には2本の突起
85.87が延出している。第14図の平面図において
左側に突出している突起85はスイングアーム15作動
用のものであって、上方に突出している突起87はソレ
ノイド21のアクチュエータ89と係合して作動レバー
19を駆動するためのものである。突起85には、第1
8図の要部拡大図に示すようにその先端に2段にわたっ
て段部91.93が形成され、そのそれぞれでピン49
と段部91.93との相対位置に応じてビン49と係合
することができるようになっている。 また、突起87には、第17図の右側面図および第16
図の底面図に示すようにアクチュエータ89と係合する
ための切欠き95が下面側に形成されている。この作動
レバー19の前記挿通孔83形成部分の外周には、作動
レバー19を第3図において上記反時計方向に弾性付勢
するためのねじりコイルばね97を装着するための装着
溝99が形成されている。ねじりコイルばね97はこの
装着溝99に装着されたあと、一端が突起87部分に、
他端が後述のソレノイド21の取付部材105の取付片
107の一方に係止される。 ソレノイド21を含むソレノイドユニット103は、第
19図ないし第21図に示すように、ソレノイド21と
、このソレノイド21が取り付けられる取付部材105
とから主に構成されている。 取付部材105はさらにヘッドアンプ48を搭載したフ
レキシブルプリント配線板53が固定される基板部10
9とソレノイド21が直接取り付けられ、基板部109
から立ち上がるように形成された1対の取付片107と
からなり、基板部109を介してシャーシ3の取付部2
7に取り付けられる。ソレノイド21は、この実施例の
場合、アクチュエータ89が後退(吸引)位置にあると
きその位置を保持する自己保持型のもので、この保持位
置にあるときにコイルに通電されるとアクチュエータ8
9を保持してしたマグネットの磁力がキャンセルされ、
自己保持力を失うように設定されている。このように、
自己保持力を失ったあとは、コイルに上記と反対方向に
電流を流すとアクチュエータ89を吸引し、再度アクチ
ュエータ89を後退位置で保持できるようになっている
。 ボイスコイルモータ17およびスイングアーム15を含
む磁気ヘッド9の移送機構の組み込みに際しては、まず
、下側ヨーク59を止めねじを取付孔67.69に挿入
してシャーシ3のねし孔に螺合させて取り付け、次いで
、磁気ヘッド9を装着したスイングアーム15を磁気ヘ
ッド9がハードディスク7に当接しないように支軸13
に取り付ける。その後、ソレノイドユニット103を取
付ねじ102を介してシャーシ3の取付部27に取り付
け、基板部109にフレキシブルプリント配線板53を
固定し、ヘッドアンプ4Bの端子を各ランドに接続する
。一方、前述の支軸65に作動レバー19の挿通孔83
を挿通させ、切欠き95をアクチュエータ89の係合溝
113に係合させる。次いで、装着溝99にねじりコイ
ルばね97を装着し、その一端を作動レバー19の突起
87に、また、他端を前述のようにアクチュエータ突出
側の取付片107に係止させる。これにより、作動レバ
ー19は常時第3図反時計方向に弾性付勢されているこ
とになる。 このようにして磁気ヘッド移送機構のシャーシ3側の設
置が終了すると、ストッパ81がコイル41の中央部の
空隙部に位置するように上側ヨーク57の取付孔73.
75を支軸63.65の突起77.79にそれぞれ嵌合
させる。これにより、下側ヨーク59と上側ヨーク57
との間で磁気回路が形成され、マグネット61の磁力に
より強固に保持され、一体になる。このように組まれる
ことによって、ストッパ81がコイル41の内周面に当
接し、磁気ヘッド9の移送範囲をハードディスク7の最
内周から最外周までの範囲に規制できることになる。 移送機構が上記のようにして組み上げられると、シャー
シ3の裏面側のプリント配線板37に搭載された駆動回
路を含む制御回路とフレキシブルプリント配線板53の
入出力端子115とを接続し、シャーシ3のハードディ
スク搭載側の縁部117に沿って0リング22を装着し
、その上から蓋体24を被せ、取付ねじ119を前述の
ねじ孔31に螺合して締め付けることによって、第2図
に示すようなハードディスク装置1となる。 シャーシ3の裏面側のプリント配線板に搭載された駆動
回路23は、第22図のブロック図に示すような概略構
成を有している。すなわち、駆動回路23は通電停止を
検出する検出器125と、スピンドルモータ121の駆
動コイル123の接続を切り換える切り換えスイッチ1
29と、切り換えスイッチ129に対し、検出器125
からの通電停止信号によって切り換えスイッチ】29を
作動させ、切り換えスイッチ129を切り換えてパルス
状の逆起電力を出力させるスイッチング制御回路127
と、駆動コイル123からのパルス状の逆起電力を整流
する整流回路131とがらなり、スイチング制御回路1
27によって切り換えスイッチ129に対して切換信号
が出力されると、整流回路131を介してソレノイド2
1にパルス状の電流が瞬間的に印加される。
【動 作】
上記のように構成されたハードディスク装置1は、非運
転時には、第3図および第23図に示すように、ソレノ
イド21の通電が断たれて作動レバー19がねじりコイ
ルばね97の弾性力により図において最も時計方向に回
動した位置にある。 この状態のとき、スイングアーム15のピン49に作動
レバー19の第2の段部93の先端側が当接し、ピン4
9を支軸13に関し最も反時計方向に回動させた位置に
保持することになる。この保持位置はストッパ81が第
23図においてコイル41の左側の内面に当接すること
によって規定され、これにより、磁気ヘッド9はハード
ディスク7の最内周位置に位置することになる。 このような非運転状態から、ホストコンピュータに通電
され、ハードディスク装置lの運転が開始されると、ソ
レノイド21に通電され、アクチュエータ89が引き込
まれる。これにより、第24図に示すように作動レバー
19が反時計方向に回動して上記第2の段部93がピン
49から離間し、ロック状態を解除する。このロック解
除によリスイングアーム15の駆動が可能になる。ロッ
ク解除状態は上述の原理によって作動する自己保持型の
ソレノイドによって保持される。このようにしてロック
が解除されると、ホストコンピュータ側からOトラック
リストアの指令が出力され、予め設定された方式で0ト
ラツクリストアを実行し、シーク指令がホストコンピュ
ータ側から出力されるまでこの位置で待機している(第
4図および第25図)。 そして、待機状態からシーク指令が入力されると、駆動
回路23側からターゲットトラックにシークするような
制御電流がボイスコイルモータ17のコイル41に印加
され、ターゲットトラックにシークした後、シークコツ
プリート信号が出力されて信号の書き込みまたは読み出
しが行われる(第26図)。書き込みまたは読み出しが
行われると、そのトランク位置で待機したり、あるいは
、シツピングゾーンSZに戻ってハードディスク7の回
転を停止して電力消費を抑える場合もある。 ここで、書き込みまたは読み出しが行われているいない
にかかわらず、ハードディスク回転時にハードディスク
装置1への通電が遮断されると、スピンドルモータのロ
ータが慣性で回転し、スピンドルモータの駆動コイルに
逆起電力が発生する。 一方、駆動回路23の検出器125は、その電流の遮断
、すなわち、通電停止を検出し、スイッチング制御回路
127に通電停止信号を出力する。 これにより、スイッチング制御回路127は切り換えス
イッチ129を切り換え、パルス状の逆起電力を整流回
路131側に出力させ、瞬間的にソレノイド21に印加
する。この印加により、ソレノイド21のコイル41に
通電され、マグネットによるアクチエエータ89の保持
力が解除される。 この保持力の解除により、作動レバー19にねじりコイ
ルばね97の弾性力が付与され、作動レバー19は第2
6図において時計方向に回動する。 この回動過程で作動レバー19の第1の段部91がビン
49に当接してスイングアーム15を図示反時計方向に
回動させ(第27図)、ストッパ81にコイル41の内
面が当接するまでハードディスク7の内周側に磁気へ7
ド9を戻す(第23図)。この位置は当然初期位置、す
なわちシツピングゾーンSzとなる。 このように初期位置に戻ったときには、作動レバー19
の第2の段部93がビン49に当接してこれを押した状
態になっている。この状態では、第23図に示すように
スイングアーム15の回動中心となる支軸13の中心と
、作動レバー19の回動中心となる支軸65の中心とを
結ぶ線より、ビン49と作動レバー19の第2の段部と
の当接点Aが磁気ヘッド9側、言い換えればヘッドリト
ラクト作動側に出ている。そこで、スイングアーム15
に何らかの原因で磁気ヘッド9をハードディスク7の外
周方向に回動させる力が加わると、ビン49は第18図
に示すように第2の段部93の第1の段部91と隣接す
る側の側面92に当接して作動レバー19を反時計方向
に回動させようとする力が加わり、丁度当接点Aと支軸
13の中心とを結ぶ線M、当接点Aと支軸65の中心と
を結ぶ線N、および支軸13の中心と支軸65の中心と
を結ぶ線りとによって3角形が形成される。 このため、ビン49と作動レバー19の上記側面92と
の間で突っ張るような状態になって、これ以上ビン49
が戻るようなことはなくなる。すなわち、上記3角形の
形成によってビン49が言わばセルフロックされた形に
なり、作動レバー19が反時計方向に回動しない限りビ
ン49が時計方向に回動することはなく、確実にシンピ
ングゾーンSZに磁気へラド9を位置させておくことが
できる。 〔発明の効果〕 これまでの説明で明らかように、上記のように構成され
たこの発明によれば、駆動回路によってディスク回転用
モータの回転中にディスク回転用モータへの通電が断た
れたときに、ディスク回転用モータの慣性回転によって
ディスク回転用モータの駆動コイルに生じた起電力を上
記ソレノイドにパルス状に印加して回動レバーを磁気ヘ
ッドが磁気ディスクの内周側に位置するように駆動させ
るので、磁気ディスクの回転を阻害することなく磁気ヘ
ッドを磁気ディスクの最内周位置に位置させ、確実なヘ
ッドリトラクトが可能になる。また、磁気ディスクの回
転が阻害されないことから、ヘッドリトラクト時に磁気
ヘッドの浮上が保証され、ヘッドクラッシュを生じるこ
とはない。さらに、ヘッドリトラクト終了後、付勢手段
によって作動レバーを介し支持部材を弾性付勢すること
になるので磁気ヘッド位置がずれる虞はない。なお、こ
のリトラクトさせる機構は第2の支軸に回動自在に支持
された作動レバーと付勢手段およびソレノイドの3者か
ら構成されているので、簡≠な一つの機構によってヘッ
ドリトラクトが可能になる。
【図面の簡単な説明】
図はすべてこの発明の詳細な説明するためのもので、第
1図は実施例に係るハードディスク装置の蓋を外した状
態を示す斜視図、第2図は同ハードディスク装置の蓋を
した実使用状態を示す斜視図、第3図は磁気ヘッドが最
内周位置に位置した状態を示すハードディスク装置の内
部構造を示す平面図、第4図は磁気ヘッドが最外周位置
に位置した状態を示すハードディスク装置の内部構造を
示す平面図、第5図ないし第8図はスイングアームにボ
イスコイルモータのコイルを組み込んだ状態を示すもの
で、第5図は平面図、第6図は左側面図、第7図は右側
面図、第8図は底面図、第9図はスイングアームの要部
拡大図、第10図ないし第13図はボイスコイルモータ
のヨークを示すもので、第10図は上側ヨークの平面図
、第11図はその正面図、第12図は下側ヨークの平面
図、第13図はその正面図、第14図ないし第18図は
作動レバーを示すもので、第14図は平面図、第15図
は要部断面図、第16図は底面図、第17図は右側面図
、第18図はピンとの当接状態を示す要部拡大図、第1
9図ないし第21図はソレノイドユニットを示すもので
、第19図は平面図、第20図は正面図、第21図は右
側面図、第22図は駆動回路を示すブロック図、第23
図ないし第27図はそれぞれソレノイド、作動レバーお
よびスイングアームの動作を示す動作説明図である。 l・・・・・・ハードディスク装置、3・・・・・・シ
ャーシ、5・・・・・・フレーム、7・・・・・・ハー
ドディスク、9・・・・・・磁気へラド、11・・・・
・・支持ばね、13・・・・・・支軸(第1の支軸)、
15・・・・・・スイングアーム(支持部材)、17・
・・・・・ボイスコイルモータ、19・・・・・・作動
レバー、21・・・・・・ソレノイド、23・・・・・
・駆動回路、49・・・・・・ピン、65・・・・・・
支軸(第2の支軸)、85・・・・・・突起(作動レバ
ーの一端)、87・・・・・・突起(作動レバーの他端
)、89・・・・・・アクチュエータ、121・・・・
・・スピンドルモータくディスク回転用モータ)、12
3・・・・・・駆動コイル。 第10図 57 t N5図 箪 7図 N/2図 9 j[13図 第14図 第15図 第16図 N77図 第18図 1519図 第21図 第20図 09 05 1 /13 第22図 第23図 第24図 第25図 第26図 827図 手続補正書(自発) 平成2年2月 2日差出 平成 1年 2月 2日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 硬質のディスク状基板の表面に磁気記録層が形成された
    磁気ディスクと、磁気ディスクを回転駆動するディスク
    回転用モータと、磁気ディスクの磁気記録層に対し信号
    の書き込み/読み出しを行う磁気ヘッドと、第1の支軸
    に関して回動自在にかつ磁気ディスク表面から浮上可能
    に磁気ヘッドを支持する支持部材と、支持部材を介して
    磁気ディスクの半径方向に磁気ヘッドを移送する磁気ヘ
    ッド移送用モータとを有する磁気ディスク駆動装置にお
    いて、 第2の支軸に関して回動自在に支持され、一端が上記支
    持部材に係合してこの支持部材の磁気ヘッド支持側を磁
    気ディスクの内周方向に回動させる作動レバーと、 この作動レバーを常時支持部材の磁気ヘッド支持側が磁
    気ディスクの内周方向に向かう方向に弾性付勢する付勢
    手段と、 上記作動レバーの他端と係合するアクチュエータを有し
    、作動レバーの作動を制御するソレノイドと、 ディスク回転用モータの回転中にディスク回転用モータ
    への通電が断たれたときに、ディスク回転用モータの慣
    性回転によってディスク回転用モータの駆動コイルに生
    じた起電力を上記ソレノイドに瞬間的に印加して作動レ
    バーを磁気ヘッドが磁気ディスクの内周側に位置するよ
    うに駆動させる駆動回路と、 を備えていることを特徴とする磁気ディスク駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5486957A (en) * 1994-06-01 1996-01-23 International Business Machines Corporation Disk drive with rectifier circuit for parking the head carriers on power down
JP2014056145A (ja) * 2012-09-13 2014-03-27 Tamron Co Ltd 防振アクチュエータ、及びそれを備えたレンズユニット、カメラ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6383980A (ja) * 1986-09-29 1988-04-14 Toshiba Corp 磁気デイスク装置

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