JPS62292286A - 積層鋼板の抵抗スポツト溶接方法 - Google Patents

積層鋼板の抵抗スポツト溶接方法

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JPS62292286A
JPS62292286A JP13445686A JP13445686A JPS62292286A JP S62292286 A JPS62292286 A JP S62292286A JP 13445686 A JP13445686 A JP 13445686A JP 13445686 A JP13445686 A JP 13445686A JP S62292286 A JPS62292286 A JP S62292286A
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spot welding
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Masatsune Kondo
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は抵抗スポット溶接方法に係り、特に樹脂板の両
面に金属表皮材を形成してなる積層板と鋼板、または積
層板同志を溶接する積層鋼板の抵抗スポット溶接方法に
関する。
〔従来の技術〕
樹脂板の両面に金属表皮材を形成してなる積層板同志を
抵抗スポット溶接する方法としては、従来「抵抗溶接研
究委員会資料RW −301−854によって開示され
た、第7図に示す方法が知られている。すなわち樹脂板
1aの両面に軟鋼よりなる金属表皮材1b、lcが形成
された積層板1と、同様に樹脂板2aの両面に軟鋼より
なる金属表皮材2b、2cが形成された積層板2とを重
ねて、上下より電極3,4を圧接させ図示せぬ電源に接
続してスポット溶接を行なう、この場合この方法では短
絡回路5を前記金属表皮材1b、2a間に設けて積層板
1,2の予熱を行ない、スポット溶接特性を向上させて
いた。また別の提案としては前記短絡回路5を不要とし
て樹脂板1a、2aに導電性を持たせ1通常の抵抗溶接
と同様な方法で積層板同志の溶接を行なうものも知られ
ている。また積層板と鋼板とを抵抗スポット溶接で溶接
する場合も上述したような方法が一般的であった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述したような従来の抵抗スポット溶接方法で積層板同
志、または積層板と鋼板とを溶接した場合、積層板と同
様な厚さの鋼板同志を溶接した場合に比べて溶接強度が
低下する場合がある。このことは通常の抵抗スポット溶
接を行なうと溶融ナゲツトが総板厚のほぼ中間に形成さ
れるため、第8図に示すように積層板1,2の外側の金
属表皮材1b、2cまで十分に溶けた状態で連続的に打
点して行くと、電極3,4が次第に圧壊して接触面積が
広がり、電流密度が低下するため第9図に示すように内
側の金属表皮材1c、2bLが溶けない状態になるため
である。この結果溶融ナゲツト6が内側の金属表皮材1
c、2b間にのみ発生し接合強度が低下する。第10図
及び第11図に示す積層板1と鋼板7とを抵抗スポット
溶接する場合も同様である。なおこの種の提案としては
特開昭57−112980号公報によって開示されたよ
うに、板厚の異なる同種類の金属板を抵抗溶接するとき
に、板厚の薄い方の金属板と電極との間に捨板を挿入し
て溶接条件範囲を拡大する提案があるが。
積層板の溶接については未だなんらの配慮もされていな
かった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、積層板
と鋼板または積層板同志の溶接強度を向上させることの
できる抵抗スポット溶接方法を提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記の目的を達成するために、樹脂板の両面に
金属表皮材を形成してなる積層板と鋼板、または前記積
層板同志を溶接する抵抗スポット溶接方法において、前
記積層板を形成する金属表皮材の電気抵抗値を前記鋼板
の電気抵抗値より高くするか、または前記積層板同志の
溶接面側に形成された金属表皮材の電気抵抗値を外側に
形成された金属表皮材の電気抵抗値より低くしたもので
ある。
〔作用〕
上記の方法によると、金属表皮材の外側の層の発熱が促
進されるため、スポット溶接の連続打点により電極が圧
壊して被溶接材との接触面積が拡がり、電流密度が下っ
ても積層板の外側の層までナゲツトが生成される。この
結集積層板同志または積層板と鋼板との溶接強度の連続
打点による低下を防止することができる。
〔実施例〕
以下、本発明に係る抵抗スポット溶接方法の一実施例を
図面を参照して説明する。
第1図乃至第4図に本発明の一実施例を示す。
重ね抵抗溶接は第1図に示すように、例えば2枚の材料
8,9を重ね、これらの材料8,9を電極10.11間
に挾持して加圧力を加え、これらの電極10.11間に
電源12によって電流を流し、材料8,9自体の抵抗及
び材料8,9間、材料8゜9と電極10,11間のそれ
ぞれの接触部における集中抵抗を利用して発熱させ、材
料の温度を上げて溶融ナゲツト13を生成させて溶接さ
せる方法である。この場合溶接部に発生するエネルギH
は次式にて表わされる。
H=0.24I”Rt  cal  ・・・・(1)こ
こでIは電流(A)、Rは溶接部抵抗(Ω)、tは通電
時間(see)である。式(1)で明らかなように抵抗
Rを大きくすれば電流工が一定でも発熱するエネルギH
が大きくなり、溶融ナゲツトが大きく生成する。
また溶接学会抵抗溶接研究委員会資料RW−201−8
1により開示された第2図に示す溶接電流と溶融ナゲツ
ト生成域の関係グラフで判るように、下記の第1表で示
す添加金属原素量の異なる3種の鋼板A、D、Hについ
ては、添加金属原素量の大きい方が低電流で溶融ナゲツ
トが生成する。
第3図は上記3種の鋼板A、D、Eについて溶接電流と
電気抵抗値の関係を示したグラフであり、当然のことな
がら溶融ナゲツトを生成する溶接電流■は電気抵抗値R
に反比例する。また第4図は電気抵抗値Rと鋼板に添加
される金属原素Si+0.25(M n + Cr )
の量とを関係を示したグラフであり、添加金属原素量が
多い程電気抵抗値Rは大きくなる。
上記のことから本実施例では第10図に示す鋼板7に抵
抗スポット溶接する積層板1の両面に形成された金属表
皮材1b、lcの電気抵抗値が32.5μΩlとなるよ
うに、第4図に示すグラフにより添加原素量を設定した
。この場合鋼板7の電気抵抗値は13.0μΩlである
上記のように形成された金属表皮材1b、lcと樹脂板
1aとよりなる積層板1を鋼板7に抵抗スポット溶接に
より連続打点した実験結果を第5図に示す。第5図は横
軸に打点数、縦軸に金属表皮材1b、la間に形成され
るナゲツト径をとったグラフであり、本実施例による積
層板1を用いれば第10図に示すナゲツト生成状態で、
 15,000点の連続打点後も金属表皮材1b、la
間に形成されるナゲツト径の規格値47t  (tは板
厚であり本実験の場合は1 、0 m )である4II
I11を満足している。
第6図は金属表皮材1b、lcの電気抵抗値が13.5
μΩ口である場合の同様の実験結果であり、連続打点2
,000点前後でナゲツト生成状態が第11図に示すよ
うになり、このため金属表皮材1b、la間に形成され
るナゲツト径が規格値4mm以下になった状態を示して
いる。
本実施例によれば、鋼板7に抵抗スポット溶接される積
層板1の金属表皮材1b、lcの添加金属原素量を多く
したので、電気抵抗値が鋼板7の電気抵抗値より大きく
なり、溶接部に発生する発熱エネルギHが増大する。こ
の結果15,000点以上のスポット溶接による連続打
点を行なってもナゲツト径は規格値以上であり、ナゲツ
ト6は外側の金属表皮材1bに到達し、十分な溶接強度
を得ることができる。
上述した実施例では積層板1と鋼板7とを抵抗スポット
溶接で連続打点した場合について説明したが、第8図に
示すように積層板1,2を抵抗スポット溶接する場合に
も、積層板1,2の溶接面側の金属表皮材1c、2bの
電気抵抗値を外側の金属表皮材1b、2cの電気抵抗値
より小さくすることにより同様の効果が得られる。また
上述した実施例で示した各部の電気抵抗値及び板厚はこ
れらに限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱し
ない範囲で変更してもよい。
〔発明の効果〕
上述したように本発明によれば、積層板と鋼板。
または積層板同志を抵抗スポット溶接するときに、積層
板を形成する金属表皮材のうち少くとも溶接側と反対の
外側の金属表皮材の電気抵抗値を他の部分より高くした
ので、常に外側の金属表皮材に到達する溶融ナゲツトを
形成することができ、溶接強度を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る抵抗スポット溶接方法の一8= 一実施例に用いる装置の構成図、第2図は溶接電流とナ
ゲツト生成域との関係を示すグラフ、第3図は被溶接材
の電気抵抗値と溶接電流の関係を示すグラフ、第4図は
添加金属原素量と電気抵抗値との関係を示すグラフ、第
5図は本実施例による打点数とナゲツト径との関係を示
すグラフ、第6図は従来例による打点数とナゲツト径と
の関係を示すグラフ、第7図は従来の積層板同志のスポ
ット溶接法を示す正面図、第8図及び第10図は本実施
例により生成されたナゲツトの状態を示す断面図、第9
図及び第11図は従来方法により生成されたナゲツトの
状態を示す断面図である。 1.2・・・積層板、  la、2a・・・樹脂板、l
b、lc、2b、2c”・金属表皮材。 7・・・鋼板。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)樹脂板の両面に金属表皮材を形成してなる積層板
    と鋼板、または前記積層板同志を溶接する抵抗スポット
    溶接方法において、前記積層板を形成する金属表皮材の
    電気抵抗値を前記鋼板の電気抵抗値より高くするか、ま
    たは前記積層板同志の溶接面側に形成された金属表皮材
    の電気抵抗値を外側に形成された金属表皮材の電気抵抗
    値より低くしたことを特徴とする積層鋼板の抵抗スポッ
    ト溶接方法。
  2. (2)特許請求の範囲第1項において、金属表皮材の抵
    抗値を高くする手段は、母材に添加する金属元素量を増
    加することであることを特徴とする積層鋼板の抵抗スポ
    ット溶接方法。
JP61134456A 1986-06-10 1986-06-10 積層鋼板の抵抗スポツト溶接方法 Expired - Lifetime JPH07100232B2 (ja)

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Cited By (1)

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CN111618410A (zh) * 2020-06-11 2020-09-04 东风汽车有限公司 一种汽车用大厚度热成型钣金材料及点焊焊接方法

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