JPH0664088A - 導電性に優れた制振金属板の製造方法 - Google Patents
導電性に優れた制振金属板の製造方法Info
- Publication number
- JPH0664088A JPH0664088A JP4229359A JP22935992A JPH0664088A JP H0664088 A JPH0664088 A JP H0664088A JP 4229359 A JP4229359 A JP 4229359A JP 22935992 A JP22935992 A JP 22935992A JP H0664088 A JPH0664088 A JP H0664088A
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- Japan
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- resin
- damping
- plates
- steel plates
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 制振効果が大きく、安定した抵抗溶接等が可
能な導電性に優れた制振金属板を得る。 【構成】 二枚の金属板の間に導電性付与粘弾性高分子
樹脂を介在させ、加熱圧着後、保熱・冷却工程を経てな
る導電性付与制振金属板を製造するに際し、保熱・冷却
工程中に上下二枚の金属板のズレ量が10μm以内とす
ることを特徴としている。上下二枚の金属板と粘弾性高
分子樹脂中に混和させた導電性付与物質との導通を良好
な状態にできる。
能な導電性に優れた制振金属板を得る。 【構成】 二枚の金属板の間に導電性付与粘弾性高分子
樹脂を介在させ、加熱圧着後、保熱・冷却工程を経てな
る導電性付与制振金属板を製造するに際し、保熱・冷却
工程中に上下二枚の金属板のズレ量が10μm以内とす
ることを特徴としている。上下二枚の金属板と粘弾性高
分子樹脂中に混和させた導電性付与物質との導通を良好
な状態にできる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二枚の金属板の間に導
電性付与粘弾性高分子樹脂を介在させ熱圧着した制振金
属板の製造に係り、特に、上下二枚の金属板と粘弾性高
分子樹脂中に混和させた導電性付与物質との導通を良好
とした導電性に優れた制振金属板の製造方法に関する。
電性付与粘弾性高分子樹脂を介在させ熱圧着した制振金
属板の製造に係り、特に、上下二枚の金属板と粘弾性高
分子樹脂中に混和させた導電性付与物質との導通を良好
とした導電性に優れた制振金属板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、防音・静粛化に対する認識が高ま
るに伴い、騒音規制が強化されてきた。各種機械器具や
建築部材或いはその他の部材から発生する騒音を防止
し、乃至は遮断するために種々の防音対策が講じられて
いる。
るに伴い、騒音規制が強化されてきた。各種機械器具や
建築部材或いはその他の部材から発生する騒音を防止
し、乃至は遮断するために種々の防音対策が講じられて
いる。
【0003】このような状況下にあって、二枚の金属板
の間に粘弾性高分子樹脂を介在させ、熱圧着してなる制
振金属板は、これに加わる振動エネルギーを中間層の振
動位相差で急速に熱エネルギーに変換して効果的に減衰
させることができ、防音性に優れることから、各種機械
器具、自動車エンジン部品、建築部材或いはその他の部
材等の広い分野で採用、検討されるようになっている。
の間に粘弾性高分子樹脂を介在させ、熱圧着してなる制
振金属板は、これに加わる振動エネルギーを中間層の振
動位相差で急速に熱エネルギーに変換して効果的に減衰
させることができ、防音性に優れることから、各種機械
器具、自動車エンジン部品、建築部材或いはその他の部
材等の広い分野で採用、検討されるようになっている。
【0004】ところで、これら制振金属板は、優れた防
音性を有するものの、制振樹脂が電気絶縁体であるた
め、スポット溶接等の抵抗溶接加工ができない欠点を持
っている。また、制振樹脂の種類により二枚の金属板の
接着力に差が生じ、曲げ加工等の成形時に剥離現象を生
じやすい問題点を内在している。
音性を有するものの、制振樹脂が電気絶縁体であるた
め、スポット溶接等の抵抗溶接加工ができない欠点を持
っている。また、制振樹脂の種類により二枚の金属板の
接着力に差が生じ、曲げ加工等の成形時に剥離現象を生
じやすい問題点を内在している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、これらの問題
点を改善する目的で、制振性を有する粘弾性樹脂中に金
属フィラー等の導電性付与物質を混和させ、熱圧着し、
導電性付与制振鋼板としたものが多く出廻っている。ま
た、連続して製造する方法として、ロール間通板法(特
開平2−269049号等)が提案されている。
点を改善する目的で、制振性を有する粘弾性樹脂中に金
属フィラー等の導電性付与物質を混和させ、熱圧着し、
導電性付与制振鋼板としたものが多く出廻っている。ま
た、連続して製造する方法として、ロール間通板法(特
開平2−269049号等)が提案されている。
【0006】しかし、特開平2−269049号の技術
では、上下二枚の鋼板への導通(接触)が不安定で、導電
性が良くなく、また樹脂の接着強度も低いという問題が
あった。
では、上下二枚の鋼板への導通(接触)が不安定で、導電
性が良くなく、また樹脂の接着強度も低いという問題が
あった。
【0007】本発明は、上記従来技術の問題点を解決
し、制振効果が大きく、安定した抵抗溶接等が可能な導
電性に優れた制振金属板の製造方法を提供することを目
的とするものである。
し、制振効果が大きく、安定した抵抗溶接等が可能な導
電性に優れた制振金属板の製造方法を提供することを目
的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、まず、従来のロール間通板法において上下二枚の鋼
板への導通(接触)が不安定となる原因について検討した
結果、通板される鋼板の曲げ範囲に問題があり、曲げ量
が大きいと通板される上下二枚の鋼板にズレが生じ、樹
脂中に混和させた導電性付与物質が樹脂中で移動し、上
下二枚の鋼板への導通(接触)不安定となり、導電性が不
良となるばかりでなく、その樹脂の接着強度も低下する
ことが判明した。
め、まず、従来のロール間通板法において上下二枚の鋼
板への導通(接触)が不安定となる原因について検討した
結果、通板される鋼板の曲げ範囲に問題があり、曲げ量
が大きいと通板される上下二枚の鋼板にズレが生じ、樹
脂中に混和させた導電性付与物質が樹脂中で移動し、上
下二枚の鋼板への導通(接触)不安定となり、導電性が不
良となるばかりでなく、その樹脂の接着強度も低下する
ことが判明した。
【0009】本発明者は、その対策について鋭意研究を
重ねた結果、保熱・冷却工程中における上下二枚の金属
板のズレをコントロールすることにより可能であること
を見出し、ここに本発明を完成したものである。
重ねた結果、保熱・冷却工程中における上下二枚の金属
板のズレをコントロールすることにより可能であること
を見出し、ここに本発明を完成したものである。
【0010】すなわち、本発明は、二枚の金属板の間に
導電性付与粘弾性高分子樹脂を介在させ、加熱圧着後、
保熱・冷却工程を経てなる導電性付与制振金属板を製造
するに際し、保熱・冷却工程中に上下二枚の金属板のズ
レ量が10μm以内とすることを特徴とする導電性に優
れた制振金属板の製造方法を要旨とするものである。
導電性付与粘弾性高分子樹脂を介在させ、加熱圧着後、
保熱・冷却工程を経てなる導電性付与制振金属板を製造
するに際し、保熱・冷却工程中に上下二枚の金属板のズ
レ量が10μm以内とすることを特徴とする導電性に優
れた制振金属板の製造方法を要旨とするものである。
【0011】以下に本発明を更に詳述する。
【0012】
【0013】本発明は、要するに、導電性に優れた制振
金属板を製造する際に、図2に示すように、加熱圧着後
の保熱・冷却工程において、導電性付与粘弾性樹脂を介
在させた二枚の金属板の通板方向の前後に配設した上下
複数のロール間を通板させるが、この時、二枚の金属板
間の樹脂及び樹脂中に混和してある導電物質に歪を極力
与えないことを主眼として、保熱・冷却工程を通板する
ために生じる上下二枚の金属板のズレ量を10μm以内
で通板させるものである。
金属板を製造する際に、図2に示すように、加熱圧着後
の保熱・冷却工程において、導電性付与粘弾性樹脂を介
在させた二枚の金属板の通板方向の前後に配設した上下
複数のロール間を通板させるが、この時、二枚の金属板
間の樹脂及び樹脂中に混和してある導電物質に歪を極力
与えないことを主眼として、保熱・冷却工程を通板する
ために生じる上下二枚の金属板のズレ量を10μm以内
で通板させるものである。
【0014】二枚の金属板の間に、導電物質を混和した
接着性制振樹脂を介在させ、図1に示すように、加熱圧
着ロールによって加熱圧着させた時、樹脂中の導電物質
は、上下二枚の金属板で加圧を受け、金属板接着面側の
樹脂を排除し、上下二枚の金属板と導通する。上下二枚
の金属板間の樹脂中の導電物質は、加熱圧着により上下
二枚の金属板に導通した状態で、次工程の保熱・冷却工
程へ進む。以下、この状態の金属板を「鋼板」と称す。
接着性制振樹脂を介在させ、図1に示すように、加熱圧
着ロールによって加熱圧着させた時、樹脂中の導電物質
は、上下二枚の金属板で加圧を受け、金属板接着面側の
樹脂を排除し、上下二枚の金属板と導通する。上下二枚
の金属板間の樹脂中の導電物質は、加熱圧着により上下
二枚の金属板に導通した状態で、次工程の保熱・冷却工
程へ進む。以下、この状態の金属板を「鋼板」と称す。
【0015】保熱・冷却工程では、積層鋼板の形状を変
形させず、及び鋼板と制振樹脂との高接着性を付与する
目的で、二枚の鋼板を上下のロール間に通板する。この
時、通板中の二枚の鋼板間にある制振樹脂は溶融状態で
あり、上下二枚の鋼板との接着力は弱く、上下二枚の鋼
板に導通している導電物質の導通性も不安定状態であ
る。このような状態の時に、保熱・冷却工程で波板状通
板の鋼板曲げ量(角度)が大きいと、上下二枚の鋼板にズ
レが生じ、上下二枚の鋼板に導通していた導電物質が移
動させられ、上下二枚の鋼板内で樹脂被り状態となるた
め、導通が遮断される。
形させず、及び鋼板と制振樹脂との高接着性を付与する
目的で、二枚の鋼板を上下のロール間に通板する。この
時、通板中の二枚の鋼板間にある制振樹脂は溶融状態で
あり、上下二枚の鋼板との接着力は弱く、上下二枚の鋼
板に導通している導電物質の導通性も不安定状態であ
る。このような状態の時に、保熱・冷却工程で波板状通
板の鋼板曲げ量(角度)が大きいと、上下二枚の鋼板にズ
レが生じ、上下二枚の鋼板に導通していた導電物質が移
動させられ、上下二枚の鋼板内で樹脂被り状態となるた
め、導通が遮断される。
【0016】これを防止するには、保熱・冷却工程を波
板状に通板する上下二枚の鋼板のズレ量を10μm以内
に規制することによって、加熱圧着時に上下二枚の鋼板
に導通させた導電物質は樹脂内で移動することなく、加
熱圧着時の良好な導通状態を保持できる。
板状に通板する上下二枚の鋼板のズレ量を10μm以内
に規制することによって、加熱圧着時に上下二枚の鋼板
に導通させた導電物質は樹脂内で移動することなく、加
熱圧着時の良好な導通状態を保持できる。
【0017】上下二枚の鋼板と導電物質との導通状況が
良好な状態ほど導電性が安定し、優れた導電性付与制振
鋼板となる(図4)。しかし、保熱・冷却工程で波板状通
板の曲げ量が大きいと、導電物質が移動し、上下二枚の
鋼板内で樹脂被りを起こし、導通しない(図5)。このよ
うな状態では、スポット溶接等の導電性は非常に劣る結
果となる。
良好な状態ほど導電性が安定し、優れた導電性付与制振
鋼板となる(図4)。しかし、保熱・冷却工程で波板状通
板の曲げ量が大きいと、導電物質が移動し、上下二枚の
鋼板内で樹脂被りを起こし、導通しない(図5)。このよ
うな状態では、スポット溶接等の導電性は非常に劣る結
果となる。
【0018】なお、加熱圧着法として、図1に上下一対
の加熱圧着ロールを示したが、これのみに限定されない
ことは云うまでもなく、例えば、加熱圧着ロールを左右
に配列したり、或いは予備加熱ロールを設ける等、種々
の変更は可能である。また、保熱・冷却ラインとして、
図1には上下2本ずつのロール配列を示したが、これよ
りも少ないロール配列或いは多いロール配列も可能であ
る。
の加熱圧着ロールを示したが、これのみに限定されない
ことは云うまでもなく、例えば、加熱圧着ロールを左右
に配列したり、或いは予備加熱ロールを設ける等、種々
の変更は可能である。また、保熱・冷却ラインとして、
図1には上下2本ずつのロール配列を示したが、これよ
りも少ないロール配列或いは多いロール配列も可能であ
る。
【0019】また、金属板の材質、板厚及び板幅、粘弾
性高分子樹脂の材質、導電物質の材質及び大きさ並びに
混和量等も特に制限されるものではない。また、熱圧着
条件も適宜決められる。
性高分子樹脂の材質、導電物質の材質及び大きさ並びに
混和量等も特に制限されるものではない。また、熱圧着
条件も適宜決められる。
【0020】次に本発明の実施例を示す。
【0021】
【0022】厚さ0.4mm、幅914mmのコイル状の鋼
板上下二枚の間に、導電物質(Ni粉)を3.5vol%混和
させてなる導電性付与接着性制振樹脂(ポリオレフィン
系)を介在し、該樹脂と鋼板とを接着に最適な熱圧着条
件(240℃×25kgf/cm2)で加熱圧着し、保熱・冷却
工程を波板状に通板した。
板上下二枚の間に、導電物質(Ni粉)を3.5vol%混和
させてなる導電性付与接着性制振樹脂(ポリオレフィン
系)を介在し、該樹脂と鋼板とを接着に最適な熱圧着条
件(240℃×25kgf/cm2)で加熱圧着し、保熱・冷却
工程を波板状に通板した。
【0023】その際、上下二枚の鋼板のズレ量を適時変
化させ、その都度、スポット溶接性評価の試験片を採取
し、波板状に通板する波状の大きさによる上下二枚の鋼
板のズレ量がスポット溶接性及び接着性に及ぼす影響を
調査した。
化させ、その都度、スポット溶接性評価の試験片を採取
し、波板状に通板する波状の大きさによる上下二枚の鋼
板のズレ量がスポット溶接性及び接着性に及ぼす影響を
調査した。
【0024】波板状通板による上下二枚の鋼板のズレ量
制御は、進行方向に配した複数の下ロールに対して、そ
の下ロール間に配した複数の上ロール押込量で調整し
た。
制御は、進行方向に配した複数の下ロールに対して、そ
の下ロール間に配した複数の上ロール押込量で調整し
た。
【0025】なお、二枚の鋼板が波板状に通板される時
の上下二枚の鋼板のズレ量とは、ズレ現象を示す図2に
おいて、中間層に樹脂を狭んだ上下二枚の鋼板が波板状
に通板されるために生じるズレであり、ズレ量=aで表
わされる量である。このズレ量は、ロール径とロール間
隔、上ロールの押込深さの関係から計算値で求めた。
の上下二枚の鋼板のズレ量とは、ズレ現象を示す図2に
おいて、中間層に樹脂を狭んだ上下二枚の鋼板が波板状
に通板されるために生じるズレであり、ズレ量=aで表
わされる量である。このズレ量は、ロール径とロール間
隔、上ロールの押込深さの関係から計算値で求めた。
【0026】スポット溶接性確認のためのスポット溶接
条件は以下のとおりである。 1.試験片形状:0.84mm厚(上鋼板0.4mmt/樹脂
0.04mmt/下鋼板0.4mmt)×30mm幅×100mm
長、二枚重ね。 2.スポット溶接電流:8.5kA 3.通電時間:20サイクル 4.電極加圧力:200kg
条件は以下のとおりである。 1.試験片形状:0.84mm厚(上鋼板0.4mmt/樹脂
0.04mmt/下鋼板0.4mmt)×30mm幅×100mm
長、二枚重ね。 2.スポット溶接電流:8.5kA 3.通電時間:20サイクル 4.電極加圧力:200kg
【0027】図3に、保熱・冷却工程での二枚の鋼板の
ズレ量とスポット溶接性の関係を示すように、上ロール
の押込量が深く(大きく)なると、上下二枚の鋼板のズレ
量は大きくなり、上下二枚の鋼板間に介在させた樹脂中
の導電物質は鋼板のズレと共に異方移動し、導電物質の
周囲が鋼板間の樹脂に塗られて上下二枚の鋼板との導通
が不安定となり、スポット溶接性が悪くなる。図5は樹
脂中の導電物質が異方向に移動して樹脂被り状態となっ
たことを示している。
ズレ量とスポット溶接性の関係を示すように、上ロール
の押込量が深く(大きく)なると、上下二枚の鋼板のズレ
量は大きくなり、上下二枚の鋼板間に介在させた樹脂中
の導電物質は鋼板のズレと共に異方移動し、導電物質の
周囲が鋼板間の樹脂に塗られて上下二枚の鋼板との導通
が不安定となり、スポット溶接性が悪くなる。図5は樹
脂中の導電物質が異方向に移動して樹脂被り状態となっ
たことを示している。
【0028】しかし、上ロールの押込量を浅く(小さく)
し、上下二枚の鋼板のズレ量が10μm以内であると、
上下二枚の鋼板間に介在させた樹脂中の導電物質は移動
することなく、前工程時に加熱圧着された状態で上下二
枚の鋼板との導通を保持し、スポット溶接性を向上させ
安定することがわかる。図4は上下二枚の鋼板と導電物
質が導通した良好な状態を示している。
し、上下二枚の鋼板のズレ量が10μm以内であると、
上下二枚の鋼板間に介在させた樹脂中の導電物質は移動
することなく、前工程時に加熱圧着された状態で上下二
枚の鋼板との導通を保持し、スポット溶接性を向上させ
安定することがわかる。図4は上下二枚の鋼板と導電物
質が導通した良好な状態を示している。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
導電性に優れた制振鋼板を製造することを可能とすると
共に、接着性についても導電物質の影響を受けずに高接
着性を確保でき、あらゆる産業分野に利用できる効果は
大きい。
導電性に優れた制振鋼板を製造することを可能とすると
共に、接着性についても導電物質の影響を受けずに高接
着性を確保でき、あらゆる産業分野に利用できる効果は
大きい。
【図1】加熱圧着工程及び保熱・冷却工程の一例を示す
図である。
図である。
【図2】保熱・冷却ロールと上下鋼板のズレ現象を説明
する図である。
する図である。
【図3】上下二枚の鋼板のズレ量とスポット溶接性の関
係を示す図である。
係を示す図である。
【図4】上下二枚の鋼板と導電物質とが導通した良好な
状態(金属組織)を示す写真である。
状態(金属組織)を示す写真である。
【図5】上下鋼板のズレ量が大きく樹脂中の導電物質が
異方向に移動した樹脂被り状態(金属組織)を示す写真で
ある。
異方向に移動した樹脂被り状態(金属組織)を示す写真で
ある。
1 樹脂熱圧着鋼板 2 加熱圧着ロール 3 保熱・冷却ロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田隆一 兵庫県加古川市金沢町1番地株式会社神戸 製鋼所加古川製鉄所内
Claims (1)
- 【請求項1】 二枚の金属板の間に導電性付与粘弾性高
分子樹脂を介在させ、加熱圧着後、保熱・冷却工程を経
てなる導電性付与制振金属板を製造するに際し、保熱・
冷却工程中に上下二枚の金属板のズレ量が10μm以内
とすることを特徴とする導電性に優れた制振金属板の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4229359A JPH0664088A (ja) | 1992-08-05 | 1992-08-05 | 導電性に優れた制振金属板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4229359A JPH0664088A (ja) | 1992-08-05 | 1992-08-05 | 導電性に優れた制振金属板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0664088A true JPH0664088A (ja) | 1994-03-08 |
Family
ID=16890936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4229359A Withdrawn JPH0664088A (ja) | 1992-08-05 | 1992-08-05 | 導電性に優れた制振金属板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0664088A (ja) |
-
1992
- 1992-08-05 JP JP4229359A patent/JPH0664088A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991005 |