JPS6244438A

JPS6244438A - 導電性積層板

Info

Publication number: JPS6244438A
Application number: JP18517185A
Authority: JP
Inventors: 上出　誠; 小泉　信裕
Original assignee: Suzuki Motor Corp
Current assignee: Suzuki Motor Corp
Priority date: 1985-08-23
Filing date: 1985-08-23
Publication date: 1987-02-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】ａ、　産業上の利用分野本発明は金属板の間に合成樹脂層を設けた導電性の積層
板に関する。

ｂ、　従来の技術近年、自動車７車輌、家電製品、造船、建材および其他
の構造物用に軽量化、防音、防振、防蝕などの目的で、
金属板（たとえば鋼板など）の間に合成樹脂層を介設し
た積層板（たとえばラミネートｗ４仮）が用いられてい
る。すなわち、振動を押える目的でｗ４板の間に０．１
ｍｍ以下の合成樹脂層を介設したもの、また軽量化の目
的で同じ＜０．１Ｍ以上の合成樹脂層を介設したものな
どが用いられている。

これらの積層板は中間層に導電性のない合成樹脂層を介
設しであるため、溶接１　塗装（静電塗装）上に問題が
あり、そのため導電性を与えるためのいくつかの従来技
術が開示されている。第５図はこのような積層板に導電
性を与え溶接を可能とする方法を示すもので、積層板ａ
の端部に、別途、短絡回路を形成する部材（銅板をハン
ドバイスなどで固定したもの）ｂを設けて、両外側の金
属板を導通せしめたあと、電極ｃ、ｃによって加圧通電
するものである。すると電流は最初矢印のように部材す
を経て両外側の金属板に流れ、電極直下の金属板の温度
が次第に上昇する。そのため、その付近の絶縁層ｄが軟
化し、これが電極ｃ、ｃの加圧力によって周囲に排除さ
れ、遂に直接電極Ｃ２Ｃ間に溶接を形成するための通電
が始まるようになっている。

Ｃ１発明が解決しようとする問題点以上の方法は、実際の加工に際し、この短絡回路の取り
付は作業が非常に面倒であり、特に大量生産のラインで
は不可能に近い。

本発明は前記事情に鑑み、前記従来技術の問題点を解消
してなる導電性のある積層板を提供しようとするもので
ある。

ｄ、　問題点を解決するための手段本発明は前記問題点を解決するため、両外側に導電性の
金属層を、間に非導電性の中間層を有する積層板におい
て、該積層板の両側端辺を加熱圧接し、前記両外側の金
属層を密着せしめて導電性の圧着部を設けるようにした
ものである。

以下、本発明について図面を参照しながら詳細に説明す
る。

第１図〜第３図は本発明に係る積層板の製造工程と要領
を図示したもので、１．２は鋼帯のコイル、３は中間層
用の樹脂の押出機、４．５はロールプレスの相対するロ
ールであり、積層板の両外側を構成する鋼板がコイル１
．２から引き出されてゆき、加熱ゾーン６を経てロール
４．５の間に誘導される。こ＼で上下の鋼板７．８の間
に押出機３より、非導電性の物質、たとえば熱可塑性プ
ラスチックで、ナイロン、　ＰＥ、　ＰＰなどが押し出
され、中間層２０を形成する。この場合、第３図に示す
ように鋼板７．８の間の両端部に非充填部９゜１０を設
け、この非充填部９，１０の幅ｌは１００１以下とする
。

次に、第１図に示すように非充填部９．１０に対応する
位置にロール１１．１２を左右一対宛配置したロールプ
レスの間を通し、図示のように鋼板７゜８の両端を圧着
し、圧着部１３を形成する。以後は通常の製造工程と同
じようにレベラー１４．　サイドトリマー１５．　　シ
ャー１６を経て、所定採寸の積層板をうる。

よって鋼板７，８の両側端の圧着部１３が導通路となり
、上下の鋼板７，８の間に導電性のある積層板が製作さ
れる。

なお、前記実施例では前記鋼板は、たとえばステンレス
スチールなどの他の金属板に代替可能であることは言う
までもなく、また金属板の厚さは０．０１２７〜２．２
龍、金属板（スキン材）に対する中間Ｎ（コア材）の厚
さの比は、金属板を１とした場合、中間層は９以下であ
る。

また、前記構成の積層板を実際の部品製作に用いる場合
には、第４図に示すように端部の圧着部１３が少なくと
も一部に残るようにトリミングをおこない、利用を図れ
ばよい。

ｅ、　発明の効果以上のように、本発明に係る積層板は、加圧製作時に、
その両側端辺に中間層の非充填部を設けて圧接し、そこ
にＲ電性の圧着部を形成したものである。

したがって、前記従来技術のように非導電性の積層板に
導電性を与えるため、ハンドバイスなどを用いた短絡回
路を形成する作業が不要となり、作業性が向上する。

また、本発明によれば形成された積層板は、重量増もな
く、導電性を与えるための特別部材を中間層に介設する
こともないから、原価上昇の問題も起らない、さらに外
観的にも従来の８ＩＮ板と殆ど変りがなく同しように製
品製作に利用でき、加工性も殆ど問題がない。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は本発明に係る積層板の製作要領を説明
する図で、第１図はロールプレス付近の斜視図、第２図
は製作工程を示す図、第３図はロール成形前の中間層の
充填態様の説明図、第４図は同積層板の利用要領の斜視
説明図、第５図は従来技術の説明図である。７．８・・・鋼板、　　　　９．１０・・・非充填部、
１１、１２・・・ロール、　　１３・・・圧着部、２０
・・・中間層。第４図第５図

Claims

【特許請求の範囲】

両外側に導電性の金属層を、間に非導電性の中間層を有
する積層板において、該積層板の両側端辺を加熱圧接し
、前記両外側の金属層を密着せしめて導電性の圧着部を
設けたことを特徴とする導電性積層板。