JPH0699278A - 積層金属板へのスタッドの溶接方法 - Google Patents

積層金属板へのスタッドの溶接方法

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Publication number
JPH0699278A
JPH0699278A JP24659292A JP24659292A JPH0699278A JP H0699278 A JPH0699278 A JP H0699278A JP 24659292 A JP24659292 A JP 24659292A JP 24659292 A JP24659292 A JP 24659292A JP H0699278 A JPH0699278 A JP H0699278A
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JP
Japan
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stud
hole
welding
welded
laminated
Prior art date
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Pending
Application number
JP24659292A
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English (en)
Inventor
Kenjiro Tokunaga
賢次郎 徳永
Masatoshi Shinozaki
正利 篠崎
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一対の導電性金属板の間に樹脂等の中間層を
介装した積層金属板にスタッド溶接を行う際、スタッド
が一対の積層金属板の両方に容易に溶接できるようにす
る。 【構成】 積層金属板の溶接該当部に予め貫通穴を施し
ておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】樹脂等の中間層を介装した積層金
属板へのスタッド溶接方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にスタッド溶接は、公知のようにア
ーク放電によって発生する熱により金属材料からなるス
タッドを母材へ溶着する方法である。しかるに積層金属
板においては、樹脂等の中間層を介装しているため、一
方の外皮のみとしか融着できず、十分な融着強度が得ら
れないことが問題となる。
【0003】その解決策として、特開昭60−141372号公
報には、先ずスポット溶接を行い次いで該スポット溶接
部にスタッドを溶接する方法が開示されているが、この
方法は煩雑な手間がかかり、且つ位置決めも難しい等の
欠点があった。また、特開昭63−56363 号公報には、ス
タッド溶接後に該部をスポット溶接する方法が開示され
ているが、煩雑な手間がかかる点は変わりない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
欠点を解消し、簡単、容易にスタッドガンのみで確実に
スタッドが樹脂等の中間層を有する一対の積層金属板の
両方に溶接することが出来る積層金属板へのスタッドの
溶接方法を提案することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記技術的
課題を解決するために、スタッド溶接すべき積層金属板
の該当部に事前にプレス時等に貫通穴を開けておき、該
ピアス穴部にスタッド溶接を行うものである。また、貫
通穴はスタッド頂部より細く、スタッド頂部は凸部のあ
ることが望ましい。
【0006】このことにより、容易にスタッドを積層金
属板の両方と溶着させることができ、スタッドの溶着強
度を確保しようとするものである。また導電性金属板と
しては本発明では鋼板を有利に用いることができる。
【0007】
【作用】従来は図4の如く積層金属板1の一方に直接溶
接するため片方の外皮としか融着出来ず、特開昭60−14
1372号公報に開示されている如く該部を事前にスポット
溶接を行うか、または特開昭63−56363 号公報に開示さ
れている如くスタッド溶接後に該部をスポット溶接を行
うことにより、他の一方の外皮金属板1と融着させる事
により融着強度を確保しようとしたものである。
【0008】本発明の基本的構想では図1の如く事前に
貫通穴4を施すことにより一方の外皮にスタッドボルト
3をスタッド溶接する際、他の片方の外皮にも図2に示
す如く融着せしめるようにするものである。この図で5
は金属板1,1両面とスタッド頂部との融着部を示す。
また図3のようにスタッド頂部を凸型形状にすることに
より、より他の片方の外皮との融着を計ることが望まし
い。
【0009】
【実施例】
実施例1 厚0.4 mmの2枚の鋼板で樹脂厚み25μmのポリエステル
樹脂を挟んだ積層鋼板に、図1に示すように径6mmの貫
通穴を打抜いた。次にこれに頂部の径13mm、厚み2mm、
胴部の径M6のスタッドボルトを次の溶接条件で溶接し
た。
【0010】溶接条件 電圧 220 V(コンデンサータイプ) 放電時間 30 m sec その結果、図2に示すように上下2枚の積層板とスタッ
ド頂部とは十分融着しており、積層板周囲を上から固定
し、スタッドボルトを引抜いたときの破壊トルクは300k
gf・cmであった。
【0011】実施例2 スタッドボルトの頂部が図3に示すように貫通穴にはま
り込む厚み代 0.7mmの凸部を設けた以外は実施例1と同
じ条件でスタッド溶接を行った。そして、実施例1と同
様に破壊実験を行ったところ、破壊トルクは340kgf・cm
であった。
【0012】比較例1 実施例1と同じ積層鋼板とスタッドボルトを用い、貫通
穴を設けず、同じ条件でスタッド溶接を行った。そし
て、実施例1と同様に破壊実験を行ったところ、破壊ト
ルクは 120 kgf・cmであった。
【0013】
【発明の効果】本発明により繁雑な工程がいらず積層金
属板へのスタッド溶接において十分な溶接強度を確保で
きた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による積層鋼板に穴を開け、その部分に
スタッド溶接する断面図を示す。
【図2】本発明のスタッド溶接後の断面図を示す。
【図3】本発明による積層鋼板に穴を開けて、その部分
に頂部を凸状にしたスタッドを溶接する断面図を示す。
【図4】積層鋼板にスタッドを溶接した断面図を示す。
【符号の説明】
1 積層金属板 2 樹脂等の中間層 3 スタッドボルト 4 貫通穴 5 融着部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の導電性金属板の間に樹脂等の中間
    層を介装した積層金属板にスタッド溶接を行う際、事前
    に積層金属板の溶接該当部に貫通穴を施し、該貫通穴部
    分にスタッドを溶接することを特徴とする積層金属板へ
    のスタッドの溶接方法。
  2. 【請求項2】 導電性金属板が鋼板であることを特徴と
    する請求項1記載の積層金属板へのスタッドの溶接方
    法。
  3. 【請求項3】 スタッド頂部が貫通穴にはまり込む凸型
    形状部を有していることを特徴とする請求項1又は2記
    載の積層金属板へのスタッドの溶接方法。
JP24659292A 1992-09-16 1992-09-16 積層金属板へのスタッドの溶接方法 Pending JPH0699278A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003071565A (ja) * 2001-09-05 2003-03-11 Toyota Motor Corp スタッド部材の溶接方法と溶接構造体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003071565A (ja) * 2001-09-05 2003-03-11 Toyota Motor Corp スタッド部材の溶接方法と溶接構造体

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