JPS62290859A - 高窒素オ−ステナイト系又はオ−ステナイト・フエライト2相系ステンレス綱線材の製造方法 - Google Patents

高窒素オ−ステナイト系又はオ−ステナイト・フエライト2相系ステンレス綱線材の製造方法

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Publication number
JPS62290859A
JPS62290859A JP13108486A JP13108486A JPS62290859A JP S62290859 A JPS62290859 A JP S62290859A JP 13108486 A JP13108486 A JP 13108486A JP 13108486 A JP13108486 A JP 13108486A JP S62290859 A JPS62290859 A JP S62290859A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
austenitic
steel wire
stainless steel
wire
nitrogen
Prior art date
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Pending
Application number
JP13108486A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Yasuda
功一 安田
Shozaburo Nakano
中野 昭三郎
Noboru Nishiyama
昇 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
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Publication of JPS62290859A publication Critical patent/JPS62290859A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〈産業上の利用分野) この発明は、高窒素オーステナイト系又はオーステナイ
ト・フェライト2相系(以下単に2相系という)ステン
レス鋼線材の製造方法に関し、とくに伸線後の熱処理に
よって低窒素オーステナイト系又は2相系ステンレス鋼
線の効果的な窒化を図ることにより、上記鋼線材を有利
に得ようとするものである。
〈従来の技術) 強度および耐食性の向上を目的とした高窒素オーステナ
イト系ステンレス鋼は、その溶製時に窒化物あるいは窒
素ガス等により窒素を添加することによって製造されて
いる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら上記の方法では、溶製チャージが大きい場
合には不必要に大酒の高窒素材を製造することになり不
経済という不利があった。
ざらに上記の溶製段階で窒素を添加する方法では、伸線
時に窒化を調整する必要があることから、?!2雑な工
程たとえば高価なアルゴンガス雰囲気中での焼鈍あるい
は窒化したワイヤ表面を削り落す工程などを必要とし、
非常に効率が悪いところに問題を残していた。
この発明は、上記の問題を有利に解決するもので、低窒
素オーステナイト系又は2相系ステンレス鋼線の窒素を
含む雰囲気中における熱処理を活用することによって、
伸線工程あるいは伸線後における窒素の効率的な添加を
可能ならしめた高窒素オーステナイト系又は2相系ステ
ンレス鋼線材の新規な製造方法を提案することを目的と
する。
(問題点を解決するための手段) 従来から、窒素を含む雰囲気中で窒素固溶度の高いオー
ステナイト系ステンレスtjA線を熱処理すると表面が
窒化されワイヤ中の窒素含有量が上昇する場合があるこ
とは知られていた。しかしながら窒化反応生起温度(約
750℃以上)に到達する前にワイヤ表面が酸化される
と、窒化反応生起温度での窒化は抑制されるが、一般に
熱処理雰囲気中にはM素や水蒸気が混入し易く、かよう
な混入物によるワイヤ表面の酸化が避けられないため、
かかる熱処理をワイヤの窒化に積極的に利用することは
難しいとされていた。
従って窒化を安定して生起せしめるためには、窒化反応
生起温度以上においては、ワイヤ表面を酸化から保護す
る必要がある。
そこでこの発明では、ワイヤーの表面に、低温酸化防止
剤を積極的に塗布することによって窒化反応生起温度に
達するまではその表面酸化を防いでおき、もって効率的
なワイヤの窒化を可能ならしめたのである。
すなわちこの発明は、オーステナイト系又はオーステナ
イト・フェライト2相系ステンレスtJ4flの表面に
、低温酸化防止剤を塗布したのち、含窒素雰囲気中で窒
化反応生起温度以上の温度範囲において熱処理を施すこ
とから成る、高窒素オーステナイト系又はオーステナイ
ト・フェライト2相系ステンレス鋼線材の製造方法であ
る。
以下この発明を具体的に説明する。
この発明において、低FfAM化防止剤としては、ステ
アリン酸カルシウム、ステアリン酸す]〜リウム等のス
テアリンH2が有利に適合する。
ここにステアリン酸塩は、伸線工程における潤滑剤とし
て用いられるものでもあるが、従来、かような潤滑剤は
熱処理に先立って除去されるのが一般的であり、少なく
とも低温酸化防止lとして利用されることはなかった。
この点この発明では、かかるステアリン酸塩を低温酸化
防止剤としても利用することができるので、潤滑剤とし
てステアリン酸塩を用いた場合には、伸線後に改めて低
温酸化防止剤を塗布する必要はない。
(作 用) 以下この発明の基礎となった実験結果について説明する
第1図にステアリン酸カルシウムの分@温度を示すが、
約450℃と約700℃で分解離脱が生じている。従っ
てワイヤ表面に低温酸化防止剤としてステアリン酸塩が
塗布してあれば、約700℃まではワイヤ表面は酸化か
ら保護される一方、約700℃で低温酸化防止剤の分解
離脱によって活性度の高い新鮮な鋼線表面が露出するこ
とになる。
しかもこれとほぼ同時にワイヤ表面は窒化反応生起温度
に達するので窒化が効率よく進行覆ることが期待できる
そこで次にステアリン酸塩を潤滑剤さらには低温酸化防
止剤として使用した場合におけるその塗布効果を確認す
るために、熱処理後の鋼線中窒素含有けにおよぼすt!
4線表面における潤滑剤の有無の影響について調査した
2.9II1mφの316L線に第1表に示す処理を施
した。なお熱処理は大気中で1050℃、1時間の条件
で実施した。
第1表 その結果、熱処理前に弗硝酸あるいは塩酸で酸洗処Il
l! L、潤滑剤を完全に除去したワイヤは窒化反応生
起温度到達前にワイヤ表面に酸化被膜が形成されほとん
ど窒化されないこと、一方潤滑剤を付肴したまま熱処理
を実施した場合には、ワイヤ表面での窒化が著しく促進
され、潤滑剤の塗布により有効に窒化が進行することが
確認された。
ここに低温酸化防止剤の塗布量は、0.5(17m2以
上(好ましくは5.0g/m 2以下)であれば上記効
果が期待されることが確認された。
なお窒化によるワイヤ中への窒素の添加は、当然のこと
ながら、単位重量当りのワイヤ表面積に比例するため、
ワイヤが細径になるほど効率よく窒素含有量を高めるこ
とができ、また熱処理雰囲気の窒素分圧および熱処理温
度、時間が大きいほど多量の窒素を添加することができ
るのはいうまでもない。
(実施例) 1.4mnφの308Lオーステナイト系ステンレス鋼
線および1.4Illlφの2相系ステンレス鋼線を、
1.4mmφダイスで潤滑剤としてステアリン酸カルシ
ウムを使用して空線引きすることによりワイヤ表面にス
テアリン酸カルシウム:  1.23Q/m 2を付着
させ、ついで大気中で1050℃にて1時間30分の熱
処理を施した後、沸硝酸で酸洗し、さらに1.2mmφ
ダイスで伸線を行って 1.2mmφのwI線を製造し
た。
また比較例として熱処理前に′IA滑剤を塗布せずに同
様の工程で1.21φ線を製造した。
第2表に1.4mmφの供試線の化学組成および本実施
例および比較例で製造した1、21φ線の化学組成を示
す。
第2表 同表から明らかなように、この発明により両鋼線とも窒
素含有量を著しく上昇させることができ、本実施例では
308Lを使用してたとえば3041N用溶接ワイヤを
、また低窒素2相ステンレス鋼線を使用してたとえば3
29J 2 L用溶接ワイヤを得ることができた。
(発明の効果) かくしてこの発明によれば、低窒素のオーステナイト系
あるいは2相系ステンレス鋼線に窒素を簡便に添加する
ことができるので、高強度および高耐食性能を有する高
窒素オーステナイト系ステンレス鋼および高窒素2相系
ステンレスms材を通常の低窒素線から容易に、かつ低
コストでしかも必要量だけ製造することができ、工業的
にその価値は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ステアリン酸カルシウムの示差熱曲線および
減ω曲線の温度特性を示したグラフである。 第1図 □吟開

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、オーステナイト系又はオーステナイト・フェライト
    2相系ステンレス鋼線の表面に、低温酸化防止剤を塗布
    したのち、含窒素雰囲気中で窒化反応生起温度以上の温
    度範囲において熱処理を施すことを特徴とする、高窒素
    オーステナイト系又はオーステナイト・フェライト2相
    系ステンレス鋼線材の製造方法。
JP13108486A 1986-06-07 1986-06-07 高窒素オ−ステナイト系又はオ−ステナイト・フエライト2相系ステンレス綱線材の製造方法 Pending JPS62290859A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03277714A (ja) * 1990-03-27 1991-12-09 Nippon Steel Corp オーステナイト系ステンレス極細線の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03277714A (ja) * 1990-03-27 1991-12-09 Nippon Steel Corp オーステナイト系ステンレス極細線の製造方法

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