JPS62289944A - 光記録媒体の前処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 産業上の利用分野 本発明はレーザ等からの放射光を用いて記録前後の光学
定数を変化させて記録又は消去を行なうタイプの光記録
媒体において、あらかじめ光記録媒体の初期反射率又は
初期透過率をある一定のレベルに設定するだめの光学記
録媒体の前処理装置に関するものである。

従来の技術 近年、高密度大容量の情報蓄積として光記録媒体が注目
されている。これらの光記録媒体の記録部材としてはレ
ーザ等からの照射によって記録部材の形状はそのま壕で
、ｎ、に等の光学定数を変化させてその結果としての反
射率変化あるいは透過率変化を利用するタイプのものが
知られている。

これまで開発されているこれらに属する光記録媒体の記
録部材としてはカルコゲン系ガラス薄膜のように非晶質
状態と結晶状態との間の相変態を利用するもの、あるい
はＴｅ０ｘ（○（ｘ（２）を主成分とする薄膜のように
薄膜中の結晶性小粒子の結晶性および粒径の増減による
もの等があり、光学定数の犬なる状態から小なる状態あ
るいは小なる状態へといずれかの方向をも情報記録手段
として又は消去手段として用いることが可能である。

光学定数を小なる状態から大なる状態に変化させるには
記録部材を熱し徐々に冷やすことによってなされる。光
学定数を犬なる状態から小なる状態に変化させるには記
録部材を熱し急冷することによってなされる。従がって
記録・消去が可能な光記録媒体に従来の記録再生装置に
よって記録・消去を行なう場合には第２図に示すように
レーザ光を１μｍ程度の小さいスポットａに絞り記録部
材をより短時間で加熱・急冷して記録部材の光学定数を
小さくし情報を記録し、１０μｍ程度の長さの細長いス
ポツ）ｂによってより長い時間で加熱・徐冷し記録部材
の光学定数を大きくすることによって消去される。とこ
ろが一般にこれらの光記録媒体はその形成時には相対的
に光学定数の小なる状態であるため、記録方向として光
学定数の小なる状態への変化に使う場合にはひとまず記
録部材の光学定数を小なる状態から大々る状態に変化さ
せておくことが必要である。

記録部材の形成後に、光学定数をあらかじめ小なる状態
から大なる状態にする為には上記の細長いスポットｂに
よって行なうこともできるが、これでは１トラツクごと
にしか処理できず時間がかかったり生産性が良くないと
いう問題があった。そこでまた、例えば特開昭６０−１
０６３１号公報に示されているような大パワーで連続発
光のレーザ光を幅広く光記録媒体上に照射し、記録部材
の全面を短時間で光学定数の大きい状態に変化させる光
記録媒体の前処理装置が提案されている。これは第３図
に示すようにレーザ光源５からのレ−Ａ−７ ザ光６をシリンダレンズ３ｏによって一定の形状にしさ
らに絞りレンズ３１によってスポット幅３０〜６０μｍ
のレーザースポット３２を得て、このレーザースポット
３２をレーザースポットの照射位置が光記録媒体の円周
方向Ｘ及び直径方向Ｙに移動させることができるモータ
２５と移動台２６に取り付けられた光記録媒体１の記録
部材３上に照射させるものである。これにより光記録媒
体上に照射されるレーザ光からの熱によって、記録部材
は光学定数が小なる状態から大なる状態に短時間で変化
させることができる。

発明が解決しようとする問題点 ところが、Ｔ　ｅ　Ｏｘ　（０（ｘ　（２）を主成分と
する記録部材の分光反射率特性は第４図に示すような波
長依存性をもつ光学特性を有している。つまり前記前処
理装置の記録用レーザ光源の波長は４６０ｎｍ、記録再
生装置の再生用レーザ光源の波長は８３０ｎｍであるた
め、各波長での光学特性が異なってくる。したがって従
来の前処理装置では記録用レーザ光の波長と記録再生装
置の記録６　へ−／ 再生用レーザ光の波長が異なるため記録再生装置の記録
再生用レーザ光の波長での記録部特性に等しい記録レベ
ルを得ることが困難である。又、光記録媒体の内外周で
の記録部材の組成分布で生じる感度バラツキによって同
一記録パワー条件でも記録部の記録レベルのバラツキを
生じる問題点があった。

本発明はかかる点に鑑みてなされたもので簡易な構成で
記録再生装置に適正な記録レベルの反射率及び透過率を
有する高品質の光記録媒体を形成することができる光記
録媒体の前処理装置を提供するものである。

問題点を解決するだめの手段 本発明は光記録媒体を記録させる放射光を形成する第１
の光学系と第１の光学系で得られる光記録媒体での記録
部の反射率Ｒ１又は透過率Ｔ１の強度を検出する第２の
光学系とを備え、第２の光学系からの検出信号によって
前記第１の放射光の強度を制御するものである。

作　　　用 ７″−・ 本発明は上記した構成により常に記録媒体の記録部の反
射率及び透過率が第２の光学系によって検出され、この
検出信号によって第１の光学系の放射光を制御させるこ
とによって記録再生装置の記録再生波長に等化な適正レ
ベルを得る光記録媒体を形成できる。つ壕り、これは下
記の光記録媒体の光学特性に基づいている。第４図は光
記録媒体の同一点の記録パワーを変化させた場合の記録
パワーと記録部の反射率がどのように変化するのかを示
めす図である。この図かられかるように反射率変化は記
録パワーによって大きく変化する。

従って記録パワーの変化によって、反射率レベルが一定
レベルに制御されることになる。

実施例 第１図は本発明の実施例における光記録媒体の前処理装
置の構成図を示すものである。第１図において、１は光
記録媒体で基板２と記録部材３で形成されている。４は
基板２上に凹凸で形成されている案内トラックである。

５はＡｒ＋レーザ光源で一定の強度のレーザ光６を発光
する。７は音響光学効果光変調器でレーザ光６の強度を
電気信号によって変調する。８はレーザ光６によって記
録部材３上に形成されるレーザースポットである。

９はシリンダレンズでレーザースポット８の形状を設定
する。１０は絞りレンズである。１１は絞りレンズ１０
をフォーカス及びトラッキング方向に動作させる光学ピ
ンクアップでありボイルコイル等の既知の駆動手段によ
って構成される。１２は半導体レーザ光源で一定の強度
のレーザ光１３を発光する。１４はコリメータレンズで
半導体レーザ光源１２からのレーザ光１３を平行光にす
る。

１６は偏光ビームスプリッタである・１６はλ／４波長
板である０１７はハーフミラ−である０１８はレーザ光
によって記録部材３．トに形成されるレーザースポット
である。１９はハーフミラ−である。２０は光検出器で
記録部材３からの反射光を受光する。２１は集光レンズ
、２２は分割ミラーである。２３はフォーカス制御用光
検出器で２分割の光検出器より構成されている０２４は
トラッキング制御用光検出器でフォーカス制御用光検出
９　、　。

器２３と同様な構成である。２５はモータ、２６は移動
台である。

以上のように構成された本実施例の光記録媒体の前処理
装置について以下その動作を説明する。

Ａｒ＋レーザ光源６から放射されるレーザ光６は音響光
学効果光変調器７を通過してシリンダレンズ９で所定の
形状になり、絞りレンズ１ｏに入射され光記録媒体１の
記録部材３上にレーザースポット８を形成する。一方、
記録再生器と同一波長を有する半導体レーザ光源１２が
ら放射されるレーザ光１３はコリメータレンズ１４を通
過して平行となり偏光ビームスプリッタ１６、λ／４　
波長板１６を介して、ハーフミラ−１７で反射され絞り
レンズ１０の光軸からずらせて絞りレンズ１０に入射さ
せ光記録媒体１の記録部材３Ｌに約φ１μｍのレーザー
スポット１８を形成する。ここで光記録媒体１は面振れ
及び芯振れをともなって回転しているので所定の案内ト
ラック４にレーザースポット８．１８を集光させるため
に、後述するフォーカス誤差信号及びトラッキング誤差
信号に基つい１０ｆ＼ て光学ピックアップ１１に駆動電圧を印加して絞りレン
ズ１０をフォーカス方向及びトラッキング方向に動作さ
せレーザースポット８，１８を所定の案内トラック４に
追従させる。又、光記録媒体１の記録部材３からのレー
ザースポット１８による反射光は入射光路と逆光路をた
どりλ／４波長板１６を２度通過することにより入射光
と９０°偏光された光となり偏光ビームスプリッタ１６
で分離され、さらにハーフミラ−１９によって２方向に
分割され一方は光検出器２ｏに他方は集光レンズ２１に
入射する。集光レンズ２１を通過した反射光は分割ミラ
ー２２によって２方向に分割され一方はフォーカス制御
用光検出器２３に集光され、他方はトラッキング制御用
光検出器２４に集光される。フォーカス制御用光検出器
２３及びトラッキング制御用光検出器２４は２分割の光
検出器より構成され、各々の光検出器からの差動出力に
よりフォーカス誤差信号及びトラッキング誤差信号を作
り出す。これらの誤差信号を前述した光学ピックアップ
１１に駆動電圧として印加することに１１　ベージ よって、フォーカス制御及びトラッキング制御がなされ
る。以上によって記録部材３に集光されたレーザスポノ
）８．１８はモータ２５と移動台２６によって光記録媒
体１０円周方向Ｘと直径方向Ｙに移動し、記録を行なう
と同時に記録後の記録部材の反射率を記録再生器の同一
の波長で検出する。

さらに検出器１８から得られた記録後の記録部材の反射
率の強度信号を、音響光学効果変調器７に電圧として印
加しＡｒ　レーザ６のレーザ光６を増減させ記録後の反
射率が所定の記録レベルに常になるように制御させる。

以上は反射光を検出して記録レベルを制御する構成を述
べてたが、光記録媒体を介してレーザ光とは反対側に位
置させた透過光用光検出器を具備してなる構成によって
透過光を検出して記録レベルを制御することも可能であ
る。又、以上の実施例では一つの絞りレンズに２つのレ
ーザ光を入射させて二つのレーザースポットを得る構成
にしているが、他の実施例として、絞りレンズを別々に
設けて二つのレーザ光を独立させる構成でも良い。

ただしこの場合、二つのレーザスポットは互いに同一ト
ラック上に位置するように構成させる必要がある。

さらに、以上の実施例では音響光学効果光変調器を用い
てレーザ光の強度を変調したか、レーザ電流によってレ
ーザ光が変調できるタイプのレーザ光源であれば、光検
出器からの反射率及び透過率信号によってレーザ電流を
変調させレーザ光の増減を得る構成でもよい。

発明の効果 以上述べてきたように、本発明によれば光記録媒体の記
録と同時に記録後の反射率及び透過率の検出と、この検
出信号によってレーザ光の記録パワーを制御させる簡単
な手段によって、適正な記録レベルの反射率及び透過率
を有する記録部を形成できるため、内外周の感度バラツ
キを有する光記録媒体においても記録バラツキのない高
品質の光記録媒体の前処理を行なうことができその実用
効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

１３　ページ 第１図は本発明の一実施例における光記録媒体の前処理
装置の原理図、第２図は同装置のレーザースポットを示
す図、第３図は従来の光記録媒体の前処理装置の原理図
、第４図、第６図は光記録媒体の特性図である。 １・・・・・・光記録媒体、３・・・・・・記録部材、
４・・・・・・案内トラック、５，１２・・・・・・放
射光源、６，１６・・・・・・放射光、７・・・・・・
音響光学効果光変調器、８，１８・・・・・・放射光ス
ポット、９・・・・・・シリンダレンズ、１゜・・・・
・・絞りレンズ、１４・・・・・・コリメータレンズ、
１６・・・・・・偏光ビームスプリッタ、１６・・・・
・・λ／４波長板、１７．１９・・・・・・ハーフミラ
−１２０、２３。 ２４・・・・光検出器、２１・・・・・・集光レンズ、
２２・・・分割ミラー。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名ｌ４
−一一コソメーグレンズ　　　　　　？？−−−分算Ｉ
Ｘミラー第４図 第２図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）或るレベルより高い強度の放射光を照射する事に
   よって反射率をＲ＿１からＲ＿２に、又は透過率をＴ＿
   １からＴ＿２に変化させて情報を記録し、前記レベルよ
   り低い放射光を照射し、この反射光、又は透過光の強度
   変化から情報を読み出すことのできる光記録媒体の形成
   時の初期状態である反射率Ｒ＿０、又は透過率Ｔ＿０を
   反射率Ｒ＿１、又は透過率Ｔ＿１に記録する光記録媒体
   の前処理装置において、放射光源とこの放射光源からの
   放射光を前記光記録媒体に導く第１の光学系と前記放射
   光で記録された記録部の反射率Ｒ＿１又は透過率Ｔ＿１
   の強度を検出する第２の光学系を有し、第２の光学系で
   得られた検出信号から第１の放射光の強度を制御するこ
   とを特徴とする光記録媒体の前処理装置。
2. （２）第２の光学系の放射光の波長が記録再生装置の記
   録再生する放射光の波長と同一である特許請求の範囲第
   １項記載の光記録媒体の前処理装置。
3. （３）放射光の強度を音響光学効果光変調器で制御する
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項または第２項記
   載の光記録媒体の前処理装置。
4. （４）放射光の強度を放射光源の光源電流で制御するこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項または第２項記載
   の光記録媒体の前処理装置。