JPS622896Y2 - - Google Patents

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JPS622896Y2
JPS622896Y2 JP18147278U JP18147278U JPS622896Y2 JP S622896 Y2 JPS622896 Y2 JP S622896Y2 JP 18147278 U JP18147278 U JP 18147278U JP 18147278 U JP18147278 U JP 18147278U JP S622896 Y2 JPS622896 Y2 JP S622896Y2
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JP
Japan
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stator core
coil
press
frame
fitted
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JP18147278U
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JPS5595443U (ja
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  • Windings For Motors And Generators (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はステータコアのコイルエンドを覆う絶
縁カバーを改良した回転電機に関する。
モータに於いて、ステータコアのスロツト内に
巻装したコイルのコイルエンドは、それらの回転
子やモータカバーへの接触防止を図る為、絶縁カ
バーで庇護され、後にワニス処理されている。
ところで、ステータコアをフレーム内に圧入す
る際にはかなり大きな力が必要とされるが、この
圧入作業は絶縁カバー前面に治具等を当てて、プ
レス機等で押し込むようにしているため、絶縁カ
バーが押圧力で変形し、この変形がコイルエンド
のワニス処理とその結束を崩すように波及し、コ
イルを断線させたり絶縁被覆を剥離してレアシヨ
ートを招くと云つた看過できない問題をもたら
し、このために組付時、コイル破断及びレアシヨ
ート確認検査を余儀なくされ、製造工程或いは品
質管理上の工数を増加させ、延いては製造原価の
上昇を招来すると云う不都合があつた。
本考案の目的は、上記事情に鑑みてなさたもの
で、絶縁カバーの外周にステータコア端面の一部
を露出させるように治具挿入用の凹溝を形成しそ
の露出面に治具を押し当ててステータコアとフレ
ーム内に圧入し得る構成とすることによりコイル
の断線及びその絶縁被覆の剥離を確実に防止して
レアシヨート問題を解決し得、これにより検査工
程を省き得て、コスト的に有利な生産性の向上を
図ることのできる回転電機の提供にある。
以下本考案をモータに適用した一実施例につい
て第1図乃至第3図を参照して説明する。
1はフレームで、その中心部に段付円筒部1
a,1bを一体に鋳造により形成し、また背面部
には段付円筒部1bを囲むよう円周方向に等しい
間隔を置いて透孔1cを複数(1個のみ図示)形
成している。2は段付円筒部1a内に嵌入した含
油性に富す、例えば焼結合金製の軸受メタルで、
これに回転軸3が挿通支承され、その一端部3a
が前記軸受メタル2から段付円筒部1bに突出し
ている。4は回転軸3の一端部3aに遊嵌した座
金で、軸受メタル2の端面と、同じく該一端部3
aに嵌着した抜き止めストツプリング5との間に
位置し、例えば運転中、回転軸3が図示左方に移
動すると、この座金4が抜き止めストツプリング
5により前記軸受メタル2の端面に押し付けられ
るようになることで、軸受メタル2の端面がスト
ツプリング5に直接接触され、損傷されるのを防
いでいる。また前記ストツプリング5は座金4に
当たつて、図示左方の移動を禁じられ、回転軸3
の抜け止め作用を成している。6は回転軸3の他
端部に取着された略截頭円錐状の回転子で、その
中心部に円形の穴6aを有し、該穴6aが段付円
筒部1aを覆うようにして、フレーム1内に収納
されている。7は環状に形成した繊維性含油部
材、例えば含油フエルトで、段付円筒部1b内に
収容され、その環状内周面の一部を軸受メタル2
の外面に当接させ、含油フエルト7に含浸させた
潤滑油を軸受メタル2を介して、回転軸3に供給
している。8は円盤状の背面カバーで、その中央
部にスラスト軸受9を嵌着し、該背面カバー8の
内側周縁付近にはOリング10を嵌め込んでい
る。11は背面カバー8の周縁に等間隔に突設し
た複数の係止爪である。
上記の構成の許に、前記背面カバー8により前
記段付円筒部1bの開口部を閉鎖すべく、背面カ
バー8の係止爪11をフレーム1背面の透孔1c
に挿入により係合させることにより背面カバー8
をフレーム1の背面に取付けており、この取付状
態において回転軸3の一端がステラト軸受9に当
接して、スラスト荷重を負担するようになり、O
リング10がフレーム1の背面に密着して、段付
円筒部1b内を液密状態にし、含油フエルト7等
から機外への油洩れを防止するようになる。さ
て、12はフレーム1内に圧入されるステータコ
アで、硅素鋼板を多数積層して成り、内周面には
多数のスロツト13を形成している。14は絶縁
紙で前記各スロツト13内に挿入され、更にコイ
ル15が該絶縁紙14に覆われるようにして収納
されている。16,17はステータコア12の両
側にコイル15が突き出た部分、即ちコイルエン
ド15a,15bを庇護する為に設けたプラスチ
ツク製の絶縁カバーで、内筒部18,19及び外
筒部20,21を有し、両筒部間には有底環状の
収納空間22,23を夫々形成し、コイルエンド
15a,15bを収納できるようになつている。
前記内筒部18,19は円筒状に形成され、その
内径はステータコア12の内径より若干大きく、
また前記外筒部20,21はステータコア12の
外形状に合致する略多角筒状に夫々作成されてい
る。尚、外筒部20,21の高さは内筒部18,
19の高さより所定量だけ高くしてある。24は
複数個の係止爪で、一方の絶縁カバー16の外筒
部20の外面に等間隔に一体に突設されている。
25は他方の絶縁カバー17の外筒部21に一体
に延設した係合片で、前記係止爪24にその個数
と位置とを対応させている。26は他方の絶縁カ
バー17の外周である外筒部21の所定部位を内
方に所定量でけ窪ませて形成した4個の治具挿入
用の凹溝で、各凹溝26は各コイルエンド15b
間に存する間隙A即ち隣り合う一対のスロツト間
に対応位置し、その先端を所定量だけ切欠いて、
内筒部19と同一高さとなるようにしている。こ
うした許に、両絶縁カバー16,17をその収納
空間22,23内にコイルエンド15a,15b
を収納するようにしてステータコア12の端面に
被せてゆくと、外筒部20,21がステータコア
12の外周面に密着状態に嵌まると共に係合片2
5が弾性変形を供なつて、係止爪24上を摺動
し、この係止爪24が係合片25の係止子25a
内に嵌合すると、該係合片25は元の形状に復帰
して、係止爪24に係合し、両絶縁カバー16,
17を連結する。尚、係止爪24には係合片25
を摺動し易くする関係上、ステータコア12に向
かつて下降傾斜する勾配がつけてある。こうし
て、絶縁カバー16,17の離脱を防止し、また
内筒部18,19の先端がステータコア12の端
面に当接して、該カバー16,17の不必要な進
行を防止して、固定位置を適確に設定している。
更に凹溝26の先端がステータコア12の端面に
夫々当接して、コイルエンド15bを収納した収
納空間23を遺漏なく封鎖するものである。この
とき、凹溝26は各コイルエンド15b間の間隙
A内に位置させているから、凹溝26形成のため
に外筒部21を内方に窪ませてもコイル15bと
干渉し合うものではないので、コイルエンド15
bを収納する際何ら支障を来すことはない。
さて、こうして組立てたステータコア12及び
両絶縁カバー16,17から成るステータユニツ
ト27を、ワニス処理後、フレーム1内にプレス
機等に依り圧入するのであるが、従来は治具を絶
縁カバー17の前面に当てて押圧せざるをえなか
つた為、絶縁カバー17がその押圧力で変形し、
その変形がコイルエンド15bに波及して、コイ
ル15の絶縁被覆を破りレアシヨートや断線の要
因となつていたのに対し、本考案ではステータコ
ア12の外縁よりも内方に窪む凹溝26を設けて
ステータコア12の端面の一部が露出するように
したので治具をこのステータコア12の端面の露
出部Bに当て、そこに押圧力を加えてステータユ
ニツト27をフレーム1内に圧入できるように構
成しているので、絶縁カバー17にはいかなる荷
重もかからない。故に該圧入作業中、治具から絶
縁カバー17を介してコイルエンド15bに波及
する外力は全くなくなり、コイル15の絶縁状態
は、前記ステータユニツト27がフレーム1内に
圧入された後も完全に維持されるものである。ま
た、治具を押し当てるステータコア端面の露出面
積を凹溝26によつて十分な広さに確保できるの
で治具による圧入作業を安定して行ない得ると共
に、治具挿入代が凹溝26によつて確保されてい
るので治具とフレーム1との干渉を容易に避け
得、総じてステータコアのフレームへの挿入作業
が容易になる。こうして従来のようなコイル15
の断線検査及び絶縁被覆の剥離に伴うレアシヨー
ト検査を行なう必要性がなくなるから、製造中こ
れらの検査工程を省き得て、コスト安となると共
に生産性を向上し得る。
尚、本考案は上記実施例のみに限定されるもの
ではなく、例えば凹溝は隣り合う少なくとも一対
のスロツト間に対応する1個のみであつても差支
えないものである。
本考案によれば以上説明したように、絶縁カバ
ーではなくステータコア自身を治具により押圧し
てフレーム内に圧入できるため、その圧入工程で
のコイルの断線、絶縁被覆の剥離等の事故を防止
でき、且つ圧入作業を安定して行ない得ると共に
治具とフレームとの干渉も簡単に防止できる。等
の優れた効果を奏する回転電機を提供できるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、
第1図は全体の縦断面図、第2図は要部の拡大分
解斜視図、第3図は圧入時の斜視図である。 図中、1はフレーム、12はステータコア、1
3はスロツト、15はコイル、15a,15bは
コイルエンド、16,17は絶縁カバー、26は
凹溝、Bは露出部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ステータコアの端面にコイルエンドを覆うよう
    に絶縁カバーを設けたものにおいて、前記ステー
    タコアの少なくとも一対の隣り合うスロツト間に
    対応する前記絶縁カバーの外周に内方に窪む治具
    挿入用の凹溝を形成したことを特徴とする回転電
    機。
JP18147278U 1978-12-22 1978-12-22 Expired JPS622896Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18147278U JPS622896Y2 (ja) 1978-12-22 1978-12-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18147278U JPS622896Y2 (ja) 1978-12-22 1978-12-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5595443U JPS5595443U (ja) 1980-07-02
JPS622896Y2 true JPS622896Y2 (ja) 1987-01-23

Family

ID=29193149

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JP18147278U Expired JPS622896Y2 (ja) 1978-12-22 1978-12-22

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JPS5595443U (ja) 1980-07-02

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