JPS62289200A - 酵素標識測定法 - Google Patents

酵素標識測定法

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JPS62289200A
JPS62289200A JP13180986A JP13180986A JPS62289200A JP S62289200 A JPS62289200 A JP S62289200A JP 13180986 A JP13180986 A JP 13180986A JP 13180986 A JP13180986 A JP 13180986A JP S62289200 A JPS62289200 A JP S62289200A
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Yoshiki Yamagata
山縣 孝樹
Seiichi Koda
甲田 誠一
Takeshi Fujita
剛 藤田
Isamu Kokawara
高河原 勇
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Oriental Yeast Co Ltd
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Oriental Yeast Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) 本発明は酵素標識測定法に関するものであるが、更に詳
細には、ムターゼ反応を有効に利用した酵素反応に基礎
をおく全く新規にして有用な超微量分析方法に関する。
本方法は、免疫分析を中心とする診断等医療の技術分野
のみならず、細胞組織学を中心とする生化学の技術分野
、及び酵素化学に基礎をおく酵素産業ないし発酵工業の
技術分野で重用されるものである。
(従来の技術) 標識物質を用いて生体物質を定量又は定性分析する方法
としては、免疫測定法のほか、ラジオアイソトープ、酵
素、蛍光物質を標識物質として抗原や抗体に結合せしめ
て、目的とする物質を抗原抗体反応を利用して測定する
方法(RIA、 CIA、蛍光抗体法)等が広く用いら
れている。
酵素免疫測定法(EIA)において、抗原や抗体といっ
た測定対象物質含量が非常に少ない検体を測定する場合
、通常の酵素を使用したときの測定限界はlng/m1
程度といわれている。したがって、これよりも含量の少
ない検体を測定するには、反応時間を極端に延長するか
、酵素反応によって蛍光を発する物質を更に結合したり
するといった処理が不可避である。現在、EIAにおい
て使用されているu lt3としては、例えば、βガラ
クトシダーゼ(EC3,2,1,23)、パーオキシダ
ーゼ(EC1,11゜1.7)、アルカリホスファター
ゼ(EC3,1,3,1)、グルコース6リン酸脱水素
酵累(lEC1,1,1,49)などが主として用いら
れているにすぎない(大原 達ほか著r現代免疫学」朝
倉(昭52−1l−5) p15(1−153)。
このように、酵素として11ターゼの反応を利用して、
検体中にごく?Ii量存在する測定対象物質を箭甲、な
操作で検出、測定する方法は全く知られていないという
のが現状である。
(発明の目的) 本発明は、このような技術の現状に鑑みてなされたもの
であって、検体中にごく微量しか存在しておらず、しか
も従来の酵素櫃識法では測定不可ないしは極めて困難で
あった測定対象物質を、酵素反応を利用して確実、迅速
に測定できる方法を開発する目的でなされたものである
(発明の構成及び効果) このような現状に鑑みて本発明はなされたものである。
そこで本発明者は、ホスホグルコキナーゼの反応により
グルコース1リン酸(G−1−P)から生成するグルコ
ース1,6ニリン酸(G−1、6−diP)を、G−1
−P とホスホグルコムターゼとを用いてグルコース6
リン酸(G−6−P)とG−1,6−diPに変換し、
生成したG−6−PをNAD(P)とG−6−P脱水素
酵素を用いてNAD(P)IIと6ホスホグルコン酸へ
と変換させる反応に着目し、上記により生成したNAD
(P)IIに由来する340nmにおける吸光度の増大
によってホスホグルコキナーゼ活性を測定できるという
ことを発見した。
しかしながら、この方法では、ホスホグルコキナーゼの
反応生成物であるG−1、6−diPは、ホスホグルコ
ムターゼの触媒として働くために、ホスホグルコキナー
ゼの酵素活性は、1分間当りの吸光度の変化量からの単
純な比例計算では算出することができないという障害に
遭遇した。
しかしながら、更に検討を加えた結果、このm位時間当
りの吸光度の変化量を更に時間に対して微分したところ
、この微分値が酵素活性に比例するという新知見を得、
この関係式を用いることによって従来のPK−LDI+
を共役系として用いる方法により100倍程度も低い酵
素活性も検出、 ill’l定可能であることも発見し
た。この新知見を基礎にして更に検討の結果、本発明の
完成に到ったのである。
本発明を実施するには、ホスホグルコキナーゼといった
キナーゼ系酵素を標識酵素として、抗原又は抗体に結合
させた生成物を目的測定物質(抗体又は抗原)と反応さ
せた後、その固体用又は液体相中に、ホスホグルコムタ
ーゼ、G−6−P脱水素酵素、G−1−P、 ATP及
びNAD(P)を添加して、ホスホグルコキナーゼ反応
により生成したG−1、6−diP を触媒としてホス
ホグルコムターゼによりG−1−PをG−6−Pへと転
換せしめ、更にG−6−P脱水素酵素を共役させること
によりNAD(P)IIへと変換せしめ、その際の34
0nmにおける数位時間当りの吸光度の変化量として、
上記固体用又は液体相中の酵素活性を求め、そして更に
この変化量をさらに時間に対して微分し、得られた値か
ら非常に高感度で目的物質を測定するものである。
このムターゼを用いたEIAによれば従来から用いられ
ているβ−ガラクトシダーゼ、パーオキシダーゼ等を標
′R酵素とする従来からのEIAに比べ測定検出限界が
0.1ng/mlと約10倍以下の低濃度まで測定する
ことができるという著効が得られる。
本発明によれば、[EIAに用いる標識酵素に11タ一
ゼ反応の基質であり、その自身ムターゼ反応の触媒とし
て作用する物質を反応生成物とするところの酵素を標識
酵素として用い、反応生成物が共役酵素として用いるム
ターゼの反応の触媒として作用することにより、目的物
質が非常に低濃度でしか存在しなくてもムターゼ反応を
利用することにより短時間に感度よく検出しうるという
著効が得られる。
本発明において共役系として用いることのできるムター
ゼとしては、グルコース1,6ニリン酸を基質とするホ
スホグルコムターゼに限らず、2−アセトアミド2デオ
キシD−グルコース1,6ニリン酸を基質とするアセチ
ルグルコサミンホスホムターゼ(EC,2,7,5,2
)、グリセリン2,3ニリン酸を基質とするホスホグリ
セロムターゼ(EC,2,7,5,3)、グルコースを
基質とするホスホグルコムターゼ(グルコース、コファ
クター)(EC,2,7,5,5)、グルコース1,6
ニリン酸を基質とするホスホペントムターゼ(IEC,
2,7,5,6)のようにそれ自身その反応を、触媒す
るような物質を基質とするムターゼであれば。
す入てのものが使用できる。それゆえ、抗原あるいは抗
体に結合させるF識酵素としては、ホスホグルコムター
ゼの基質となるグルコース1,6ニリン酸を反応生成物
とするホスホグルコキナーゼや、ホスホグルコキナーゼ
活性を有するホスホフラクトキナーゼ(IEC,2,7
゜1.11)にかぎらず、上記ムターゼの基質であり、
それ自身ムターゼ反応のMi媒として作用する物質を反
応生成物とする酵素であれば、すべてのものが適宜使用
でき、キナーゼ類はその1例である。
本発明方法によれば、従来の方法よりも10倍も微量の
物質を測定でき、換言すれば感度が10倍も上昇するの
で、検体の量もごく少量で充分であるし、測定時間も短
くてすみ、吸光度を読みとればよいので測定に失敗や誤
認がなく、不法はきわめてすぐれている。
また、本発明はEIAのほか、酵素を用いる他の分析や
、例えば組織病理学において、癌化した細胞の検出、定
量にも利用できるという極めて顕著な効果も奏する。す
なわち、腫瘍細胞の表面抗原に対する抗体にムターゼ反
応の基質であり、またそれ自身ムターゼ反応を触媒する
物質を反応生成物とする酵素(たとえばホスホグルコキ
ナーゼ)で1:”4 TfiL/た抗体を作用させ、そ
の後、共役系酵素として、ホスホグルコムターゼ、グル
コース6リン酸脱水素酵素を用い、 ATP、 NAD
(P)、グルコース1リン酸を作用させ、さらに生じた
NAD(P)、11 をジアホラーゼあるいはフェナジ
ンメタサルフェート等を用いることによりホルマザンの
産生まで導びくことにより、ホルマザン沈着部位より正
常組繊細胞からガン化した細胞を検出することにも利用
できるのである。
〔実施例〕
<EIAによるフェリチンの定量〉 (1)酵素標識抗体の作成 ヒト胎盤由来の精製フェリチンをウサギに免疫し、抗血
清を採取した後、プロティン−Aセファロースカラムに
よるアフィニティークロマトによりIにG両分を得、さ
らにフェリチン−セファロースカラムによる免疫クロマ
トにより抗フェリチン特異的なIgG画分(以後フェリ
チン特異抗体と呼ぶ)を得る。このI(4G画分をペプ
シン消化した後セファデックスG−150によるゲル濾
過により抗フェリチン特異的なIgGのF(ab’) 
2画分を得る。
、= cb F (ab’ ) zを還元剤にてF a
b’にした後ホスホフラクトキナーゼをマレイミド反応
にて結合させ、抗フェリチン特異的F ab’−ホスホ
フラクトキナーヤ結合体(以後ホスホフラクトキナーゼ
標識抗体と呼ぶ)を得る。一方、比較のために同一操作
により作製したFab’にβ−ガラクトシダーゼを結合
させたβ−ガラクトシダーゼ標識抗体をも調゛整した。
(2)フェリチン抗体の固相化 フェリチン特異抗体を5μQ/m Qのa度になるよう
に炭酸、重炭酸バッファー(0,05M、 pH9,6
)にて希釈した溶液をポリスチレンボールに加え、25
°Cにて2時間放置し抗体をポリスチレンボール」二に
吸着させる。そのio、05%tween 20を含む
リン酸バッファー食塩水にて3回ボールの洗浄操作を行
い、フェリチン抗体固相化ボールを得る。作製した抗体
ボールは0.05%tween20と0.1%BSAを
含むリン酸バッファー食塩水に浸漬し、使用するまで4
℃で保存する。
(3)免疫反応 各濃度に調整したフェリチン標準液(500,250゜
100、50.25.10.5.2.5.1.0.5.
0.1 ng/n+Q )20μQずつ反応トレイの各
穴に入れる。次にホスホグルコムターゼ標識抗体液ある
いはβ−ガラクトシダーゼ標識抗体液300μρをトレ
イの各穴に加え、静かに攪拌した後フェリチン抗体同相
化ボールをトレイの各穴にひとつづつ入れ、37°Cに
て3時間インキュベートする。その後反応液を吸引除去
した後ボールを0.05%tween 20を含むリン
酸バーファー食塩水にて5回洗浄した後ボールを酵素反
応用試験管へ移す。
(4)酵素反応 (A)基質液 ホスホフラクI−キナーゼ標識抗体の場合1−リニタノ
ールアミンバツファ−〇、o8バ、  pH7,6αグ
ルコース−6−リン酸          0.5mM
E D T A                  
O,85mM塩化マグネシウム           
 1.6mMN A D              
     O,22mMATP           
        1.0mMG−6−PDH3,2U/
mQ α−ホスホグルコムターゼ         0.20
/mQβ−ガラクトシダーゼ標識抗体の場合 リン酸バッファー             0.05
M、  pH7,82−メルカプトエタノール    
     100mM(B)酵素活性測定 上記基質液IIIIQをボールの入った反応用試験管に
加え、37℃にて10分間(ホスホフラクトキナーゼ標
識抗体の場合)あるいは1時間(β−ガラクトシダーゼ
標識抗体の場合)インキュベートした後ボールを取り出
し、試験管内の反応液の吸光度を340r+m (ホス
ホフラクトキナーゼ[2抗体の場合)あるいは42On
I11(β−ガラクトシダーゼ標識抗体の場合)にて測
定する。
こうして得たホスホフラクトキナーゼ標識抗体を用いて
フェリチンをEIAによって定量し、第1図のような結
果を得た。また一方、比較のために、標識酵素として従
来のようにβ−ガラクトシダーゼを用いた場合のEIA
を行って、第2図のような結果を得た。
これらの結果から明かなように、本発明のようにホスホ
フラクトキナーゼを標識酵素として用いると、従来法の
ようにβ−ガラクトシダーゼを用いた場合の約1/lo
oの濃度までフェリチンを定量することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図はホスホフラクトキナーゼを標識酵素として用い
た場合の、そして第2図はβ−ガラクトシダーゼを用い
た場合のフェリチン量をそれぞれ図示したものである。 代理人 弁理士 戸 1)親 男 420nm

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ムターゼ反応の基質であり且つそれ自体ムターゼ反応の
    触媒として作用する物質を反応生成物とする酵素を、標
    識物質として使用することを特徴とする酵素標識測定法
JP13180986A 1986-06-09 1986-06-09 酵素標識測定法 Expired - Lifetime JPH07114716B2 (ja)

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