JPS6228827Y2 - - Google Patents
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- JPS6228827Y2 JPS6228827Y2 JP1979105888U JP10588879U JPS6228827Y2 JP S6228827 Y2 JPS6228827 Y2 JP S6228827Y2 JP 1979105888 U JP1979105888 U JP 1979105888U JP 10588879 U JP10588879 U JP 10588879U JP S6228827 Y2 JPS6228827 Y2 JP S6228827Y2
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- vertical conveyance
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Links
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 48
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Landscapes
- Outside Dividers And Delivering Mechanisms For Harvesters (AREA)
- Harvester Elements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、圃場内で収穫作業を行なうコンバ
インにおいて、刈取穀稈を脱穀部方向へと縦搬送
し脱穀部一側のフイードチエンに受継がせる縦搬
送装置に、関するものである。
インにおいて、刈取穀稈を脱穀部方向へと縦搬送
し脱穀部一側のフイードチエンに受継がせる縦搬
送装置に、関するものである。
この種の縦搬送装置は一般に、穀稈の長短に拘
らず脱穀部での扱ぎ深さを一定とすべく、搬送端
部をフイードチエンに対して遠近調節可能に、支
持して設けられており、穀稈が長い場合には搬送
端部をフイードチエンから遠ざけ、逆に穀稈が短
い場合には搬送端部をフイードチエンに近づける
ように、姿勢を変更される。そして同一圃場内で
も穀稈の生育に不揃いがあることから、多くの場
合に、扱ぎ深さセンサーによる穀稈長の検出で作
業中に自動的に、縦搬送装置の上記姿勢変更が行
なわれるように図られている。
らず脱穀部での扱ぎ深さを一定とすべく、搬送端
部をフイードチエンに対して遠近調節可能に、支
持して設けられており、穀稈が長い場合には搬送
端部をフイードチエンから遠ざけ、逆に穀稈が短
い場合には搬送端部をフイードチエンに近づける
ように、姿勢を変更される。そして同一圃場内で
も穀稈の生育に不揃いがあることから、多くの場
合に、扱ぎ深さセンサーによる穀稈長の検出で作
業中に自動的に、縦搬送装置の上記姿勢変更が行
なわれるように図られている。
この考案の目的とするところは、穀稈の長短に
応じ搬送端部をフイードチエンに対し遠近調節さ
れるときに、フイードチエンに対する穀稈の受継
姿勢が、稈こぼれのない良好な姿勢に維持される
ように図り、併せてそのための構造によつて縦搬
送帯の安定した支持が得られるようにしてある、
コンバインの新規な縦搬送装置を、提供するにあ
る。
応じ搬送端部をフイードチエンに対し遠近調節さ
れるときに、フイードチエンに対する穀稈の受継
姿勢が、稈こぼれのない良好な姿勢に維持される
ように図り、併せてそのための構造によつて縦搬
送帯の安定した支持が得られるようにしてある、
コンバインの新規な縦搬送装置を、提供するにあ
る。
図示の実施例について、この考案に係る縦搬送
装置の構成を説明すると、第1,2図に示すよう
に、左右のクローラ1の駆動で機体を走行させつ
つ、最前端下位の分草板2によつて植立穀稈を分
草し、分草後の植立穀稈を後上方向きに傾斜する
引起しケース3にて引起し、該植立穀稈を刈刃4
によつて株元で刈取り、刈取穀稈については、横
搬送帯5と縦搬送帯6とでもつて株元部を脱穀部
一側のフイードチエン7始端部まで、また穂先搬
送帯8でもつて穂先部を脱穀部扱室9の入口ま
で、それぞれ搬送し、上記フイードチエン7にて
刈取穀稈を株元部で後方搬送しつつ穀稈穂先側を
扱室9内に挿入供給して、扱室9内の扱胴10に
より脱穀を行なわせるように、構成されたコンバ
インにおいて、この考案は、次のように実施され
ている。
装置の構成を説明すると、第1,2図に示すよう
に、左右のクローラ1の駆動で機体を走行させつ
つ、最前端下位の分草板2によつて植立穀稈を分
草し、分草後の植立穀稈を後上方向きに傾斜する
引起しケース3にて引起し、該植立穀稈を刈刃4
によつて株元で刈取り、刈取穀稈については、横
搬送帯5と縦搬送帯6とでもつて株元部を脱穀部
一側のフイードチエン7始端部まで、また穂先搬
送帯8でもつて穂先部を脱穀部扱室9の入口ま
で、それぞれ搬送し、上記フイードチエン7にて
刈取穀稈を株元部で後方搬送しつつ穀稈穂先側を
扱室9内に挿入供給して、扱室9内の扱胴10に
より脱穀を行なわせるように、構成されたコンバ
インにおいて、この考案は、次のように実施され
ている。
すなわち、上記したフイードチエン7は図示の
場合、第2,3図に示すように、扱室9方向への
傾斜角度θを大として、第2図に示すように穀稈
Sが、懸垂状に近い姿勢で扱室9内へと供給され
るように、図られているが、上記した縦搬送帯6
は、第3図に示すように、機体前後方向に沿う支
点軸11まわりで基端で回動自在に支持された支
持リンク12をその先端で、縦搬送帯6支枠上の
中途に固定したブラケツト13に、機体前後方向
に沿うピン14にて接続することで、先ず中途
を、支点軸11まわりで回動変位可能に支持され
ている。また同様に第3図に示すように、機体横
断方向に沿う第1の伝動径路部P1と、この第1の
伝動径路部P1端より立上らせてある第2の伝動径
路部P2と、この第2の伝動径路部P2端より縦搬送
帯6の搬送端近くに垂直に伝動するように屈曲さ
せてある第3の伝動径路部P3とを、備えた伝動機
構であつて、第1の伝動径路部P1を矢印Aのよう
に機体横断方向に沿い伸縮可能に構成されると共
に、第1及び第2の伝動径路部P1,P2の接続部C
を、機体前後方向に沿う軸線まわりで屈曲可能に
構成された伝動機構が、設けられていて、縦搬送
帯6は、この伝動機構を介して駆動力を入力され
て駆動されると共に、搬送端近くを該伝動機構に
より支持されている。以上により縦搬送帯6は、
後述する機構によつて上記第1の伝動径路部P1を
伸縮させると、接続点Cが、第1及び第2の伝動
径路部P1,P2間の角度αを変更しつつ、機体横断
方向に沿い変位せしめられ、これによる第2及び
第3の伝動径路部P2,P3の変位で縦搬送帯6中途
が支点軸11まわりで回動変位せしめられて、第
3図に実線図示の最短稈姿勢と鎖線図示の最長稈
姿勢との間で、フイードチエン7に対し搬送端部
を遠近するように、姿勢を変更されるものと、さ
れている。
場合、第2,3図に示すように、扱室9方向への
傾斜角度θを大として、第2図に示すように穀稈
Sが、懸垂状に近い姿勢で扱室9内へと供給され
るように、図られているが、上記した縦搬送帯6
は、第3図に示すように、機体前後方向に沿う支
点軸11まわりで基端で回動自在に支持された支
持リンク12をその先端で、縦搬送帯6支枠上の
中途に固定したブラケツト13に、機体前後方向
に沿うピン14にて接続することで、先ず中途
を、支点軸11まわりで回動変位可能に支持され
ている。また同様に第3図に示すように、機体横
断方向に沿う第1の伝動径路部P1と、この第1の
伝動径路部P1端より立上らせてある第2の伝動径
路部P2と、この第2の伝動径路部P2端より縦搬送
帯6の搬送端近くに垂直に伝動するように屈曲さ
せてある第3の伝動径路部P3とを、備えた伝動機
構であつて、第1の伝動径路部P1を矢印Aのよう
に機体横断方向に沿い伸縮可能に構成されると共
に、第1及び第2の伝動径路部P1,P2の接続部C
を、機体前後方向に沿う軸線まわりで屈曲可能に
構成された伝動機構が、設けられていて、縦搬送
帯6は、この伝動機構を介して駆動力を入力され
て駆動されると共に、搬送端近くを該伝動機構に
より支持されている。以上により縦搬送帯6は、
後述する機構によつて上記第1の伝動径路部P1を
伸縮させると、接続点Cが、第1及び第2の伝動
径路部P1,P2間の角度αを変更しつつ、機体横断
方向に沿い変位せしめられ、これによる第2及び
第3の伝動径路部P2,P3の変位で縦搬送帯6中途
が支点軸11まわりで回動変位せしめられて、第
3図に実線図示の最短稈姿勢と鎖線図示の最長稈
姿勢との間で、フイードチエン7に対し搬送端部
を遠近するように、姿勢を変更されるものと、さ
れている。
ここで、伝動径路部P1,P2,P3を備えた伝動機
構及び該伝動機構における第1の伝動径路部P1を
伸縮させるための機構について、第4,5につき
説明する。第4,5図に示すように、刈取部駆動
ケース15から一体的に横方向に延出させた支筒
16内には、縦搬送帯6へと伝動するためのギヤ
ケース17から一体的に延出させた摺動筒18
を、摺動自在に挿入してある。刈取部駆動ケース
15からは、支筒16及び摺動筒18内へとスプ
ライン軸19を延出させてあり、またギヤケース
17内から摺動筒18内の基端部へと延出させて
ある入力伝動軸20に接手21にて接続してある
中空伝動軸22を設け、この中空伝動軸22を上
記のスプライン軸19に外挿してある。中空伝動
軸22の端部には、スプライン軸19にスプライ
ン嵌合する短長のスプライン筒23を溶着固定し
てある。以上により前記の第1の伝動径路部P1が
構成されているのであり、摺動筒18を支筒16
に対しテレスコープ状に伸縮変位させるようにギ
ヤケース17を機体横断方向に沿い変位させる
と、スプライン筒23がスプライン軸19上で該
軸19と相対回転不能状態を維持しつつ摺動変位
せしめられ、上記のようにギヤケース17を変位
させても、スプライン軸19からスプライン筒2
3及び中空伝動軸22を介して入力伝動軸20へ
の伝動が行なわれるように、なつている。
構及び該伝動機構における第1の伝動径路部P1を
伸縮させるための機構について、第4,5につき
説明する。第4,5図に示すように、刈取部駆動
ケース15から一体的に横方向に延出させた支筒
16内には、縦搬送帯6へと伝動するためのギヤ
ケース17から一体的に延出させた摺動筒18
を、摺動自在に挿入してある。刈取部駆動ケース
15からは、支筒16及び摺動筒18内へとスプ
ライン軸19を延出させてあり、またギヤケース
17内から摺動筒18内の基端部へと延出させて
ある入力伝動軸20に接手21にて接続してある
中空伝動軸22を設け、この中空伝動軸22を上
記のスプライン軸19に外挿してある。中空伝動
軸22の端部には、スプライン軸19にスプライ
ン嵌合する短長のスプライン筒23を溶着固定し
てある。以上により前記の第1の伝動径路部P1が
構成されているのであり、摺動筒18を支筒16
に対しテレスコープ状に伸縮変位させるようにギ
ヤケース17を機体横断方向に沿い変位させる
と、スプライン筒23がスプライン軸19上で該
軸19と相対回転不能状態を維持しつつ摺動変位
せしめられ、上記のようにギヤケース17を変位
させても、スプライン軸19からスプライン筒2
3及び中空伝動軸22を介して入力伝動軸20へ
の伝動が行なわれるように、なつている。
上記のギヤケース17に機体後方側で附設して
他のギヤケース24を設けてあり、両ギヤケース
17,24内にまたがらせて機体前後方向に沿う
伝動軸25を設け、上記の入力伝動軸20と該伝
動軸25とを、該両軸20,25にギヤケース1
7内でそれぞれ嵌着して設けた傘歯車26,27
を噛合せることで、連動連結している。ギヤケー
ス24に固定して屈曲形状の別のギヤケース28
を設けてあり、これらの両ギヤケース24,28
にまたがらせて設けた伝動軸29を上記伝動軸2
5に対し、ギヤケース24内において該両軸2
5,29にそれぞれ嵌着して設けた傘歯車30,
31を噛合せることで、連動連結している。そし
て特に、ギヤケース24はギヤケース17に対
し、ギヤケース17に固定して延出せる支持アー
ム17a端に伝動軸25と同心的な支軸32を取
付けて該支軸32に伝動軸25反対側でギヤケー
ス24を支承させ、もつて伝動軸25と支軸32
との軸線まわりで回動変位可能に支持させてあ
る。すなわち、前記接続部Cでの屈曲可能な伝動
径路P1,P2間の接続は、上記のようにして行なわ
れている。ギヤケース28内には、該ケース28
の屈曲方向に沿う伝動軸33を設けてあり、伝動
軸29とこの伝動軸33間が、該両軸29,33
にそれぞれ嵌着した傘歯車34,35を噛合せる
ことで、連動連結されている。伝動軸33の先端
部はギヤケース28外へと延出させてあり、該延
出端部に、縦搬送帯6の突起付きチエン6aに噛
合うスプロケツトホイール36を嵌着すること
で、縦搬送帯6への伝動径路が完成されている。
他のギヤケース24を設けてあり、両ギヤケース
17,24内にまたがらせて機体前後方向に沿う
伝動軸25を設け、上記の入力伝動軸20と該伝
動軸25とを、該両軸20,25にギヤケース1
7内でそれぞれ嵌着して設けた傘歯車26,27
を噛合せることで、連動連結している。ギヤケー
ス24に固定して屈曲形状の別のギヤケース28
を設けてあり、これらの両ギヤケース24,28
にまたがらせて設けた伝動軸29を上記伝動軸2
5に対し、ギヤケース24内において該両軸2
5,29にそれぞれ嵌着して設けた傘歯車30,
31を噛合せることで、連動連結している。そし
て特に、ギヤケース24はギヤケース17に対
し、ギヤケース17に固定して延出せる支持アー
ム17a端に伝動軸25と同心的な支軸32を取
付けて該支軸32に伝動軸25反対側でギヤケー
ス24を支承させ、もつて伝動軸25と支軸32
との軸線まわりで回動変位可能に支持させてあ
る。すなわち、前記接続部Cでの屈曲可能な伝動
径路P1,P2間の接続は、上記のようにして行なわ
れている。ギヤケース28内には、該ケース28
の屈曲方向に沿う伝動軸33を設けてあり、伝動
軸29とこの伝動軸33間が、該両軸29,33
にそれぞれ嵌着した傘歯車34,35を噛合せる
ことで、連動連結されている。伝動軸33の先端
部はギヤケース28外へと延出させてあり、該延
出端部に、縦搬送帯6の突起付きチエン6aに噛
合うスプロケツトホイール36を嵌着すること
で、縦搬送帯6への伝動径路が完成されている。
ギヤケース17を機体横断方向に沿い変位させ
て前記第1の伝動径路P1の伸縮を得るためには、
第4図に示す減速機付きの可逆転モータ37を設
けてある。この可逆転モータ37の出力軸にカツ
プリング38にて接続して、前記支筒16及び摺
動筒18に平行する送りねじ39が、固定された
カバー筒40内において設けられている。カバー
筒40内には、連結具41にてギヤケース17に
固定連結してある摺動筒42を挿入してあり、こ
の摺動筒42端に溶着固定したナツト43を、上
記の送りねじ39に螺合してある。摺動筒42
は、その上のブラケツト42aを、機枠上の進退
杆44に固定接続することで廻り止めされてお
り、摺動筒42と一体的に進退する上記進退杆4
4上には、摺動筒42の摺動極限位置を規制する
リミツトスイツチLS1,LS2をスイツチング動作
させる1対の作動子45,46を、設けてある。
て前記第1の伝動径路P1の伸縮を得るためには、
第4図に示す減速機付きの可逆転モータ37を設
けてある。この可逆転モータ37の出力軸にカツ
プリング38にて接続して、前記支筒16及び摺
動筒18に平行する送りねじ39が、固定された
カバー筒40内において設けられている。カバー
筒40内には、連結具41にてギヤケース17に
固定連結してある摺動筒42を挿入してあり、こ
の摺動筒42端に溶着固定したナツト43を、上
記の送りねじ39に螺合してある。摺動筒42
は、その上のブラケツト42aを、機枠上の進退
杆44に固定接続することで廻り止めされてお
り、摺動筒42と一体的に進退する上記進退杆4
4上には、摺動筒42の摺動極限位置を規制する
リミツトスイツチLS1,LS2をスイツチング動作
させる1対の作動子45,46を、設けてある。
可逆転モータ27の回転は、図外の扱ぎ深さセ
ンサーの穀稈長検出動作に応じて、制御される。
このモータ27回転による送りねじ39回転でナ
ツト43位置が該送りねじ39上で変更され、こ
れにより摺動筒42が摺動変位せしめられて、ギ
ヤケース17位置が機体横断方向に沿い変更さ
れ、前記第1の伝動径路P1の伸縮が得られる。つ
まり、縦搬送帯6搬送端部のフイードチエン7に
対する遠近調節は、穀稈の長短に応じて行なわ
れ、また縦搬送帯6の第3図に図示の最短稈姿勢
及び最長稈姿勢は、作動子45,46とリミツト
スイツチLS1,LS2とによつて規制される。
ンサーの穀稈長検出動作に応じて、制御される。
このモータ27回転による送りねじ39回転でナ
ツト43位置が該送りねじ39上で変更され、こ
れにより摺動筒42が摺動変位せしめられて、ギ
ヤケース17位置が機体横断方向に沿い変更さ
れ、前記第1の伝動径路P1の伸縮が得られる。つ
まり、縦搬送帯6搬送端部のフイードチエン7に
対する遠近調節は、穀稈の長短に応じて行なわ
れ、また縦搬送帯6の第3図に図示の最短稈姿勢
及び最長稈姿勢は、作動子45,46とリミツト
スイツチLS1,LS2とによつて規制される。
以上のようであるが特に、第3図に実線図示の
最短稈姿勢と最長稈姿勢との間で縦搬送帯6は、
その搬送端部が、第3図に示すように、フイード
チエン7向きに若干角度βだけ下方向き傾斜する
移動軌跡Tに沿い変位せしめられるように、支持
されている。つまり、前記のように支持されてい
る縦搬送帯6は、第3図に図示の前記支持リンク
12の長さL1、前記第2の伝動径路部P2の長さ
L2及び前記第3の伝動径路部P3の長さL3、並び
に縦搬送帯6上の前記ピン14位置、前記の第2
及び第3の伝動径路部P1,P2間の角度γ等を、適
宜に設定することで、縦搬送帯6を、その搬送端
部がフイードチエン7から遠ざかる方向に変位さ
せるときも近づく方向に変位させるときも、上記
のような移動軌跡Tに沿い搬送端部が変位せしめ
られるように、支持されているのである。
最短稈姿勢と最長稈姿勢との間で縦搬送帯6は、
その搬送端部が、第3図に示すように、フイード
チエン7向きに若干角度βだけ下方向き傾斜する
移動軌跡Tに沿い変位せしめられるように、支持
されている。つまり、前記のように支持されてい
る縦搬送帯6は、第3図に図示の前記支持リンク
12の長さL1、前記第2の伝動径路部P2の長さ
L2及び前記第3の伝動径路部P3の長さL3、並び
に縦搬送帯6上の前記ピン14位置、前記の第2
及び第3の伝動径路部P1,P2間の角度γ等を、適
宜に設定することで、縦搬送帯6を、その搬送端
部がフイードチエン7から遠ざかる方向に変位さ
せるときも近づく方向に変位させるときも、上記
のような移動軌跡Tに沿い搬送端部が変位せしめ
られるように、支持されているのである。
この考案に係る縦搬送装置は、上記のように支
持された縦搬送帯6を設けてあるものに構成され
ているから、図示コンバインを用いての収穫作業
中において、穀稈の長短に応じ縦搬送帯6の姿勢
が自動的に変更されるときも、該縦搬送帯6から
のフイードチエン7に対する穀稈受継姿勢は、穀
稈株元部がフイードチエン7に対してやや斜め下
方向きの移動軌跡T上で横移動せしめられること
からして、変更されず、穀稈受継姿勢がフイード
チエン7向きに若干下方向き傾斜する、稈こぼれ
の極少な良好な姿勢に維持されたままで、縦搬送
帯6からフイードチエン7へと穀稈受継が行なわ
れることとなる。
持された縦搬送帯6を設けてあるものに構成され
ているから、図示コンバインを用いての収穫作業
中において、穀稈の長短に応じ縦搬送帯6の姿勢
が自動的に変更されるときも、該縦搬送帯6から
のフイードチエン7に対する穀稈受継姿勢は、穀
稈株元部がフイードチエン7に対してやや斜め下
方向きの移動軌跡T上で横移動せしめられること
からして、変更されず、穀稈受継姿勢がフイード
チエン7向きに若干下方向き傾斜する、稈こぼれ
の極少な良好な姿勢に維持されたままで、縦搬送
帯6からフイードチエン7へと穀稈受継が行なわ
れることとなる。
以上の説明から明らかなように、この考案のコ
ンバインの縦搬送装置は、機体横断方向において
フイードチエン7に対し上端の搬送端部を遠近調
節可能に設けられる縦搬送帯6をその下端側で、
機体前後方向に沿う支点軸11まわりで回動自在
なリンク12に支持させると共に、該縦搬送帯6
に対し伝動するギヤケースを、機体横断方向に沿
い変位調節可能な第1のギヤケース17とこの第
1のギヤケース17端に機体前後方向に沿う軸線
まわりで回動可能に支持させてある第2のギヤケ
ース24とこの第2のギヤケース24端に固定し
て縦搬送帯6に対し直交する方向に沿わせてある
第3のギヤケース28とから構成し、第3のギヤ
ケース28に搬送帯駆動輪36を装備させ該駆動
輪36を介し第3のギヤケース28に縦搬送帯6
の上端側を支持させて、第1のギヤケース17の
機体横断方向に沿う変位により縦搬送帯6の搬送
端部がフイードチエン7向きに若干下方向き傾斜
する直線状の移動軌跡に沿い変位せしめられるよ
うに構成してなり、次の長所を備えている。
ンバインの縦搬送装置は、機体横断方向において
フイードチエン7に対し上端の搬送端部を遠近調
節可能に設けられる縦搬送帯6をその下端側で、
機体前後方向に沿う支点軸11まわりで回動自在
なリンク12に支持させると共に、該縦搬送帯6
に対し伝動するギヤケースを、機体横断方向に沿
い変位調節可能な第1のギヤケース17とこの第
1のギヤケース17端に機体前後方向に沿う軸線
まわりで回動可能に支持させてある第2のギヤケ
ース24とこの第2のギヤケース24端に固定し
て縦搬送帯6に対し直交する方向に沿わせてある
第3のギヤケース28とから構成し、第3のギヤ
ケース28に搬送帯駆動輪36を装備させ該駆動
輪36を介し第3のギヤケース28に縦搬送帯6
の上端側を支持させて、第1のギヤケース17の
機体横断方向に沿う変位により縦搬送帯6の搬送
端部がフイードチエン7向きに若干下方向き傾斜
する直線状の移動軌跡に沿い変位せしめられるよ
うに構成してなり、次の長所を備えている。
すなわち縦搬送帯6を1支点まわりで回動可能
に支持したのでは穀稈の長短に応じ該縦搬送帯6
を変位調節するときその搬送端部が円弧状の軌跡
に沿い変位せしめられることとなるのに対し、こ
の考案は縦搬送帯6の下端側を、機体前後方向に
沿う支点軸11まわりで回動して縦搬送帯6の支
持点位置を変更可能なリンク12に支持させる一
方、搬送帯駆動輪36によつて縦搬送帯6の上端
側を支持することとなる第3のギヤケース28を
第2のギヤケース24と一体に機体前後方向に沿
う軸線まわりで回動変位可能とし、第2及び第3
のギヤケース24,28の回動支点位置を第1の
ギヤケース17の機体横断方向に沿う変位により
変更可能とすることによつて、縦搬送帯6の変位
調節時に該縦搬送帯6の姿勢が第3図に図示の支
点C、14位置の変更と該支点C、14まわりで
の縦搬送帯6の回動変位とによつて変更されリン
ク比さえ適当に設定しさえすれば特定の直線状軌
跡に沿つて搬送帯6上端の搬送端部を変位させう
るように図つた上で、同搬送端部の移動軌跡をフ
イードチエン7向きに若干下方向き傾斜する直線
状のものに設定したから、穀稈の長短に応じ縦搬
送帯の搬送端部をフイードチエンに対し遠近調節
しても常に、縦搬送帯からフイードチエンへの穀
稈受継姿勢が、穀稈長さ方向でみてフイードチエ
ン向きに若干下方向き傾斜する、稈こぼれの極少
な姿勢に維持されて、良好な受継姿勢が保たれる
こととする。
に支持したのでは穀稈の長短に応じ該縦搬送帯6
を変位調節するときその搬送端部が円弧状の軌跡
に沿い変位せしめられることとなるのに対し、こ
の考案は縦搬送帯6の下端側を、機体前後方向に
沿う支点軸11まわりで回動して縦搬送帯6の支
持点位置を変更可能なリンク12に支持させる一
方、搬送帯駆動輪36によつて縦搬送帯6の上端
側を支持することとなる第3のギヤケース28を
第2のギヤケース24と一体に機体前後方向に沿
う軸線まわりで回動変位可能とし、第2及び第3
のギヤケース24,28の回動支点位置を第1の
ギヤケース17の機体横断方向に沿う変位により
変更可能とすることによつて、縦搬送帯6の変位
調節時に該縦搬送帯6の姿勢が第3図に図示の支
点C、14位置の変更と該支点C、14まわりで
の縦搬送帯6の回動変位とによつて変更されリン
ク比さえ適当に設定しさえすれば特定の直線状軌
跡に沿つて搬送帯6上端の搬送端部を変位させう
るように図つた上で、同搬送端部の移動軌跡をフ
イードチエン7向きに若干下方向き傾斜する直線
状のものに設定したから、穀稈の長短に応じ縦搬
送帯の搬送端部をフイードチエンに対し遠近調節
しても常に、縦搬送帯からフイードチエンへの穀
稈受継姿勢が、穀稈長さ方向でみてフイードチエ
ン向きに若干下方向き傾斜する、稈こぼれの極少
な姿勢に維持されて、良好な受継姿勢が保たれる
こととする。
またこの考案の縦搬送装置は縦搬送帯6上端の
搬送端部の上記のような移動軌跡を得るために縦
搬送帯6を、上端側では搬送帯駆動輪28によつ
て第3のギヤケース28に支持させ下端側ではリ
ンク12によつて支持させているから、縦搬送帯
6の長さ方向で間隔をおいて2点で該縦送帯6が
支持されることとして、縦搬送帯の安定した支持
を得させる。
搬送端部の上記のような移動軌跡を得るために縦
搬送帯6を、上端側では搬送帯駆動輪28によつ
て第3のギヤケース28に支持させ下端側ではリ
ンク12によつて支持させているから、縦搬送帯
6の長さ方向で間隔をおいて2点で該縦送帯6が
支持されることとして、縦搬送帯の安定した支持
を得させる。
第1図はこの考案の一実施例を装備したコンバ
インの概略側面図、第2図は同コンバインの概略
縦断正面図、第3図は同実施例の模式的正面図、
第4図は上記コンバイン要部の部材のみの一部縦
断正面図、第5図は上記コンバイン要部の部材の
みの横断平面図である。 6……縦搬送帯、4a……突起付きチエン、7
……フイードチエン、11……支点軸、12……
支持リンク、13……ブラケツト、14……ピ
ン、P1,P2,P3……伝動径路部、C……接続部、
15……刈取部駆動ケース、17……ギヤケー
ス、19……スプライン軸、20……入力伝動
軸、22……中空伝動軸、23……スプライン
筒、24……ギヤケース、25……伝動軸、2
6,27……傘歯車、29……伝動軸、30,3
1……傘歯車、32……支軸、33……伝動軸、
34,35……傘歯車、36……スプロケツトホ
イール、37……可逆転モータ、39……送りね
じ、42……摺動筒、42a……ブラケツト、4
3……ナツト、44……進退杆。
インの概略側面図、第2図は同コンバインの概略
縦断正面図、第3図は同実施例の模式的正面図、
第4図は上記コンバイン要部の部材のみの一部縦
断正面図、第5図は上記コンバイン要部の部材の
みの横断平面図である。 6……縦搬送帯、4a……突起付きチエン、7
……フイードチエン、11……支点軸、12……
支持リンク、13……ブラケツト、14……ピ
ン、P1,P2,P3……伝動径路部、C……接続部、
15……刈取部駆動ケース、17……ギヤケー
ス、19……スプライン軸、20……入力伝動
軸、22……中空伝動軸、23……スプライン
筒、24……ギヤケース、25……伝動軸、2
6,27……傘歯車、29……伝動軸、30,3
1……傘歯車、32……支軸、33……伝動軸、
34,35……傘歯車、36……スプロケツトホ
イール、37……可逆転モータ、39……送りね
じ、42……摺動筒、42a……ブラケツト、4
3……ナツト、44……進退杆。
Claims (1)
- 機体横断方向においてフイードチエン7に対し
上端の搬送端部を遠近調節可能に設けられる縦搬
送帯6をその下端側で、機体前後方向に沿う支点
軸11まわりで回動自在なリンク12に支持させ
ると共に、該縦搬送帯6に対し伝動するギヤケー
スを、機体横断方向に沿い変位調節可能な第1の
ギヤケース17とこの第1のギヤケース17端に
機体前後方向に沿う軸線まわりで回動可能に支持
させてある第2のギヤケース24とこの第2のギ
ヤケース24端に固定して縦搬送帯6に対し直交
する方向に沿わせてある第3のギヤケース28と
から構成し、第3のギヤケース28に搬送帯駆動
輪36を装備させ該駆動輪36を介し第3のギヤ
ケース28に縦搬送帯6の上端側を支持させて、
第1のギヤケース17の機体横断方向に沿う変位
により縦搬送帯6の搬送端部がフイードチエン7
向きに若干下方向き傾斜する直線状の移動軌跡に
沿い変位せしめられるように構成してなる、コン
バインの縦搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979105888U JPS6228827Y2 (ja) | 1979-07-30 | 1979-07-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979105888U JPS6228827Y2 (ja) | 1979-07-30 | 1979-07-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5621916U JPS5621916U (ja) | 1981-02-26 |
JPS6228827Y2 true JPS6228827Y2 (ja) | 1987-07-24 |
Family
ID=29338537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1979105888U Expired JPS6228827Y2 (ja) | 1979-07-30 | 1979-07-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6228827Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5424723A (en) * | 1977-07-21 | 1979-02-24 | Sato Zoki Co Ltd | Head threshing type combine |
JPS5427941B2 (ja) * | 1975-03-11 | 1979-09-13 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6036023Y2 (ja) * | 1977-07-28 | 1985-10-25 | ヤンマー農機株式会社 | コンバインにおける刈取搬送部構造 |
-
1979
- 1979-07-30 JP JP1979105888U patent/JPS6228827Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5427941B2 (ja) * | 1975-03-11 | 1979-09-13 | ||
JPS5424723A (en) * | 1977-07-21 | 1979-02-24 | Sato Zoki Co Ltd | Head threshing type combine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5621916U (ja) | 1981-02-26 |
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