JPS62287781A - 復調位相誤差を減じるための回路 - Google Patents

復調位相誤差を減じるための回路

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JPS62287781A
JPS62287781A JP62131039A JP13103987A JPS62287781A JP S62287781 A JPS62287781 A JP S62287781A JP 62131039 A JP62131039 A JP 62131039A JP 13103987 A JP13103987 A JP 13103987A JP S62287781 A JPS62287781 A JP S62287781A
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)
  • Picture Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 [発Illの利用分野] この発明は、マルチパス(多重通路)歪み成分を含んで
いるような無線周波数(RF)信号を処理するための方
式における復調位相誤差を少なくするための回路に関す
るもので、この回路はマルチパス歪み成分による復調さ
れた複合ビデオ信号中の位相誤差を実質的に補償するも
のである。
[発明の背景] 従来、テレビジョン信号の受信はマルチパス歪みによる
悪影響を受けていた。即ち、テレビジョン受信時に、望
ましくないマルチパス信号が受信されてしまう、このよ
うな不所望な信号はビル等の大きな物からの反射とか成
端の不完全なケーブルネットワークなどによって生じ、
直接テレビジョン信号の遅延した形で現われ、通常はゴ
ースト信号と呼ばれている。
ゴースト信号はそのゴースト信号と直接信号との間の信
号通路長の関係の関数として、直接信号から遅延してい
る。この信号通路長の関係は受像機の設こ場所によって
異るために、ゴースト搬送波信号(即ち、直接搬送波信
号の遅延したもの)の位相は直接搬送波信号の位相に対
していかなる位相関係でも泡り得るということになる。
多くの自動ゴースト消去方式では、入来テレビジョン信
号は画像搬送波信号と同相で同期復調される。この型式
の例は、  r IEEE  TransactIon
son  Consumer  E]ectronic
sJ  (1977年5月)の1?5〜L81頁のセデ
ィク(H,Thedjck)氏によるrTV放送用アダ
プティブ・マルチパス等化法(Adap目ve Nul
tipath Equalization  Far 
T、V。
BroadcaSting) Jと題する論文、米国特
許第4.285.008号及び米国特許第4.374.
400号に記載されている。
この型式の方式の1つの典型例においては、画像搬送波
信号は中間周波(IF)増幅器により与えられる変調さ
れたテレビジョン信号から取出される。この搬送波信号
は再生された搬送波信号を供給する位相ロックループ(
PLL)の同期化に用いられる。同期検波器がこの再生
搬送波信号とIF増幅器により供給される変調テレビジ
ョン信号とに応答して、それぞれがIF信号の同相変調
成分と直角位相変調成分とを表わす2つのベースバンド
信号IとQを生成する。この工信号とQ信号とを用いて
、同期復調された■信号の同相ゴースト信号成分と直角
位相ゴース(・信号成分とを打消す。
入来テレビジョン信号が、直接信号の搬送波の位相と異
なる遅延直接搬送波位相を持つ比較的強いゴースト信号
成分を含んでいる時は、上記の方法により生成された工
及びQ信号の直接信号成分は歪んでいる回旋性がある。
この歪みは、入来テレビジョン信号のIF搬送波信号が
直接搬送波信号と遅延直接搬送波信号(即ち、ゴースト
搬送波信号)とのベクトル和であり、従って、直接搬送
波信号と異る位相を持つために生じる。
取出された搬送波釘りをIF増幅器により供給されるテ
レビジョン信号の同期復調に用いると、それにより生成
されたベースバンド信号は、変調されたテレビジョン信
号の直角成分によるクロストークによって歪んでしまう
、テレビジョン信号というのは残留側波イ;)変調信号
なので、この直角位相成分はl MHzより高い周波数
を持った同相成分のヒルベルト変換である。この直角位
相成分によって生じる歪みは、直角成分が同相成分を増
強する傾向のものであるか打消すようなものであるかに
より、再生画像中に垂直端縁部の過度のピーキングとし
て、または、水平解像度の見掛−1ユの低下として現わ
れる。
[発明の概要] この発明の原理によれば、無線周波数テレビジョン信号
を処理するための装置における復調位相誤差を減少させ
るための回路が提供される。この処理装置には、直接搬
送波信号を含む直接信号成分と遅延した直接搬送波信号
を含む遅延した直接信号成分とを有する無線周波数テレ
ビジョン信りを供給するための入力端子が設けられてい
る。無線周波数テレビジョン信号は直接搬送波釘−)と
8延直接搬送波信V)のベクトル和を含んでいる。入力
端子には、無線周波数テレビジョン信t)から搬送波信
号を抽出するための手段が結合されている。この搬送波
信号−抽出り段には、位相ロックループ回路な含み、抽
出された搬送波釘tJ−によって決まる周波数と位相と
を持った発振信号を発生するp没が結合されている。上
記位相ロックループ回路は、抽出された搬送波信号と発
振信号とに応動して、これらの信号間の位相差を表わす
位相差信号を発生する位相比較手段を備えている。入力
端子には、無線周波数テレビジョン信号と発振信号とに
応答して、各々が直接信号成分と遅延直接信号成分とを
有する第1のベースバンド信号(1)と第2のベースバ
ンド信号(Q)とを発生する検波り段が結合されている
。第1と第2のベースバンド信号の直接信号成分にはレ
ジプロカルクロストーク歪み成分が含まれている場合が
ある。ベースバンド信号は!!線周波数テレビジョン信
号によって担持された振幅変調情報を表わす、上記の検
波手段には、上記ベースバンド信号の少なくとも一方の
ものに応答して、直接搬送波信号と、この直接搬送波信
号と遅延直接搬送波信号とのペクト)し和との間の位相
差に比例した位相制御信号を発生する手段が結合されて
いる。最後に、この位相制御信号に応答する位相修正回
路が、位相差信りと第1のベースバンド信号の一方を変
更して、クロストーク歪み成分が実質的に減少した修正
された第1のベースバンド信号を発生する。
この発明の1つの実施例においては、位相修正回路は加
算器と゛重圧制御発振器とを備え、位相制御信号がこの
位相制御信号の大きさが減じられる方向に発振信号の位
相を変更するように崗〈。
さらに、このQlj]の別の実施例においては、位相修
正回路は位相修正信号を発生する手段と位相修正信号と
第1のベースバンド信号とを組合わせる手段とを備えて
いる。
[実施例の説明] 第1図を参照すると、無線周波数(RF)信号はアンテ
ナ8で受信され、チューナ回路lOに供給される。チュ
ーナ回路lOは、通常構成のものでもよく、RF信号を
局部発振器により生成された信号とヘテロゲインして、
IF信号を発生する。このIF信号にはIFfi送波を
変調している複合ビデオ信号が含まれている。IF信号
はIF増幅器12に供給され増幅されて、搬送波基準信
号抽出回路14に供給される。この回路14は、例えば
、IF搬送波周波数を中心とした狭帯域幅の周波数応答
特性を持つ通常の帯域通過フィルタでもよい。
回路14からの信号は変調成分が相対的に除去されたI
FlIl送油信号である。このIF搬送波信号は、この
搬送波信号と同じ周波数を持ちかつこの搬送波信号に位
相ロックされた発振信号を生成する位相ロックループ(
PLL) 1Bに供給される。 PLL1Gについては
、第3図を参照して後に詳述する。
PLLIBで生成された信号は同期検波器18の一方の
入力端子と移相回路20とに供給される。移相回路20
はPLL18から供給される再生された搬送波信号と直
角位相関係の信号を生成する。この直角位相搬送波信号
は同期検波器22の一方の入力端子に供給される。同期
検波器18と22はIF増幅器12から供給されるIF
信号と、それぞれ、同相搬送波信号及び直角位相搬送波
信号との乗算を行って、IF信号の同相変調信号成分と
直角位相変調信号成分とをそれぞれ表わすベースバンド
信号I及びQを生成する。
■信号とQ信号は自動ゴースト消去回路24に供給され
る。ゴースト消去回路24は、例えば、前述したセディ
ック氏論文や米国特許明細書に記・(&されたものと同
様のものを用いてもよく、■信−)を処理してマルチパ
ス歪み成分を実質的に除去し、その出力端子にゴースト
が消去された信りI゛を生成する。
上述したように、直接信号の搬送波の位相と異なる搬送
波位相を有するゴースト信号があると、入来信号の搬送
波位相は直接信号の搬送波位相と異なってしまうことが
ある。ゴースト信()は遅延した直接搬送波信号を含む
遅延した直接信号−成分となる。この位相の差はチュー
ナ10とIF増幅器12中を伝播し、従って、搬送波ノ
、(準信号抽出回路14で抽出される搬送波信号の位相
が直接信号のIF@送波の位相に整合しなくなる回部性
がある。
抽出された搬送波信号は直接搬送波信号と遅延した直接
搬送波信号とのベクトル和となるであろう。PLL 1
Bによって生成される信号は抽出された搬送波信号に位
相ロックされているから、同期検波器18によって生成
されるI信号は直接信号の直角位相成分からのクロスト
ーク成分を含むであろう。さらに、同期検波器22によ
り生成されるQ信号は直接信号の同相成分からのクロス
トーク成分を含むであろう、さらに、自動ゴースト消去
回路24はクロストーク歪みを修正しないので、自動ゴ
ースト消去回路24から供給される■′倍信号歪んでい
るであろう。
この歪みの影響を第4図A−Hに示す。第4図A及びB
は、直接信号についての垂直回期パルスの前縁の同相成
分と直角位相成分とをそれぞれ表わす波形図である。垂
直同期の前縁部は、汀通自動ゴースト消去装置に用いら
れるトレーニング信号である。第4図A−Hの波形はど
れもゴースト信号成分を含んでいない、この実施例にお
いては、復調位相誤差を生ずるゴースト信号は、第4図
Bの波形中の点AとBの間の時間2τよりも艮い時間、
直接信号から遅れているものと考える。
第4図Aに示すように、直接信1′7の同相成分は点C
における黒レベルに対応する値から点りにおける同期チ
ップレベルに対応する値への滑らかな方向が変らない遷
移である。第4図Bに示す波形は信号の直角位相成分で
、I MHzより高いL’、1波数を持つ第4図Aの信
号成分のヒルベルト変換である。
第4図り及びEは復調位相誤差がI信号とQ信号に及ぼ
す影響を示す、第4図りにおいて、直接信号のI波形は
点C′からD′にかけて方向が変らない滑らかな波形で
はなくなっている。第4図EのQ波形は垂直同期信号の
前縁部における点A゛の前と点B′の後とでレベルが異
なっている。この発明では、この垂直同期パルスの前縁
部の直角位相成分の歪を利用して、復調位相誤差の検出
と修正を行っている。
第1図を参照すると、同期検波器22から供給されるQ
信号は復調位相誤差検出器26の1つの入力端子に供給
される0例えば、垂直同期信号分離回路(図示せず)に
よって生成される信y vsyNcが復調位相誤差検出
器2Bの別の入力端子に供給される。この信号VSYN
Cは第4図Cに示されており、例えば、復調された複合
ビデオ信号の垂直同期パルス成分の前縁部と実質的に同
時に生ずる各フィールド毎に1個のパルスから成る。
第2図は検出器2Bとして用いるに適した復調位相誤差
検出器のブロック図である。同期検波器22からのQ信
号はサンプル−ホールド(S/H)回路210の信号入
力ボートに供給される。信号VSYNCが遅延素子21
Bに加えられ、時間量でだけ遅延され回路210の制御
入力端子に供給される。遅延素子21Bの出力はM制御
入力信号として働く、サンブルーホールド回路210は
制御入力信号が高の時にQ信号をサンプリングし、制御
入力信号が低の間、このサンプルの値を保持する0回路
210によって保持されるサンプルイ1aは減算器21
8の第1の入力端子に供給される。
Q入力信号は実質的に2での期間に等しい時間遅延を与
える遅延素子212にも供給される。遅延素子212に
より供給される信号は第2のサンプル−ホールド回路2
14に与えられる。このサンプル−ホールド回路214
も遅延素子216から供給される遅延VSYNC信号に
より制御される。サンプル−ホールド回路214からの
出力サンプル値は減算器218の第2の入力端子に供給
される。減算器218は回路210からのサンプル値か
ら回路214により供給されるサンプル値を減算し、そ
の結果をPLL16に加える。
第3図はPLL1Bとして用いるのに適した位相ロック
ループのブロック図である。第1図の搬送波基準信号抽
出回路14からの基準信号が位相比較器310の一方の
入力端子に供給され、電圧制御発振器(IJc:O) 
318の出力信号が他方の入力端子に供給される0位相
比較奏310の出力信号は−1−記2つの信号の位相差
に比例する。この位相差信りは加算器312の一方の入
力端子に与えられる。加算器312の他方の入力端子は
、スケーリング回路314において係aKでスケーリン
グされた復調位相誤差検出塁26の出力信号を受けるよ
うに接続されている。
加算器312は位相差信号とスケーリングされた位相誤
差信号の和を乱しのループフィルタである低域通過フィ
ルタ31Gの入力端子に供給する。低域通過フィルタ3
16はその入力端子に供給される信号全積分して、その
出力端子にVC0318用の制御信号を発生する。VC
0318は従来設計のものでもよいが、IFIri送波
周波数にほぼ等しい自走周波数を持つ、低域通過フィル
タ31Bから供給される信号は、VC:031Bにより
生成される信号の周波数と位相を、IF倍信号直接搬送
波信号成分と実質的に同じ周波数と位相になるまで調整
する。前述のように位相比較器310に帰還されるこの
VC031Bの出力がPLL1Bの出力として(動く。
これを理解するために、第4図A−Eを再び参照する。
第4AFの波形は、PLL IEiから供給される信号
が直接搬送波信号と同じ周波数と位相を持つ時の垂直同
期パルスの前縁部に対応する復調された直角位相信号Q
の部分を示している0点AとBはサンプル−ホールド回
路214と210のそれぞれに保持されている値に対応
する。これらの値はほぼ等しいから、復調位相誤差検出
器26からP 1.LIBへ供給される信号はほぼOに
等しく加算器312から低域通過フィルタ316へ供給
される位相誤差信号に対する割合はあまり大きくない。
PLL1Bから供給される信号の位相が直接微送波信号
の位相と異なる時は、直角位相信号波形上の対応する点
、即ち、第1AFの波形上の点A′とB。
は異なる値を持つ、この場合は、復調位相誤差検出器2
6によって与えられる値はOにならず、従って、加算器
312により生成される位相調整信号に対して相当な影
響を持つことになる。前述したように、この信号は低域
通過フィルタ31Bで積分されてVC0318に対する
周波数制御信号が生成される0位相調整官号の振幅と極
性は位相比較器310とスケーリング回路314とによ
って、VC031Bにより生成される信号が直接搬送波
信号の周波数と位相に収斂するように制御される。
前述した如く、この実施例で用いらする復調位相誤差信
号は、垂直同期パルスの前縁部の前と後におけるQ信号
の値の差である。この装置が振幅の異なる信号に対して
も良好に動作するようにするためには、テレビジョン装
置が復調位相誤差検出器26よりも前段に自動利得制御
(AGO)回路を備えていることが好ましい。AGC回
路を用いると、同じ大きさの位相誤差が生じると、実質
的に同じ大きさの修正信号が確実に生成される。
第5図はAGC回路を用いなくても良好な動作を行う復
調位相誤差検出器のブロック図である。この復調位相誤
差検出器は、各々が第2図に示した復調位相誤差検出器
と同じである2つの回路500と530を備えている。
この実施例においては、■信号が回路530に供給され
る。この接続は第1図に検波21418から検出器26
への点線によって示されている。回路500は、その出
力部の減算器518に、6直同期パルスの前縁部の前後
におけるQ信号の振幅の差を表わす値を生成する0回路
530は、その出力減算器528に、垂直同期パルスの
前縁部の前後におけるI信号の振幅の差を表わす値を生
成する。
減算器518と528からの出力信号は除算器540に
加えられ、Q信号の振幅値の差が工信号振幅値の差で割
算される。除算器540から供給される値は、IF搬送
波と直接搬送波間の位相角のタンジェントである。この
値はI及びQ信号が占める振幅値の範囲と実質的に無関
係である。除算器540から供給される値は、前述した
ように、PLL1Bに対して復調位相誤差信号として供
給される。
復調位相誤差検出器の動作の理解にとって基本的なもの
として、残留側波帯変調信号の搬送波から角度Oだけ位
相が異なる再生された搬送波を用いたこの残留側波帯変
調信号の同相成分I′と直角位相成分Q′の同期復調を
表わす式がある。これらの式は周知であり1次のように
表わすことができる。
1”= I cos  O−Qs+n  O(1)Q’
= I sin  O+ QCOS  O(2)ここで
、■及びQは、再生された搬送波が所望の信号の搬送波
と同じ位相の時に得られるようなべ−スへンド同相信号
成分とベースバンド直角位相成分である。この場合、所
望信号というのはIFテレビジョン信りの直接信号成分
であり、θは合成された直接及び遅延直接(ゴースト)
テレビジョン信号のIF!I2送波と直接信号のIF搬
送波との位相角の差である0式(2)を用いると、f5
4図EのA′とB“の値は第4図Bの値AとB及び第4
図Aの値CとDの関数として次のように表わすことがで
きる。
A’=C5in  o+Acos  O(3)B’= 
Dsin  O+ Bcos  O(4)同様に、式(
1)を用いると、第4図りの値C′とD゛は次のように
表わせる。
C’ =Ccos  OAs:n  O(5)D’= 
Dcos  O−Bstn  O(8)第5図の除算器
540からの出力信号は次の式で表わすことができる。
tan O= (B’−A’) /(D’−C’)  
   (7)この式(7)に式(3)〜(6)を代入し
て、同類項をまとめると、次の式が得られる。
tan  O= ((D−C)sin  θ+(B−A
)cos O)  /((o−c)cos  o −(
B−A)sln o )   (a)第4図Bから、A
=Bであることがわかる。これを式(8)に代入すると
、次の式が得られる。
tan O= (D−C)sln O/ (D−C)c
os O(9)式(9)の分子と分母の係数(D −C
)は消去されるから、式(8)は周知の等式 tanθ= S1n O/ cos  O(10)とな
る。
上述した実施例はすべて、アナログ信号とアナログ回路
構成とを用いている。m6図〜第8図に示す実施例は、
この発明をデジタル信号及びデジタル回路を用いて実施
したものである。
第6図〜第8図を参照すると、第1図〜第5図に示した
素子と同じ素子には同じ参照番号を付して示す。
第6図〜第8図において、太い矢印は複数ビットの並列
デジタル信号用のバスを表わし、細い矢印付の線はアナ
ログ信号又は1ビツトからなるデジタル信号を伝送する
接続を表わす、装置の処理速度によっては、信号路のあ
るものには補償用遅延回路を必要とする場合がある。デ
ジタル信号処理回路設計技術分野の当業者には、与えら
れた装置のどの部分にそのような遅延回路を設ける必要
があるかは理解できよう。
第6図を参照すると、アンテナ8によって受信されたR
F信号はチューナ回路10に供給される。
チューナ10はRF信号を局部発振器(図示せず)から
の信−)とヘテロダインして、IF搬送波を変調してい
る複合ビデオ信号を含んだIF倍信号発生する。このI
F倍信号IF増幅器12で増幅され、搬送波基準信号抽
出回路14に供給される。これらの動作は第1図の回路
について説明したと同様である。
回路14から供給される信号は、変調成分が比較的排除
されたIFIFX送波信号である。この搬送波信号は位
相ロックループ(PLL)16に供給される。
PLL 113は抽出された搬送波信号に周波数と位相
が口、りされた比較的安定した発振信号を発生する。こ
の発振信号は同期検波器18の一方の入力端子と90°
移相回路20とに供給される。回路20はPLL18か
ら供給される発振信号に関係した直角位相の信号を生成
する。
この直角位相の発振信号は同期検波器22の一方の入力
端子に供給される。IF増幅器12からの信号が同期検
波器18と22の各々の第2の入力端子に供給される。
同期検波器18と22はIF倍信号それぞれ同相の発振
信号と直角位相発振信号を掛けて(乗算して)、それぞ
れ、ベースバンド信号■及びQを生成する。信号工とQ
は、それぞれ、IF倍信号同相変調成分と直角位相変調
成分を表わす。
検波器!8と22からのI及びQ信号は、それぞれアナ
ログ−デジタル変換器(ADO) 82B及び624に
加えられてデジタル化される。デジタル化された工及び
Q信号は複素乗算器628と復調位相誤差検出器630
とに供給される。検出器630には第4図Cに示された
VSYNC信号も供給される。復調位相誤差検出器63
0と読出し専用メモリ(ROM) 832が修正信号C
IとCOとを発生する。これらの修正信号は乗算器62
8に供給され、そこで、デジタル化された信号IとQに
組合わされて、それぞれ、同相信号■′と直角位相信号
Q゛が生成される。信号I°とQoは直接信号のクロス
トーク歪み成分を実質的に含んでいない。信号r゛とQ
oとは自動ゴースト消去回路34に加えられる。この自
動ゴースト消去回路34は、例えば、前述したセディッ
ク氏論文や米国特許明細書に記載のものを使用してもよ
い、この回路34は■゛信号処理してフルチバス歪み成
分を実質的に取除き、その出力端子にゴースト消去され
た信号■”を生成する。
第7図は検出器630として使用するに適した復調位相
誤差検出器のブロック図である。第7図に示す検出器は
2個のサンプル差回路700と730とを含んでおり、
このサンプル差回路700と730は垂直同期パルスの
前後でとったQ信号とI信号のそれぞれのものへサンプ
ル値の差を表わす信号を生成する0回路700と730
は同じものであるから、以下、一方の回路700のみに
ついて詳述する。
信号Qを表わすデジタルサンプルはレジスタ710のデ
ータ入力ボートに供給される。信号VSYNCが遅延素
子716に供給されて時間での遅延を受け、レジスタ7
10のクロック入力端子(C:K)に供給される。レジ
スタ710はVSYNCパルスの前縁部と同時にそのデ
ータ入力ボートに供給されるサンプル値をロードし、次
にVSYNCパルスが生じるまでこのサンプル値を保持
(ホールド)する。レジスタ710によって保持された
サンプル&iは減算器71Bの第1の入力端子に供給さ
れる。
デジタル化されたQ信号は、時間2τに実質的に等しい
時間遅延を与える遅延素子712にも供給される。遅延
素子712から供給される信号は、遅延素子718によ
り供給される遅延したVSYNC信−J−によってクロ
ックされるレジスタ714に供給される。レジスタ71
4によって保持されているサンプル値は減算器718の
第2の入力端子に供給される。減算器718はレジスタ
710によって保持されたサンプル値からレジスタ71
4によって保持されたサンプル値を減じて、その結果を
サンプル除算回路740に供給する。
回路700から供給されるサンプル値は垂直同期パルス
の前縁部の1■1後におけるQ信号の振幅の差(即ち、
第4図EにおけるB’ −A’)を表わす、同様に、回
路730は減算器728から、垂直同期パルスの前縁部
の前と後における■信号の振幅の差(+!Ifち、第4
図りにおけるo’ −c’)を表わすサンプル値をサン
プル除算回路740の第2の入力ボートに供給する。
サンプル除算回路740では、Qサンプル値の差(B’
 −A’)が■サンプル値の差(D’ −C’)で除算
される。除算回路740によって供給される信4. P
E l−1第6図に示す復調位相誤差検出器630の出
力信号に相当し、抽出されたIF411送波と直接IF
搬送波との間の位相角のタンジェントに実質的に等しい
。この信号は、第5図について、除算器540からの出
力として説明した信号と同様の信号である。式(1)〜
(10)がこの場合も同じように適用できる。この信号
PEはROMB52に供給され、ROM632は複素乗
算器828に供給される修正値りC+とCQとを生成す
る。
復調位相誤差検出器630からの信号PEは、2つの伝
達VA数tC+ とTCo とを供給するようにプログ
ラムされたROM832のアドレス入力ボートに供給さ
れる。伝達関数tC+ は供給されたアドレスコードの
アークタンジェントのコサインに等しく、TCqは供給
されたアドレスコードのアークタンジェントのマイナス
のサインに等しい、アドレスコードは0のタンジェント
に等しいから、伝達関数TC+ とtCOは次のように
修正値F、、;、 C,とC+3を与える。
C1= cos O(II) GO= −sin O(+2) これらの修正信号と同期復調された信号IとQとは、各
々が同相信号と直角位相信号にそれぞれ対応する実数部
と虚数部とを有する2つの複7も信号と考えることがで
きる。複素乗算器628はこれらの2つの複素信号を組
合わせて、実数部I゛と虚数部Q′とを有する位相修正
された複素信号−を生成する。
第8図は複素乗算器628のブロック図である。
ADCB24からのデジタル信号Qは通常のデジタル乗
算器810の一方の入力ボートに加えられる。 ROM
632からのデジタル信号COが乗算器810の他方の
人力ボートに供給されている0乗算器810は信号Qと
Coとの積を形成して、その積を減算器814の一方の
入力ボートに供給する。同様に、信t−′fIとC1の
Jaが乗算器812で形成され、減算器814の他方の
入力ボートに供給される。減算器814は信号IとC[
の積から信号QとCOの積を′g算して、修正された同
相信号I“を生成する。
別の乗算器81Gと818とにより、信号工とCO及び
QとC1のそれぞれの積が求められる。これらの乗算器
81Bと818の出力信号は加算器820に加えられ、
その和が求められて、修正された直角位相信号Q′が生
成される。
複素乗算器628により生成される信号I′とQ゛は式
(+) 、 (2) 、 (II)及び(12)に基づ
いて、次の式で表わすことができる。
1’=  (i  cos  O−q  sin  O
)  cos  O−(i  sin  O+q  c
os  0)(−sin  O)   (13)Q’=
  (i  sin  O+q  cos  0)co
s  O+(i  cos  O−q  sin  0
)(−s’+n  O)    (14)式(13)と
(14)とを展開すると、I’=  i cosOco
s O−q sin 0cas O+i 5inOsi
n O+q cos θsin O(15)1” = 
 1(cos2 0 +5in20 )       
  (18)1’=  i             
     (17)Q’=  i sinθcos O
+q cos θcosO−i case Sin O
+q sin θsin O(18)Q’=  q(c
os2  θ+5in20 )         (1
9)Q’=  q                 
 (20)従って、複素乗算器628により生成される
信号■°とQ゛の直接信号成分には、復調位相誤差成分
は実質的に含まれていない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を含むテレビジョン受像機の
一部のブロック回路図、第2図は第1図に示したテレビ
ジョン受像機の部分に用いることのできる復調位相誤差
検出器のブロック回路図、第3図は第1図に示したテレ
ビジョン受像機の部分で使用できる位相ロックループの
ブロック回路図、第4図は第1図に示したテレビジョン
受像機の部分の動作説明のための振幅対時間関係を示す
信号波形図、第5図は第1図に示したテレビジョン受像
機の部分で使用できる別の形の復調位相誤差検出器のブ
ロック回路図、第6図はこの発明の別の実施例のブロッ
ク回路図、第7図は第6図に示した実施例で使用可能な
復調位相誤差検出器のブロック回路図、第8図は第6図
の実施例で使用される複素乗算器のブロック回路図であ
る。 14・・・搬送波基準信号抽出回路、1B・・・位相ロ
ックループ、310・・・位相比較器、18.22・・
・回期検波器、26,830・・・復調位相誤差検出器
、24.634・・・自動ゴースト消去回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)直接搬送波信号を含む直接信号成分と遅延した直
    接搬送波信号を含む遅延した直接信号成分とを含み、上
    記直接搬送波信号と上記遅延直接搬送波信号とのベクト
    ル和である搬送波信号を有する無線周波数テレビジョン
    信号を供給する入力端子を備えた無線周波数テレビジョ
    ン信号を処理するための装置における復調位相誤差を減
    じるためのものであって、 上記入力端子に結合されており、上記無線周波数テレビ
    ジョン信号から上記搬送波信号を抽出するための手段と
    、 上記搬送波信号抽出手段に結合されており、上記抽出さ
    れた搬送波信号によって決まる周波数と位相を有する発
    振信号を発生する位相ロックループ回路であって、上記
    抽出された搬送波信号と上記発振信号とに応答してこの
    抽出された搬送波信号と発振信号との間の位相の差を表
    わす位相差信号を生成する位相比較器手段を含む位相ロ
    ックループ回路を有する手段と、 上記入力端子に結合されており、上記無線周波数テレビ
    ジョン信号と上記発振信号とに応答して、各々が直接信
    号成分と遅延直接信号成分を有し、その直接信号成分が
    レジプロカルなクロストーク歪み成分を含んでいる可能
    性がある、上記無線周波数テレビジョン信号によって搬
    送された振幅変調された情報を表わす第1と第2のベー
    スバンド信号を発生する検波手段と、 上記検波手段に結合されており、上記第1と第2のベー
    スバンド信号の少なくとも一方に応答して、上記直接搬
    送波信号と上記直接搬送波信号と遅延直接搬送波のベク
    トル和との間の位相の差に比例する位相制御信号を発生
    する手段と、 上記位相制御信号に応答して、上記位相差信号と第1の
    ベースバンド信号の一方を修正して、クロストーク歪み
    成分が実質的に減少した修正された第1のベースバンド
    信号を発生する位相修正回路と、 を備えた復調位相誤差を減じるための回路。
JP62131039A 1986-05-29 1987-05-27 復調位相誤差を減じるための回路 Expired - Fee Related JP2627270B2 (ja)

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US868113 1986-05-29
US878260 1986-06-25
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HK41395A (en) 1995-03-31
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KR950004103B1 (ko) 1995-04-25
SG28693G (en) 1993-05-21
GB2191367B (en) 1990-04-11
KR870011796A (ko) 1987-12-26
JP2627270B2 (ja) 1997-07-02
GB8712044D0 (en) 1987-06-24
GB2191367A (en) 1987-12-09
DE3718103A1 (de) 1987-12-03
FR2599574A1 (fr) 1987-12-04

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