JPS6228759Y2 - - Google Patents

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JPS6228759Y2
JPS6228759Y2 JP1982129796U JP12979682U JPS6228759Y2 JP S6228759 Y2 JPS6228759 Y2 JP S6228759Y2 JP 1982129796 U JP1982129796 U JP 1982129796U JP 12979682 U JP12979682 U JP 12979682U JP S6228759 Y2 JPS6228759 Y2 JP S6228759Y2
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JP
Japan
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wafer
annular plate
vacuum
dust
suction
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JP1982129796U
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JPS5936245U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は半導体素子の回路パターンの転写工
程などに用いられるウエハ真空吸着装置に関する
ものである。
第1図は従来のウエハ真空吸着装置を有する回
路パターン転写装置を示す断面図、第2図は従来
のウエハ真空吸着装置の一部詳細断面図である。
図において1はウエハ真空吸着装置本体、2は本
体1の吸着面、3は吸着面2に設けられた溝、4
は本体1に取付けられたホース口、5はホース口
4と連通し、溝3に開口した排気口、6はウエ
ハ、7はウエハ6上に塗布された感光用レジス
ト、8は保持機構、9は保持機構8に保持された
マスク、10はマスク9に設けられた回路パター
ンである。
この転写装置においては、光がX線を矢印の方
向に投射すると、回路パターン10の形状がレジ
スト7に感光され、これを焼付現像すると、回路
パターン10がレジスト7に転写される。この場
合、回路パターン10の転写精度はマスク9とレ
ジスト7との距離を小さくするほど向上する。こ
のため、保持機構8によつてマスク9とレジスト
7との距離が所定値となるように制御されるが、
この距離を小さくして、回路パターン9の転写精
度を高めるには、レジスト7の面すなわちウエハ
6の面の平面度を良好にする必要がある。したが
つて、半導体素子製造工程で生じるウエハ6の反
りや曲がりを矯正するため、吸着面2が高精度な
平面に加工される。しかし、吸着面2を理想平面
に加工したとしても、第1図に示すように、ダス
スト11が吸着面2に付着しているときには、ウ
エハ6が変形するから、マスク9とレジスト7と
の距離を所定値にすることができない。
このため、従来のウエハ真空吸着装置において
は、吸着面2に多数の溝3を設けて、吸着面2と
ウエハ6との接触面積を極小化することにより、
ダスト11の付着を確率的に低減することが行な
われている。しかし、この場合にはウエハ6を吸
着するため、ウエハ6の外周部に対応する吸着面
2を真空封止面2aとして、広い面積を確保して
設けなければならず、この部分は面積が大きいの
で、真空封止面2aとウエハ6との間にダスト1
1が介在する確率が大きくなる。また、真空封止
面2aを広く設けても、その表面は硬いので、ウ
エハ6と真空封止面2aとの間には、それぞれの
加工精度や表面あらさによつて微小な間隙が生
じ、周囲から大気を吸引する。したがつて、大気
中のダスト11がウエハ6と真空封止面2aとの
間に侵入し、またダスト11がウエハ6の端面、
レジスト7上に吸引、滞留する。とくに、ウエハ
6の端面に滞留したダスト11は新たに吸着され
たウエハ6の下敷になるため、ウエハ6の平面度
が低下するとともに、真空封止に影響し、大気の
吸入量が増大するので、さらにダスト11を滞留
させる悪循環を誘発する。このように、ウエハ6
の平面度を安定確保することができないという問
題点がある。
この考案は上述の問題点を解決するためになさ
れたもので、ウエハの平面度を安定確保すること
ができるウエハ真空吸着装置を提供することを目
的とする。
この目的を達成するため、この考案においては
ウエハの裏面の全体と接して上記ウエハを支持す
べく離散配置された複数の剛性微小突起12と、
その微小突起12の先端部を結んだ仮想の基準面
すなわち吸着面13よりも低い位置に先端部があ
る剛体の循状突起15と、その突起15に一部が
接続され、少なくとも外周部が上記突起15より
外方に位置しており、かつ少なくとも外周部が上
記ウエハとほぼ平行な、上記ウエハの周辺を保持
して真空封止するための肉薄で弾性を有する環状
板16と、上記微小突起12相互の空隙部に一端
が開口した排気口とを少なくとも含んで構成す
る。
第3図はこの考案に係るウエハ真空吸着装置を
示す平面図、第4図は同じく正断面図である。図
において12はウエハ6の裏面の全体と接してウ
エハ6を支持すべく離散配置された複数の剛性微
小突起、13は微小突起12の先端部を結んだ仮
想の基準面すなわち吸着面で、吸着面13はウエ
ハ6の反りや曲がりを矯正するために高精度な平
面に加工してある。14は微小突起12相互の空
隙部で、排気口5の一端が空隙部14に開口して
いる。15は吸着面13よりも低い位置に先端部
がある剛性の環状突起、16は突起15に一部が
接続された肉薄で弾性を有する環状板で、環状板
16は極めて薄い金属やプラスチツクで製作さ
れ、環状板16の外周部は突起15より外方に位
置しており、環状板16はウエハ6と平行であ
る。
このウエハ真空吸着装置においては、第5図に
示すように、吸着面13上にウエハ6を載置した
状態で、ホース口4から排気すれば、排気口5か
ら空気が吸引され、大気がウエハ6の裏面と環状
板16との間隙を流れるため、この間隙の圧力が
減少し、第6図に示すように、環状板16が大気
圧によつて下方から押されて弾性変形し、ウエハ
6の裏面の周辺に吸着する。このため、環状板1
6の内側が真空となり、ウエハ6は大気圧によつ
て吸着面13に強力に押付けられ、ウエハ6の反
り、曲がりなどは、吸着面13の高精度な平面に
倣うため矯正される。なお、微小突起12の配置
や寸法形状は大気圧によるウエハ6の変形に影響
を与えないように適宜定めるべきである。さら
に、排気口5を大気と連通すれば、環状板16は
元の位置に自動的に弾性復帰して、ウエハ6を容
易に着脱することができる。
そして、環状板16はウエハ6の厚さに比べて
極めて薄いため、大気圧によつてウエハ6の裏面
に吸着すると、第7図に示すように、環状板16
はウエハ6の裏面の反りや曲がり、凹凸あるいは
真空封止部に介在するダスト11によく馴んで弾
性変形するため、真空封止の気密性は極めて良好
となるから、真空封止部から吸引される大気量す
なわちダスト量は飛躍的に減少する。また、ダス
ト11がウエハ6の裏面と環状板16との間に介
在したとしても、環状板16が弾性変形するの
で、ウエハ6の平面度には全く影響を与えず、か
つこのダスト11はウエハ6の着脱に伴なう環状
板16の弾性振動や空気流によつて除去される可
能性が大きい。さらに、ウエハ6の裏面と環状板
16の端面にダスト11が真空吸引されたとして
も、吸着面13上ではないため、ウエハ6の交換
に伴なつて吸着面13上に滞留することがないか
ら、ダスト11が新たなウエハ6の下敷きとなつ
て、ウエハ6の平面度に悪影響を及ぼすことはな
く、かつこのダスト11はウエハ6の吸着解除の
際に重力あるいは環状板16の弾性振動などによ
つて吸着面13下方の空隙部14に落下するの
で、吸着面13に再付着することも避けられる。
また、大気の吸引量は極めて小さく、かつ大気は
ウエハ6の裏面に存在する真空封止部から吸引さ
れるため、ウエハ6の表面へのダスト11の付着
は飛躍的に減少する。さらに、従来のように吸着
面上に真空封止部がないので、吸着面13を微小
突起12のみで形成できるから、ウエハ6との接
触面積を極小化することができ、確率的にダスト
11の付着が減少する。
なお、上述実施例においては、環状板16を円
環状としたが、環状であれば真空封止が可能であ
るから、環状板は円環状に限定されるものではな
く、ウエハ6の形状に合わせて自由に選択できる
ことはいうまでもない。
以上説明したように、この考案に係るウエハ真
空吸着装置においては、環状板によつて真空封止
するから、吸着面に真空封止のための平面積を要
しないので、吸着面を微小突起のみで形成できる
ため、ウエハと吸着面との接触面積の極小化を促
進でき、吸着面へのダスト付着を確率的に減少で
きる利点がある。また、環状板がウエハに弾性的
に密着することにより真空封止がなされるので、
真空封止の高気密化によつて真空排気系を小型化
できる利点を有するとともに、真空封止部への大
気すなわちダストの吸引量を極めて少なくできる
利点がある。加えて、真空封止が吸着面ではなく
ウエハの裏面に存在する環状板でなされるため、
吸着面へのダストの滞留や侵入を皆無にでき、さ
らにウエハ表面へのダスト吸引も飛躍的に減少で
きるなど、ウエハの平面度矯正に及ぼすダストの
種々の悪影響を除去できる利点を有する。しがた
つて、半導体素子製造工程における回路パターン
の転写および検査装置、ウエハ平面度測定装置な
どに用いるウエハ真空吸着装置として最適であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のウエハ真空吸着装置を有する回
路パターン転写装置を示す断面図、第2図は従来
のウエハ真空吸着装置の一部詳細断面図、第3図
はこの考案に係るウエハ真空吸着装置を示す平面
図、第4図は同じく正断面図、第5図ないし第7
図はそれぞれ第3図、第4図に示したウエハ真空
吸着装置の動作説明図である。 6……ウエハ、11……ダスト、12……微小
突起、13……吸着面、14……空隙部、15…
…突起、16……環状板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ウエハの裏面の全体と接して上記ウエハを支持
    すべく離散配置された複数の剛性微小突起12
    と、その微小突起12の先端部を結んだ仮想の基
    準面すなわち吸着面13よりも低い位置に先端部
    がある剛体の環状突起15と、その突起15に一
    部が接続され、少なくとも外周部が上記突起15
    より外方に位置しており、かつ少なくとも外周部
    が上記ウエハとほぼ平行な、上記ウエハの周辺を
    保持して真空封止するための肉薄で弾性を有する
    環状板16と、上記微小突起12相互の空隙部に
    一端が開口した排気口とを少なくとも含んで構成
    されることを特徴とするウエハ真空吸着装置。
JP12979682U 1982-08-30 1982-08-30 ウエハ真空吸着装置 Granted JPS5936245U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12979682U JPS5936245U (ja) 1982-08-30 1982-08-30 ウエハ真空吸着装置

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JP12979682U JPS5936245U (ja) 1982-08-30 1982-08-30 ウエハ真空吸着装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5936245U JPS5936245U (ja) 1984-03-07
JPS6228759Y2 true JPS6228759Y2 (ja) 1987-07-23

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ID=30293978

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JP12979682U Granted JPS5936245U (ja) 1982-08-30 1982-08-30 ウエハ真空吸着装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5314073B2 (ja) * 1974-04-19 1978-05-15

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5735702Y2 (ja) * 1976-07-19 1982-08-06

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5314073B2 (ja) * 1974-04-19 1978-05-15

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JPS5936245U (ja) 1984-03-07

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