JPS62287509A - 可動用ケ−ブル導体 - Google Patents

可動用ケ−ブル導体

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JPS62287509A
JPS62287509A JP13119786A JP13119786A JPS62287509A JP S62287509 A JPS62287509 A JP S62287509A JP 13119786 A JP13119786 A JP 13119786A JP 13119786 A JP13119786 A JP 13119786A JP S62287509 A JPS62287509 A JP S62287509A
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Japan
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bending
flexibility
alloy
strength
cable conductor
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JP13119786A
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篠原 正秀
中野 耕作
明 山崎
秀明 工藤
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Furukawa Electric Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野〕 本発明は強度、耐屈曲性及び柔軟性を必要とする可動用
ケーブル導体に関するものである。
(従来の技術及び発明が解決しようとする問題点〕従来
ケーブル導体には、タフピッチ(TPO>軟銅線が使用
されてきたが、近年医療用、フロッピーディスク用、ジ
センパーリード線用、ロボット用等として高強度及び耐
屈曲性だけでなく、同時に柔軟性を必要とする可動用ケ
ーブル導体の要求が増大している。
このような可動用ケーブル導体は、用途に応じて異なっ
た複雑な動きを受け、曲げ、捩り。
引張り等のいろいろな組合せ応力を受ける。組合された
応力の代表的なものとして、ある一定の引張応力下での
繰返し曲げがあり、その評価方法の一例として従来は第
5図に示すように、おる一定の曲率半径R(3〜20.
)と荷重W(耐力の172以下)のもとで、図に示す矢
印方向に90’繰返し曲げを行なっている。
しかしながら最近用途によっては、より厳しい条件での
繰返し曲げを受けるものがある。例えばヘッドホーン等
の基板に接続されるジャンパーリード線は組立作業で基
板にハンダ付けしたケーブル導体をつかんで持ち運んだ
りするため、接続部に曲率半径RさOの厳しい曲げ歪を
受ける。また最近の組立ラインの自動化によっても以前
より厳しい引張と曲げ応力を受けるようになっている。
最近このような用途に対しては従来の90’曲げ試験で
は、耐屈曲性がよくても、そのまま使用できないことが
多い。即ちより厳しい曲げが加わる用途では強度と耐屈
曲性の仙に柔軟性も必要となってくる。これはより厳し
い曲げ(曲率半径R=0)では柔軟性と共に伸びの出る
導体の方が破断までの繰返し曲げ回数は大きく、耐屈曲
性は良くなる。
このように柔軟性を必要とする用途に対して導体は伸び
のない硬材は不向きであり、柔軟性は材料の強度又は耐
力に反比例するようなもので硬い材料はど柔軟性はよく
ない。より厳しい条件の繰返し曲げが加わる用途には、
これまで軟鋼線が使用されてきたが、軟銅線は柔軟性に
優れるも強度及び耐屈曲性が劣っており、使用中又は組
立作業中での断線等が多かった。これに対し最近微量の
3nや△3を加えた軟鋼線が使用されているが、特性的
にはまだまだ充分なものではない。
(問題点を解決するための手段及び作用)本発明はこれ
に鑑み種々検討の結果、最近のより厳しい引張り曲げ等
の加わるケーブルの用途に対し、充分耐え得るような強
度、耐屈曲性及び柔軟性を有するケーブル導体を開発し
たもので、一方向に凝固させた銅合金素材を凝固方向に
伸縮加工した後、再結晶温度以上で焼鈍したことを特徴
とするものでおる。
本発明において一方向に凝固させた銅合金素材を使用す
るのは、従来材であるビレットから熱間押出又は一般的
連続鋳造圧延法で得られた銅合金素材に比べ耐屈曲性が
優れているためである。例えば析出強化型の銅合金(C
1J−Cr合金、Cu−Zr−Cr合金)におイテハ、
CrやZrの析出物が一方向凝固では鋳型の前方で鋳塊
を冷却しているので、凝固の際に結晶粒は鋳塊の長手方
向に成長し、第1図(イ)に示すようにCrやZrの析
出物が必だかも繊維状に長手方向に並び、一つの断面内
で第1図(ロ)に示すようにCrやZrの濃度勾配を生
じる。これは一種の繊維強化された複合材のようなもの
で曲げに対しクラックが伝播しにくく、耐屈曲性が向上
する。
また固溶強化型のCu−3n合金、CU−Ag合金、 
Cu−Zn合金又は2相のリン青銅のような合金におい
ても同様に凝固の際に第2図(イ)に示すようにSn、
A9.ZnあるいはCu3P、Cu33nが長手方向に
つらなったように晶出し、第2図(ロ)に示すような濃
度勾配を生じ、伸縮加工後もそのまま残り、厳しい曲げ
に対してクラックの進行を抑えることになる。
このように一方向凝固させた銅合金の組織は、合金元素
あるいは化合物が組織内に均一に分散している一般的な
組織のものよりも、繊維状の強化物を有していることか
ら、曲げに対しクラックの進行を防止し、耐屈曲性を向
上する。更に焼鈍材を使用するのは、曲率半径R=Oの
ような非常に大きな曲げ歪が加わる繰返し曲げにおいて
、硬材ではかなり加工硬化しており、変形能、即ち塑性
変形する余地がなく、すぐに破断に至るためである。こ
のように厳しい曲げが加わる用途においては、まだ加工
硬化していない変形能の大きい塑性変形の余地を充分残
している焼鈍材としたものでおる。
(実施例) CLJ−0,5%Cr合金、4%リン青銅及びC1,J
−0,15%3n合金について一方向凝固材と一般的な
多方向凝固材を鋳造し、これを直径0.1mまで伸縮加
工した後、再結晶温度以上に加熱して再結晶組織とし、
これ等について強度。
伸び、柔軟性及び耐屈曲性を調べた。これ等の結果を第
1表に示す。
耐屈曲性としては、第3図に示すように上記再結晶組織
とした線材を7本撚合せた撚線(2)を用い、その上端
にプリント基材(1)を半田付けし、下端に荷重(W)
として200 gを取付け、この状態でプリント基板(
1)を180°回動することにより半田付けした最も弱
い箇所を曲率半径R=Oの厳しい基板屈曲試験を行なっ
た。また強度、伸び及び柔軟性については上記の直径0
.1.の単線について求めた。
第  1  表 第1表から明らかなように一方向凝固材では、どの銅合
金においても、従来の多方向凝固材より強度及び耐屈曲
性が優れていることが判る。
このように何れの合金系においても一方向凝固材の屈曲
性が良いのは、第1図及び第2図に示す凝固形態が伸縮
後も残り、繊維状につらなった析出物や合金元素が亀裂
の伝播を防止する19割をしているためである。これら
は何れも焼鈍により再結晶組織として特性を調べたもの
で、第5図に示すように銅合金(図はCLI−0,5%
Cr合金の場合を示す)の伸縮加工のままの硬材と焼鈍
材では基板屈曲のような厳しい曲げに対して柔軟性の良
いこと、即ちスプリングバックをしずらい焼鈍材のほう
が優れている。尚第5図に示す従来の曲率半径R23m
以上の繰返し曲げ試験では屈曲性と柔軟性(SS値)は
全く逆の傾向を示し、曲率半径R=Oのような厳しい曲
げに対しては適用できない。
(発明の効果) 一方向凝固材ぜた銅合金素材を伸縮加工後、再結晶させ
て用いることにより、強度及び耐屈曲性、柔軟性の面で
従来の軟銅線は勿論のこと軟鋼合金線より優れており、
最近のより厳しい屈曲特性の要求される分野に対し、充
分にこたえることができる。また強度、耐屈曲性が高く
、柔かいため、導体の細線化と同時に機器の部品、例え
ばフロッピーディスクのヘッドを動かすためのモーター
の小型化が可能となり、電子機器等の軽量小型化に役立
つ等工業上顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(イ)(ロ)は析出硬化型銅合金の一方向凝固材
の結晶構造を示すもので、(イ)は化合物の析出状態を
示す平面図、(ロ)は析出物の濃度分布を示す断面図、
第2図(イ)(ロ)は固溶強化型銅合金の一方向凝固材
の結晶構造を示ずもので、(イ)は合金元素の析出状態
を示す平面図、(ロ)は析出元素の濃度分布を示す断面
図、第3図は基板屈曲試験の一例を示す説明図、第4図
は一方向凝固材と多方向凝固材の基板屈曲性と柔軟性の
関係を示す説明図、第5図は従来の屈曲試験の一例を示
す説明図である。 (1)基板 (2)撚線 R曲率半径 W 荷重 く  く 第5図 第4図 。1

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  一方向に凝固させた銅合金素材を凝固方向に伸縮加工
    した後、再結晶温度以上で焼鈍したことを特徴とする可
    動用ケーブル導体。
JP13119786A 1986-06-06 1986-06-06 可動用ケ−ブル導体 Expired - Lifetime JPH0754646B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13119786A JPH0754646B2 (ja) 1986-06-06 1986-06-06 可動用ケ−ブル導体

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JP13119786A JPH0754646B2 (ja) 1986-06-06 1986-06-06 可動用ケ−ブル導体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62287509A true JPS62287509A (ja) 1987-12-14
JPH0754646B2 JPH0754646B2 (ja) 1995-06-07

Family

ID=15052299

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JP13119786A Expired - Lifetime JPH0754646B2 (ja) 1986-06-06 1986-06-06 可動用ケ−ブル導体

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0520208U (ja) * 1991-06-27 1993-03-12 タツタ電線株式会社 耐屈曲性計装用ケーブル
JPH0523339U (ja) * 1991-09-09 1993-03-26 タツタ電線株式会社 耐熱・耐屈曲・耐摩耗性塗装ロボツト用ケーブル
JPH0523325U (ja) * 1991-09-05 1993-03-26 タツタ電線株式会社 耐熱・耐屈曲・耐摩耗性塗装ロボツト用ケーブル

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JPH0523325U (ja) * 1991-09-05 1993-03-26 タツタ電線株式会社 耐熱・耐屈曲・耐摩耗性塗装ロボツト用ケーブル
JPH0523339U (ja) * 1991-09-09 1993-03-26 タツタ電線株式会社 耐熱・耐屈曲・耐摩耗性塗装ロボツト用ケーブル

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JPH0754646B2 (ja) 1995-06-07

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