JPS6228735Y2 - - Google Patents

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JPS6228735Y2
JPS6228735Y2 JP1978183213U JP18321378U JPS6228735Y2 JP S6228735 Y2 JPS6228735 Y2 JP S6228735Y2 JP 1978183213 U JP1978183213 U JP 1978183213U JP 18321378 U JP18321378 U JP 18321378U JP S6228735 Y2 JPS6228735 Y2 JP S6228735Y2
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JP
Japan
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bobbin
insulating resin
inner bobbin
transformer
protective case
Prior art date
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Expired
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JP1978183213U
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English (en)
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JPS55101033U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は磁心に内側巻線を巻装した内側ボビン
と、この内側ボビンの周囲に外側巻線を巻装した
外側ボビンを配置したものを組込み、全体に保護
ケースを被せ、この保護ケース内に絶縁樹脂を充
填して構成されるトランスに係り、特にボビンに
改良を加えて内側巻線部にも確実に絶縁樹脂が注
入されるようにしたものを提供しようとするもの
である。
従来におけるこの種のトランスとしては第1図
に示すように構成されていた。
すなわち、磁心1に内側巻線2を巻回した内側
ボビン3を装着し、この内側ボビン3の外周に、
外側巻線4を巻装した外側ボビン5を被せ、この
外側ボビン5の上端鍔6は内側ボビン3を被い、
磁心1にはまり合うように構成され、この内側ボ
ビン3、外側ボビン5を組込んだ磁心1よりなる
トランス本体を保護ケース7に組込み、この保護
ケース7内にシリコン樹脂などの絶縁樹脂8を充
填して構成されていた。
このような構成において、絶縁樹脂8はトラン
ス本体と保護ケース7との間の空間に充填される
ことはもちろんのこと外側ボビン5と内側巻線2
との間にも十分充填されないと絶縁耐力の点で問
題となる。
しかしながら、上記構成の従来のトランスにお
いては、内側ボビン3と外側ボビン5の下端鍔
9,10間の隙間11から絶縁樹脂8が注入され
るため、外側ボビン5と内側巻線2との間の空気
の抜け道がなく、大きな気泡12が残存してしま
うものであつた。
このため、内側巻線2の十分な絶縁を行なうこ
とができず、信頼性、安全性の乏しいものとなつ
ていた。
本考案は以上のような従来の欠点を除去するも
のである。
以下、本考案の実施例を図面第2図〜第3図に
より説明する。
13はEI形のフエライト磁心あるいはラミネ
ート鉄心よりなる外鉄型の磁心で、この磁心13
には内側鉄線14を巻装した内側ボビン15が装
着されている。
この内側ボビン15は第3図に示すように下端
に端子ピン16を植設し、かつリード引出しと樹
脂注入用の溝17を数個設けた下鍔18をもち、
上端には上記溝17を設けた側に切欠部19を設
けた上鍔20を設けて構成されている。
この内側ボビン15の外周には外側巻線21を
巻装した外側ボビン22が装着される。
この外側ボビン22は第3図に示すように、下
端に内側ボビン15の下鍔18の溝17にはまり
合う下方に突出した溝枠23を設けた下鍔24を
設け、上端に上記内側ボビン15の上鍔20をも
被い、上面に磁心13を位置決めする2本の突条
25をもち、さらに、上記内側ボビン15をはめ
こむ中心孔26に連通する樹脂注入孔27を形成
した上鍔28を設けて構成されている。
この内側ボビン15を外側ボビン22に収納す
ることによつて外側ボビン22の上鍔28の樹脂
注入孔27と内側ボビン15の上鍔20の切欠部
19とは合致する。
このように構成されたトランス本体は保護ケー
ス29に収納され、この保護ケース29内にはシ
リコン樹脂などの絶縁樹脂30が充填されてい
る。
この種のトランスとしての組立ては、保護ケー
ス29内に絶縁樹脂30を半分程度以上注入して
おき、この保護ケース29にトランス本体を組込
んでいけば、上鍔28の樹脂注入孔27、上鍔2
0の切欠部19から絶縁樹脂30が外側ボビン2
2の中心孔26内に注入され完全に充填される。
このとき、中心孔26内の空気は下鍔18の溝1
7から楽に外部に放出される。
その後、保護ケース29の開口端から残りの絶
縁樹脂30を充填すればトランスは完成する。
以上のように本考案のトランスは構成されるた
め、絶縁樹脂を外側ボビンと内側巻線間にも完全
に充填できるため、気泡が残存して絶縁性が十分
に保てなくなるといつたことが阻止でき、さらに
完全に絶縁樹脂が充填されているため、樹脂の熱
伝導によつて放熱性の向上も計れるなど特性面で
の向上も計れ、信頼性、安全性に富んだものとす
ることができ実用的価値の大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のトランスを示す断面図、第2図
は本考案のトランスの一実施例を示す断面図、第
3図は同ボビンの分解斜視図である。 13……磁心、14……内側巻線、15……内
側ボビン、17……溝、18……下鍔、19……
切欠部、20……上鍔、21……外側巻線、22
……外側ボビン、23……溝枠、24……下鍔、
26……中心孔、27……樹脂注入孔、28……
上鍔、29……保護ケース、30……絶縁樹脂。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 磁心に内側巻線を巻回した内側ボビンを装着す
    るとともに、この内側ボビンの外周に外側巻線を
    巻回した外側ボビンを装着することにより構成し
    たトランス本体を、保護ケース内に絶縁樹脂とと
    もに収納することにより構成され、上記内側ボビ
    ンの下鍔にリード引出し用と絶縁樹脂注入用の溝
    を設けるとともに上鍔に切欠部を設け、外側ボビ
    ンの内側ボビンの上鍔を被う上鍔に外側ボビンの
    内側ボビンをはめこむ中心孔に連通しかつ内側ボ
    ビンの上鍔の切欠部に対応する絶縁樹脂注入用の
    孔を設けたトランス。
JP1978183213U 1978-12-29 1978-12-29 Expired JPS6228735Y2 (ja)

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JP1978183213U JPS6228735Y2 (ja) 1978-12-29 1978-12-29

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JP1978183213U JPS6228735Y2 (ja) 1978-12-29 1978-12-29

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Publication Number Publication Date
JPS55101033U JPS55101033U (ja) 1980-07-14
JPS6228735Y2 true JPS6228735Y2 (ja) 1987-07-23

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ID=29194874

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Families Citing this family (6)

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JPS55101033U (ja) 1980-07-14

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