JPS62287244A - 写真処理廃液の処理方法 - Google Patents

写真処理廃液の処理方法

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JPS62287244A
JPS62287244A JP13209886A JP13209886A JPS62287244A JP S62287244 A JPS62287244 A JP S62287244A JP 13209886 A JP13209886 A JP 13209886A JP 13209886 A JP13209886 A JP 13209886A JP S62287244 A JPS62287244 A JP S62287244A
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treatment
liquid
acid
photographic processing
solution
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JP13209886A
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English (en)
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Satoru Kuze
哲 久世
Shigeharu Koboshi
重治 小星
Yoko Matsushima
松島 陽子
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Konica Minolta Inc
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C5/00Photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents
    • G03C5/26Processes using silver-salt-containing photosensitive materials or agents therefor
    • G03C5/395Regeneration of photographic processing agents other than developers; Replenishers therefor
    • G03C5/3952Chemical, mechanical or thermal methods, e.g. oxidation, precipitation, centrifugation

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 [産業上の利用分野] 本発明は、写真用自動現像機による写真感光材料の現像
処理に伴ない発生する廃液(本明細書において写真処理
廃液ないし廃液と略称)を処理する方法に関する。更に
詳細には、ハロゲン化銀写真処理廃液の無公害化処理方
法に関するものである。
[発明の背景] 現在各種製造業により排出される莫大な量の廃液は、一
部で公害という大きな社会問題となっていることは周知
のとおりである。自動現像機から排出される写真処理廃
液についても、全く同様の問題か提起されているが、種
々の有tj&物、無機物か混在している写真処理廃液の
性質上、その処理には大きな困難が伴ない、経済的てか
つ簡便な方法のないのか現状であった。この点について
詳述すれば次の通りである。
一般に、ハロゲン化銀写真処理廃液の写真処理は、黒白
感光材料の場合には現像、定着、水洗等、カラー感光材
料の場合には発色現像、漂白定着(又は漂白、定着)、
水洗、安定化等の機走の1つ又は2つ以上を有する処理
液を用いた工程を組合せて行なわれている。
そして、多量の感光材料を処理する写真処理においては
、処理によって消費された成分を補充し、一方、処理に
よって処理液中に溶出或は蒸発によって濃厚化する成分
く例えば現像液における臭化物イオン、定着液における
銀錯塩のような)を除去して処理液成分を一定に保つこ
とによって処理液の性能を一定に維持する手段が採られ
ており、上記補充のために補充液が処理液に補充され、
上記写真処理における濃厚化成分の除去のために処理液
の一部が廃棄されている。
近年、補充液は水洗水を含めて公害上や経済的理由から
、補充の量又は水洗水量を大幅に減少させたシステムに
変わりつつあるが、写真処理廃液は自動現像機の処理槽
から排液管によって導かれ、水洗水の廃液や自動現像機
の冷却水等で稀釈されて下水道等に廃棄されている。
しかしながら、近年の水質汚濁防止法や各都道府県条例
による公害規制の強化により、水洗水や冷却水の下水道
や河川への廃棄は回旋であるが、これら以外の写真処理
液〔例えば、現像液、定着液、発色現像液、漂白定着液
(又は漂白液、定着液)、安定液等〕の廃棄は、実質的
に不可能となっている。このため、各写真処理業者は廃
液を専門の廃液処理業者に回収料金を払って回収しても
らったり公害処理設備を設置したりしている。
しかしながら、廃液処理業者に依託する方法は、廃液を
貯めておくのにかなりのスペースが必要となるし、また
コスト的にも極めて高価であり、さらに公害処理設備は
初期投資(イニシャルコスト)か極めて大きく、整備す
るのにかなり広大な場所を必要とする等の欠点を宥して
いる。さらに具体的には、写真処理廃液の公害負荷を低
減させる無公害化処理方法としては、活性汚泥法(例え
ば、特公昭51−12943号及び特公昭51−795
2号等)、蒸発法(特公昭56〜:l399&号、特開
昭49−89437号及び同5B−3:1996号等)
、電解酸化法(特開昭413−84462号、同49−
119458号、特公昭53−43478号、特開昭4
9−119457号等)、イオン交換法(特公昭51−
37704号、特開昭53−:183号、特公昭53−
43271号等)、逆浸透法(特開昭50−22463
号等)、化学的処理法(特開昭49−64257号、特
公昭57−37:196号、特開昭53−12152号
、同4!]−58833号、同53−6175:I号、
特公昭57−:17395号等)等が知られているか未
だ十分ではない。
一方、水資源面からの制約、給排水コストの上昇、自動
現像機設備における簡易さと、自動現像機周辺の作業環
境上の点等から、近年、水洗に替わる安定化処理を用い
、自動現像機外に水洗の給排水のための配管を要しない
自動現像機(いわゆる無水洗自動現像機)による写真処
理か普及しつつある。このような処理ては処理液の温度
コントロールのための冷却水も省略されたものか望まれ
ている。このような実質的に水洗水や冷却水を用いない
写真処理ては自動現像機からの写真処理廃液は水洗処理
かある場合と比べて水によって稀釈されないためその公
害負荷が極めて大きく一方に於て廃液量か少ない特徴か
ある。従って、この廃液量か少ないことにより、給廃液
用の機外の配管を省略てき、それにより従来の自動現像
機の欠点と考えられる、配管を設置するために設置後は
移動か困難てあり1足下スペースか狭く、設置時の配管
工事に多大の費用を要し、温水供給用のエネルギー費を
要する等の欠点が全て解消され、オフィスマシンとして
使用できるまてコンパクト化、簡易化が達成されるとい
う極めて大きい利点か発揮される。
しかしながら、この反面、その廃液は極めて高い公害負
荷を有しており、河川はもとより下水道にさえ、その公
害規制に照してその廃棄は全く不可能となってしまう、
さらにこのような写真処理(実質的に水洗を行わない処
理)の廃液量は少ないとはいえ、比較的小規模な処理で
も、例えばXレイ感光材料の処理で1日に101、印刷
製版用感光材料の処理て、1日に30文、カラー感光材
料の処理ては1日に50!l程度となり、その廃液の処
理は、近年益々大きな問題となりつつある。
写真処理廃液の処理を容易に行うことを目的として、写
真処理廃液に2価の金属イオンを添加し加熱して水分を
蒸発乾固する方法が特公昭56−33996号に示され
ているが、この技術にしたところが写真処理廃液を蒸発
濃縮ないし乾固する際に用いる蒸発釜の中に大量の沈澱
物が溜まるため、蒸発効果が悪く、また釜底に沈澱物の
固着ないし焼付きが生じて蒸発釜を破損し易いという欠
点がみら。
れる、またさらに、近年の低補充量化、コンパクトラボ
化による低更新率化、及び迅速処理化による処理液の高
温処理化等により蒸発量はさらに増加する傾向にあり、
このため前記欠点はさらに拡大される傾向にある。
[目的] 本発明は、写真処理廃液の無公害化の前段処理として固
・液分離を行い、二次処理を容易にかつ効率的に行い得
る写真処理廃液の処理方法を提供することを目的とする
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成する本発明に係る写真処理廃液の処理方
法は、写真処理廃液にバリウム塩を添加し、沈殿物と液
体とに固・液分離し、分離された液体について二次処理
を行うことを特徴とする。
本発明法の好ましい実施態様は、■分離された液体に対
し下記(A)〜(1)から選ばれる少なくとも1つの二
次処理を行うこと、即ち、(A)吸M次処理、(8)紫
外線照射処理、(C)逆侵透処理、(D)酸化剤処理、
(E)電解酸化処理、(F)エアレージコン処理、(G
)電気透析処理、(H)再蒸留処理、(+)イオン交換
樹脂処理を行うこと、■写真処理廃液として、水洗代替
安定液を少なくとも1部含有すること、■前記二次処理
が、吸着処理、酸化剤添加処理又は逆侵透処理の少なく
とも1つであること、■前記二次処理が蒸留処理である
こと、■バリウム塩を添加する写真処理廃液のpHか1
0以上にされていること、である。
以下、本発明について詳述する。
写真処理廃液中にバリウム塩、例えばBaC1z等を添
加すると、写真処理廃液中の有機酸、たとえばチオ硫酸
ナトリウム等と反応して塩を形成し1例えばチオ硫酸バ
リウム、チオ硫#銀バリウム、亜硫酸バリウム、炭酸バ
リウム等として沈殿する。そして前記バリウム塩と反応
性を有しない成分や反応しても沈澱性の塩にならなかっ
た成分は溶解状態でBOD値、 COD値の低い液体(
上澄液)として分離されるのである。ここに本発明に用
いられるバリウム塩としては、  BgClz、Ha(
NOz)z、BaBr2. Ba1t、BaO等が適当
である。
本発明においても後述の如く二次処理か必要とされるが
、予め写真処理廃液にバリウム塩を添加して固・液分離
するのて次のような効果が得られる。即ち。
■写真処理液成分を沈殿させ除去すると同時に。
廃液中の銀イオンも沈殿させ除去1回収てきる。
■二次処理時に発生する有害ガス(亜硫酸gas等)を
著しく減少させ得る。
■固形物の焼付き等がなく蒸留釜を破損させない。
■写真処理液成分の大半を除去するため、二次処理が極
めて容易となり、エネルギーコストが少なくてすむ。
等の効果があり、固・液分離により得られた固形分(沈
澱物)は焼却、埋立など通常の方法により、液体も以下
の方法により二次処理を受け、無公害化処理される。
本発明で添加するバリウム塩の割合は、写真処理廃液の
種類、濃度、更には使用するバリウム塩の種類等により
異なるが、写真処理液のオーバーフロー分である写真処
理廃液に対してO,1wt%〜:10wt%か好ましく
、より好ましくは2wt%〜15wt%が適当である。
本発明によって処理される写真処理廃液は、バリウム塩
を添加する前に又は添加してからpo 10以上にされ
る際に、沈澱生成速度が速まるために1本発明では好ま
しく用いられる。該p11調整に用いるアルカリは任意
である。
本発明における固・液分離の方法は、特に制限を受けず
、静置ないし放置しておくこと、遠心分離すること等任
意である。
次に、固・液分離により得られた液体の二次処理につい
て述べる。
本発明の吸着処理としては、活性炭処理が好ましい、用
いる活性炭は、ベンジルアルコール、アンモニウム化合
物、イオウ化合物の少なくとも1つの物質に吸着能力の
あるいかなる活性炭でもよい、活性炭の原料には木材、
ノコギリクズ、やし殻、リグニン、牛の骨、亜炭、カッ
炭、泥炭、石炭等、いずれのものが使用されてもよい、
形態上粉末活性炭と粒状活性炭があるが、本発明はいず
れであってもよい。粉末活性炭を製造するには、原料を
粉砕した後、高熱下で炭化させて活性化を行う。場合に
より高熱下で水蒸気を通して活性化したり、塩化亜鉛、
リン酸、硫酸、アルカリ等の溶液に浸してから焼成し、
炭化して活性化を行うこともある。その低減圧下で強熱
したり、空気。
二酸化炭素、塙素ガス中て加熱し、木炭の一部を酸化し
活性化する方法もある。活性化を行ったものは通常灰分
や薬品を除去するため洗浄し、粉砕し、乾燥させて粉末
活性炭を製造する。粒状活性炭は粉砕した木炭粉をター
ル、ピッチ等を粘結剤として一定粒度に成形し、乾燥し
焼結し、活性化を行う、またやし殻や石炭類を使用する
ときは粉砕し、篩分けを行ってから高熱下で炭化させ活
性化し1粒状活性炭を得ることかできる。
本発明においては、原料及び活性化の方法の如何を問わ
ず、また粉末、粒状いずれの活性炭でも使用てき、好ま
しくは粒状活性炭てあり、特に好ましくはやし殻活性炭
と分子篩能を持つ活性炭である。ここて分子篩能を持つ
活性炭とはスリット状の細孔を持つものであり、その細
孔の大きさは6Å以上、巾15Å以下か望ましい。かか
る分子篩能を持つ活性炭については、特開昭58−14
831号公報の記載内容を参照することができる。
本発明の吸着処理等に用いる吸着性物質としては、活性
炭の他1次のような物質を用いることもできる。
(1)粘土物質 (2)ポリアミド系高分子化合物 (3)ポリウレタン系高分子化合物 (4)フェノール樹脂 (5)エポキシ樹脂 (6)ヒドラジド基を有する高分子化合物(7)ポリテ
トラフルJ+jエチレンを含有する高分子化合物 (8)1価又は多価アルコールメタクリル酸モノエステ
ル−多価アルコールメタクリル酸(9)ポリエステル共
重合体 これら(1)〜(9〕の物質の詳細については、特願昭
59−124639号(特に第62〜66頁)の記載内
容を参照てきる。
本発明における紫外線照射処理て使用される紫外線は一
般に市販されている紫外線ランプ又は紫外線照射装置や
ハロゲンランプ等によって得ることかてきるが特に限定
されるものではない。該紫外線ランプ又は紫外線照射装
置やハロゲンランプ等は例えば、東京芝浦電気社、ウシ
オ電気社、三共電気社等による市阪品より入手すること
かてきる。この紫外線ランプ等の出力は、出力5w〜l
K19のものが知られているが、これに限定されるもの
ではない。また本発明において紫外線ランプから19o
n−〜400n+sの範囲をはずれる波長の電磁波及び
光が発生し、写真処理廃液から得られた蒸留水に照射さ
れてもよい、また赤外線等の併用を行ってもよい。
本発明に用いられる紫外線ランプ等は、2重管とするこ
ともできる。
本発明において、紫外線照射するとは、紫外線ランプ等
を用いて写真処理廃液の固・液分離によって得られた液
体に紫外線照射することを意味し、これらの紫外線照射
は該液体に対して連続的に行われてもよいし、必要に応
じて間欠的に行われてもよい。
本発明で用いる逆侵透処理においては、各種の逆浸透膜
、逆浸透膜を用いた脱塩・濃縮方法及び装置か制限なく
利用てきる。逆浸透膜としては、酢酸セルロース、芳香
族ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリサルフオン
が好ましく、特に酢酸セルロースか好ましく用いられる
。これらの逆浸透膜を使ったモジュールとしては、東洋
紡績株式会社、東し株式会社、東洋曹達株式会社、Du
 Pont社及びPatersqn 0andy In
ternationa1社製等があり、また逆侵透処理
に用いられる装置(逆浸透装置)については、笹倉機械
株式会社、栗田工業株式会社、エバラインフィルコ株式
会社等が製造版売している。
逆浸透装置は、40にg/cば〜55にg/cゴの圧力
で運転されることが、分離性部、処理偉力の点から好ま
しい。
本発明の酸化剤添加処理に用いられる酸化剤は、金属、
非金属の酸化物、酸化物酸素酸及びその塩、過酸化物、
有機の酸素を含む化合物等がこれに屈する。#化物とし
て過酸化窒素NOx 、無水クロム酸Cr0t、二酸化
セレンSeO2、二酸化マンガンMnO,、二酸化鉛P
bO2,四酸化オスミウムOs’、。
酸化銀Ag2O、酸化銅CuO、酸化水銀HgO等が挙
げられる。酸素酸としては熱濃硫酸112SO4,亜硝
酸11NO2、硝酸等)INO,か挙げられる。塩とし
ては次亜塩素酸ナトリウムNa0C文 、さらし粉Ca
OC12、重クロム酸カリウムに、Cr、O,、クロム
酸カリウムKtCr204、過マンガン酸カリウムKM
nO,、塩素酸カリウムKC立03、過塩素酸カリウム
KCl0.が等が挙げられる。過酸化物としては過酸化
水素H202、過酸化ナトリウムNa2O2、過酸化ヘ
ンシイ)’v (C6HsCOO) 2等か代表的なも
のである。2種以上の原子価をとりうる物質、例えば3
価の鉄イオンFeコ・、2価の銅イオンCuハ、四酢酸
鉛Pb(f:HiCOz)4等も挙げられる。その他フ
ェントン試薬(Fe”+ H21)2) 、脱水素触媒
(Pt、 Se、 Zn)等も酸化剤として用いること
かてきる。
本発明に用いる電解酸化処理とは、電解によって陽極て
物質を酸化する方法てあり、陽イオンの陽電荷の増加、
陰イオンの陰電荷の減少、陰イオンの重合、原子団中の
酸素原子の増加及び水素原子の減少のいずれの方式のも
のでもよく、かかる電解耐化か酸化剤による酸化に比べ
てすぐれている点は、非常に強い酸化か行いうるという
こと、副生成物か少ないということである。
本発明におけるエアレーション処理とは、写真処理廃液
の固・液分離によって得られた液体にエアー送付するこ
と〔2よって酸化促進することてあり、ディストリビュ
ータ−等を用いてエアー泡ヲよつ細かくすることか好ま
しく、これによってバブリング効果の向上を図り、有機
溶媒等の除去効率を高めることかてきる。
本発明の電気透析処理とは、電気透析槽の陰極と陽極の
間か隔膜で仕切られ、仕切られた室に写真処理廃液の固
・液分離によって得られた液体を入れ電極に直流を通じ
ることである。
好ましくは隔膜がイオン交換膜であることてあり、更に
好ましくは陰極と陽極の間か陰イオン交換膜と陽イオン
交換膜とにより仕切られて、陰極室、複数の濃縮室(陰
極側が陰イオン交換膜、陽極側が陽イオン交換膜て仕切
られた室)、複数の脱塩室(陰極側が陽イオン交換波、
陽極側か陰イオン交換膜で仕切られた室)及び陽極室と
からなることである。写真処理廃液の固・液分離によっ
て得られた液体は好ましくは脱塩室へ入れるか濃縮室へ
入れることも好ましいことである。濃縮室、陽極室に入
れる電解質溶液は別に限定されるものてはなく、例えば
亜硫酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム、
硫酸カリウム、チオ硫酸ナトリウム等の0.1〜2Nの
溶液を好ましく用いることかてきる。このとき、定着歯
を有する処理液(漂白定着液又は定着液)又はその廃液
を濃縮室、陽極室に入れる電解質溶液として用いると、
電解質溶液を必要とせず、非常に好ましい。
本発明に用いる蒸留処理とは、写真処理廃液の固・液分
離によって得られた液体に対して蒸留処理することをい
い、所謂精留操作の1つである。回分蒸留(単蒸留、回
分精留を含む)でも連続蒸留てもよく、連続精留に対す
る連続平衡蒸留法も採用てきる。蒸留処理によって純水
(人以外の留分の著しく少ないもの)を得ることは写真
処理液に有効に水分(例えば溶解水)を供給できる点て
好ましい。また共沸蒸留及び抽出蒸留において適当な分
離剤を用いることか有利である0本発明においては、所
謂水蒸気蒸留によっても二次処理効果か得られる。なお
操作圧についても高圧蒸留、常圧蒸留、真空蒸留及び分
子扉留のいずれであてもよい。
本発明におけるイオン交換樹脂処理とは、各種のイオン
交換樹脂と、写真処理廃液の固・液分離によって得られ
た液体とを接触させることによって行うことがてき、イ
オン交換樹脂としては三次元に重縮合した高分子基体に
官爺基を結合したちのて、陽イオン交換樹脂と陰イオン
交換樹脂、キレート樹脂、吸着樹脂等がある。
本発明に好ましく用いられるイオン交換樹脂の化学構造
例や用法については、特願昭59−124639号(特
に第54〜57頁)の記載内容を参照できる。
本発明によって処理される写真処理廃液は、そのpt+
値はそのままてもよいが、pH10以上、好ましくはl
015以上てバリウム塩を添加し固・液分離処理すると
鉄分も沈澱物として分離てきるため好ましい。
また各種の消泡剤(例えばシリコーン系化合物等)を用
いることにより、写真処理液の固・液分離によって得ら
れた液体中に存在する又は感光材料から溶出する活性剤
による二次処理時の発泡を押えることがてきて極めて有
利である。
本発明は、後記実施例に示すように、各写真処理槽CD
(発色現像Iiり、BF(漂白定着槽、又は漂白槽と定
着槽等)、sb(水洗代替安定槽)に写真処理廃液中の
成分に相違が有るため、全ての写真処理廃液を一括処理
せず、各写真処理槽毎に、若しくは2又は3以上の群に
分けられた処理槽の廃液毎にストックタンクを用意して
別々に処理する場合も含まれる。特に、銀の回収の点及
び溶解水として利用する観点から発色現像槽CDの廃液
と、漂白定着槽BF及び水洗代替安定槽sbの廃液とを
分は別々に処理し、前者の発色現像槽CDからの二次処
理水を発色現像槽CDに用い、後者の漂白定着槽BF及
び水洗代替安定槽sbからの二次処理水を漂白定着槽B
F及び/又は水洗代替安定槽sbに用いると有利である
なお、本発明において蒸留処理する場合、乾固するまて
蒸発してもよいが、濃縮で止めてもよい、ここて濃縮と
は、廃液体積を写真処理液の固・液分離によって得られ
た液体の体積の2分の1以下にすることてあり、廃棄の
点からは4分の1以下が好ましく、更に好ましくは5分
の1以下てあり、最適には、10分の1以下である。
次に、本発明による処理を行うことかてきる写真処理廃
液の代表例について詳述する。但し、以下には処理され
る写真材料がカラー用である場合の写真処理液について
主に述べるが、写真処理廃液はこれら写真処理液を用い
てハロゲン化銀カラー写真材料を処理する際に出るオー
バーフロー液か本発明に好ましく用いられる。
発色現像液は発色現像処理工程(カラー色画像を形成す
る工程てあり、具体的には発色現像主薬の酸化体とカラ
ーカプラーとのカップリング反応によってカラー色画像
を形成する工程)に用いる処理液であり、従って1発色
現像処理工程においては通常発色現像液中に発色現像主
薬を含有させることか必要であるが、カラー写真材料中
に発色現像主薬を内蔵させ、発色現像主薬を含有させた
発色現像液又はアルカリ液(アクチベーター液)て処理
することも含まれる1発色現像液に含まれる発色現像主
薬は芳香族第1級アミン発色現像主薬であり、アミノフ
ェノール系及びp−フェニレジンアミン系誘導体が含ま
れる。これらの発色現像主薬は有機酸及び無機酸の塩と
して用いることができ、例えば塩酸塩、硫酸塩、燐酸塩
、p−トルエンスルホン酸塩、亜硫酸塩、シュウ酸塩、
ベンゼンジスルホン酸塩等を用いる。これらの化合物は
一般に発色現像液IJIについて約0.1g〜約30g
の濃度、更に好ましくは、発色現像液1文について約1
g〜15gの濃度で使用される。
上記アミノフェノール系現像剤としては例えば、0−ア
ミノフェノール、p−アミノフェノール、5−アミノ−
2−オキシ−トルエン、2−アミノ−3−オキシ−トル
エン、2−オキシ−3−アミノ−1,4−ジメチル−ベ
ンゼン等が含まれる。
発色現像液は、現像液に通常用いられるアルカリ剤、例
えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化アンモ
ニウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、硫酸ナトリウ
ム、メタホウ酸ナトリウムまたは硼砂等を含むことがあ
り、更に種々の添加剤、例えばベンジルアルコール、ハ
ロゲン化アルカリ金属、例えば、臭化カリウム、または
塩化カリウム等、あるいは現像調節剤として例えばシト
ラジン酸等、保恒剤としてヒドロキシルアミンまたは亜
硫酸塩等を含有することもある。さらに各種消泡剤や界
面活性剤を、またメタノール、ジメチルホルムアミドま
たはジメチルスルホキシド等の有機溶剤等を適宜含有す
ることもある。なお、該発色現像液のpHは通常7以上
であり、好ましくは約9〜13である。
近時、処理液の調整の容易さや、無公害化の観点から、
ベンジルアルコールを実質的に含有しない発色現像液が
用いられるようになってきているが、本発明の処理は、
かかるペンシルアルコールを含有しない発色現像液を含
む写真処理廃液にも好適に用いられる。
また、発色現像液には必要に応じて酸化防止剤としてジ
エチルとドロキシアミン、テトロン酸、テトロンイミド
、2−アニリノエタノール、ジヒドロキシアセトン、芳
香族第2アルコール、ヒドロキサム酸、ペントースまた
はヘキソース、ピロガロール−1,コージメチルエーテ
ル等が含有されてもよい、更に発色現像液中には、金属
イオン封鎖剤として1種々なるキレート剤が併用されて
もよい。例えば該キレート剤としてエチレンジアミン四
酢酸、ジエチレントリアミノ五酢酸等のアミノポリカル
ボン酸、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホ
ン酸等の有機ホスホン酸、アミノトリ(メチレンホスホ
ン酸)もしくはエチレンジアミンテトラメチレンホスホ
ン酸等のアミノポリホスホン酸、クエン酸もしくはグル
コン酸等のオキシカルボン酸、2−ホスホノブタン−1
,2,4−トリカルボン酸等のホスホノカルボン酸、ト
リポリリン酸もしくはヘキサメタリン酸等のポリリン酸
、ポリヒドロキシ化合物等か挙げられる。
漂白定着液は漂白定着工程(現像によって生成した金属
銀を酸化してハロゲン化銀に代え、次いて水溶性の錯体
を形成すると共に発色剤の未発色部を発色させる工程)
に用いられる処理液であり、該漂白定着液に使用される
漂白剤はその種類を問わない。例えば有機酸の金属錯塩
は、アミノポリカルボン酸又は蓚酸、クエン酸等の有機
酸で鉄、コバルト、銅等の金属イオンを配位したもので
ある。このような有機酸の金属錯塩を形成するために用
いられる有機酸としては、ポリカルボン酸またはアミノ
ポリカルボン酸か挙げられる。これらのポリカルボン酸
またはアミノポリカルボン酸はアルカリ金属塩、アンモ
ニウム塩もしくは水溶性アミン塩てあってもよい。これ
らの具体例としてはエチレンジアミンテトラ酢酸、ジエ
チレントリアミンペンタ酢酸、エチレンジアミン−N−
(β−オキシエチル)−14,N、N−トリ酢酸、プロ
ピレンジアミンテトラ酢酸、ニトリロトリ酢酸、シクロ
ヘキサンジアミンテトラ酢酸、イミノジ酢酸、ジヒドロ
キシエチルグリシン、クエン酸、酒石酸、エチルエーテ
ルシアミンテトラ酢酸、グリコールエーテルジアミンテ
トラ酢酸、エチレンジアミンテトラプロピオン酸、フェ
ニレンジアミンテトラ酢酸、エチレンジアミンテトラ酢
酸ジナトリウム塩、エチレンシアミンテトラ酢酸テトラ
(トリメチルアンモニウム)塩、エチレンシアミンテト
ラ酢酸テトラナトリウム塩、ジエチレントリアミンペン
タ酢酸ペンタナトリウム塩、エチレンジアミン−N−(
β−オキシエチル)−N、N、N−)−り酢酸ナトリウ
ム塩、プロピレンジアミンテトラ酢酸ナトリウム塩、ニ
トリロ三酢酸ナトリウム塩、シクロヘキサンジアミンテ
トラ酢酸ナトリウム塩等が挙げられ、これらの漂白剤は
5〜450g/Jl、より好ましくは10〜150g/
lて使用される。該漂白定着液には前記の如き漂白剤以
外にハロゲン化銀定着剤を含有し、必要に応じて保恒剤
として亜硫酸塩を含有する組成の液が適用される。また
、エチレンジアミン四酢酸鉄(I6)錯塩漂白剤と前記
のハロゲン化銀定着剤の他の臭化アンモニウムの如きハ
ロゲン化物を少量添加した組成からなる漂白定着液、あ
るいは逆に臭化アンモニウムの如きハロゲン化物を多量
に添加した組成からなる漂白定着液、さらにはエチレン
ジアミン四酢酸鉄(I[[)錯塩漂白剤と〉量の臭化ア
ンモニウムの如きハロゲン化物との組合わせからなる組
成の特殊な漂白定着液等が用いられることがある。前記
ハロゲン化物としては、臭化アンモニウムの他に塩化水
素酸、臭化水素酸、臭化リチウム、臭化ナトリウム、臭
化カリウム、沃化ナトリウム、沃化カリウム、沃化アン
モニウム等も使用することかできる。
漂白定着液に含まれる前記ハロゲン化銀定着剤としては
通常の定着処理に用いられるようなハロゲン化銀と反応
して水溶性の錯塩を形成する化合物1例えば、チオ硫酸
カリウム、チオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸アンモニウム
の如きチオ硫酸塩、チオシアン酸カリウム、チオシアン
酸ナトリウム、チオシアン酸アンモニウムの如きチオシ
アンm塩、チオ尿素、チオエーテル等がその代表的なも
のである。これらの定着剤は5g/fL以上、溶解でき
る範囲の量で使用されるが、一般には70g〜250g
/立で使用される。
なお、漂白定着液には硼酸、硼砂、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭
酸ナトリウム、重炭酸カリウム、酢酸、酢酸ナトリウム
、水酸化アンモニウム等の各種pH9衝剤を単独あるい
は2種以上組合わせて含有することかある。さらにまた
、各種の蛍光増白剤や消泡剤あるいは界面活性剤を含有
することかある。またヒドロキシルアミン、ヒドラジン
アルデヒド化合物の重亜¥を酸付加物等の保恒剤。
アミノポリカルボン酸等の有機キレート化剤あるいはニ
トロアルコール、硝酸塩等の安定剤、メタノール、ジメ
チルスルホアミド、ジメチルスルホキシド等の有機溶媒
等を適宜含有することもある。更には、漂白定着液は、
特開昭46−280号、特公昭45−8506号、同4
6−556号、ベルギー特許第770,910号、特公
昭45−8836号、同53−9854号、特開昭54
−71634号及び同49−42349号等に記載され
ている種々の漂白促進剤を添加することがある。
果白定着液のpl+は4.0以上で用いられるが、一般
にはpH5,0以上pH9,5以下で使用され、望まし
くはpl+ 6.0以上pl+ 8.5以下で使用され
、更に述べれば最も好ましいpHは6.5以上8.5以
下で処理される。
なお、漂白定着処理は、前記漂白剤を主成分とする漂白
液による漂白処理と、前記定着剤を主成分とする定着液
による定着処理とに分離されて実施される場合もある。
水洗代替安定液は通常の安定化処理てはなく水洗代替処
理てあり、特開昭58−134636号等の他、特願昭
58−2709号等に記載のような画像安定化処理をさ
し、実質的に水洗処理をなくすためのものである。従っ
て処理浴の名称は必ずしも安定化処理てなくてもよい。
本発明において水洗代替安定化処理と組合せると、特に
無廃液写真処理システムが可能となり好ましい。特に外
部から補給すべき水分の一部を写真処理廃液から補うこ
とができ、従来存在しない写真処理システムを提供てき
る。
安定液にはカラー画像を安定化させる機能の処理と水洗
ムラ等の汚染を防止する水切り浴的機能の安定液もある
。他にはカラー画像を着色する着色調整液や、帯電防止
剤を含んだ帯電防止液もこれらの安定液に含まれる。安
定液には前浴から漂白定着成分が持ち込まれるときには
、これらを中和化、脱塩及び不活性化し色素の保存性を
劣化させない工夫がされる。
このような安定液に含まれる成分としては鉄イオンとの
キレート安定度定数が6以上(特に好ましくは8以上)
であるキレート剤かある。これらのキレート剤は、有機
カルボン酸キレート剤、有機リン酸キレート剤、ポリヒ
ドロキシ化合物、無機リン酸キレート剤等があり、なか
でも好ましいキレート剤としては、エチレンジアミンジ
オルトヒトロキシフェニル酢酸、ニトリロ三酢酸、ヒド
ロキシエチレンジアミン三酢酸、ジエチレントリアミン
五酢酸、ヒトロキシエチルイミノニ詐酸、ジアミノプロ
パノール四酢酸、エチレンジアミンテトラキスメチレン
ホスホン酸、ニトリロトリメチレンホスホン酸、■−ヒ
トロジシエチリデンー1.1−ジホスホン酸、1.1−
ジホスホンエタン−2−カルボン酸、2−ホスホノブタ
ン−1,2,4−)−リカルボン酸、1−ヒドロキシ−
1−ホスホノプロパン−1,2,3−トリカルボン酸、
カテコール−3,5−ジスルホン酸、ビロリン酸ナトリ
ウム、テトラポリリン酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸
ナトリウムかあり。
本発明の効果のために特に好ましくはジエチレントリア
ミン五酢酸、l−ヒドロキシエチリデン−1,】−ジホ
スホン酸やこれらの塩である。これらの化合物は一般に
安定液1見について約0.1g〜lOgの濃度、更に好
ましくは、安定液11について約0.5g〜5gの濃度
で使用される。
安定液に添加される化合物としては、アンモニウム化合
物かある。これらは各種の無機化合物のアンモニウム塩
によって供給されるが、具体的には水酸化アンモニウム
、臭化アンモニウム、炭酸アンモニウム、塩化アンモニ
ウム、次亜リン酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、
亜リン酸アンモニウム、フッ化アンモニウム、酸性フッ
化アンモニウム、フルオロホク酸アンモニウム、ヒ酸ア
ンモニウム、炭酸水素アンモニウム、フッ化水素アンモ
ニウム、硫酸水素アンモニウム、硫酸アンモニウム、ヨ
ウ化アンモニウム、硝酸アンモニウム、五ホウ酸アンモ
ニウム、酢酸アンモニウム。
アジピン酸アンモニウム、ラウリルトリカルボン酸アン
モニウム、安息香酸アンモニウム、カルバミン酸アンモ
ニウム、クエン酸アンモニウム、ジエチルジチオカルバ
ミン酸アンモニウム、ギ酸アンモニウム、リンゴ酸水素
アンモニウム、シュウ酸水素アンモニウム、フタル酸水
素アンモニウム、酒石酸水素アンモニウム、乳酸アンモ
ニウム、リンゴ酸アンモニウム、マレイン酸アンモニウ
ム、シュウ酸アンモニウム、フタル酸アンモニウム、ピ
クリン酸アンモニウム、ピロリジンジチオカルバミン酸
アンモニウム、サルチル酸アンモニウム、コハク酸アン
モニウム、スルファニル酸アンモニウム、酒石酸アンモ
ニウム、チオグリコール酸アンモニウム、2,4.[1
−)−リニトロフェノールアンモニウム等である。これ
らのアンモニウム化合物の添加量は安定液11当り0.
05〜100gの範囲で使用され、好ましくは0.1〜
20gの範囲で用いられる。
安定液に添加される化合物としては、酢酸、硫酸、塩酸
、悄酸、スルファニル酸、水酸化カリウム、水酸化ナト
リウム、水酸化アンモニウム等のpl+調整剤、安息香
酸ソーダ、ヒドロキシ安息香酸ブチル、抗生物質、テヒ
トロ酢酸、ソルビン酸カリウム、サイアベンタゾール、
オルト−フェニルフェノール、5−クロロ−2−メチル
−4−イソチアゾリン−3−オン、2−オクチル−4−
インチアゾリン−3−オン、1−2−ペンツインチアゾ
リン−3−オンの他特願昭59−146325号(第2
6〜30頁)記載の防ハイ剤、水溶性全屈塩等の保恒剤
、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリ
ビニルピロリド:/ (PVP K−15、ルビス:f
f−ルに−17等)等の分散剤、ホルマリン等の硬膜剤
、蛍光増白剤等が挙げられる。なお、これらの添加化合
物の中でも特願昭58−58693号明細書に記載され
るアンモニウム化合物は画像被膜中にp++保存にとっ
て最適な弱酸性に調整する働きをする。アンモニウム化
合物とともに用いられる化合物としては酸があり、硫酸
、塩酸等が用いられる。とりわけ本発明においては、前
記防パイ剤を含有した水洗代替安定液を処理する際に、
例えば蒸発処理したとしてもタールの発生が少ないため
特に好ましい。
安定液のpH値は0.1〜10に調整され、好ましくは
2〜9、より好ましくはpu 4〜8.5で処理される
。また、安定化処理工程は多段槽とし、補充液は最終段
槽から補充し、順次前段槽にオーバーフローする逆流方
式にすることか補充量を少なくできて好ましい。安定化
処理の後には水洗処理を全く必要としないが、極〈短時
間での少量水洗によるリンス、表面洗浄等が必要に応じ
て行われることかある。
漂白定着処理工程に続き、実質的に水洗工程を経ずに直
接安定化処理を行うときは、漂白定着浴と安定化浴の間
に銀回収のための短時間の銀回収や溜水によるリンス等
が設けられることがある。
なお安定化処理の後、界面活性剤を含有する水切り浴等
を設:すてもよいが、好ましくは、銀回収浴、リンスお
よび水切り浴等は設けないことである。これらの付加処
理はスプレーや塗りっけ処理をすることもある。
また前記発色現像処理の後にコンディショニング槽が設
けられることがあり、該コンディショニング槽は現像を
停止させ、漂白反応を促進させるために使用し、漂白定
着液への現像剤の混入を防止し、その悪影響を少なくす
るために役立つものであり、該コンディショニング槽に
は例えば漂白促進剤とバッファー剤が含有される。該漂
白促進剤としては、一般には有機イオウ化合物が用いら
れ、メルカプト化合物やチオン化合物が使用される。更
に酢酸やクエン酸、コハク酸、硫酸、水酸化ナトリウム
等の酸やアルカリ剤かコンディショナーのpHを調整す
るために使用される。これらの漂白促進剤やバッファー
剤の添加量はコンディショナー12当り0.001gか
ら100gの範囲て使用される。また上記添加剤以外に
もキレート剤等を添加することもある。
処理される感光材料かネガ用である場合、該ネガ用安定
液には写真画像保存性改良のため、アルデヒド誘導体か
添加されることかある。
前記ネガ用安定液には必要に応じて各種の添加剤、例え
ば、シロキサン誘導体等の水滴ムラ防止剤、i酸、クエ
ン酸、燐酸、酢酸、あるいは水酸化ナトリウム、酢酸ナ
トリウム、クエン酸カリウム等のp++調整剤、カリ明
ばん、クロム明ばん等の硬膜剤、メタノール2エタノー
ル、ジメチルスルホキシド等の有機溶媒、エチレングリ
コール、ポリエチレングリコール等の調湿剤、その他色
調剤等処理効果を改善、拡張するための添加剤か加えら
れることかある。
また前記ネガ用安定液は前記した安定液と同様向流流路
長を長くするため2つ以上の区画に仕切られてもよい。
また補充液の作り方や補充量は前記安定液の場合と同様
てよい。
またカラーベーパー用発色現像液や安定液てスチルベン
系蛍光増白剤を用いることかある。
前記写真処理液の廃液に含まれる成分は、前記各種成分
ないし添加剤及び処理される写真材料から溶出し蓄積す
る成分等である。
[実施例] 以下、実施例によって本発明の詳細な説明するが、これ
により本発明の実施態様か限定されるものてはない。
サクラカラーSRペーパー(小西六写真工業社製)を絵
焼き後、次の処理工程と処理液を使用して連続処理を行
った。
基準処理工程 (1)発色現像  38°C3分 (2)漂白定着  38°C1分30秒(3)安定化処
理 25°C〜コ5°C3分(4)乾  燥  75°
C〜100°C約2分処理液組成 [発色現像タンク液] ペンシルアルコール        15+sJ1エチ
レングリコール         15m文亜硫酸カリ
ウム            2.0g臭化カリウム 
            1.3g塩化ナトリウム  
         0.2g炭酸カリウム      
      24.0g3−メチル−4−アミノ−N−
エチル−N−(β−メタンスルホンアミドエチル) アニリン硫酸塩           4.5g蛍光増
白剤(4,4=−ジアミノスチルベンズスルホン酸誘導
体)(商品名ケイコールPK−コンク(新日曹化工社製
) )      1.0gヒドロキシルアミン硫酸塩
      3.0g1−ヒドロキシエチリデン−1,
1− ニホスホン酸            0.4gヒドロ
キシエチルイミノジ酢酸    5、Og塩化マグネシ
ウム・6水塩      0.7g1.2−ヒドロキシ
ベンゼン−3,5−ジスルホン酸−二ナトリウム塩  
  0.2g水を加えて1文とし、水酸化カリウムと硫
酸てpH10,20とする。
[発色現像補充液コ ベンジルアルコール         20a見エチレ
ングリコール         20!1文亜硫酸カリ
ウム           3,0g炭酸カリウム  
          30.0gヒドロキシルアミン硫
酸塩      4,0g3−メチル−4−アミノ−N
−エチル−N−(β−メタンスルホンアミドエチル) アニリン硫酸塩           6.0g蛍光増
白剤(4,4”−ジアミノスチルベンズスルホン酸誘導
体)(商品名ケイコールPK−コンク(新日曹化工社製
) >      2.5g1−ヒドロキシエチリデン
−1,1− ニホスホン酸            0.5gヒドロ
キシエチルイミノジ酢酸    S、Og塩化マグネシ
ウム・6水塩      0.8g1.2−ヒドロキシ
ベンゼン−3,5−ジスルホン酸−二ナトリウム塩  
  0.3g水を加えて11とし、水酸化カリウムでp
H10,70とする。
[漂白定着タンク液] エチレンジアミンテトラ酢酸第2鉄 アンモニウム2水塩         50.Ogエチ
レンジアミンテトラ酢m      :1.0gチオ硫
酸アンモニウム(70%溶液)  100.0sJL亜
硫酸アンモニウム(40%溶液)    27.5置見
水を加えて全量を1!Lとし、炭酸カリウムまたは氷酢
酸てpH7,1に調整する。
[漂白定着補充液A] エチレンジアミンテトラ酢酸第2鉄 アンモニウム2水塩        26G、0g炭酸
カリウム            42.0g水を加え
て全量を11にする。
この溶液のpHは6.7±0.1である。
[漂白定着補充液B] チオ硫酸アンモニウム(70%溶液)  500.0m
M亜硫酸アンモニウム(40%溶液)   250.0
1旦エチレンジアミンテトラ酢酸     17.0g
氷酢酸               85.0置見水
を加えて全量をliとする。
この溶液のpHは5.3±0.1である。
[水洗代替安定タンク液及び補充液〕 エチレングリコール         1.0g1−ヒ
ドロキシエチリデン−1,1− ニホスホン酸(60%水溶液)      1.0gア
ンモニア水(水酸化アンモニウム 25%水溶液)             2.0g水
てl!;Lとし、硫酸でp)I 7.0とする。
自動現像機に上記の発色現像タンク液、漂白定着タンク
液及び安定タンク液を満し、前記サクラカラーSRベー
パー試料を処理しながら3分間隔毎に上記した発色現像
補充液と漂白定着補充液A、Bと安定補充液を定量カッ
プを通じて補充しながらランニングテストを行った。補
充量はカラーペーパー1rn’当りそれぞれ発色現像タ
ンクへの補充量として190■見、漂白定着タンクへの
補充量として漂白定着補充液A、B各々 50■文、安
定化槽への補充量として水洗代替安定補充液を2SOi
+見補充した。なお、自動現像機の安定化槽は試料の流
れの方向にt5116〜第3槽となる安定槽とし、最終
槽から補充を行い、最終槽からのオーハーフロー液をそ
の前段の槽へ流入させ、さらにこのオーバーフロー液を
またその前段の檜に流入させる多槽向流方式とした。
水洗代替安定液の総補充量か安定タンク容量の3倍とな
るまて連続処理を行った。
上記処理によって生じるオーバーフロー液であって、[
発色現像液のオーバーフロー液]:[際白定着液のオー
バーフロー液]:[水洗代替安定液のオーバーフロー液
]=3:3:5の比率て混合した液体に消泡剤アンチフ
オーム025(ダウコーニング社製)0.1g/lを加
えたのちKO)lでplllo、0とした写真処理廃液
液(A)について次の処理を行った。
実施例 1 写真処理廃液(A)!l当り BaC1x 30(Jg
を添加し、24時間放置後、上澄液を取り、ニクロム線
内蔵石英管7SOW2木を入れた蒸発釜を用いて液面て
1/10になるまて蒸発処理し、生じる蒸気を冷却して
得た蒸留液体を溶解水として漂白定着液を作成し前記現
像処理に用いたところ、写真性能に問題はみられなかっ
た。また突沸も生じなかった。
実施例 2 実施例1の固・液分離処理によって得られた液体をカル
ボン粒状活性炭TYPE SGL  (東洋カルボン社
製)をつめたカラムにて処理し、得られた二次処理液体
を用いて発色現像液を作り、現像処理したところ写真性
能に問題はみられなかった。
実施例 3 実施例1の固・液分離処理によって得られた液体を40
0Wの高圧水銀燈下にて4時間照射した後、得られた二
次処理液体を用いて漂白定着液を作り、現像処理したと
ころ写真性能に問題はみられなかった。
実施例 4 実施例1の固・液分離処理によって得られた液体を逆浸
透装置にて処理後、得られた二次処理液体を用いて発色
現像液を作り、現像処理したところ写真性能に問題はみ
られなかった。なお、逆浸透装置は、酢酸セルロース系
半透膜を合計0.82tn’組み込んたPaterso
n 0andy Internationa1社製のチ
ューブラ−型モジュールを用いた。液体を、上記半透膜
へ圧力55Kg/crn’、通水速度41/分で供給し
た。このときの膜透過水量は3.2文/分で回収率80
%に調整した。
実施例 5 実施例1の固・液分離処理によって得られた液体なH2
0t 50g/文を添加し2時間放置後、得られた二次
処理液体を用いて漂白定着液を作り、現像処理したとこ
ろ写真性能に問題はみられなかった。
実施例 6 実施例1の固・液分離処理によって得られた液体を電解
装置にて処理し、得られた二次処理液体を用いて水洗代
替安定液を作り、現像処理したところ写真性能に問題は
みられなかった。
実施例 7 実施例1の固・液分離処理によって得られた液体をエア
ーポンプにて空気を送り込み1時間経過後、得られた二
次処理液体を用いて水洗代替安定液を作り、現像処理し
たところ写真性能に問題はみられなかった。
実施例 8 実施例1の固・液分離処理によって得られた液体を再び
蒸留し、得られた二次処理液体を用いて漂白定着液を作
り、現像処理したところ写真性能に問題はみられなかっ
た。
実施例 9 実施例1の固・液分離処理によって得られた液体を電気
透析装置(特願昭59−96352号の実施例−3の装
置を用いた。)にて処理し、得られた二次処理液体を用
いて水洗代替安定液を作り、現像処理したところ写真性
能に問題はみられなかった。
実施例 10 実施例1の固・液分離処理によりて得られた液体をイオ
ン交換樹脂(アンバーライト IRA−400)て処理
して得られた二次処理液体を用いて水洗代替安定液を作
り現像処理したところ写真性能に問題はみられなかった
実施例 11 実施例9て得られた電気透析処理液体を1時間エアレー
ション処理したのち、得られた三次処理液体を用いて発
色現像液を作り、現像処理したところ写真性能に問題は
みられなかった。
実施例 12 実施例1〜11において BaC12に代えてBa(N
Oi) 2又はBaBr2を用いたと°ころ同様の効果
が得られることが確認された。
なお、本発明の二次処理をせずに発色現像液に用いると
、かぶりか生じる場合かあることが確認されており、二
次処理をしない場合は発色現像液以外の処理液に利用て
きる。
比較例 1 実施例1においてBaC見2を添加後静置することなく
、即ちそのまま蒸発釜で蒸発乾固させた。
この蒸発乾固を10回綴り返したところニクロム線内蔵
石英管の周囲に固形物の焼付きか生じ、エネルギー効率
が著しく低下した。一方、実施例1と同じ固・液分離後
の液体について、上記と同じ蒸発乾固を10回繰り返し
ても、ニクロム線内蔵石英管の周囲に変化はみられず、
エネルギー効率には少しの低下もみられなかった。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)写真処理廃液にバリウム塩を添加し、沈殿物と液
    体とに固・液分離し、分離された液体について二次処理
    を行うことを特徴とする写真処理廃液の処理方法。
  2. (2)前記分離された液体に対し下記(A)〜(I)か
    ら選ばれる少なくとも1つの二次処理を行うことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の写真処理廃液の処理
    方法。 (A)吸着処理、 (B)紫外線照射処理、 (C)逆侵透処理、 (D)酸化剤処理、 (E)電解酸化処理、 (F)エアレーション処理、 (G)電気透析処理、 (H)再蒸留処理、 (I)イオン交換樹脂処理
  3. (3)写真処理廃液として、水洗代替安定液を少なくと
    も1部含有することを特徴とする特許請求の範囲第1項
    又は第2項記載の写真処理廃液の処理方法。
  4. (4)前記二次処理が、吸着処理、酸化剤添加処理又は
    逆浸透処理の少なくとも1つであることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項〜第3項のいずれかに記載の写真処
    理廃液の処理方法。
  5. (5)前記二次処理が蒸留処理であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項〜第3項のいずれかに記載の写真
    処理廃液の処理方法。
  6. (6)バリウム塩を添加する写真処理廃液のpHが10
    以上にされていることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項〜第5項のいずれかに記載の写真処理廃液の処理方法
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4874530A (en) * 1986-12-05 1989-10-17 Knica Corporation Method for treating photographic processing waste solution
JP2008212796A (ja) * 2007-03-01 2008-09-18 Inst Nuclear Energy Research Rocaec 廃酸液の固化と安定化の方法

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