JPS62282800A - ガスシ−ルドア−ク溶接用ワイヤ - Google Patents
ガスシ−ルドア−ク溶接用ワイヤInfo
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- JPS62282800A JPS62282800A JP12365686A JP12365686A JPS62282800A JP S62282800 A JPS62282800 A JP S62282800A JP 12365686 A JP12365686 A JP 12365686A JP 12365686 A JP12365686 A JP 12365686A JP S62282800 A JPS62282800 A JP S62282800A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
3、発明の詳細な説明
(産業上の利用分野)
この発明は、炭酸ガス、アルゴン等の不活性ガス等のシ
ールドガス中において、半自動溶接ないしは自動溶接に
使用するに適したガスシールドアーク溶接用ワイヤに関
する。
ールドガス中において、半自動溶接ないしは自動溶接に
使用するに適したガスシールドアーク溶接用ワイヤに関
する。
′従来の技術)
従来、この種のガスシールドアーク溶接用ワイヤとして
は第1図乃至第4図に示すような種々の形状のものが知
られている。これらのワイヤlは長尺帯状の金属帯を従
来公知の連続成形により幅方向に折曲げ金属管(金属外
皮)2に成形し、金属管2の内部にフラックス粉末3を
充填した後、所定の線径(例えば、1.6 φ)に線引
きしたものである。第1図に示すワイヤ1の金属管2は
折曲げ端部を溶接部4により溶接したもので、このよう
に溶接部4で溶接すると金属管2の内部に空気や湿気等
の侵入がなく、フラックス粉末3の特性劣化が防止出来
ると共に、フラックス粉末3の洩れを防ぐことが出来、
ワイヤ1の送給性に優れる。
は第1図乃至第4図に示すような種々の形状のものが知
られている。これらのワイヤlは長尺帯状の金属帯を従
来公知の連続成形により幅方向に折曲げ金属管(金属外
皮)2に成形し、金属管2の内部にフラックス粉末3を
充填した後、所定の線径(例えば、1.6 φ)に線引
きしたものである。第1図に示すワイヤ1の金属管2は
折曲げ端部を溶接部4により溶接したもので、このよう
に溶接部4で溶接すると金属管2の内部に空気や湿気等
の侵入がなく、フラックス粉末3の特性劣化が防止出来
ると共に、フラックス粉末3の洩れを防ぐことが出来、
ワイヤ1の送給性に優れる。
第2図乃至第4図のワイヤ1は金属帯の折曲げ成形時の
塑性変形による残留歪みだけで管形状を維持させるもの
で、金属管2内部への空気等の侵入やフラックス粉末の
洩れ防止の点では金属管2の折曲端部を溶接する第1図
のワイヤlに劣るがワイヤ1を簡易に製造できる点で優
れている。
塑性変形による残留歪みだけで管形状を維持させるもの
で、金属管2内部への空気等の侵入やフラックス粉末の
洩れ防止の点では金属管2の折曲端部を溶接する第1図
のワイヤlに劣るがワイヤ1を簡易に製造できる点で優
れている。
(発明が解決しようとする問題点)
この種のワイヤ1の金属管2内部に充填されるフラック
ス粉末3は一般にフェロマンガン、フェロアルミ等の合
金粉末にルチル等の非金属粉末を混合したものが用いら
れるが、このフラックス粉末3としては溶着速度や溶着
効率等に優れた高能率な溶接が実現できるものが要請さ
れる。
ス粉末3は一般にフェロマンガン、フェロアルミ等の合
金粉末にルチル等の非金属粉末を混合したものが用いら
れるが、このフラックス粉末3としては溶着速度や溶着
効率等に優れた高能率な溶接が実現できるものが要請さ
れる。
本発明は斯かる要請に鑑みてなされたもので、金属粉末
を主成分とするフラックスを充填してなる溶接用ワイヤ
において、溶着速度が高く、アーク安定性に優れ、スパ
ッタの発生が少ない等の溶接作業性が良く、従って、溶
着効率の高い溶接が実現出来るガスシールドアーク溶接
用ワイヤを提供することを目的とする。
を主成分とするフラックスを充填してなる溶接用ワイヤ
において、溶着速度が高く、アーク安定性に優れ、スパ
ッタの発生が少ない等の溶接作業性が良く、従って、溶
着効率の高い溶接が実現出来るガスシールドアーク溶接
用ワイヤを提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段)
上述の目的を達成するために本発明者等は種々研究した
結果、フラックス粉末中に含有させる金属粉末は、アー
クを安定させ、その粒径が小さくなるに従って見掛は上
の融点が低下し、溶着速度が大きくなり、高能率の溶接
が実現出来るとの知見に基づき、更に、ワイヤ中に充填
するフラックス量及びフラックス中の金属粉末の含有量
の最適値範囲を研究して得た知見に基づくもので、本発
明に依れば、金属外皮に金属粉末を主成分とするフラッ
クスを充填してなるガスシールドアーク溶接用ワイヤに
おいて、前記フラックス中の前記金属粉末の含有量が9
5重量%以上で、且つ、フラックス充填率が10〜40
重量%であることを特徴とするガスシールドアーク溶接
用ワイヤが提供される。
結果、フラックス粉末中に含有させる金属粉末は、アー
クを安定させ、その粒径が小さくなるに従って見掛は上
の融点が低下し、溶着速度が大きくなり、高能率の溶接
が実現出来るとの知見に基づき、更に、ワイヤ中に充填
するフラックス量及びフラックス中の金属粉末の含有量
の最適値範囲を研究して得た知見に基づくもので、本発
明に依れば、金属外皮に金属粉末を主成分とするフラッ
クスを充填してなるガスシールドアーク溶接用ワイヤに
おいて、前記フラックス中の前記金属粉末の含有量が9
5重量%以上で、且つ、フラックス充填率が10〜40
重量%であることを特徴とするガスシールドアーク溶接
用ワイヤが提供される。
又、必要に応じ、前記フラックスの原料粉末が60メツ
シユより細かい微粉末からなり、且つ、100メツシユ
より細かい微粉末の全体に占める重量割合が10%以上
であることが望ましい。
シユより細かい微粉末からなり、且つ、100メツシユ
より細かい微粉末の全体に占める重量割合が10%以上
であることが望ましい。
アークを安定させるにはフラックス中の金属粉末の含有
量が多い程良く、金属粉末の含有量が95重量%以下の
場合には十分満足の出来る安定したアークが得られず、
そのため溶着効率も低下するので下限値を95重量%以
上に規定した。
量が多い程良く、金属粉末の含有量が95重量%以下の
場合には十分満足の出来る安定したアークが得られず、
そのため溶着効率も低下するので下限値を95重量%以
上に規定した。
ワーイ千中のフラックスの充填率(溶接ワイヤ全重量に
対する充填フラックスの重量割合)が低下するとアーク
が不安定となり、ビード外観も劣り、充填率が高すぎる
とスパッタやヒユーム(煙)が発生して溶接作業性が劣
化するのでフラックス充填率を10〜40重量%に規定
した。
対する充填フラックスの重量割合)が低下するとアーク
が不安定となり、ビード外観も劣り、充填率が高すぎる
とスパッタやヒユーム(煙)が発生して溶接作業性が劣
化するのでフラックス充填率を10〜40重量%に規定
した。
r 又、フラ・ジス中の原料粉末の平均
粒径が小さくなる程ワイヤの見掛は上の融点が低下し、
溶着速度冬高くすることが出来、スパッタの発生を押割
することが出来る。フラックス中の原料粉末の粒度が規
定範囲の60メツシエより細かい微粉末で、且つ、10
0メッシュより細かい微粉末の全体に占める重量割合が
10%以上である条件を満足しない場合には所要の溶着
速度が得られないばかりか、スパッタの発生等により溶
着効率も低下してしまう。
粒径が小さくなる程ワイヤの見掛は上の融点が低下し、
溶着速度冬高くすることが出来、スパッタの発生を押割
することが出来る。フラックス中の原料粉末の粒度が規
定範囲の60メツシエより細かい微粉末で、且つ、10
0メッシュより細かい微粉末の全体に占める重量割合が
10%以上である条件を満足しない場合には所要の溶着
速度が得られないばかりか、スパッタの発生等により溶
着効率も低下してしまう。
本発明に係るワイヤに充填されるフラックスとしては種
々のものが適用でき、例えば、フェロマンガン(Fe−
Mn)、フェロシリコン(Fe−5i)、フェロアルミ
(Fe−AI)等の合金鉄粉末にルチル(Ti(h)、
シリカ(Si(h)等の非金属粉末を適宜量混合させた
ものを用いてもよい。
々のものが適用でき、例えば、フェロマンガン(Fe−
Mn)、フェロシリコン(Fe−5i)、フェロアルミ
(Fe−AI)等の合金鉄粉末にルチル(Ti(h)、
シリカ(Si(h)等の非金属粉末を適宜量混合させた
ものを用いてもよい。
尚、本発明のガスシールドアーク溶接用ワイヤは種々の
ワイヤ構造のものに適用でき、前述した第1図乃至第4
図に示した構造を有するワイヤにも適用可能であること
は勿論のことである。
ワイヤ構造のものに適用でき、前述した第1図乃至第4
図に示した構造を有するワイヤにも適用可能であること
は勿論のことである。
(実施例)
以下、本発明の詳細な説明する。
1践炎上
金属外皮として外径1OIIIIBの軟鋼管(STKM
IIA)に第1表に示す種々の組成からなるフラックス
粉末を同表中に示す充填率で充填し、外径1.61のワ
イヤに線引きした。そして、各供試ワイヤを用いて同じ
溶接条件、即ち、溶接電流:400A、アーク電圧:4
2■、溶接速度: 30cm/win、シールドガス:
Cow、 201 /min、ワイヤ突出長さ:25
1で溶し、各供試ワイヤのワイヤ溶着速度(g/m1n
)及び溶着効率(χ)を夫々測定すると共に、溶接作業
性を評価してこれらを第1表に示した。
IIA)に第1表に示す種々の組成からなるフラックス
粉末を同表中に示す充填率で充填し、外径1.61のワ
イヤに線引きした。そして、各供試ワイヤを用いて同じ
溶接条件、即ち、溶接電流:400A、アーク電圧:4
2■、溶接速度: 30cm/win、シールドガス:
Cow、 201 /min、ワイヤ突出長さ:25
1で溶し、各供試ワイヤのワイヤ溶着速度(g/m1n
)及び溶着効率(χ)を夫々測定すると共に、溶接作業
性を評価してこれらを第1表に示した。
(以下余白)
試験N001の比較ワイヤは、フラックスの充填率は本
発明の規定範囲を満足するが、フラックス中の金属粉末
の含有量が90χと本発明の規定範囲を下回るものであ
る。この比較ワイヤの溶着速度は実用に耐えない程低い
値ではないが、金属粉末の含有量が少ないためにアーク
の安定性が悪く、そのため溶着効率も悪くなっている(
Δ)、。
発明の規定範囲を満足するが、フラックス中の金属粉末
の含有量が90χと本発明の規定範囲を下回るものであ
る。この比較ワイヤの溶着速度は実用に耐えない程低い
値ではないが、金属粉末の含有量が少ないためにアーク
の安定性が悪く、そのため溶着効率も悪くなっている(
Δ)、。
試験No、2及び3の比較ワイヤは、フラックス中の金
属粉末の含有率は本発明の規定範囲を満足するが充填率
が試験No、2の比較ワイヤは5.Oχと規定範囲を下
回り、試験No、3の比較ワイヤは45.Oχと規定範
囲を超えるものである。
属粉末の含有率は本発明の規定範囲を満足するが充填率
が試験No、2の比較ワイヤは5.Oχと規定範囲を下
回り、試験No、3の比較ワイヤは45.Oχと規定範
囲を超えるものである。
フラックスの充填量が少ないとく試験No、2)アーク
が極めて不安定になり、そのためビード外観も不良とな
る。そして、スパッタの発生も見られ溶着効率が低下し
て総合評価が悪い(×)。
が極めて不安定になり、そのためビード外観も不良とな
る。そして、スパッタの発生も見られ溶着効率が低下し
て総合評価が悪い(×)。
フラックスの充填量が多過ぎると(試験No、3)ワイ
ヤ溶着速度が極めて高くなるが、アークの安定性が悪く
、スパッタ及びヒユーム(煙)が発生して溶接作業性が
悪く総合評価も低い(×)。
ヤ溶着速度が極めて高くなるが、アークの安定性が悪く
、スパッタ及びヒユーム(煙)が発生して溶接作業性が
悪く総合評価も低い(×)。
試験No、4〜10のワイヤは本発明ワイヤであり、こ
れらのワイヤを使用するといずれも溶着速度及び溶着効
率が比較ワイヤに比べて夫々高く、実用上十分に満足い
く値であり、しかもアーク安定性が良く、スパッタ及び
ヒユームの発生もなく溶接作業性が良好で、総合評価も
良好(0)である。
れらのワイヤを使用するといずれも溶着速度及び溶着効
率が比較ワイヤに比べて夫々高く、実用上十分に満足い
く値であり、しかもアーク安定性が良く、スパッタ及び
ヒユームの発生もなく溶接作業性が良好で、総合評価も
良好(0)である。
そして、フラックス中の金属粉末の含有量が増加すると
ワイヤ溶着速度が増加しく試験No、4及び5を参照)
、フラックス中の金属粉末の含有率を一定にして充填率
を増加させると、充填率の増加に従って、ワイヤ溶着速
度及び溶着効率がいずれも向上している(試験No、4
.6及び7参照)。
ワイヤ溶着速度が増加しく試験No、4及び5を参照)
、フラックス中の金属粉末の含有率を一定にして充填率
を増加させると、充填率の増加に従って、ワイヤ溶着速
度及び溶着効率がいずれも向上している(試験No、4
.6及び7参照)。
大隻五主
実施例2においても金属外皮として、第1の実施例と同
様に外径10111+1の軟鋼管(STKMIIA)を
使用し、この軟鋼管に第2表に示す組成のフラックスを
充填率が20重量%の一定になるように充填し、外径1
.6m傷の溶接用ワイヤに線引きした。このとき、充填
するフラックスの原料粉末は夫々第3表に示す粒度及び
粒度分布を有するものを使用した。
様に外径10111+1の軟鋼管(STKMIIA)を
使用し、この軟鋼管に第2表に示す組成のフラックスを
充填率が20重量%の一定になるように充填し、外径1
.6m傷の溶接用ワイヤに線引きした。このとき、充填
するフラックスの原料粉末は夫々第3表に示す粒度及び
粒度分布を有するものを使用した。
(以下余白)
そして、このようにして加工した各供試ワイヤを用いて
第1の実施例と同じ溶接条件、即ち、溶接電流:400
A、アーク電圧=42v、溶接速度=30c+a/wi
n、シールドガス: COt+ 201 /win、ワ
イヤ突出長さ425mmで溶接し、各供試ワイヤのワイ
ヤ溶着速度(g/’+ain)及び溶着効率(χ)を夫
々測定すると共に、溶接作業性を評価してこれらを第3
表に示した。
第1の実施例と同じ溶接条件、即ち、溶接電流:400
A、アーク電圧=42v、溶接速度=30c+a/wi
n、シールドガス: COt+ 201 /win、ワ
イヤ突出長さ425mmで溶接し、各供試ワイヤのワイ
ヤ溶着速度(g/’+ain)及び溶着効率(χ)を夫
々測定すると共に、溶接作業性を評価してこれらを第3
表に示した。
試験No、11の比較ワイヤのフラックスの原料粉末の
粒度は本発明の規定範囲を外れ、いずれの原料粉末の粒
度も60メツシユより粗い(第3表にはこれを「〜60
」で表示しである。以下同様)粉末を使用した。この比
較ワイヤは粗い原料粉末を使用するので溶着速度が低く
、又、アーク安定性が悪くスパッタの発生も極めて多い
ためビードの外観が悪(、ワイヤの溶着効率も低い。そ
して、ヒユームが発生して溶接作業性が極めて悪く、総
合評価も不可(×)である。
粒度は本発明の規定範囲を外れ、いずれの原料粉末の粒
度も60メツシユより粗い(第3表にはこれを「〜60
」で表示しである。以下同様)粉末を使用した。この比
較ワイヤは粗い原料粉末を使用するので溶着速度が低く
、又、アーク安定性が悪くスパッタの発生も極めて多い
ためビードの外観が悪(、ワイヤの溶着効率も低い。そ
して、ヒユームが発生して溶接作業性が極めて悪く、総
合評価も不可(×)である。
試験No、 12の比較ワイヤは、混合割合の最も多い
Feの粉末粒度を60〜100メツシユの範囲の粉末を
使用し、他の原料粉末は試験No、llと同様に60メ
ツシユより粗い粉末を使用した。従って、試験No、1
2の供試ワイヤのフラックスの粒度は試験No、11の
供試ワイヤのフラックス粒度より細かくその分溶着速度
及び溶着効率が上昇し、スパッタも少なくなっているが
いずれも満足出来るまでには到っていない。
Feの粉末粒度を60〜100メツシユの範囲の粉末を
使用し、他の原料粉末は試験No、llと同様に60メ
ツシユより粗い粉末を使用した。従って、試験No、1
2の供試ワイヤのフラックスの粒度は試験No、11の
供試ワイヤのフラックス粒度より細かくその分溶着速度
及び溶着効率が上昇し、スパッタも少なくなっているが
いずれも満足出来るまでには到っていない。
更に、試験No、13の比較ワイヤはいずれの原料粉末
の粒度も60メフノユより細がいが、Fe−Al、Fe
、 TiO2の各原料粉末の1ooメソンユより細かい
く第3表にはこれをrloo〜」で表示しである。
の粒度も60メフノユより細がいが、Fe−Al、Fe
、 TiO2の各原料粉末の1ooメソンユより細かい
く第3表にはこれをrloo〜」で表示しである。
以下同様)粉末の重量割合が夫々5χであり、原料粉末
全体の100メッシュより細かい粉末の合計重量割合は
8.75χと本発明の規定範囲(10%以上)を下回る
。このように試験No、13の比較ワイヤは、試験No
、11及び12の比較ワイヤに比べてより細かい原料粉
末を使用しているために溶着速度及び溶着効率が共に増
加してアーク安定性も向上しているが、100メッシュ
より細かい原料粉末の全体に占める重量割合が未だ本発
明の規定範囲に到らないためにスパッタの発生が見られ
、このため溶着効率が未だ低い結果となっている。
全体の100メッシュより細かい粉末の合計重量割合は
8.75χと本発明の規定範囲(10%以上)を下回る
。このように試験No、13の比較ワイヤは、試験No
、11及び12の比較ワイヤに比べてより細かい原料粉
末を使用しているために溶着速度及び溶着効率が共に増
加してアーク安定性も向上しているが、100メッシュ
より細かい原料粉末の全体に占める重量割合が未だ本発
明の規定範囲に到らないためにスパッタの発生が見られ
、このため溶着効率が未だ低い結果となっている。
試験No、14〜1日のワイヤは本発明ワイヤであり、
いずれの供試ワイヤも規定範囲の粒度及び粒度分布を有
する原料粉末を使用している。この結果、試験No、
14〜18のいずれの供試ワイヤも溶着速度及び溶着効
率が比較ワイヤに比べて夫々高く、実用上十分に満足い
く値であり、しかも、アーク安定性等の溶接作業性も良
好で総合評価も高い。そして、原料粉末中の100メツ
シユより細かい粉末の全体に占める割合が増加するに従
って(試験No、14、試験No、18、試験No、1
6、試験No、17、試験No、15の各原料粉末の順
に100メツシユより細かい粉末の全体に占める割合が
増加している)、ワイヤの溶着速度及び溶着速度が夫々
向上している。
いずれの供試ワイヤも規定範囲の粒度及び粒度分布を有
する原料粉末を使用している。この結果、試験No、
14〜18のいずれの供試ワイヤも溶着速度及び溶着効
率が比較ワイヤに比べて夫々高く、実用上十分に満足い
く値であり、しかも、アーク安定性等の溶接作業性も良
好で総合評価も高い。そして、原料粉末中の100メツ
シユより細かい粉末の全体に占める割合が増加するに従
って(試験No、14、試験No、18、試験No、1
6、試験No、17、試験No、15の各原料粉末の順
に100メツシユより細かい粉末の全体に占める割合が
増加している)、ワイヤの溶着速度及び溶着速度が夫々
向上している。
(発明の効果)
以上詳述したように本発明のガスシールドアーク溶接用
ワイヤに依れば、フラックス中の金属粉末の含存量が9
5重量%以上で、且つ、フラックス充填率が10〜40
重量%であるように構成したので、又、必要に応じ更に
フラックスの原料粉末が60メツシユより細かい微粉末
からなり、且つ、100メツシユより細かい微粉末の全
体に占める重量割合が10%以上であるように構成した
ので、本発明のガスシールドアーク溶接用ワイヤを使用
すれば溶着速度が高く、アーク安定性等の溶接作業性に
優れ、溶着効率が高く高能率の溶接が実現出来るという
優れた効果を奏する。
ワイヤに依れば、フラックス中の金属粉末の含存量が9
5重量%以上で、且つ、フラックス充填率が10〜40
重量%であるように構成したので、又、必要に応じ更に
フラックスの原料粉末が60メツシユより細かい微粉末
からなり、且つ、100メツシユより細かい微粉末の全
体に占める重量割合が10%以上であるように構成した
ので、本発明のガスシールドアーク溶接用ワイヤを使用
すれば溶着速度が高く、アーク安定性等の溶接作業性に
優れ、溶着効率が高く高能率の溶接が実現出来るという
優れた効果を奏する。
第1図乃至第4図は本発明が適用可能な種々のガスシー
ルドアーク溶接用ワイヤの構造を示す断面図である。 1・・・ワイヤ、2・・・金属管(金属外皮)、3・・
・フラックス粉末。
ルドアーク溶接用ワイヤの構造を示す断面図である。 1・・・ワイヤ、2・・・金属管(金属外皮)、3・・
・フラックス粉末。
Claims (2)
- (1)金属外皮に金属粉末を主成分とするフラックスを
充填してなるガスシールドアーク溶接用ワイヤにおいて
、前記フラックス中の前記金属粉末の含有量が95重量
%以上で、且つ、フラックス充填率が10〜40重量%
であることを特徴とするガスシールドアーク溶接用ワイ
ヤ。 - (2)前記フラックスの原料粉末が60メッシュより細
かい微粉末からなり、且つ、100メッシュより細かい
微粉末の全体に占める重量割合が10%以上であること
を特徴とする特許請求の範囲第1項記載のガスシールド
アーク溶接用ワイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61123656A JPH0667559B2 (ja) | 1986-05-30 | 1986-05-30 | ガスシ−ルドア−ク溶接用ワイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61123656A JPH0667559B2 (ja) | 1986-05-30 | 1986-05-30 | ガスシ−ルドア−ク溶接用ワイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62282800A true JPS62282800A (ja) | 1987-12-08 |
JPH0667559B2 JPH0667559B2 (ja) | 1994-08-31 |
Family
ID=14866016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61123656A Expired - Lifetime JPH0667559B2 (ja) | 1986-05-30 | 1986-05-30 | ガスシ−ルドア−ク溶接用ワイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0667559B2 (ja) |
Cited By (2)
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-
1986
- 1986-05-30 JP JP61123656A patent/JPH0667559B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPH0667559B2 (ja) | 1994-08-31 |
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