JP2000326092A - Tig溶接用ステンレス鋼溶加材 - Google Patents

Tig溶接用ステンレス鋼溶加材

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JP2000326092A
JP2000326092A JP11141446A JP14144699A JP2000326092A JP 2000326092 A JP2000326092 A JP 2000326092A JP 11141446 A JP11141446 A JP 11141446A JP 14144699 A JP14144699 A JP 14144699A JP 2000326092 A JP2000326092 A JP 2000326092A
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Hiroyuki Iwamoto
博之 岩本
Kentaro Sakata
健太郎 坂田
Eiichi Yamamoto
栄一 山本
Hiroshi Yamamoto
寛 山本
Ikuo Kojima
郁夫 小島
Tadashi Okaniwa
匡史 岡庭
Tsukasa Okazaki
司 岡崎
Hideo Hirai
秀夫 平井
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Chiyoda Corp
NOF Corp
Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
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Chiyoda Corp
NOF Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 通常のTIG溶接に較べ深い溶込みが得ら
れ、高能率なTIG溶接を可能とするTIG溶接用フラ
ックス入りワイヤ溶加材。 【解決手段】 オーステナイト系ステンレス鋼を外皮と
し、所定量の金属チタンと金属ジルコニウムの何れか一
方又は両方を外皮及び/又はフラックスに含有し、酸化
チタンと酸化ジルコニウム、酸化クロムと酸化モリブデ
ンの各々の何れか一方若しくは両方、酸化ケイ素、酸化
鉄、金属弗化物の各々の所定量からなるスラグ材をフラ
ックス中に含有し、各成分の比率が所定の条件を満た
し、外皮及びフラックス残部がC,Si,Mn,Ni,
Cr,Mo,Nb,N,Feの一種以上及び可避不純物
よりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、TIG溶接用フラ
ックス入りワイヤ溶加材に関し、詳しくはTIG溶接に
おいて、本フラックス入りワイヤを溶加材として用いる
ことにより通常のTIG溶接に較べ深い溶込みが得ら
れ、高能率なTIG溶接を可能とするTIG溶接用ステ
ンレス鋼溶加材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からTIG溶接は、不活性ガス中で
の安定した溶接が可能であり、安定したビードを得易
い。このため、火力発電、原子力、化学機械等の配管の
ような外側からしか溶接できない小径パイプの第1層
(ルートパス)の溶接及び高品質の要求される継手に多
く適用されている。TIG溶接の場合、通常の溶接条件
では溶込み深さが2〜3mm程度のため、3〜4mm以
上の板厚の鋼を溶接する際には溶接部の開先加工が必要
であり、多パス溶接を行う必要があった。さらに、パイ
プなどの円周溶接を行う場合、パイプが固定されている
等の理由で、全姿勢溶接となることが多く、溶接条件範
囲が限定されるため、溶込み深さを向上させることが困
難であった。また、製鋼技術の発展に伴い鋼中のC,S
等の不純物の低減によりステンレス鋼の溶接において良
好な溶込みが得られない傾向にある。
【0003】そこで、溶込み深さの向上を目的としたT
IG溶接法として特開平2−75471号公報に開示さ
れているようなアルゴンガス中に微量の亜硫酸ガス(S
2)を添加したシールドガスの使用、Welding & Metal
Fabrication,19〜23,January,1996 にて報告されてい
るような酸化ケイ素を主成分とし弗化ナトリウム等を含
有するフラックスを母材面に塗布して溶接する方法等が
発表されている。しかし、前者の方法はW電極の減少が
激しく、電極にHfを添加した特殊なものを用いる必要
があり、さらには亜硫酸ガスを使用するため溶接金属中
のS量が増加し高温割れの危険性が高くなるという問
題、また後者の方法では、フラックスの塗布厚により溶
込み深さが変化しやすく安定した溶接が困難であるとい
う問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来技術の欠点を解消して、通常のTIG溶接に比べ深
い溶込みが得られ、高能率なTIG溶接を可能とするT
IG溶接用ステンレス鋼溶加材を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、オーステナイ
ト系ステンレス鋼を外皮とし、ワイヤ全重量に対し、
0.1〜1.6重量%の金属チタンと金属ジルコニウム
との何れか一方若しくは両方を外皮及び/又はフラック
スに含有し、且つ0.2〜1.4重量%の酸化チタンと
酸化ジルコニウムとの何れか一方若しくは両方、0.3
〜2.8重量%の酸化クロムと酸化モリブデンとの何れ
か一方若しくは両方、0.05〜0.3重量%の酸化ケ
イ素、0.1〜0.5重量%の酸化鉄、0.01〜0.
1重量%の金属弗化物によって主成分が構成されるスラ
グ剤をフラックス中に含有し、且つ、(金属チタン+金
属ジルコニウム)の量/(酸化チタン+酸化ジルコニウ
ム+酸化クロム+酸化モリブデン)の量=0.1〜1.
5、及び(酸化チタン+酸化ジルコニウム+酸化クロム
+酸化モリブデン)の量>(酸化ケイ素+酸化鉄+金属
弗化物)の量、の2条件を満たし、外皮及びフラックス
残部がC,Si,Mn,Ni,Cr,Mo,Nb,N,
Feの一種以上及び不可避不純物よりなることを特徴と
するTIG溶接用ステンレス鋼溶加材である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明を具体的に説明す
る。一般にアークの収縮には、電磁ピンチ効果と熱的ピ
ンチ効果がある。前者は、アークの電磁力それ自体のた
めに断面が収縮する現象であり、後者は、外周からの冷
却作用が著しいとき、熱の放散を抑えるためにアーク柱
表面積が小さくなるため、結果として断面が収縮する現
象である。また一般に2原子分子は、解離によって熱を
奪うためアークに熱的ピンチ力が働き、アークは中心部
に集中しようとする。集中すれば電磁的ピンチ力によっ
てアークはさらに収縮される。また、スラグ造滓成分よ
りなる溶融池表面上のスラグ化合物は、溶融池の表面張
力を減少させ通常溶融池中心部から外側に向かう溶湯の
流れを、外側から中心部に向かわせる。以上、これら2
つの効果を利用し、通常のTIGアークをレーザーまた
は電子ビームのような入熱の集中性、熱効率の高いもの
とすることにより、ステンレス鋼の場合で、通常のTI
G溶接に比べ深い溶込みが得られ、高能率なTIG溶接
を行うことができる。以下に本発明の溶加材の成分等に
ついて具体的に説明する。
【0007】本発明において、外皮及び/又はフラック
スに含有する金属チタンと金属ジルコニウムとの何れか
一方又は両方の割合は、ワイヤ全重量に対して0.1〜
1.6重量%である。これら金属チタン及び金属ジルコ
ニウムは、ワイヤ溶融時にワイヤ中に含まれる他の酸化
物と反応しスラグとなり溶込み深さを向上させると共に
溶接金属表面の酸化を防ぐ成分であるが、ワイヤ全重量
に対して0.1重量%未満ではその効果が十分得られ
ず、1.6重量%を超えると空気中の酸素との反応が激
しくなり、スパッタが発生し溶接性能が劣化する。な
お、原料としては純度93%以上のチタン及びジルコニ
ウムを用いることができる。
【0008】本発明において、スラグ剤としてフラック
ス中に含有する酸化チタンと酸化ジルコニウムの何れか
一方又は両方の割合は、ワイヤ全重量に対して0.2〜
1.4重量%である。これら酸化チタン及び酸化ジルコ
ニウムは、ワイヤ溶融時にワイヤ中に含まれる他の酸化
物と反応しスラグとなり溶込み深さを向上させる成分で
あるが、0.2重量%未満ではその効果は十分得られ
ず、1.4重量%を超えるとスラグ量が多くなり過ぎ、
スラグの裏波への回り込み、溶接金属中への巻き込み、
溶接ビード外観の悪化等を引き起こす。なお、原料とし
ては、例えばチタン白、一酸化チタニウム、三酸化二チ
タニウム、ジルコニア等を用いることができる。
【0009】本発明において、スラグ剤としてフラック
ス中に含有する酸化クロムと酸化モリブデンとの何れか
一方又は両方の割合は、ワイヤ全重量に対して0.3〜
2.8重量%である。これら酸化クロム及び酸化モリブ
デンは、ワイヤ熔融時にワイヤ中に含まれる他の酸化物
と反応しスラグとなり溶込み深さを向上させる成分であ
るが、0.3重量%未満ではその効果が十分に得られ
ず、2.8重量%を超えるとスラグ量が多くなり過ぎ、
スラグの裏波への回り込み、溶接金属中への巻き込み、
溶接ビード外観の悪化等を引き起こす。なお、原料とし
ては、例えばクロムグリーン、二酸化クロム、無水クロ
ム酸、二酸化モリブデン、三酸化モリブデン、五酸化二
モリブデン、モリブデンブルー等を用いることができ
る。
【0010】本発明において、スラグ剤としてフラック
ス中に含有する酸化ケイ素の割合は、ワイヤ全重量に対
して0.05〜0.3重量%である。この酸化ケイ素
は、スラグの流動性を調整し溶込み深さを向上させる成
分であるが、0.05重量%未満ではその効果は十分得
られず、0.3重量%を超えるとスラグの流動性が高く
なり過ぎ、ビード形状が劣化する。なお原料としては、
例えばシリカ等を用いることができる。
【0011】本発明において、スラグ剤としてフラック
ス中に含有する酸化鉄の割合は、0.1〜0.5重量%
である。この酸化鉄は、スラグの凝固温度を低下させ、
スラグの反応を比較的低温まで持続させ、安定したスラ
グを生成させる成分であるが、0.1重量%未満ではそ
の効果は十分に得られず、0.5重量%を超えるとスラ
グの融点が低くなり過ぎ、全姿勢溶接性が劣化する。な
お、原料としては、例えば赤色酸化鉄、鉄スケール粉
末、黒色酸化鉄等を用いることができる。
【0012】本発明において、スラグ剤としてフラック
ス中に含有する金属弗化物の割合は、0.01〜0.1
重量%である。この金属弗化物は耐ピット性、アーク状
態の安定に必要な成分であるが、ワイヤ全重量に対して
0.01重量%未満ではその効果は十分に発揮されず、
0.1重量%を超えると金属弗化物の分解によるフッ素
の放出が激しくなり、アーク状態が劣化する。なお、原
料としては、例えば蛍石、弗化ソーダ、弗化リチウム等
を用いることができる。
【0013】さらに、本発明においては、以上の成分が
次の量的な関係にあることも必要である。まず、(金属
チタン+金属ジルコニウム)の量と(酸化チタン+酸化
ジルコニウム+酸化クロム+酸化モリブデン)の量との
比の値が、0.1〜1.5の範囲でなければならない。
即ち、金属チタン、金属ジルコニウム、酸化チタン、酸
化ジルコニウム、酸化クロム、及び酸化モリブデンは主
としてアーク収縮を引き起こし、溶込み深さを向上させ
る成分であるが、前記の比の値が0.1未満ではその効
果が十分に発揮されず、また1.5を超えると金属成分
の比率が多くなるため、空気中の酸素と金属成分の反応
が過剰になり、溶接性能が劣化する。
【0014】また、(酸化チタン+酸化ジルコニウム+
酸化クロム+酸化モリブデン)の量が(酸化ケイ素+酸
化鉄+金属弗化物)の量より多くなければならない。即
ち、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化クロム及び酸
化モリブデンは主としてアーク収縮を引き起こし溶込み
深さを向上させる成分であり、酸化ケイ素、酸化鉄及び
金属弗化物は主として溶融池の表面張力を減少させ溶込
み深さを向上させると共にスラグの融点、アーク状態及
びビード形状を調整するための成分であるが、(酸化ケ
イ素+酸化鉄+金属弗化物)の量の方が多いと、スラグ
の流動性が上がり過ぎ、ビード形状が劣化する。さら
に、アーク収縮効果が低下し、結果として単位面積当た
りのアーク力が低下し、溶湯の対流速度が遅くなり溶込
みが浅くなる。
【0015】また、本発明においては、前記成分以外に
外皮及びフラックスにはC,Si,Mn,Ni,Cr,
Mo,Nb,N,Feの1種以上及び不可避不純物が含
まれる。なお不可避不純物としては、P,S等があげら
れる。
【0016】
【実施例】次に本発明を実施例で具体的に説明する。 〔実施例1〕表1に示す成分組成のSUS304Lのオ
ーステナイト系ステンレス鋼からなる外皮帯鋼(ストリ
ップ材:0.25mm厚×8mm幅)に、表2に示す成分組
成のフラックスを内包し、直径1.2mmに仕上げ伸線し
たTIG溶接用ステンレス鋼フラックス入り溶加ワイヤ
を製作し、溶接金属の化学成分と溶接作業性を次の方法
で調べた。全溶着金属の化学成分分析は、JIS Z 3
323の全溶着金属の化学成分分析方法に準拠して行っ
た。溶接作業性は、板厚6mmのSUS304鋼板を用
い、I型突合せ開先溶接を行い下記基準でワイヤの溶融
性、スパッタの発生、電極の消耗、表面ビード及び裏波
形状について調べた。なお、溶接はタッチアーク方式の
自動TIG溶接機を用い、試験片溶接時の溶接条件は、
電流175A,電圧10.5V,溶接速度12.0cm/m
inで、ウィービング幅2.0mm,ウィービング回数2.
5Hz,ワイヤ容加量12cm/mim,シールドガスに10
0%Arを用い、流量は25 1/min、バックシールドガ
ス流量は10 1/minとした。なお、溶接作業性について
の判定基準は以下のとおりである。
【0017】ワイヤの溶融性 ○:一定して溶融 ×:ワイヤが玉になり不均一に溶融 スパッタの発生 ○:スパッタの発生なし ×:スパッタの発生あり 電極の消耗 ○:通常溶接時の電極の消耗度と同等 ×:通常溶接時の2倍以上消耗 ビード形状 表面 ○:表面ビード形状は良好 ×:ビードの蛇行、不均一なビード端面 裏波 ○:裏波形状は良好 ×:裏波は蛇行、スラグ発生 スラグ 被包性 ○:ビード表面に均一に被包 ×:部分的に被包(不均一) 除去性 ○:ワイヤブラシでほぼ除去可能 ×:ワイヤブラシで除去不可能、グラインダーで除去可
能 表3にこのワイヤを用いた金属チタン及び金属ジルコニ
ウム以外の金属粉の組成(重量%)を示す。また、この
ワイヤを用いて得られた全溶着金属の化学成分と溶接作
業性の判定結果を表4に示す。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】
【表3】
【0021】
【表4】
【0022】〔実施例2〜12、比較例1〜8〕実施例
1に準じて表1に示すSUS304Lのオーステナイト
系ステンレス鋼からなる外皮帯鋼(ストリップ材:0.
25mm厚×8mm幅)に表2に示すそれぞれの成分組成の
フラックスを内包し、直径1.2mmに仕上げ伸線したT
IG溶接用ステンレス鋼フラックス入り溶加ワイヤを製
作した。実施例1と同様にして、これらの溶接金属につ
いて、全溶着金属の化学成分と溶接作業性の判定結果を
表4に示す。
【0023】表4より、本発明のTIG溶接用ステンレ
ス鋼溶加材である実施例1〜12はいずれも裏波が出て
おり、良好な溶接作業性を示している。これに対して、
表3及び4より、比較例1,2は表2の金属酸化物
(b)が多いため、良好な溶け込みが得られず、スラグ
の融点が高くなりワイヤと溶融池のなじみが悪く、ワイ
ヤの溶融が不均一である。比較例3,4,5,7,8
は、表2の金属酸化物(c)及び金属弗化物(d)の総
量が金属酸化物(b)より多いため、スラグの融点、粘
性が低くビード表面形状が不良である。また、比較例4
は表2の金属粉(a)、金属酸化物(b)が共に少ない
ため、スラグの被包性が悪く、金属酸化物(c)が多い
ため、スラグが溶接金属にこびりつき除去性が悪い。比
較例5,6,7,8は、表2の金属酸化物(b)が少な
く、金属粉(a)との比の値(a/b)が大きすぎるた
め、良好な溶込みが得られない。また、特に比較例5,
6は表2の金属粉(a)が多すぎるため、スパッタが発
生し、溶接性が劣化し、電極の消耗も激しい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明のTIG溶接
用ステンレス鋼溶加材を用いることにより、通常のTI
G溶接が2〜3mmの溶込みであるのに対し、板厚6m
mのステンレス鋼の貫通溶接が可能となり、大幅に深い
溶込みを得ることができる。本溶接により板厚6mm以
下のステンレス鋼についてI開先でルートギャップなし
の継手を1パス溶接で施工でき、高能率なTIG溶接が
可能となる。さらに、溶接金属部の機械的性能は、通常
のTIGワイヤを用いた場合と同様である。また、Ti
及びZrを除く金属成分Ni,Cr,Mo,Nb,Nを
調整することにより、309,316,347系等のオ
ーステナイト系ステンレス鋼及び310系等の完全オー
ステナイト系ステンレス鋼にも適用することができ、同
様な効果を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂田 健太郎 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央2丁目12番 1号 千代田化工建設株式会社内 (72)発明者 山本 栄一 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央2丁目12番 1号 千代田化工建設株式会社内 (72)発明者 山本 寛 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央2丁目12番 1号 千代田化工建設株式会社内 (72)発明者 小島 郁夫 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央2丁目12番 1号 千代田化工建設株式会社内 (72)発明者 岡庭 匡史 神奈川県川崎市川崎区藤崎2−3−9− 403 (72)発明者 岡崎 司 神奈川県横須賀市金谷2−12−1−506 (72)発明者 平井 秀夫 神奈川県横浜市栄区小菅ヶ谷町2911 Fターム(参考) 4E001 AA03 BB07 DB03 EA07 4E084 AA01 AA02 AA03 AA04 AA05 AA17 BA11 BA15 DA12 HA01 HA03

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーステナイト系ステンレス鋼を外皮と
    し、ワイヤ全重量に対し、0.1〜1.6重量%の金属
    チタンと金属ジルコニウムとの何れか一方若しくは両方
    を外皮及び/又はフラックスに含有し、且つ0.2〜
    1.4重量%の酸化チタンと酸化ジルコニウムとの何れ
    か一方若しくは両方、0.3〜2.8重量%の酸化クロ
    ムと酸化モリブデンとの何れか一方若しくは両方、0.
    05〜0.3重量%の酸化ケイ素、0.1〜0.5重量
    %の酸化鉄、0.01〜0.1重量%の金属弗化物によ
    って主成分が構成されるスラグ剤をフラックス中に含有
    し、且つ、 (金属チタン+金属ジルコニウム)の量/(酸化チタン
    +酸化ジルコニウム+酸化クロム+酸化モリブデン)の
    量=0.1〜1.5、 及び(酸化チタン+酸化ジルコニウム+酸化クロム+酸
    化モリブデン)の量>(酸化ケイ素+酸化鉄+金属弗化
    物)の量、 の2条件を満たし、外皮及びフラックス残部がC,S
    i,Mn,Ni,Cr,Mo,Nb,N,Feの一種以
    上及び不可避不純物よりなることを特徴とするTIG溶
    接用ステンレス鋼溶加材。
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Cited By (6)

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