JPS62282395A - 有料道路システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は有料道路を通行する車両の車種を判別し、その
不正通行を閉止するに好逼な有料道路システムに関する
。

（従来の技術） 高速道路等の有料道路における通行料金は、その通行利
用区間、および通行車両の車種に応じて定められている
。

そこで従来では専ら次のようにして、その一連の手続き
が行われている。

先ず、有料道路の入口ゲートでは、入口ブース内に待機
する係員によって該入口ゲートに進入してくる車両を目
視し、その車両の車両登録番号標（ナンバープレート）
の色とその大きさ、および車両登録番号標に記載されて
いる車両の分類番号、またその車両の大きさや車軸数等
から該進入車両の車種を判別する。そしてこの判別結果
に従って通行券発行機を操作し、その車種に応じた（車
両の種別を記録した）通行券を発行している。尚、この
通行券には、入口ゲートの識別情報（インターチェンジ
番＠）９通行券発行日時、係員番号、および一連番号等
の入口ゲート情報も記録される。

有料道路を利用する通行車両は、このような通行券を入
口ゲートで受取って該有料道路を利用（通行）する。

しかして出口ゲートでは、その出口ブース内に待機する
係員に上記通行券が渡される。係員はこの通行券を通行
券処理装置にセットし、該通行券処理Ｖｔ置が上記通行
券から読取って表示する車種の情報と、目視により確認
される通行車両の車種とを照合して、その不正通行の有
無を判定している。また通行券処理装置では、前記通行
券から読取った情報に従って該通行車両が利用（通行）
した通行区間の走行時間と、予め定められた該通行区間
の標準的な走行所要時間とを照合して、不正通行の有無
を判定し人いる。

このような判定手続きの後、正規の通行車両に対して前
記通行券処理装置にて、その通行区間および車種に応じ
た通行料金を計算し、その通行料金の収受を行ない、領
収証を発行して該通行車両の出口ゲートの通過を許可し
ている。

ところが上述した係員の目視による車種判別では、その
人為的なミスを避けることが甚だ困難である。例えば入
口ゲートで係員が車種判別を誤り、実際の通行車両の車
種とは異なった車種の情報を記録した通行券（車種に対
応した通行券）を渡す虞れがある。また出口ゲートにて
係員がその車種判別を誤る場合もある。

一方、上述した走行時間についても、パーキングや交通
渋滞等に起因する種々の遅れ要素がある為、該通行時間
から絶対的に不正通行を検出することはできない。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は、上述したように従来にあっては有料通路の不
正通行を確実に阻止するには種々の問題があることに鑑
みてなされたもので、その目的とするところは、有料道
路の無人化に対応して通行車両の車種判別を自助的に行
ない、しかもその不正通行を効果的に防止するに好適な
有料道路システムを爬供することにある。

し発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 本発明は、有料道路の入口ゲートに、該入口ゲートを通
過する通行車両に入口ゲート情報を記録した通行券を発
行する通行券発行機と、上記入口ゲートを通過する車両
の車両登録番号標に記録された車両登録番号を読取る手
段とを設け、車両登録番号と該車両登録番号が付された
車両の車種データとを対応付けて登録したデータベース
を上記入口ゲートで読取り入力された車両登録番号に従
って検索し、該通行車両の上記データベースから検索さ
れた車両登録番号とその車種データとを前記通行券に記
録される入口ゲート情報に応じてデータファイルにそれ
ぞれ分類ファイルするようにし、 前記有料通路の出口ゲートには、該出口ゲートを通過し
ようとする通行車両から与えられる前記通行券に記録さ
れた情報を読取り入力し、該通行券から読取り入力した
情報（入口ゲート情報〉に従って前記データファイルか
ら該当データを検索する通行券処理装置と、この出口ゲ
ートを通過しようとする通行車両の車両登録番号標に記
録された車両登録番号を読取る手段と、この出口ゲート
にて読取り入力された車両登録番号と前記データファイ
ルから検索されたデータとを照合する手段とを設けたこ
とを特徴とするものである。

（作用） 本発明に係る有料道路システムによれば、有料道路の入
口ゲートではその入口ゲート情報を記録した通行券を発
行するだけで良いので、その無人化を効果的に図り、ま
たそのサービスタイムの短縮化を図り得る。

そして入口ゲートを通過した車両の車両登録番号標から
読取られる情報に従ってデータベースを検索し、その検
索されたデータを入口ゲート情報に応じて分類ファイル
しておき、出口ゲートでは通行券から読取られる入口ゲ
ート情報に従って上記分類ファイルされた該当データを
検索し、検索されたデータ中に該出口ゲートを通過しよ
うとする車両の車両登録番号標から読取られる情報が含
まれるか否かを照合するので、不正通行しようとする車
両を確実に検出することができる。

またデータファイルとして車両登録番号と共に、その車
種の情報を登録しておくことにより、出口ゲートを通過
しようとする車両の車両登録番号標から読取られる車両
登録番号からデータベースを検索してその車種判別を確
実に行なうことが可能となる。

（実施例） 以下、図面を参照して本発明の一実施例につき説明する
。

第１図は実Ｍ例に係る有料通路システムの概略構成図で
あり、１は有料道路の入口ゲートにそれぞれ設けられる
入口ゲート装置、２は上記有料道路の出口ゲートにそれ
ぞれ設けられる出口ゲート装置、３は中央管理センタ等
に設置されるデータベース、および４は上記データベー
ス３に付随して設置されるデータファイルである。

データベース３は、有料道路を通行すると予想される全
ての車両に関して、その車両登録番号と該車両登録番号
が付された車両の車種データとを対にして、各車両毎に
１枚のフオームに記録して予め作成される。例えば陸運
局に登録申請されて登録許可された車両毎に、その車両
登録番号とその車種に関する情報を１枚のフオームに記
録してなるデータが集大成されてデータベース３が構築
されている。

しかして入ロゲート装［１は、該入口ゲートを通過する
車両に対して、その入口ゲートの情報、例えばその入口
ゲートを特定するインターチェンジ番号等を磁気記録ま
たは穿孔記録した通行券１１を発行する通行券発行機１
２と、該入口ゲートを通行する車両の車両登録番号標（
ナンバープレート）１３を撮像入力するＴＶカメラ１４
、このＴＶカメラ１４にて搬像入力された上記車両登録
番号標１３の象から、該車両登録番号標１３に記載され
た車両登録番号１５を読取り認識する登録番号読取り装
置１６とを具備して構成される。

尚、上記通行券１１には、上記磁気記録または穿孔記録
されるインターチェンジ番号の他、該通行券発行日時等
が印刷記録される。また前記登録番号読取り装［１６は
、例えば画像処理装置と文字認識装置とによって構成さ
れる。

入口ゲート装置１は、上記通行券１１が発行され、該入
口ゲートを通過した車両の上記登録番号読取り装置１６
にて読取り入力された車両登録番号に従って前記データ
ベース３を検索し、該車両登録番号を登録したフオーム
を抽出している。そしてこの抽出フオームの情報（車両
登録番号とその車種データ）を、前記通行券発行機１２
が出力する入口ゲート情報（インターチェンジ番号）に
従って分類し、データファイル４にファイルしている。

この結果、データファイル４には、各入口ゲートを通過
した車両に関する車両登録番号とその車種データが前記
データベース３からそれぞれ検索抽出され、各入口ゲー
ト毎に分類されてそれぞれファイルされる。つまりデー
タファイル４には、複数の入口ゲートにそれぞれ対応し
て、その入口ゲートを通過した車両に関する小規模なデ
ータベース４ａ、　４ｂ、〜４ｎが構築されるようにな
っている。

一方、前記出ロゲート装［２は、前記入口ゲートで発行
された通行券１１がセットされ、該通行券１１に記録さ
れている情報を読取る通行券処理装置２１、該出口ゲー
トを通行しようとする車両の車両登録番号１（ナンバー
プレート）１３をＷｉ像入力するＴＶカメラ２２、この
ＴＶカメラ２２にて撮像入力された上記車両Ｕ線番＠標
１３の像から、該車両登録番号標１３に記載された車両
登録番号１５を読取り認識する登録番号読取り装置２３
等を具備して構成される。

更には前記通行券処理装置２１にて読取り入力された情
報等に従って、該出口ゲートに進入した車両に対する通
行料金を計算する料金計算装置２４、計算された通行料
金を該車両の搭乗者に呈示する料金表示装置ｉ！２５、
呈示した通行料金の収受を行なう為の料金収受装置２６
等を備えて構成される。

しかして出口ゲート装置２は、前記通行券処理装置２１
にて通行券１１から読取られた入口ゲート情報に従って
、前記データファイル４に分類ファイルされた該当入口
ゲートのデータ（分類されたフオーム群）４ｋを検索抽
出している。つまり通行券１１から読取られた入口ゲー
ト情報に従い、この入口ゲート情報で特定される入口ゲ
ートを通過した全ての車両に関する情報（フオーム；車
両登録番号とその車種データ）を前記データファイル４
から選択的に抽出している。

そして出口ゲート装置２は、該出口ゲートに進入した車
両の前記登録番号読取り装置ｆ２３にて読取り認識され
た車両登録番号に従って上記の如く抽出したデータ（フ
オーム群）　４ｋを検索し、該当するフオームが存在す
るか否かを照合している。つまり出口ゲートに進入した
車両の車両登録番号によって特定されるフオームが、前
記データベース４から検索抽出されたフオーム群４に中
に存在するか否かを前記通行券１１に記録された入口情
報に従って調べている。

この照合処理によって該当フオームが見出されない場合
には、該出口ゲートに進入した車両は、その通行券１１
に記録された入口ゲート以外から有料道路に入込んだと
判定される。そしてその不正通行に対する処置、例えば
出口ゲートの通過阻止等が講じられる。

しかして出口ゲートに進入した車両の車両登録番号によ
って特定されるフオームが、前記データベース４から検
索抽出されたフオーム群４に中から見出されると、その
フオームのデータから該車両の車種データ２８が抽出さ
れる。前記料金計算装置２４は、この車種データ２８と
前記通行券処理装置２１によって求められた入口ゲート
の情報とから、車種に応じて定められ、且つ有料道路の
通行区間に応じて定められる通行料金を計算するものと
なっている。

そして計算された通行料金の収受が行われた後には、出
口ゲート装置２によって前記データファイル４に分類フ
ァイルされたフオーム中の、該当フオームが抹消される
ものとなっている。

かくしてこのように構成された有料道路システムによれ
ば、データベース３に登録された情報に従って入口ゲー
トを通過した車両の情報が各入口ゲート毎に分類されて
データファイル４にファイルされ、出口ゲートでは上記
データファイル４を検索して該出口ゲートに進入した車
両がその通行券１１に記録された入口ゲート情報により
特定される入口ゲートを通過した車両であるか否かを照
合判定することになる。

しかもデータベース３を利用して入口ゲートを通過した
車両の車両登録番号とその入口ゲートの情報とを効果的
に対応付けてその通行車両を管理するので、有料道路を
通行する車両の不正を確実に検出することが可能となる
。つまり入口ゲートを通過しなげ机ばその車両に関する
情報がデータファイル４に登録されないので、成る入口
ゲートで発行された通行券１１を不正に入手しても、出
口ゲートにおける車両登録番号の照合によってその不正
通行が確実に検出されることになる。

また本システムによれば、通行券１１には不正通行を防
止する為の入口ゲートの情報を記録するだけなので、入
口ゲートにおｓするサービスタイムが増大することがな
く、交通渋滞の要因となることがない。またその無人化
を図ることも可能となる等の効果が奏せられる。

尚、本発明は上述した実施例に限定されるものではない
。例えば第２図に示すようにデータベース３から検索さ
れる入口ゲートを通過した車両の情報（フオーム）を、
その入口ゲートに応じて分類することに加えて、その通
過時間帯く通行券の発行時間帯）毎に分類してファイル
するようにしても良い。このようにすれば、通行券１１
から読取ら、れる入口ゲート情報に従って、その入口ゲ
ートを通過した時間帯を知ることが可能なことから、デ
ータファイル４の検索処理時間の短縮化を図ることが可
能となる。また実施例ではデータベース３およびデータ
ファイル４を集中管理するものとして説明したが、各ゲ
ート毎に分散管理し、これをネットワークで結んで情報
処理することも可能である。

その他、データベース３の構築の仕方やその分類ファイ
ル法は、システムに要求される仕様に応じて定めれば良
いものであり、要するに本発明はその要旨を逸脱しない
範囲で種々変形して実施することができる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、有料道路のゲート
を通過する車両を、データベースを有効に利用してその
車両登録番号および車種情報と入口ゲートの情報とを対
応付けて管理するので、該有料道路の不正通行を効果的
に防止（ｖＡ止）することができ、ゲートの無人化に対
応した車種判別を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る有料道路システムの概
略構成図、第２図は本発明の別の実施例におけるデータ
ファイルの構成例を示す図である。 １・・・入口ゲート装置、２・・・出口ゲート装置、３
・・・データベース、４・・・データファイル、１１・
・・通行券、１２・・・通行券発行機、１３・・・車両
登録標、１４．２２・・・ＴＶカメラ、１６．２３・・
・登録番号読取り装置、２１・・・通行券処理装置、２
４・・・料金計篩装置、２５・・・料金表示装置、２６
・・・料金収受装置。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第１図 第２図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）車両登録番号と該車両登録番号が付された車両の
   車種データとを対応付けて登録したデータベースと、有
   料道路の入口ゲートを通過する通行車両に入口ゲート情
   報を記録した通行券を発行する通行券発行機と、上記入
   口ゲートを通過する車両の車両登録番号標に記録された
   車両登録番号を読取る手段と、この読取り入力された車
   両登録番号に従って前記データベースを検索し、該通行
   車両の車両登録番号とその車種データとを前記入口ゲー
   ト情報に応じて分類ファイルするデータファイルと、前
   記有料通路の出口ゲートを通過しようとする通行車両か
   ら与えられる前記通行券に記録された情報を読取り入力
   し、該通行券から読取り入力した情報に従って前記デー
   タファイルから該当データを検索する通行券処理装置と
   、上記出口ゲートを通過しようとする通行車両の車両登
   録標に記録された車両登録番号を読取る手段と、この読
   取り入力された車両登録番号と前記データファイルから
   検索されたデータとを照合する手段とを具備したことを
   特徴とする有料道路システム。
2. （２）通行券に記録される入口ゲート情報は、入口ゲー
   トを特定する識別情報と、該通行券の発行時刻または発
   行時間帯を示す情報とからなり、データファイルは上記
   入口ゲートを特定する識別情報と該通行券の発行時刻ま
   たは発行時間帯を示す情報とに従って入口ゲートを通過
   した車両の車両登録番号とその車種データを分類してフ
   ァイルするものである特許請求の範囲第１項記載の有料
   道路システム。