JPS6228230Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は枕カバーに関し、枕に付着した頭髪
等の臭いを吸着体により脱臭し得ると共に、枕の
使用中、使用者の頭部周囲の空気を清浄化して安
眠効果を実現し得る健康上有益であつて、かつ吸
着体の交換の容易な枕カバーを提供しようとする
ものである。

以下この考案の構成を図示実施例に基いて説明
する。

実施例の枕カバー１は、長手形状の枕カバー本
体３の長手方向の両側縁に止め紐２を有し、枕の
外周に巻き止めて使用する形式のもので、枕カバ
ー本体３の裏面中央部には面フアスナー８を構成
しループ状の起毛層を有する左右一対の帯状の面
フアスナー片８ａ，８ａが固着されている。

枕カバー１に止着される吸着体５は、第１図に
示すように、ポリウレタン等の柔軟な発泡合成樹
脂よりなるシート状基材に粉末活性炭を含有せし
めてなる活性炭フイルター６の表裏面を、不織布
等の通気性素材よりなる外装材７で被覆してなる
ものである。この吸着体５の外装材７の外面両側
縁には面フアスナー８を構成し前記起毛層を有す
る面フアスナー片８ａに係着する面フアスナー片
８ｂが取付けられ、この面フアスナー８によつて
吸着体５が枕カバー３の内面に着脱自在に止着さ
れている。

なお、図中１ａは枕カバー本体３に縫着された
飾り縁である。

上記両実施例の枕カバー１は枕の外周に巻き止
めて使用する平面構成のものであるが、この他、
枕に嵌め被せて使用する筒状の枕カバーや、枕全
体を被覆するようにしたケース状の枕カバー等に
おいても、同様にしてその内面に吸着体５を装備
せしめうることは勿論である。

この考案に係る枕カバーは上述のような構成を
有するものであるから、これを枕に装着した場
合、吸着体５に含まれた活性炭の吸着作用によ
り、枕に付着した頭髪等の臭いを脱臭できると共
に、枕の使用中、使用者の頭部の体温による枕内
を通じての空気の対流現象によつて、使用者の頭
部周囲の空気の汚れや臭いを吸着して空気を清浄
化することができ、安眠効果を実現し得て健康上
有用なものであることはもとより、吸着体５が面
フアスナー等の接結部材８を介して枕カバー本体
３の内面に着脱自在に止着されたものであるか
ら、使用中に不本意に吸着体５が所定位置から移
動する虞れがない。従つて、使用者の頭部に最も
接触しうる枕カバーの中央部にのみ吸着体５を止
着しても有効な上記脱臭、安眠効果を期待するこ
とができるとともに、吸着体５を枕カバー本体３
の全面に亙つて装着する必要がないので経済的で
ある。これに加えて、古くなつた吸着体５と新し
い吸着体５との取替交換をワンタツチで容易に行
うことができるという利点を有している。

【図面の簡単な説明】

図面は、この考案の一実施例を示すもので、第
１図は内面側からみた斜視図である。 １……枕カバー、３……枕カバー本体、５，１
５……吸着体、６……活性炭フイルター、７……
外装材、８……接結部材。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ポリウレタン等の柔軟な発泡合成樹脂よりなる
   シート状基材に粉末活性炭を含有せしめてなる活
   性炭フイルター６の表裏面を不織布等の通気性素
   材よりなる外装材７で被覆したものとなされたシ
   ート状の吸着体５が、枕カバー本体３の内面所定
   位置と吸着体１５の外面とに取付けられ両者を解
   離自在に接結し得る面フアスナー等の接結部材８
   を介して枕カバー本体３の内面に着脱自在に止着
   されてなる枕カバー。