JPS62282267A - 血液型抗原パネル - Google Patents

血液型抗原パネル

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JPS62282267A
JPS62282267A JP391887A JP391887A JPS62282267A JP S62282267 A JPS62282267 A JP S62282267A JP 391887 A JP391887 A JP 391887A JP 391887 A JP391887 A JP 391887A JP S62282267 A JPS62282267 A JP S62282267A
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antigen
blood group
blood
antigens
type
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JP391887A
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カルロス コードン−カルド
ケネス オウ.ロイド
コニー エル.フィンスタッド
エム.イー.マグローティ
ニール エイチ.バンダー
ロイド ジェイ.オウルド
マイロン アール.メラメッド
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Sloan Kettering Institute for Cancer Research
Original Assignee
Sloan Kettering Institute for Cancer Research
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Publication date
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    • C07K16/28Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans against receptors, cell surface antigens or cell surface determinants
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07K16/18Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 見匪夏光用 この発明は特定の抗原の存在を測定するためにモノクロ
ーナル抗体を使用することに関している。この発明の適
用はガン細胞の分類あるいは前ガン状の患部の同定を含
む病気の診断を含んでいるがこれらに限定されない。
先丘五立 血液型抗原は赤血球やある種の上皮組織や体分泌物に典
型的にみられる炭水化物の決定基である。それらは脂質
やタンパク質の炭水化物側鎖に糖をさらに付加すること
で形成される。
〔ハコモリ、「血液学セミナー」第18巻、39頁(1
981年〕〕。これらの構造の合成は分泌におけるその
発現や赤血球以外の細胞タイプと同様に遺伝子が支配し
ている。
A、 B、)I型の血液型抗原は少くとも間接的に血液
の゛′タイプ″″を同定するものとに知られている。H
抗原のみがあるのはO型の血液の特徴であり一方、同じ
検体にAとR抗原があるのはAB型の特徴である。Aま
たはB抗原が存在するのは夫々A型またはB型の血液の
特徴である。ルイス抗原すなわちLsaとLebは血漿
、分泌物、及び分泌上皮に典型的に見られる。
これらの抗原は他の条件の特色となりそれらの存在を測
定することは血液型の決定以外の領域で有用である。例
えばエモット等は通常は正常の膀胱組織に存在するAB
I(型の抗原が膀胱腫瘍には存在しないことを見つけた
〔ジャーナル・オブ・ユロロジー、第121巻、37頁
(1979年)〕。
その後の研究でこれらの抗原の損失が悪性化への早期事
象であることを示した。[リス等;ヱメリカン・ジャー
ナル・オブ・クリニカル・パソロジー、第68巻、37
2頁、 1977年、(喉頭ガン);ワインスタイン等
;キャンサー、第43巻、661頁、1979年、(n
胱ガン)〕。上皮ガン特に大腸ガンの患者ではLea抗
原とLeb抗原が増加することがみつけられた。(コブ
ロウスキー等サイエ旦、第212巻、53頁、 198
1年)。さらに同じ患者では通常は不適合な血液型があ
るガン患者で存在することが記載されている。(ハラト
ン等、バイオキミカ・バイオフィジカ・アクタ、第66
6巻、361頁、1981年)。
急に現われたり消失したりする血液型抗原の量の変化を
測定することは病理的な状態を示す。
例えばハラトン等(既出)はO型のガン患者にA抗原を
みつけた。エモール、リン及びコブロウスキー(既出)
は抗原の消失あるいは出現がガンの典型であることを示
している。ここに血液型抗原の存在を測定する方法をも
っことが望まれる。
血液型抗原に特異的と知られるいくつかのモノクローナ
ル抗体が特定の抗原を決定するための[パネルjとする
ために使われた。例えばH2O−36というモノクロー
ナル抗体はいろいろなA抗原の全ての存在を同定する。
(例えばサカモト等、(未発表原稿)、審理中のアメリ
カ合衆国特許第474,415rモノクロ一ナル抗体s
8はB抗ffKを検出することが知られている」、ウエ
ダ等PNAS、第78巻、 5122頁、1981年)
。さらにモノクローナル抗体T−174,,T−218
、P−12、及びF−3は夫々しea、 Leb、 X
及びY抗原に特異的である。抗体に−21は前駆タイプ
の抗原を検出する。レティグ等、キャンサー・リサーチ
第45巻、815頁、1985年、ロイド等、イムノジ
エネテイクス第17巻、537頁、1983年。
以下にもっと詳細に記述されるこれらモノクローナル抗
体全ては血液型抗原を決定するためのパネルの一部とし
て使われる。
そのパネルについて詳述、その用途、内容については以
下の明細書に述べられている。
本発明のモノクローナル抗体を産生ずるハイブリドーマ
細胞株はアメリカ標準法集積所(メリーランド州ロツク
ヴイル市パークローンドライブ12301番地、 20
852)に奇託され次の’18番号をもっているすなわ
ち −ノ)イブリドーマ    ATCC番号−T174 
           HB 8242T218   
         HB 8249P12      
      1(88551F3          
   1(B  8217に21          
  HB 8549これらハイブリドーマの由来につい
ての知見は申請中のアメリカ特許申請番号No、474
,415(H29−36、T−174,T−218)、
No、297,814(S−8)、No、604,08
0(P−12とに−21)No、470,815(F−
3)に見ることができる。さらにこれらハイブリドーマ
はウエダ等ハ易第78巻、5122頁(1981年)、
(S8)iレティブ等キャンサー・リサーチ、第45巻
、815頁(1985年)(P−1,2とに−21)お
よびロイド等、イムノジェネティクス、第17巻、53
7頁(1983年)(F−3)等の文献に記載されてい
る。これらすべての記載物はここに参考文献にとり上げ
られる。
要約すると、この技術的によく知られたケラ−・ミルシ
ュタイン法に従がい、免疫する細胞株として第1表に示
した材料を使って調製される。
第1表 血液型抗原を同定するマウスモノクローナル抗
体の由来と特異性 抗体(Igサブクラス)  免疫される細胞株 血液型
特異性テラトカルシノーマ  (タイプ1鎖)T1.7
4 (γ、)      5K−CO−10Le”大腸
ガン細胞    (タイプ1鎖) T218(μ)       5K−CO−10Leb
大腸ガン細胞    (タイプ1鎖) PI3(μ)       新鮮ヒト胎盤    x(
タイプ2M)F3(μ)        5K−LU−
3Y(タイプ2鎖)肺カン細胞 T36(γ、)       HT29       
 Acタイプl及び大腸ガン細胞     2鎖) S8(μ)        5K−RC−7B(タイプ
2鎖)腎ガン細胞 注:ユレックス・ビュロペアンズ(ハリ二ニシダ)から
精製したアグルチニンエ(ベクター・ラボラトリーズ、
カリフォルニア州バーリンゲイム市)がH−抗原を同定
するために使われた。
泌尿生殖器系上のABO(H)抗原の発現は文献(例え
ば、クーン等、アメリカン・ジャーナル・クリニカル・
バンロジー、第76巻、163頁、1981年)の中で
論議されており、また最近の研究では正常なヒト成人の
尿路上皮にLeaとLeb抗原が存在していることが示
されている(ジュール、ジャーナル・オブ・ヒストケミ
ストリーアントサイトケ辷とトリー、第33巻、309
頁、1985年)から、尿路が模範的な系として使われ
た。以下の実験がヒトの全尿路におけるルイス、X、Y
及び前駆的な決定基を含めるためにその系の研究を拡大
する試験となっている。
この技術に通じているものはヒトの尿路組織の解析が血
液型抗原の表現型を決定するためにどの組織系にも適用
できることを認識するだろう。例えば″分泌型″と″非
分泌型″という言葉が血液にA、 B、あるいは11抗
原を分泌するかしないかの人を定義するのに使われる5
 ′′分泌型″はLebとY抗原を産生ずるが一方、非
分泌型は1、eaとXを産生する。ワトキンス、サイエ
ンス、第152巻、172頁(1966年)。″分泌型
″が″非分泌型″かの状態はこの状態の変化と同様にガ
ンにかかりやすい性質あるいは発病を示すと考えられて
いるのでそのモノクローナル抗体のパネルとここに述へ
る方法はガンの診断に有用である。
材料及び方法 組   織 妊娠12〜14週齢のヒ!−胎児組織を人工流産から得
た。ヒトの正常成人組織は死後9時間以内の解剖でか或
いは切除1〜2時間以内の手術病理標本から得られた。
新鮮組織はリン酸塩緩律f化生理食塩水(PBS) (
PH7,4)中の10%フォルマリンで固定化しパラフ
ィンで包埋した。また別に組織は液体窒素中で予冷され
たイソペンタン中で急速冷凍され凍結容器中でOCT化
合物によって包埋され要時まで一70°Cに保存された
。腎臓と尿管を含む2種の胎児標本が1つはA型の他は
I(型の抗原を表現しているものとして研究された。本
研究に選択された成人腎、尿路、あるいは膀胱組織はO
型3、A型3.B型2、All型2の被験者からの検体
を含んでいた。検体の由来する人の血液型は免疫組織学
上の反応パターンで修正された。
一−l ハリエニシダから精製したアグルチニンエは4μg/m
RでH抗原の同定に用いられた。マウスのモノクローナ
ル抗体H29−36はA抗原(変異法会て)を認識しモ
ノクローナル抗体S8はB抗原を検出し、モノクローナ
ル抗体のT−174、T−218、P−12、F−3、
夫々Lea、Leb、x、Y抗原に特異性があるものと
して用いられた。モノクローナル抗体に−21は前駆体
のタイプエ鎖抗原を検出する。
これら抗体は培養上清を希釈せずにか或いはマウスの腹
水から精製した後に(1:250の希釈度で)用いられ
た。
九皮旦皇少主 a)間接的免疫蛍光法:凍結組織(4〜8ミクロン)を
ミクロトームでクライオスタットを使って切片にした。
クライオスタットで切った切片をPBS中の1%フォル
マリンか冷アセトンで10分間固定するかまたは未固定
で使用した。組織切片をPBSで数回洗0、PBS中2
%のウシ血清アルブミン中でリンスした。それから−次
抗体と湿潤容器中で1時間室温でインキュベートしたが
抗体のタイマーと適当な希釈度は予め設定された。
切片はPBSで洗われ、第二の蛍光標識化された抗体で
45分間インキュベートした力\これも最適の希釈度に
予め設定された(通常はBSA−PBSで1 : 40
)。組織切片をマグネチックスターラーを使って激しく
攪拌しな力1らPBS中で強力に洗;争し、 PBS中
90%グリセロール中でスライドに載せ100ワツトの
水銀ランプを使って蛍光顕微鏡で検鏡した。
b)免疫ペルオキシダーゼ法:フォルマリンで固定し、
パラフィン包埋した切片をこの方法のために脱パラフイ
ン化した。切片を細胞内にあるペルオキシダーゼ活性を
除くためにPBS中の1%H20□で30分間処理した
(1%のH2O2の代りに1舅の過ヨウ素酸を用いたと
きは染色されなかった)。組織切片をPBSで数回洗浄
し、それから20分間適当な抑制血清とインキュベート
した。抑制用血清を洗い落してから切片を適当に希釈し
た一次抗体と4°Cで一晩インキユベートした。ペルオ
キシダーゼ−抗ペルオキシダーゼ抗体法とアビジン−ビ
オチン法とがこれらの実験に使われた。二次抗体は西洋
ワサビペルオキシダーゼ結合またはビオチン化され、そ
れらは1時間切片とインキュベートされた。それから切
片を数回PBSで洗い0.05M )−リス緩衝化0.
1MNaC11、pH8,0で洗浄した。最終反応のた
めにジアミノベンチジン(DAB)を発色試薬として用
いたが0.3zの)l、 02の100μgを含むトリ
ス緩衝液100mα中の5mgのDABの4塩酸塩と6
〜12分間組織切片をインキュベートすることによって
ペルオキシダーゼ反応を行った。切片を蒸留水で洗い、
ヘマトキシリンで染色しバーマウントでスライド固定し
た。
新鮮な凍結切片もこの方法のために使われた。この場合
抗体は1時間インキュベートされ、他のステップはパラ
フィン包埋した組織切片について上述したものと同じで
あった・ C) レクチンで染色する方m:Aリニニシダレクチン
を2時間室温でインキュベートし次いで4℃で一晩1:
1000に希釈したウサギの抗ハリエニシダレクチン抗
体とインキュベートした。免疫ペルオキシダーゼ法は二
次試薬としてビオチン化したヤギの抗ウサギ免疫グロブ
リン抗体を使って上記のようにして行われた。
d) コントロール:適当な血液型抗原を表現している
凍結されパラフィン包埋した。111職が陽性と陰性の
コントロールとして試薬のタイターを決めるために使わ
れた。陰性のコントロールは一次抗体を同じ種の他の抗
体にかえたりまたはPBSだけで行われる。
粘−一一米一 第1表はマウスのモノクローナル抗体パネルの由来、イ
ムノグロブリンのサブタイプ及び検出される血液型抗原
の特徴を集約している。第2表は正常成人の腎、尿管、
FJ胱の切片に対するこれら抗体の免疫反応性をまとめ
ている。第3表は胎児性の腎と泌尿器の切片に対する抗
体のパネルの免疫反応性を示している。第1.2図は正
常のヒト成人の腎と尿路上皮とのこれらモノクローナル
抗体の免疫組織化学的染色パターンを説明している。
戊人且4立ム藍1反麦生 ハリエニシダから精製したアグルチニンTがH−抗原を
同定するために使われた。H−抗原の発現は7放した全
ての標本の内皮細胞と赤血球に観察された。A、8ある
いはH型の人の腎ではト抗原が糸球体の毛細管・ネット
ワークや集合管の上皮細胞で均質な染色パターンをもっ
てIQされた。その染色はAB型の人の標本では弱かっ
た。尿路上皮標本は全て、粘膜全体にわたって基底層が
強力に免疫染色されるH抗原を発現した。ネフロンや結
合組織の残りはテストした大全てハリエンシダ反応性は
陰性であった5抗A(H29−36)と抗B(S8)抗
体は適切にマンチした組織標本とのみ反応したすなわち
夫々血液型A型に陽性とB型に陽性のものからの標本と
反応した。各々場合、内皮細胞と赤血球が相応する抗体
に染まることがわかった。腎では、〜及びB、またはA
か8の抗原が糸球体毛細管と管回糸細管及び集合管の上
皮細胞にみられた(第1図A)。
尿路上皮は全体に免疫的に反応性があるが、染色の強さ
にはいくらか差があり通常口径の細胞で強い反応があっ
た(第1図B)。
ルイス抗原は成人の腎においてきわ立った反応パターン
を示すところのネフロンにおいて発現した。ルイスa(
τ【74)は一般に成人腎では集合管と遠位管の上皮緬
胞にみられ(第2図A)、ある場合には(すなわちAB
型標本では)近位管とへレン係蹄のある部分では弱い染
色がみられた。
尿路上皮ではルイスa型は最表層の上皮細胞層において
常に陽性であり(第2図B)より深層では弱いか染色し
ないかであるがある場合(H型標本)では上皮細胞の全
層にわたって陽性であった。ルイスb型(T218)は
集合管でまれに見られ、時には成人腎の集合管単一の細
胞が染色するものもあったが反応性は強い(第2図C)
、尿路上皮ではルイスb型は主に基底層とその上の細胞
層に発現していた(第2図D)がある標本では基底細胞
において上皮細胞全体にわたって強度が増していた。X
決定基(PI3)は多形核白血球に検出される。成人腎
ではX抗原は近位屈曲管の上皮細胞やベレン係蹄ある部
分で陽性であった(第2図E)が1例(A型標本)では
遠位、望曲管やズ合管の上皮細胞で弱い染色がみられた
。尿路上皮における抗X抗体の反応性は傘細胞において
常に強く中間細胞層では弱く染色に差があった(第2図
F)。Y決定基(F3)は内皮細胞と赤1111L球で
検出された。成人腎ては糸球体毛細管の内皮細胞が免疫
的に反応し、集合管の上皮細胞と同様であった(第2図
G)。成人の尿路上皮での反応性は強くY抗原は粘膜全
体に均質なパターンとしてみられ、基底及び基底上層細
胞で染色が強まった(第2図H)。
最後に前駆型Ifi (K21)は成人腎において遠位
屈曲管と集合管の上皮細胞に時にみられた(第1図C)
、そして試験した成人の尿管あるいは膀胱の標本で検出
されたことが注目される(第1図D)。
盗尻1j■IlC粧【匹生 H,A及びB型抗原を検出する試薬との胎児性組織の免
疫的反応性パターンを成人のそれと比へた場合差はみら
れなかった。
一般に胎児の尿管におけるLe”、 Leb、X、 Y
及び前駆型抗原の発現はいくつかは大きな差があるもの
の成人のそれと似ていた(第2表)。ルイスa型の染色
は胎児腎の集合管で非常に強く、一方尿路上皮の染色は
胎児では成人のものより弱かった3腎におけるX抗原の
反応性は成人のものと類似している。胎児の尿路上皮は
成人のより強く反応する。LebとY抗原の反応性は尿
管系全体を通して成人と胎児組織で非常に類似していた
最後に成人組織とは反対に胎児の腎と尿管は集合管の上
皮細胞と尿路上皮の強く一様な染色と同様に前駆I型抗
原を発現していた。
この技術に通じた者はここに述べられたモノクローナル
抗体やモノクローナル抗体パネルの応用性について理解
するだろう。例えばもし組織や器官が移植されるかどう
かを決めるために血液型の抗原の表現に従ってそれらを
タイプ分類することができよう。移植されようとする器
官や組織の血液型抗原のプロファイルは交叉反応性が考
えられるかどうかを決めるために受容者の血液型抗原の
プロファイルと比較される。
血液型の分類にもここに述べた抗体や抗体パネルを使っ
て実施することができる。血液試料を存在する血液型抗
原が既知の抗体と複合体を形成するのに都合のよい条件
下で抗体あるいは抗体パネルと接触される。結合のパタ
ーンを検査することによって特定の血液型抗原の存在ま
たはそれらが存在しないことを決める。器官や組織をタ
イプ分けする場合同様な操作が使われる(すなわち、細
胞試料、または組織試料を抗体に接触させることを利用
する)。
この技術に精通する者はまたガン患者において、血液型
抗原の表現がしばしば変わることまたそのいろいろな変
化が特定のガンにおける状態の特徴となることを理解し
よう。すなわちガンが考えられるとき、患者の血液、体
内分泌物。
あるいは組織標本などが本発明のモノクローナル抗体や
抗体パネルを使って分析される。上記の接触させる方法
によって、血液型抗原の発現パターンが得られそれを個
々の正常な血液型抗原の発現パネルすなわち「血液型」
と比較する。
それでガンに関する。低音の状態について診断をするこ
とができる。
ここに、H−29−36、S−8、T−174、T−2
18、P−12、F−3及びに−21の群から少くとも
1つの抗体を含むモノクローナル抗体のパネルを使うこ
とによって、前記の本発明の目的が成就される。上記で
わかるように、この発明は喉頭、呼吸器官、!′J胱、
あるいは尿路ガンなどのガンを診断するのに特に有用で
ある。
この分野の技術に通じる者はまた。ここに述べられた抗
体や抗体のパネルがいくつかのモノクローナル抗体試料
が別々に包装され個々の抗体あるいは全体のパネルを希
望のときに使うことができるようにキットの形で得るこ
とができる。−個の試料を例えば連続的に検査を行える
ようにすることができる。
ここにはこの発明の望ましい内容と考えられることが述
べられているが、この技術に通じるものにとってこの発
明からはずれることなくいろいろな変化修正ができるこ
とは明らかであろう。そして、それ故に本発明の真の精
神と目的にかなうような変更と修正全てをカバーするこ
とが求められる。
以下余白 第2表 成人の腎、尿管、膀胱における血液型抗原検出
用近位屈曲管   o’oooo  ・ 00ヘレン係
蹄   oooo  o  eo。
遠位屈曲管   oooo  o  oo。
集合管     ・ ooe  o  o  ・ θ尿
路上皮    ・ 000/・9/・ Q ・ OA 
  糸球体     oooo  o  oo。
近位屈曲管   oooo  o  ・ 00ヘレン係
′s    oooo  o  eo。
遠位屈曲管   000 θ o  eo。
集合管     [株] ・ 0 ・ θ θ ・θ/
魯尿路上皮    ・ ・ OQ 96 ・ OB  
 糸球体     oooo  o  oo。
近位屈曲管   oooo  o  ・ 00ヘレン係
蹄   oooo  o  eo。
遠位屈曲管   oooe  o  oo  θ集合管
     ・ 0 ・ θ θ 0 θ θ尿路上皮 
   ・ 016  @  8@OAB    糸球体
     oooo  o  oo。
近位屈曲管   ooo  θ 0 ・ O。
ヘレン係蹄   000  θ o  eo。
遠位屈曲管   000 θ o  ooe集合管  
   ・ 目 8 θ θ 8 θ尿路上皮    ・
 ・ 85 ・ Q@。
ps=前駆体構造 免疫反応性  ・ニ一様に染色する θ:細胞により染
色Q=口径の側が陽性 Q=基底側か陽性第3表 胎児
の腎と尿管における血液型抗原検出用抗体パネルの免疫
反応性 抗原の発現 組織 HA B LeaLebX Y PS 糸球体      0000  0000近位屈曲管 
   0000  0  ・ 00ヘレン係蹄    
oooo、o  θ OO遠位屈曲管    oooo
   ooo。
集合管      ・ O・ ・  eoe  ・尿路
上皮     ・ ・ 番 Q  θ ・ ・ 0PS
=前駆体構造 免疫反応性  ・ニ一様に染色する 8=細胞により染色 6:ロ怪の側が陽性 Q=基底側が陽性
【図面の簡単な説明】
第1図はLe”、 Leb、H−1、H−2、X、 Y
、 A、 Bの各抗原の構造と起源を図式的に示してい
る。 第2,3図はここに記述されたモノクローナル抗体を正
常な成人の腎及び尿路上皮に適用したときの免疫的組織
染色パターンを示している。 特許出願人 スローンーケソタリング インステイテユート フォー キャンサー リサーチ ″ −俗1 −一一二二一

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、血液型抗原に特異的に結合する少くとも1種のモノ
    クローナル抗体を含む血液型抗原を同定するためのパネ
    ル。 2、H−29−36、S−8、T−174、T−218
    、P−12、F−3及びK−21から成る群から少くと
    も1種のモノクローナル抗体を含む特許請求の範囲1に
    記載のパネル。 3、モノクローナル抗体H−29−36、S−8、T−
    174、T−218、P−12、F−3及びK−21か
    らなる特許請求の範囲1に記載のパネル。 4、抗原抗体複合体の形成に都合よい条件下で特異的に
    血液型抗原に結合する抗体パネルに血液試料を接触させ
    、どの抗体がその血液試料中の抗原と特異的に結合する
    かを検査することを含む血液を分類する方法。 5、移植する器官または組織の適合性を検査するのに使
    われる特許請求の範囲4に記載の方法。 6、抗体−抗原複合体の形成に好適な条件下でいろいろ
    な血液型抗原と特異的に結合するモノクローナル抗体の
    パネルに組織試料を接触させ、その抗原の存在を決める
    ためにその複合体の存在を検査して特定の病気と関連し
    た抗原パターンと抗原の存在を比較することを含む血液
    型抗原の分泌と関連した病気を診断する方法。 7、病気がガンである特許請求の範囲6に記載の方法。 8、ガンが喉頭、呼吸器管、膀胱、尿路ガンである特許
    請求の範囲7に記載の方法。 9、血液型抗原と特異的に結合する少くとも一種のモノ
    クローナル抗体を別々に分けた部分を含む血液型抗原の
    存在を測定するのに使うキット。 10、H29−36、S−8、T−174、T−218
    、P−12、F−3及びK−21から成る群の中少くと
    も1種のモノクローナル抗体を含む特許請求の範囲9に
    記載のキット。
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