JPS62282056A - 内装用表装材の製造方法 - Google Patents

内装用表装材の製造方法

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JPS62282056A
JPS62282056A JP61124566A JP12456686A JPS62282056A JP S62282056 A JPS62282056 A JP S62282056A JP 61124566 A JP61124566 A JP 61124566A JP 12456686 A JP12456686 A JP 12456686A JP S62282056 A JPS62282056 A JP S62282056A
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fiber
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義征 住井
敬光 北澤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3発明の詳細な説明 [産業上の利用分野] 本発明は内装用表装材の製造方法に関する。
さらに詳しくは、本発明は自動車内装材などに用いられ
る内装用表装材の製造方法に関する。
[従来の技術] 従来より自動車内装材などの内装用表装材には、繊維ウ
ェブの一方表面にニードルパンチを施した起毛部のソフ
トな風合を有するフェルト状不織布が用いられている。
かかる内装用表装材としては、特開昭59−10136
2号公報に開示されているような繊維ウェブ−の一方表
面にニードパンチを施し、他方表面に起毛部を設け、合
成樹脂または合成ゴムなどを含浸させることにより繊維
ウェブ中の繊維が結合されたものや特開昭59−103
743号公報に開示されているような繊維ウェブの一方
表面にニードルパンチを施し、他方表面に起毛部を設け
、繊維ウェア中に含有された熱融着性繊維により繊維を
結合されたものなどが用いられている。
[発明が解決しようとする問題点] 上記特開昭59−101362号公報に記載された内装
用表装材はモジュラスが高いためにその成形性がわるく
、また特開昭59−103743号公報に記載された内
装用表装材は成形性はよいが、風合が硬くなるという欠
点があるばかりではなく、上記内装用表装材はいずれも
ニードルパンチを施した際に針の同調などに起因する針
孔による表面の凹凸の発生、いわゆるパンチ荒れが生じ
表面の外観が劣るなどの欠点がある。
そこで本発明者らは上記のような問題点に鑑みてかかる
問題点を解決するべく鋭意研究を重ねた結果、成形性に
優れ、風合がソフトでしかもパンチ荒れなどが全くない
表面外観の優れた内装用表装材をうることができる製造
方法を見出し、本発明を完成するに至った。
[問題点を解決するための手段] すなわち、本発明は捲縮数15〜25山/ 25+am
の繊維を含む繊維ウェブの一方表面にニードルパンチを
施した後、該繊維ウェブを搬入速度が搬出速度よりも速
くなるように伸縮性ベルトとロールとの間に挿入して挿
入方向に圧縮せしめ、ついでニードルパンチを施した面
にバインダーを含浸することを特徴とする内装用表装材
の製造方法に関する。
[作用および実施例] 本発明の内装用表装材の製造方法によれば、捲縮性繊維
からなる1iIfウエブが搬出速度よりも搬入速度が速
い伸縮性ベルトとロールとの間に挿入されるので、単位
体積あたり捲縮数の多い繊維が密に詰まった、その平面
にはパンチ荒れなどがない平滑な成形性に優れた内装用
表装材がえられるのである。
本発明で使用される捲縮数15〜25山/ 25mmの
繊維ウェブに用いられる繊維としては、たとえばポリエ
ステル繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、
ポリ塩化ビニル繊維、ポリ塩化ビニリデン繊維、ポリア
ミド繊維、エチレン−酢酸ビニル共重合体繊維などの合
成繊維、レーヨン繊維、アセテート繊維などの半合成繊
維、綿、羊毛などの天然繊維などがあげられるが、これ
らのなかでもポリエステル繊維は耐候性、耐熱性など優
れているので、表装材としてとくに好適に使用すること
ができる。
前記繊維ウェブに用いられる繊維の捲縮数(織雑長25
Illlあたりの捲縮した繊維の山の数)は、15山/
251IIII1未満では、繊維ウェア表面で生じたパ
ンチ荒れを消すことができず、また25山/ 25a+
mをこえると、カーディング性がわるく、均一なウェア
を形成するのが困難となる。
なお、前記繊維ウェア中には捲縮数15〜25山/ 2
5++++aの繊維は充分な捲縮性を発現せしめるため
に50重量%、とくに70重量%以上含有されるのが好
ましい。
前記繊維ウェアの一方表面にはニードルパンチが施され
るが、通常その針密度は150〜400本/cdとなる
ように調整して行なわれる。該針密度は150本/cd
未満であるばあい、繊維の絡みが少ないため充分な強度
を有する表装材をうろことができず、また400本/c
dをこえるとえられる表装材のモジュラスが高くなり、
成形性がわるくなる。なお、えられる表装材の一方表面
に起毛部を形成し、起毛部の表装材をうるためにはニー
ドルパンチはその反対表面のみに施すのが好ましい。
つぎにニードルパンチが施された繊維ウェアは搬入速度
が搬出速度よりも速くなるように伸縮性ベルトとロール
との間に挿入され、挿入方向に圧縮されるが、表面が平
滑化されたパンチ荒れのない表装材をうるためには繊維
ウェアの挿入速度は搬出速度よりも15〜30%速いの
が好ましい。
なお、伸縮性ベルトとロール間の圧力は線圧で1kMc
m未満のばあい、圧縮による効果が小さくパンチが荒れ
が充分に解消できず、また10ko/ cmをこえると
パンチが荒れは解消できるが不要なしわが発生すること
があるので、3〜7kg/ cmとなるように調整され
るのが好ましい。
かくしてえられる繊維ウェブは捲縮数の多い繊維が密に
詰まった、表面が平滑化されたものであるので、パンチ
荒れがなく、成形性にも優れたものである。
つぎに上記でえられた繊維ウェアにはバインダーが含浸
されるが、不織布の有する風合を生かすためにはニード
ルパンチが施された面のみに含浸されるのが好ましい。
さらに該繊維ウェブに含浸されたバインダ一層の厚さは
、1llftウエアの厚さに対して174〜3/4であ
るのが好ましい。バインダ一層の厚さは174未満では
充分な耐久性を有する表装材をうろことができず、また
3/4をこえるとバインダーを繊維ウェブの全面に含浸
させたばあいと同様に成形性が低下する。かかるバイン
ダーの具体例としては、エチレン−塩化ビニル系、エチ
レン−酢酸ビニル系、エチレン−塩化ビニル−酢酸ビニ
ル系、塩化ビニリデン系、塩化ビニル系、アクリル酸エ
ステル系、ポリエステル系などの樹脂がエマルジョン状
態で使用されるが、かかるバインダーには必要に応じて
リン系、ハロゲン系、アンチモン系、水酸化化合物系あ
るいは有機リンハロゲン系などの難燃剤、セルロース系
、アルギン酸ソーダ系、ポリアクリル酸系などの増粘剤
、カオリン、タルク、酸化チタンなどの充填剤、非イオ
ン界面活性剤、アニオン界面活性剤などの分散剤などが
適宜添加されてもよい。
前記バインダーを繊維ウェブに含浸せしめる方法として
はたとえば泡立て含浸法、スプレー法、コーティング法
などがあげられるが、本発明はこれらのみに限定されず
、他の方法によって含浸せしめてもよい。
また繊維ウェブを構成している繊維の重量(F)とバイ
ンダー重量(B)との比の値(以下、F/Bという)は
、80/ 20〜9515であるのが好ましい。かかる
F/Bは9515よりも大きいばあい、バッキング効果
が不足し、耐久性の乏しい表装材となり、また80/ 
20よりも小さいばあい、樹脂の割合が増えるために風
合が硬くなり、製造コストも高くなる。
また本発明においては、表装材のバインダー含浸面の反
対面には通常起毛部が形成されるが、この面にはさらに
耐摩耗性、表面の意匠性を向上させるために樹脂プリン
トを施してもよい。
かかる樹脂としてはアクリル系樹脂、ポリエステル系樹
脂、エチレン−酢酸ビニル系樹脂、ポリエチレン系樹脂
、ウレタン樹脂などがあげられるが、これらのなかでも
とくにアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂は防汚性に
優れているので好ましい。該樹脂の付着量はえられた表
装材に対して15g/m以下、なかんづく5〜15o/
mとなるように調整して用いられ、かかる付着量は15
(]/mをこえると、表装材の風合が低下するとともに
表装材自体のモジュラスが大きくなり成形性がわるくな
る。
つぎに本発明の内装用表装材の製造方法を実施例に基づ
いてさらに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例の
みに限定されるものではない。
実施例1 捲縮数が平均20山/25IIll11繊度が3デニー
ル、繊維長が38m+aであるポリエステル繊維100
重量%からなる繊維ウェブ(目付200o/TIt)に
ニードルパンチ(針密度220本/ld1針深さ8II
IIll)を施した。つぎにこの繊維ウェアを搬入速度
10.811+/分、搬出速度9Ill1分となるよう
に調整して伸縮性ベルトとロールとの間に挿入し、挿入
−8一 方向に圧縮せしめた。この後、この1iuaウエブにニ
ードルパンチを施した面にアクリル樹脂エマルジョン2
0g/m (固形分量)を泡立て含浸法で片面含浸した
後乾燥して表装材(目付220Q/d)をえた。えられ
た表装材のモジュラスおよび表面外観を調べた。その結
果を第1表に示す。
なお、モジ1ラスおよび表面外観は下記の方法にしたが
って調べた。
(モジュラス) たて5 cmlよこ20cmの試験片を5枚採取し、J
IS L 1068に準じて引張速度20cm/分で引
張り、伸び率が5%、10%、20%および30%とな
ったときの応力(k(])を測定し、それぞれの平均値
を求める。
(表面外観) パンチ荒れの状態を観察し、以下の基準にしたがって判
定した。
○:パンチ荒れが認められない。
Δ:パンチ荒れがみられる。。
×:パンチ荒れが著しい。
実施例2 捲縮数が平均15山/25IIII11.1度が3デニ
ール、繊維長が38m1llであるポリエステル繊N1
00重量%からなる繊維ウェブ(目付2000/rd 
)を用いたほかは実施例1と同様にして表装材(目付2
20o/m )をえた。
えられた表装材のモジュラスおよび表面外観を実施例1
と同様にして調べた。その結果を第1表に示す。
実施例3 捲縮数が平均25山/25+Il+n、 li度が3デ
ニール、繊維長が3811IIIlであるポリエステル
IIAH100111%からなるINウェブ(目付20
0G/m )を用いたほかは実施例1と同様にして表装
材(目付220Q/麓)をえた。
えられた表装材のモジュラスおよび表面外観を実施例1
と同様にして調べた。その結果を第1表に示す。
比較例1 捲縮数が平均10山/25Illll11繊度が3デニ
ール、繊維長が38mmであるポリエステル繊維100
重量%からなる繊維ウェブ(目付20h/Td)を用い
たほかは実施例1と同様にして表装材(目付2200/
rd )をえた。
えられた表装材のモジュラスおよび表面外観を実施例1
と同様にして調べた。その結果を第1表に示す。
比較例2 捲縮数が平均20山/25IIIII11繊度が3デニ
ール、繊維長が38Illlであるポリエステル繊維1
00重量%からなる繊維ウェブ(目付200a/m )
にニードルパンチ(針密度220本/ ctd )を施
した。つぎにこの繊維ウェブのニードルパンチを施した
面にアクリル樹脂エマルジョン200/TIt(固形分
量)を泡立て含浸法で片面含浸させた後乾燥した表装材
(目付220(1/TIt)をえた。
えられた表装材のモジュラスおよび表面外観を実施例1
と同様にして調べた。その結果を第1表に示す。
第1表から明らかなように実施例1でえられた表装材は
、比較例1および比較例2でえられた従来の表装材と比
べて初期モジュラスがたてよこともに小さく、成形性に
優れていることがわかる。
また実施例1でえられた表装材の表面にはパンチ荒れが
ほとんどみられず、良好な起毛調を呈したが、比較例1
および比較例2でえられた表装材はパンチ荒れによる表
面の凹凸がみられ、とくに比較例1でえられた表装材は
表面外観がわるく、実用にそぐわないものであった。
[発明の効果] 本発明の表装材の製造方法によれば成形性に優れ、風合
がソフトでしかもパンチ荒れがまったくなく表面外観に
きわめて優れた表装材をうることができるという効果を
奏する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 捲縮数15〜25山/25mmの繊維を含む繊維ウ
    ェブの一方表面にニードルパンチを施した後、該繊維ウ
    ェブを搬入速度が搬出速度よりも速くなるように伸縮性
    ベルトとロールとの間に挿入して挿入方向に圧縮せしめ
    、ついでニードルパンチを施した面にバインダーを含浸
    することを特徴とする内装用表装材の製造方法。
JP61124566A 1986-05-29 1986-05-29 内装用表装材の製造方法 Expired - Lifetime JPH0718079B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0338389U (ja) * 1989-08-24 1991-04-12
JP2009173011A (ja) * 2007-12-28 2009-08-06 Yamaha Motor Co Ltd 装飾用シート、加飾成形品、装飾用シートの製造方法および加飾成形品の製造方法
JP2012144820A (ja) * 2011-01-12 2012-08-02 Toyota Boshoku Corp 熱膨張性繊維およびその製造方法

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