JPS62280233A - 多孔性フイルム - Google Patents

多孔性フイルム

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JPS62280233A
JPS62280233A JP12299786A JP12299786A JPS62280233A JP S62280233 A JPS62280233 A JP S62280233A JP 12299786 A JP12299786 A JP 12299786A JP 12299786 A JP12299786 A JP 12299786A JP S62280233 A JPS62280233 A JP S62280233A
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JP
Japan
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porous film
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polyester
polyolefin resin
filler
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JP12299786A
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Heihachiro Kawaguchi
川口 平八郎
Yoshihiro Sakai
吉弘 酒井
Shusuke Shirai
秀典 白井
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Kao Corp
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Kao Corp
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は多孔性フィルムに関するものであり、その目的
とするところは、衛生材料、医療用材料、衣料用材料等
の中で、しなやかな風合、良好な透湿防漏性・強度を合
わせ持つことを必要とする多孔性フィルムを提供するこ
とである。
中でもつかいすておむつの透湿防漏フィルムの如く、止
着テープにより止着テープと共に止着機能を分担する構
成素材であると同時に、上記物性をも合わせもつ多孔性
フィルムの提供を目的とするものである。
〔従来の技術及び問題点〕
ポリオレフィン樹脂に充填剤を混練りし、溶融成形加工
して得たフィルムを1軸又は2軸延伸することにより、
多孔性フィルムを得る試みは従来から数多く行われてい
る。
これら多孔性フィルムにおいては、1軸延伸では強度の
異方性、即ち延伸方向の引裂強度及び横方向の引張応力
が極めて弱いという問題点がある。該強度の異方性を改
良する方法として、できるだけ低倍率で延伸する方法が
あるが、低倍率延伸では均一な延伸フィルムが得られな
い。
又、2軸延伸においては、強度の異方性という問題点は
解決されるが、延伸性が著しく悪くなるという問題点を
生じる。
他方、ポリオレフィン樹脂と充填剤だけの配合系では、
延伸してもしなやかな風合を有する多孔性フィルムは得
られない。近年これらの問題点を解決する手段として、
ポリオレフィン樹脂と充填剤の系に第3成分として液状
炭化水素を始めとするいくつかの添加剤の配合系が提案
されている。例えば、上記問題点を改良する第3成分と
して、特開昭58−15538号公報には、液状ポリブ
タジェン、液状ポリブテン、末端ヒドロキシ液状ポリブ
タジェンが、特開昭58−149925号公報には、液
状ポリイソプレンゴムが開示されている。
しかしながら、これら改良技術でも’S!性と延伸方向
の引裂強度(タテ環は強度)のバランス面では十分満足
できるものではない。特につがいすておむつの透?Wt
防漏フィルムの如く、上着テープにより止着テープと共
に止着機能を分担する構成素材として使用される場合に
は、タテ環は強度が弱いと該止着テープのつけはがし時
及び使用時には、透湿防漏フィルムの咳土着テープ周囲
部分に、局部的に応力が集中するために止着テープ周囲
部分での彼れを生し、使用分野が極めて限定される。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、前述の問題点を解決した多孔性フィルム
を提供することを目的として鋭意検討の結果、第3成分
として特定のポリエステル混合物を配合することにより
、多孔性フィルムにおけるしなやかな風合と良好な透湿
防漏性を維持した上で、タテ環は強度と外観を向上させ
得ることを見出し本発明を完成するに到った。
即ち、本発明は、ポリオレフィン樹脂、充填剤及び第3
成分を含有する組成物を溶融成形してフィルムとなし、
次いで該フィルムを延伸処理して得た多孔性フィルムで
あって、該第3成分が多塩基酸と1価アルコールからな
るポリエステルAと、多塩基酸と多価アルコールからな
るポリエステルBの混合物であることを特徴とする多孔
性フィルムに係わるものである。
以下、本発明を更に詳細に説明する。
本発明に使用されるポリオレフィン樹脂とは、エチレン
、プロピレン、ブテン等のモノオレフィン重合体及び共
重合体を主成分とするものをいい、例えば高密度ポリエ
チレン、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン
、ポリプロピレン、エチレン−プロビレ多ブロツク共重
合体、ポリブテン、エチレン−酢酸ビニル共重合体及び
これらの混合物が挙げられる。中でも線状低密度ポリエ
チレンがしなやかで強靭であることから好ましい。
本発明において、充填剤としては、無機及び有機の充填
剤が用いられ、無機充填剤としては、炭酸カルシウム、
石膏、タルク、クレー、カオリン、シリカ、珪藻土、炭
酸マグネシウム、炭酸バリウム、硫酸マグネシウム、硫
酸バリウム、燐酸カルシウム、水酸化アルミニウム、酸
化亜鉛、酸化チタン、アルミナ、マイカ、ゼオライト、
カーボンブランク等が使用され、有機充填剤としては、
木粉、パルプ粉等が使用される。
これらは単独で又は混合して使用してもよい。
充填剤の平均粒径は30μ以下のものが好ましく、10
μ以下、更に好ましくは0.5〜5.0μのものが最も
好ましい。
充填剤の表面処理は、樹脂への均一分散に重要であり、
表面処理剤としては脂肪酸又はその金属塩等、表面を疎
水化できるものが好ましい。
本発明に使用されるポリエステルAとしては、ジカルボ
ン酸、トリカルボン酸もしくはテトラカルボン酸等の多
塩基酸と、1価アルコールとから脱水縮合して得られる
ジエステル、トリエステル、テトラエステルであって、
合計炭素数が30以上であればよいが、好ましくは、ケ
ン化価が230以下のジエステルであり、更に好ましく
は炭素数が16以上の分岐1価アルコールを含むジエス
テルである。
本発明に使用されるポリエステルBとしては、ジカルボ
ン酸、トリカルボン酸もしくはテトラカルボン酸等の多
塩基酸と、ジオール類、トリメチロールプロパン、ペン
タエリスリトール、ジペンタエリスリトール、ソルビト
ール、シュークローズ等の多価アルコールとから、脱水
縮合して得られるポリエステルで、合計炭素数が50以
上であればよい。末端基はカルボン酸、アルコールいず
れの形で残存していてもよい。末端がカルボン酸の場合
、その大部分がステアリルアルコール、オレイルアルコ
ール、ゲルベアルコール等の長鎖炭化水素のモノアルコ
ールでエステル化され、末端がアルコールの場合、その
大部分がステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、オレ
イン酸等の長鎖炭化水素のモノカルボン酸でエステル化
された末端封鎖ポリエステルが好ましいが、これらの場
合でも全ての末端が封鎖されている必要はない。又、エ
ステル構成成分として分岐の酸又はアルコールを含んだ
エステルは更に好ましい。
第3成分としてのポリエステルAは、得られた多孔性フ
ィルムの透湿性及びタテ環は強度の向上に寄与し、ポリ
エステルBは透湿性及び外観の向上に寄与している。
本発明の範曜にある多孔性フィルムは、透湿性とタテ環
は強度を向上させようとすると外観が低下し、透湿性と
外観を向上させようとするとタテ環は強度が低下する傾
向にある。従って、これらいずれの物性をも同時に向上
させるためには、単独の第3成分だけでは限界があり、
第3成分は機能の異なった成分からなる複合組成物であ
ることが必要である。
第3成分としてのポリエステル八とポリエステルBの配
合重量比A/Bは3/7〜7/3が好ましいが、用途に
応した透湿性、タテ環は強度、外観の要望レベルに従っ
て1/9〜9/1の範囲で自由に選ぶことができる。
本発明におけるポリオレフィン樹脂、充填剤及び第3成
分の好ましい配合割合は、ポリオレフィン樹脂100重
量部に対し、充填剤50〜250重量部、第3成分5〜
50重量部である。
ポリオレフィン樹脂、充填剤及び第3成分の混合は通常
の方法で行える。例えばヘンシェルミキサー等で予備混
合の後、2軸押用機で混練りすることができる。
フィルムの成形についても通常の方法、即ち、インフレ
ーション法、Tダイ法いずれでもよい。
延伸についても1軸ロール延伸、2軸通次又は同時延伸
のいずれであってもさしつかえないが、特に延伸倍率が
1.5〜3.0倍の1軸延伸が好ましい。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
尚、実施例に使用したポリエステルの組成及び特性値を
表1に示す。これらのポリエステルは通常の脱水エステ
ル化反応により製造した。
表        1 注) Sv:ケン化価  AV + fi価 011V、水酸
基価GA : C2oゲルベアルコール Alアジピン酸 TM:)リメチロールブロバン l1lA:タイマー酸(ユニオンキャンプ社 ユニダイ
上23Tニステアリン酸く花王ルナツク540)HDA
 :水添ダイマー酸(エメリー社 エンポール1010
)BD : 1,3−ブタンジオール H5T :ヒドロキシステアリン酸 実施例1 線状低密度ポリエチレン樹脂(ウルトゼツクス3021
F、三井石油化学工業■製)100重量部、表面処理炭
酸カルシウム(平均粒径1μ)150重量部に、第3成
分としてポリエステルA115重量部、ポリエステル8
115重量部をスーパーミキサーで予備混合し、得られ
た混合物を2軸混練り機PCM−45(池貝鉄工■製)
により混練りし造粒した。これをスクリニー径50mm
の押出機でTダイにより製膜し、厚さ70μのフィルム
を得た。かくして得られたフィルムをロール1軸延伸機
で1軸方向に延伸した。延伸条件は次の通りであった。
フィルム巾=400mm   予熱温度=80℃延伸温
度=50’C延伸倍率−2,2倍引き取りスピード−2
2m/分 得られた多孔性フィルムの性能を表2に示す。
各性能項目の試験方法は次の通りである。
透湿度: JIS Z−0208に準じた。
タテ裂は強度: JIS P−8116に準じた。
外観:O・・・延伸ムラ殆ど認められず。
△・・・延伸ムラあり。
×・・・延伸ムラ著しく認められる。
実施例2.3 第3成分を表2の通り変えた他は、実施例1と全く同様
にして多孔性フィルムを得た。
それぞれの性能評価結果を表2に示す。
比較例1〜5 第3成分としてエステルを使用せずに、表2に示した炭
化水素を使用した以外は実施例1と全く同様にして多孔
性フィルムを得た。
それぞれの性能評価結果を表2に示す。
〔発明の効果] つがいすておむつ等の衛生材料で使用される’S ’/
W防漏シートにおいては、JIS Z−0208による
透湿度が1.0 g / 100 cIIIHr以上あ
れば、使用時のムレ防止の効果が認められる。表2にお
いて、比較例1〜2は透湿度及び外観についてはまず良
好範囲にあるものの、タテ裂は強度は掻めて弱く、止着
テープと共に止着機能を分担すべき分野では使用に耐え
ない。比較例3〜4はタテ裂は強度はそこそこあるもの
の、外観に延伸ムラが目立つのみならずa?H度は極め
て小さく、使用時のムレ防止は殆ど期待できない。
比較例1と比較例4の配合物である比較例5においては
、外観、透湿度、タテ裂は強度のバランスはかなり改善
されているものの、満足すべきレベルではない。
一方、本発明による実施例1〜3においては、透湿度、
外観と共にタテ裂は強度の大幅な向上が認められた。特
にタテ裂は強度は公知第3成分の組み合わせである比較
例5に比べて、50〜80%の向上が認められた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリオレフィン樹脂、充填剤及び第3成分を含有す
    る組成物を溶融成形してフィルムとなし、次いで該フィ
    ルムを延伸処理して得た多孔性フィルムであって、該第
    3成分が多塩基酸と1価アルコールからなるポリエステ
    ルAと、多塩基酸と多価アルコールからなるポリエステ
    ルBの混合物であることを特徴とする多孔性フィルム。 2、ポリエステルを構成する酸、アルコールの少なくと
    も一つが分岐状である特許請求の範囲第1項記載の多孔
    性フィルム。 3、ポリオレフィン樹脂、充填剤及び第3成分の配合割
    合が、ポリオレフィン樹脂100重量部に対して、充填
    剤50〜250重量部、第3成分5〜50重量部である
    特許請求の範囲第1項又は第2項記載の多孔性フィルム
    。 4、ポリオレフィン樹脂がポリエチレン及び/又はポリ
    プロピレンである特許請求の範囲第1項〜第3項のいず
    れか一項に記載の多孔性フィルム。 5、ポリオレフィン樹脂が線状低密度ポリエチレンであ
    る特許請求の範囲第4項記載の多孔性フィルム。 6、延伸処理が、1.5〜3.0倍の1軸延伸である特
    許請求の範囲第1項〜第5項のいずれか一項に記載の多
    孔性フィルム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5068070A (en) * 1988-10-12 1991-11-26 Kao Corporation Process for making film
US5853638A (en) * 1997-06-27 1998-12-29 Samsung General Chemicals Co., Ltd. Process for producing stretched porous film
WO2001046302A1 (fr) * 1999-12-22 2001-06-28 Mitsui Chemicals, Inc. Film poreux et son procede de production

Cited By (4)

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US7153566B2 (en) 1999-12-22 2006-12-26 Mitsui Chemicals, Inc. Porous film and process for producing the same

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