JPS62277337A - ο−メチルアセトフエノンの精製法 - Google Patents

ο−メチルアセトフエノンの精製法

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JPS62277337A
JPS62277337A JP11917386A JP11917386A JPS62277337A JP S62277337 A JPS62277337 A JP S62277337A JP 11917386 A JP11917386 A JP 11917386A JP 11917386 A JP11917386 A JP 11917386A JP S62277337 A JPS62277337 A JP S62277337A
Authority
JP
Japan
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acid
sulfuric acid
methylacetophenone
acetone
acetic acid
Prior art date
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Pending
Application number
JP11917386A
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English (en)
Inventor
Kenji Nakaji
中路 憲次
Kenji Nakaoka
憲治 中岡
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は、医薬、農薬などの原料として有用な高純度の
0−メチルアセトフェノンを経済的に取得する方法に関
するものである。
〔従来の技術〕
従来、0−メチルアセトフェノンを合成する方法として
は、次のような方法が知られている。
(A)o−1−ルイル酸クロライドとマロン酸エステル
をマグ不ノウムなどの触媒を使用して反応させ、脱カル
ボキンル化する(マロン酸合成)。
(Blo−t−ルニトリルとメチルマグネノウムハライ
ド、あるいはアセトニトリルと0−メチルフェニルマグ
ネシウムハライドとを反応させろ(グリニア反応)。
Ω 0−トルイル酸と酢酸もしくはアセトンとを、酸化
トリウムなどの触媒を用いて気相で脱炭酸反応させる(
気相脱炭酸反応)(特開昭59−216632)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、へ法、β法は高価で取扱いがむずかしい
金属化合物を大量に使用するので、工業的な実施には適
していなかった。
またΩ法は酢酸もしくはアセトノからイソホロン(3,
5,5−トリメチル−2−フクロヘキセン−1−オン)
が副生し、このものを0−メチルアセトフェノンから有
効に分離する手段がなかったので、製品の純度が低いと
いう問題点があった。すなわち、この反応で得られる粗
製O−メチルアセートフエノノには、副1mL’lトb
て使用した酢酸もしくはアセトンの縮合反応によって副
生ずるイソホロンが混入しており、医薬、農薬原料とし
て使用するには、これを粗製0−メチルアセトフェノン
から除去する必要がある。しかしながらイソホロンは0
−メチルアセトフェノンと沸点が接近しているので精留
で分離することは困難である。また水や各種の稀薄水溶
液に対する溶解性も0−メチルアセトフェノンとほとん
ど同等であり、水溶液による抽出によってイノホロンを
除去することも困難である。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本発明者らは、安価な原料を用いて0−メチルア
セトフェノンを合成できる(Q法において、副生するイ
ソホロンを目的物から有効に除去する手段を見い出すこ
とを目的として、鋭意検討を行なった。
その結果、イソホロンは硫酸あるいは若干水を含んtご
濃厚硫酸水溶液に対しては、O−メチルアセトフェノン
よりも親和性が強く、良く溶解することがわかった。
すなわら、本発明者らは、0−トルイル酸と酢酸もしく
はアセトンとを気相で反応させて得られる粗製O−メチ
ルアセトフエノノを、硫酸で処理することにより、含有
されるイソホロンを有効に除去できることを見い出し本
発明を完成した。
すなわち、本発明は、0−トルイル酸と酢酸もしくはア
セトンとを気相で反応させて得られる粗製0−メチル7
セトフエノノを、硫酸で処理することを特徴とするO−
メチルアセトフェノンの精製法である。
以下、本発明方法を具体的に説明する。
本発明では、0−トルイル酸を過剰の酢酸もしくはアセ
トンと気相で反応させて粗製O−メチルアセトフエノノ
を取得する。この反応では、トリウム、ウラン、ランク
ツ、セリウム、チタンなどから選ばれた金属の酸化物と
アルミナ、シリカなどの担体からなる触媒を使用する。
原料の0−トルイル酸と酢酸もしくはアセトンの供給モ
ルは1°1〜lO程度がよく、これらの池に二酸化炭素
、窒素などの不活性ガスを共存させることもある。原料
ガスの供給速度は、空間速度として100〜IQGQO
hr’程度がよく、反応温度は350〜470℃程度が
よい。
反応は加圧下あるいは減圧下でも行なえるが、通常、常
圧下で行なう。
この反応で得られる粗製O−メチルアセトフエノノには
、副生ずるイソホロンが0.5〜3wt%程度混入して
いる。
そこで粗製O−メチルアセトフェノンを硫酸で処理する
。硫酸処理は、通常、粗製O−メチルアセトフエノノに
i1度60〜100wt%、好ましくは70〜9Qwt
%程度の濃硫酸を粗製0−メチルアセトフェノンに対し
て5〜50wt%好ましくは15〜40wt%程度加え
て・、0°C〜100°C1通常は室温近辺で混合し、
放置することによる。この場合に硫酸層が1層分離しに
くい場合は、べ、ゼ7、トルエン、キンレノ、ヘキサノ
などの炭化水素類を粗製O−メチルアセトフェノンに対
し10−100wt%程度加えれば、層分離が促進され
る。このような操作により、大部分のイソホロンを硫酸
層に抽出することかで・きる。
硫酸層と分離した油層は、水もしくはアルカリ性水溶肢
で洗浄して中性とした後、蒸留すれば、添加した炭化水
素類に続く留分として、イソホロンをほとんど含まない
高純度の0−メチルアセトフェノンを取得することがで
きる。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
実施例 酸化セリウムとアルミナ担体からなる触媒を通常の固定
1@反応装置に充填し、0−トルイル酸と酢酸の混合物
(モル比■ 3)を供給速度l、 3 mol / h
rJacatで供給し、さらに二酸化炭素を供給速度5
.4 mol / hrad*catで供給して、45
0℃において気相で反応させた。反応液を弔蒸留し、t
ll[to−メチルアセトフェノンを得tこが、イノホ
ロノが1,75wt%含有されていた。
コ(’)tfl’3Jo−メチルアセトフエノノ1oO
i%と80%硫酸34部を室温で30分間攪拌混合し、
l−ルエノ80部を加えて層分離させた。油・層をアル
カリ水溶液と水で洗浄後、蒸留し、トルエンニ続<留分
としてイノホロン含Rffio1゜%の精製O−メチル
アセI・フエノノ83部を得−二。
〔発明の効采〕
本発明によれば、o−1−ルイル酸と酢酸もしくはアセ
トンとを気相で反応させて得られる粗製O−メチルアセ
トフエノノから、副生ずるイノホロノを簡便な手段によ
り極めて有効に分離することがはじめて可能となった。
本発明によって1得られる精製O−メチルアセトフェノ
ンは製品の純度が高く医薬、農薬原料として十分使用す
ることかで〉ろ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. o−トルイル酸と酢酸もしくはアセトンとを気相で反応
    させて得られる粗製o−メチルアセトフェノンを、硫酸
    で処理することを特徴とするo−メチルアセトフェノン
    の精製法。
JP11917386A 1986-05-26 1986-05-26 ο−メチルアセトフエノンの精製法 Pending JPS62277337A (ja)

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