JPS62276930A - 直列・並列式ダイナミツクレンジ改変回路及び方法 - Google Patents

直列・並列式ダイナミツクレンジ改変回路及び方法

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JPS62276930A
JPS62276930A JP61141215A JP14121586A JPS62276930A JP S62276930 A JPS62276930 A JP S62276930A JP 61141215 A JP61141215 A JP 61141215A JP 14121586 A JP14121586 A JP 14121586A JP S62276930 A JPS62276930 A JP S62276930A
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G7/00Volume compression or expansion in amplifiers
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G9/00Combinations of two or more types of control, e.g. gain control and tone control
    • H03G9/02Combinations of two or more types of control, e.g. gain control and tone control in untuned amplifiers
    • H03G9/025Combinations of two or more types of control, e.g. gain control and tone control in untuned amplifiers frequency-dependent volume compression or expansion, e.g. multiple-band systems

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  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
  • Reduction Or Emphasis Of Bandwidth Of Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 本発明は、一般に信号のダイナミック・レンジ(Dyn
asic range)を変更する回路装置・すなわち
・ダイナミック、レンジを圧縮する圧縮器とダイナミッ
ク・レンジを伸張する伸張器に関する。本発明はオーデ
ィオ信号及びビデオ(テレビジョン)信号を含む色々の
形式の信号を処理するに有用であるが、本発明の説明は
主としてオーディオ信号の処理について述べる。本発明
の原理は、公知技術を適用することにより本開示の実施
例を設計変更することによって、他の信号の処理に適用
できる。例えば、ビデオ信号用の圧縮器及び伸張器は瞬
間的に作動することができ、音節制御回路(sylla
bic control circuitry)を必要
としない。
圧縮器及び伸張器は通常は雑音低減を果たすために一緒
に(コンパンダ システムとして)使用される。信号は
伝送もしくは記録の前に圧縮され、伝送チャンネルから
受信もしくは再生された後に伸張される。しかしながら
、圧縮器は単独で、伝送チャンネルの容量に適合させる
等のために、圧縮された信号が当該目的に適当であると
きはその後の伸張をすることなく、ダイナミック・レン
ジを低減すべく使用できる。さらに、圧縮器はある種の
製品、特に、圧縮された放送信号又は予め録音された信
号を伝送し若しくは記録するためのみに意図されている
オーディオ製品に、単独に使用されている。伸張器は、
ある種の製品、特に、すでに圧縮された放送信号又は予
め記録された信号を受信若しくは再生するべく意図され
たオーディオ製品に、単独に使用されている。ある種の
製品においては、信号を記録するための圧縮器及び圧縮
済み放送信号若しくは予め記録された信号を再生するた
めの伸張器として、モード切り替え可能に作られている
圧縮器、伸張器及びコンパンダ型の雑音低減システムの
設計において、目標とされた一つの長い研究は、印加さ
れた信号に対する圧縮器及び伸張器の高い適合性を得る
ことにあった。すなわち、例えば圧縮器は理想的には予
定の圧縮法則にしたがって動的動作を与える主要信号成
分の周波数部分をのぞき、動作周波数スペクトルにわた
って一定の利得を与えるべきである。この目標は本発明
者による1965年10月11日付は英国仮明細書第4
3136号において「整合等化(conrormal 
equali−zatlon) Jと呼ばれていること
である。従って、前記文書(本発明者によるそれぞれ[
965年8月11日及び1968年1月18日付は他の
二つの英国仮明細書第34394号及び第02388号
及びそれらから導かれたその後の特許(米国特許第3.
848,719号及び米国特許第3.903.485号
を含む)はとりわけ今日では通常「帯域分離(band
−splitting)法」及び「滑動帯域(slid
ing band)法」として知られている技術を含む
いくつかの技術を使用して目標の達成が図られた。
帯域分離法によればスペクトルは各々が独立に動作を受
ける複数の周波数帯域に分割される。その方法では主要
信号成分がスペクトル全体の一部分のみの動的動作(圧
縮又は伸張)に影響を与える。これは主要信号成分全体
にわたり動的動作が影響される広帯域法と対照的である
。か(して帯域分離システムは広帯域分離システムより
も遥に程度の大きな適合性若しくは整合を与える。理論
上、スペクトル全体を非常に多数の帯域に分割すること
によって高度の適合性若しくは整合性あるシステムが与
えらる。しかしながらそのような装貧の複雑さ及び費用
がそれを非実際的にしている。
従って、設計上の妥協点は満足できる性能を与えられる
適当な数の周波数帯域を選択することにより得られる。
一つの良く知られた、商業的に成功を収めた帯域分割式
コンパンダ型オーディオ雑音低減システム(通常A−型
雑音低減システムとして知られる)においては四つの帯
域が使用される(「オーディオ雑音低減システム」と題
するレイ・ドルビー著のジャーナル・オブ・オーディオ
エンジニアリング・ソサイエティ(J、^udio E
ng。
Soc、)誌1967年10月号、第15巻、第4号、
383−388ページ)。
しかしながら、そのようなシステムは、帯域が分割され
ていて問題が各々の帯域に限定される傾向を有するため
に、問題の程度は低いとはいえ広帯域雑音低減システム
と同じことが問題になる。
これらの問題は雑音低減システムの設計においてよく知
られており、主要信号の成分に呼応して利得の変化が生
ずる場合、主要信号成分によっては覆われ(maske
d)ない周波数において生ずる雑音低減効果の損失及び
雑音変調及び信号変調に関連した問題を含んでいる。そ
のような問題は主として、システムが主要信号にたいし
て完全に整合的でありえないことの結果である。そのよ
うな雑音がどの程度可聴であるかはまた、システムが完
全な相補性からどの程度隔たっているかによる。例えば
、もしも伝送チャンネルの応答が圧縮器及び伸張器の通
過帯域内で不規則又は予測不可能であれば、その時は信
号変調効果は伸張器で補償されない。
主要信号成分とは、考慮している周波散播域内で動的動
作を起こさせるような十分なレベルを有した信号成分の
ことである。複雑な信号条件のもとでは一つ以上の信号
成分又は主要成分及び準主要成分があろう。圧縮器及び
伸張器のt0補性に依存しているコンパンダにおいては
、主要信号成分(及び動的動作によって影響を受ける他
の信号)を含んだ信号ズベクトルが伸張器内でそれらの
正しいレベルに回復されるためには、ある定義された圧
縮/伸張法則にしたがって圧縮/伸張されなければなら
ない。この必要条件を追究すると色々公知の適合技術及
びトラッキング・フィルタ技術や、所請「単終端(si
BIe ended) J雑音低減システム(これは再
生信号にのみ作動する)の有用性を排除してしまう。こ
れらシステムにおいてはフィルタ動作は予定の圧縮/伸
張法則に従わず、その動作は多重信号の存在下では予測
不可能である。
適合性又は整合性を増大させる目標に向かう研究におい
て有用である別の方法は、滑動帯域法である。この方法
は制限(l tffliting)を達成するための信
号依存性可変ろ波(flHering)を使用する。
一般的に、主要信号成分は、主要信号成分を圧縮し、又
は伸張するべく一つ又はそれ以上の可変フィルタ(たと
えばバイパス、ローパス、シェルフ、ノツチ等)の遮断
周波数又は転移周波数を移動(shlf’t)させる。
単一の高周波数帯域においてのみ動作する滑動帯域シス
テムは再発行米国特許第28,426号及び米国特許第
 4,490,691号に記載されている。このシステ
ムはB−型雑音低減として知られる消費者用コンパンダ
型オーディオ雑音低減用の基礎をなすものであが、可変
フィルタと直列な固定バイパスフィルタを二重路構成と
して有する。
「二重路構成」とは、動的動作に独立な主要路と動的動
作を儒えた一つ以上の二次路すなわち側路を使用して圧
縮特性又は伸張特性が達成されるものである。上記の側
路は主要路の入力または出力から入力を得、その出力は
圧縮または伸張を与えるべく主要路と加算的に又は減算
的に結合される。一般的に、側路は、ある型の制限又は
可変減衰を与え、主要路への接続のされかたが、主要路
信号成分を(圧縮するため)昇圧する(boost)か
または(伸張するため)降圧する(buck)かを決定
する。そのような二重路装置は米国特許第3.846,
719号、米国特許第3.903,485号、米国特許
第4.490,691号及び再発行米国特許第28,3
26号に詳細に記載されている。
コンパンダ型オーディオ雑音低減システム用の、単一路
装置(例えば動的動作が単一信号路において達成される
もの)における高周波可変シニルビング°フィルタ(s
helVing f’1lter)は、米国特許第3,
911,371号に記載されている。米国特許第3.6
65,345号の第1図及び第2図の実施例では、側路
が静止状態(quiescent condition
)において全パス(all−pass)特性を有した可
変シェルピング・フィルタをふくんでいる二重路装置が
開示されている。コンパンダシステム用の可変シェルピ
ング応答を与える別の方法は、米国特許第3.934,
190号に開示されている。
これらの滑動帯域装置における一つの欠点は、主要高周
波信号成分があるとその可変フィルタ転移周波数が、信
号成分の上方に移動することにより、雑音低減が与えら
れる周波数領域を低周波帯に制限してしまうことである
。その雑音低減の損失は帯域分割システムにおけるより
顕著に可聴であり、それに関連した副次効果(雑音変調
や信号変調)は滑動帯域システムに固有である増倍効果
のために固定帯域装置におけるよりもさらに深刻であろ
う。この効果は滑動帯域システムが圧縮を与える与え方
に起因する。例えばもしも主要高周波信号があり、2d
Bの利得の低減がその周波数において必要とされると、
可変フィルタ遮断周波数はフィルタ勾配に沿って、その
大きさの減衰を与えるに必要な程度移動する。しかしな
がら新しい遮断周波数からもっと低い周波数に対しては
効果は5又は10dB程度の動的動作となり、信号変調
又は雑音変調発生の恐れがあると共に雑音低減のすべて
又はほとんどが失われる結果となる。換言するとこの例
では、主要信号の2dBの変化は主要信号から離れた周
波数において5又は10dBの変化を起こしうる。第1
図はこの効果を例示する理想化された圧縮型持性応答曲
線である(この書面では色々の応答特性曲線は、圧縮器
のものであり、各々の伸張型特性は圧縮器特性の相捕的
のものであることを了解されたい)。比較的にまれな条
件の下ではあるが非常に高い周波数の主要信号成分(例
えばシンバル)が滑動帯域フィルタを制御するとき、も
しも伸張器が適当に圧縮器を追跡しないと、主要信号以
外の中帯域信号成分にも可聴変調が生じる。この問題は
「中帯域変調効果」と呼ばれる。この問題を解決する一
つの方法は前記米国特許第4,490.891号に開示
されている。
固定帯域装置においては、同一の利得低減が主要信号成
分に呼応して周波数帯域(それが広帯域でも、帯域分割
システムの一つの周波数帯域でも)全域にわたり起こる
。かくして信号若しくは雑音の変調が起こる一方、効果
の増倍は全く無い。即ち、主要信号成分のレベルにおけ
る2dBの変化は主要信号成分から離れた周波数では2
dBを超える利得変化を起こさないであろう。しかしな
がら雑音低減効果の観点から見ると、これは固定帯域装
置の不利な点であるm−主要信号成分に応答して制限が
起こるときは動作周波数帯域内のどこでもその十分な雑
音低減効果は得られない。第2図はこの効果を例示する
理想化された圧縮型持性応答曲線である。効果は増倍し
ないとはいえ、この固定帯域動作が起こる周波数帯域全
体にわたり、雑音及び信号の変調か起こる可能性かやは
りある。
上記の欠点にもかかわらず、滑動帯域装置の利点は、主
要信号成分より上方の周波数にて(周波数の下方へ作用
する滑動帯域システムの場合には主要信号成分より下方
)十分な雑音低減効果が得られることである。かくして
各々の不利な点(例えば固定帯域では増倍はないが動作
領域にわたり雑音及び信号変調があること、及び滑動帯
域では中帯域変調作用があること)を排除し、しかも固
定帯域システムと滑動帯域システムの利点(例えば、固
定帯域では変調作用の増倍がないこと及び滑動帯域では
主要信号周波数より上方で最小の信号又は雑音の変調が
最小となること)を達成する装置が望ましい。
帯域分割装置の別々の周波数帯域において固定帯域及び
滑動帯域の動作を使用すること、及び同一周波数帯域内
で一つ以上の動的動作を使用することは公知であるが、
先行技術の装置はまだ、実質的に同一の周波数帯域内で
これら動作を使用することによる固定帯域及び滑動帯域
の上記利点を得ていない。
本発明は、固定帯域及び滑動帯域特性動作が慨して同一
かもしくは重畳する周波数帯域内で作動する圧縮器、伸
張器及びコンパンダ型雑音低減装置によって、整合等化
(conf’ormal equalization)
の理想にさらに厳密に近づける、という認識に基づいて
いる。実用上、そのような成果は、固定帯域及び滑動帯
域回路素子を並列に作動させることにより達成される。
この場合、並列な単−路装置又は二重路装置の並列側路
のいずれとしてでもよい。そのような成果はまた、比較
的に低圧縮率が使用され、その結果、全体的な比(積)
が信号チャンネルに対し適当な値を超えないようにされ
ていれば、そのような素子を直列状配置にして使用して
も達成される。たとえば、それぞれが比1.5:1の二
つの直列素子は全体比2.25を生ずるが、これはテー
プレコーダーチャンネルに適したものである。従って直
列接続された圧縮素子の効果は、実質的に同一のダイナ
ミック・レンジ内で生じ、制御増幅器利得か下げられ、
かつまたは下流素子のしきい値が上流素子により発生さ
れた信号利得を補償するために上げられる。
本発明の技術を適用することにより、固定帯域及び滑動
帯域特性動作の両方の利点がそれらの不利点を回避しつ
つ得られる。従って、もしも滑動帯域特性及び固定帯域
特性が実質的に同一周波数領域(広帯域又はある確定さ
れた帯域)及び同一レベル領域内で作動されれば、その
組合せの静止特性(quiescent charac
terisric)はいずれか一つのみを採用したとき
の静止特性と同一に出現する。
なぜならば、二つの静止特性か同一であるからである。
主要信号成分かそれらの周波数領域に出現すると、それ
ぞれの特性が反応する。すなわち固定帯域特性はその周
波数帯域にわたり一様のレベル降下し、滑動帯域特性は
周波数的に滑動する。
これらの変化が起こるに伴い、静止状態では一つの特性
として出現したこれら二つの特性が二つとなって発現す
る(第3A図)。すなわち、組合わされた特性が主要信
号周波数より上方(当該滑動帯域が周波数上方又は下方
のいずれに向けて作動するかに応じて、下方)の滑動帯
域特性として、モして又、主要信号周波数より下方(又
は上方)の固定帯域特性として、出現する。第3B図は
滑動帯域が主要信号より上方にある場合の例を示し、第
3C図は滑動帯域か主要信号より下方にある例を示す。
二つの動作領域が主要信号周波数によって分割されて現
れる。従って滑動帯域特性が「覆われない」で残した領
域は、寒行上、フロアレベル(rloor 1evel
)又は基礎レベル(f’oundatlon16vel
)を与える固定帯域特性によって補完される。
その結果、固定帯域及び滑動帯域装置双方の利点を、そ
れらの不利点を回避しつつ得られる。最大の雑音低減効
果及び最小の変調効果が滑動帯域特性が作動する主要信
号より上方(又は下方)にて、雑音低減の損失と固定帯
域特性の存在による主要信号より下方(又は上方)での
信号変調及び雑音発生を回避しつつ、得ることができる
。従ってもしも滑動帯域特性が単独で動作していたなら
ば生ずるであろう主要信号より下方(又は上方)での増
倍効果が無い。にも拘らず主要周波数より上方(又は下
方)での滑動帯域特性の利点が得られる。
第3A図、第3B図、及び第3C図の例の特性は、主要
路及び二つの側路を有する二重路装置により達成するこ
とかできる。この場合、一つの滑動帯域側路は、作動時
、単極バイパス特性又はローパス特性を備えたオールパ
ス静止特性を有し、もう一つの側路は広帯域固定帯域で
ある。もしも各側路が単独に1OdBの動作を与えるべ
く使用されると、そのときは両側路の効果が加算されて
約14.5dBとなる。その静止特性はしたがって平坦
な14.5dBの広帯域特性となる。類似の特性が、上
記滑動帯域を有した一つの回路と広帯域固定帯域を有し
たもう一つの回路とからなる単−側路二重路回路二つの
直列によって、得られる。並列又は直列な装置のいずれ
かに主要信号が出現し、二つの特性が反応すると、両特
性が作動的となる領域(たとえば滑動帯域が作動的であ
る領域)は両特性が共にその最大値にあるときよりも小
さな加算特性を有する(滑動帯域特性はそれが有効であ
る10dBに留まっているにも拘らず、固定帯域は領域
全体にわたり減衰してしまっており、従ってそれらの和
は前記最大値より小さいのである)。もしも二つの単一
路並列路が使用されていたならば、全体的余剰効果(e
xcess c「fect)は、二重路の例において見
られた4、5dBにすぎなかったものの代りに6dBと
なることに注目されたい。これは上記公知のものよりも
さらに優れた二重路回路の利点である。
さらに適合性の高い装置が高周波数帯域及び低周波数帯
域かそれぞれ直列又は並列の固定帯域/滑動帯域特性動
作素子から構成される帯域分割装置を本発明に基づいて
与えることにより達成できる。その滑動帯域は高周波帯
域では上方に向けて作動するが、低周波帯域においては
滑動帯域が周波数下方に向けて作動する。静止状態では
両特性が平坦な全体的特性を与えるように重畳する。ゆ
るやかなフィルタ勾配(たとえば6 dB/オクターブ
)と周波数帯域中央(たとえばオーディオシステムに対
しては約)loOHz)に共通の静止コーナー周波数を
選択することによって処理すべき帯域の実質的部分にわ
たり高周波及び低周波特性による主要信号の優れたトラ
ッキングが可能である。
そのような装置の静止応答が第4A図に示されている。
二つの主要信号が存在するときは、最大の雑音低減が最
も重要となる両信号の上方及び下方の周波数では滑動帯
域応答を、そして両主要信号間周波数では固定帯域応答
を、与える(第4B図)。
当業者には圧縮器および伸張器に適した滑動帯域及び固
定帯域回路はよく知られている。第5図は数通りの方法
で使用できるオーディオ信号処理用の先行技術による滑
動帯域回路のブロック線図を示す。これは、単−路圧縮
器(図示の場合)として、又は単−路伸張器として(演
算増幅器の帰還回路内に置いて使用される)、又は二重
路圧縮器の側路として、又は二重路伸張器の側路として
、使用される。第5図のブロック線図に従う高周波滑動
帯域装置の回路の詳細は再発行米国特許第28.428
号、米国特許第4,490,891号、及び米国特許第
4,498,060号に記載されている。
第6図は単−路装置又は二重路装置の側路のいずれにお
いても圧縮器又は伸張器として同様に使用し得る、オー
ディオ信号処理用の先行技術による固定帯域回路のブロ
ック線図である。第6図のブロック線図に従う固定帯域
装置の回路の詳細は米国特許第3,848,719号、
米国特許第3,903.485号及び米国特許第4,4
98,080号に記載されている。
本発明において有用である滑動帯域及び固定帯域回路素
子はオーディオ信号の処理に限られず、上記の型式の回
路のみならずそれら装置の公知設計変更例、たとえば、
米国特許第4.490.691号に記載されているよう
なもの、あるいは他の公知滑動帯域及び固定帯域回路も
しくはこれらと等価のもの例えば米国特許第3.848
,719号、米国特許第3.903.485号、米国特
許第3.9N、30号、米国特許第3.934,190
号、米国特許第4,306.20L号、米国特許第4,
363.006号及び米国特許第4.363,007号
、及び米国特許第4,363,201号、米国特許第4
.363,007号の固定帯域装置をも含んでいる。上
記引用の特許の明細書は、それら回路の二重路装置にお
ける圧縮器及び伸張器としての作動と、演算増幅器の帰
還ループ内に配置されたときの相浦的伸張器としての圧
縮型動作とに関して詳細な説明を含んでい〜。
第5図を参照すると、滑動帯域回路が、固定フィルタ(
2)、可変フィルタ(4)、オーバシュート抑制用非線
型制限器(8)に出力が接続される増幅器(6)を有す
るものとして示されている。このオーバーシュート抑制
段の出力は、その回路の出力を与え、増幅器(10)付
き制御回路にも印加される。
増幅器(1G)の出力は半波整流器(12)に印加され
、平滑フィルタ(14)により精分されて可変フィルタ
(4)に対する制御信号を与える。固定フィルタ(2)
は単極RCフィルタで与えることができる。可変フィル
タ(4〉 も、電界効果トランジスタ(F E、T )
のソース・ドレーン路がFETゲートに印加された制御
電圧によって可変抵抗として作動されるようにされた簡
単な単極12Cフイルタで与えることができる。
第7図は、制御信号電圧レベルの増大に呼応して可変フ
ィルタ(4)の遮断周波数が周波数に関して上方に移動
する、高周波滑動帯域回路用の固定および可変フィルタ
装置である。第8図は、制御信号レベルの増大に呼応し
て可変フィルタ(4)の遮断周波数が周波数に関して下
方に移動する、低周波滑動帯域回路用の固定及び可変フ
ィルタ装置を示す。第7図では、固定帯域フィルタは直
列コンデンサ(16)と分路抵抗(18)によって限定
され、可変フィルタ(4)は抵抗(20)及びコンデン
サ(22)の並列回路と、そのゲートに制御信号を受信
する分路FET(24)とにより限定される。コンデン
サ(16)及び抵抗(18)はバイパス・フィルタを構
成し、抵抗(20)、コンデンサ(22)及びPET(
24)はバイパスシェルピング・フィルタ(shelv
[ng (’1lrer)を構成する。抵抗(20)は
省略しうる(その結果可変フィルタ(4)を可変バイパ
ス・フィルタに変える)が、抵抗(20)を含めること
はこのフィルタを通して大きな位相シフトが生ずること
を防止するのに有用である。第8図では、固定フィルタ
は直列誘導子(26)及び分路抵抗(28)のにより確
定され、可変抵抗(4)は抵抗(30)及び誘導子(3
2)の並列回路とベースに制御信号を受ける分路FET
(24)とにより確定される。誘導子(2G)及び抵抗
(32)はローパス・フィルタを構成し、抵抗(30)
、誘導子(32)、及びPET(24)はローパスンエ
ルビング・フィルタを構成する。抵抗(30)は第7図
の回路における抵抗(2o)と同一目的を果す。実用上
、誘導子(26)及び抵抗(28)は直列抵抗及び分路
コンデンサで置換できる。接地されない誘導子(32)
は演算増幅器を使用するジャイレータ回路によって公知
の如く模擬できる。
第7図及び第8図の装置は、静止状態のもとではI’E
Tピンチオフであり、可変抵ti’i、 (4)はオー
ルパス・フィルタとなる。固定帯域フィルタ(2)か、
したがって、回路の周波数応答を決定する。信号受信時
、FETが動作を始めると、可変フィルタコーナー周波
数が上昇し、もしもそれが固定帯域フィルタのコーナー
周波数の上になると、可変フィルタか回路の周波数応答
を決定する。第5図、第6図、第7図、及び第8図の装
置の固定フィルタ(2)は所望とあらば省略できるとは
いえ、可変フィルタのコーナー周波数が固定フィルタの
コーナ−周波数の付近にあるときに起生ずる全体的フィ
ルタ特性に鋭さく5harpness)が付加・・され
ることは、好ましい特性である。
第5図の説明に戻るが、増幅器(10)は高周波回路の
場合、高周波における利得を増大させるために周波数重
み付けをされること、又は低周波回路の場合には必要な
減衰を生ずるように(可変フィルタのコーナー周波数を
滑動させることによって)十分な帯域狭少化(band
 narrowing)を含むこと、が好ましい。平滑
フィルタ(14)はオーディオ信号処理(例えば音声制
御)のための適当な動作開始時間及び減衰時間を与える
第6図を参照すると、固定帯域回路はFET減衰器(3
6)、出力がオーバーシュート抑制用非線型制限器(4
9)に結合された増幅器(38)を含むことが示されて
いる。増幅iW (3g)及び減衰器(40)は第5図
の増幅器(6)及び制限器(8)と同一である。このオ
ーバーシュート抑制段は回路の出力を与えると共に、全
波整流器(4B)を駆動する位相分割器(44)に出力
が印加され、かつ平滑フィルタ(48)で積分される、
増幅器(42)付きの制御回路にも印加される。全波整
流は第5図の滑動帯域装置にも使用でき、また第5図の
半波整流は第6図の固定帯域装置にも使用できる。全波
整流はより正確な制御信号を与えるが、より高価である
。FET減衰器は第9図に示す単純な電圧分割器として
形成される。
FETのソース・ドレーン路は直列抵抗(52)の分路
となる可変抵抗として働く。この回路は、したがって広
帯域可変減衰器を与える。第6図のFET減衰器(3B
)前の人力と直列に帯域限定フィルタを配置することに
より、固定帯域はそのフィルタにより限定される周波数
帯域内でのみ、効果を有する。
第1O図は本発明の並列性の特徴に基づくコンパンダ・
システムの一般的装置の一つを示す。ここでは、固定帯
域圧縮器(54)及び滑動帯域圧縮器(56)が並列に
接続され、それぞれが同一人力を受けてそれらの出力が
加算装置(58)で結合され、伝送チャンネルへ印加さ
れる。この伝送チャンネル出力は圧縮器(54) (5
B)が高利得増幅器(6o)の帰還路内にある相補的伸
張器に印加される。そのような装置により伸張器を与え
ることは公知である。
固定帯域及び滑動帯域圧縮器がそれぞれ作動する周波数
帯域は、実質上同一であり、又は少なくとも実質的に重
畳している。固定帯域及び滑動帯域の圧縮器及び伸張器
がそれぞれ動的動作を与える信号レベル領域は、実質上
同一で、数dBの範囲内にある。圧縮器は上述した装置
の任意のものでよい。
圧縮器又は伸張器素子の並列配置(たとえば諸素子が並
列的に入力され、それらの出力が加算される)に対する
電圧伝達関数は、次式 %式% で表わ丁ことかできる。ここにVinは印加電圧、Vo
utは出力電圧、tl(S)、t2(S)、等は各並列
素子の伝達関数である。これら伝達関数は加算し合い、
各素子は独立に作動する。
さらに特定的装置が第11図に示されている。ここでは
固定帯域及び滑動帯域回路、たとえば第5図ないし第9
図に関連して述べたもの、が型式Iの二重路コンパンダ
・システム(米国特許第3.846,719号に一般的
に述べられている型式のもの)の側路内に配置されてい
る。この装置は、入力信号が固定帯域段(88)と滑動
帯域段(70〉と主要路(72)とに印加される圧縮器
(66)を有する。段(6g)(70)の出力は加算装
置(74)で結合されてから加算装置(76)内で主要
路信号に加えられ、伝送チャンネルに印加される圧縮蒸
出力を与える。側路信号成分はこのようにして主要路信
号成分を昇圧し、圧縮動作を生しさせる。伝送チャンネ
ル出力は、圧縮器(66)と相補的に形成された伸張器
(78)に印加される。伸張器(78)は、伝送チャン
ネル出力を受信して、固定帯域段(68)と滑動帯域段
(70)の出力の和を差引く。この和は加算装置(B)
で行なわれる。側路信号成分はこのようにして主要路信
号成分を降圧して伸張型動作を生じさせる。加算装置(
80)は、段(ag) (70)に伸張型出力及び入力
を与える主要路(84)に、その出力を印加する。
第[2図は(米国特許第3,903,485号に一般的
に記載されている型式の)型式■二重路装置が、加算装
置(90)で加算される固定帯域段(68)と滑動帯載
設(70)の出力の和及び入力信号を受信する入力信号
加算装置く88)を有することが示されている。
加算装置(88)はその出力を、伝送チャンネルに圧縮
型出力を与えかつ圧縮器の段(68)(70)に入力す
る主要路(92)に、印加する。側路信号成分はかくし
て主要路信号成分を昇圧して圧縮型動作を生じさせる。
伝送チャンネル出力は、圧縮器(86)に対し相補的に
形成された伸張器(94)に印加される。
入力信号は固定帯域段(68)と、滑動帯域段(70)
と、主要路(96)とに印加される、段(88)(70
)の出力は加算器(98)で加算されてから加算装置(
100)内で主要路信号から差引かれ、伸張型出力を与
える。
この側路信号成分はかくして主要路成分を降圧させて伸
張動作を生じさせる。
上記のように非常に有用な装置は、各帯域が並列的滑動
帯域及び固定帯域段(例えば高周波固定帯域段もしくは
素子、高周波滑動帯域段、低周波固定帯域段、低周波滑
動帯域段)から構成される、帯域分割式高周波帯域又は
低周波帯域段の特性を持つ圧縮器又は伸張器、を与える
ことである。これら並列段は、単独では米国特許第3.
848,719号、米国特許第3.903.485号、
米国特許Re第28,426号、及び米国特許第4,4
90,691号に記載されているような型式■又は型式
■二重路装置における側路として、又はダイナミック・
レンジ改変装置として作動する。それぞれ同一のコーナ
ー周波数を持つ単極フィルタか、四段の結合された静止
応答が平坦となるように使用されるのが好ましい。高及
び低周波段に対する有利なコーナー周波数は、オーディ
オ・システムの場合、約80011zである。緩やかな
フィルタ勾配6 dB/オクターブの場合、もしも高周
波段が800Hzのコーナー周波数を有すれば、100
H2あるいは2001! zの低さでも顕、著な動作が
与えられる。も′しも低周波段もまた800Hzのコー
ナー周波数を有すれば、6 kHzから8 kHzの高
さままで顕著な動作が得られる。したがって、たとえば
、はとんどの代表的音楽のエネルギーを含む、200な
いし6kllzの領域内の信号にとって高及び低周波段
が有効であり、信号のトラッキング効果を与える。たと
えば以下にさらに説明するように、その領域の単一の主
要信号に対しては全体的応答は主要信号より上方又は下
方における二つの滑動帯域のものである。二つ以上の主
要信号に対しては、応答は最も上方の及び最も下方の主
要信号間にあり、又、滑動帯域応答は最も上方又は最も
下方の主要信号の上又は下にある。
第13図はすぐ上に述べた型式の帯域分割装置を示す。
滑動帯域段は上記の回路の任意のものを用いて与えられ
る。すべての固定帯域及び滑動帯域段に対して同一のコ
ーナー周波数(滑動帯域段の場合は静止コーナー周波数
)が使用されることが好ましい。高周波滑動帯域段は、
それらのコーナー周波数が信号レベルの上昇に伴い、静
止周波数から上方に滑動するように作動するべきである
。低周波滑動帯域段は信号レベルの上昇に伴って段のコ
ーナー周波数が静止周波数から下方へ滑動すべきである
。第13図の装置は、型式Iの圧縮器として示されてい
るが、型式■の形状のものでもよい。
その構成は、高周波固定帯域段(104)と、高周波滑
動帯域段(10G)と、低周波固定帯域段(108)と
、低周波滑動帯域段(l to)と、主要路(112)
とに入力信号が印加される圧縮1W(102)を有する
。段(104、10B、10g、110)の出力は加算
装置(liB)で加算されて、伝送チャンネルに印加す
べき圧縮型出力を与える。これら側路信号成分はか(し
て主要路信号を昇圧して圧縮型動作を起こさせる。
伝送チャンネル出力は、圧縮器(102)に対して相補
的に形成された伸張器(11g)に印加される。この伸
張器は伝送チャンネル出力を受信して、加算装置(12
2)で加算された高周波固定帯域段(104)、高周波
固定帯域段日06)、低周波固定帯域段(108) 、
及び低周波滑動帯域段(110)の出力の和8羞引く。
側路信号成分はかくして主要路信号成分を降圧し、伸張
動作を生じさせる。加算装置(120)はその出力を、
段([04,1Ofi、108.11o)に伸張型出力
及び入力を与える主要路(124)に印加する。
第14図は本発明の直列的見地に基づくコンパンダ・シ
ステムの一つの一般的装置を示す。この例では固定帯域
圧縮器(130)及び滑動帯域圧縮器(132)が直列
に接続されている。この固定帯域圧縮器が入力を受信し
、圧縮型全体の出力が滑動帯域圧縮器(132)から取
られる。伝送チャンネルに印加される。伝送チャンネル
出力は相補的固定帯域伸張器(136)と直列の相補的
滑動帯域伸張器(134)に印加される。システムの出
力は伸張器(13B)の出力から取られる。それぞれの
固定帯域及び滑動帯域の圧縮器及び伸張器が作動する周
波数帯域は実質上同一であり、又は少なくとも実質的に
重畳している。それぞれの固定帯域及び滑動帯域の圧縮
器及び伸張器が動的動作を与える信号レベルは実質上同
一である。圧縮器及び相補的伸張器は上記の任意の装置
でよい。
直列配置になる圧縮器素子又は伸張器素子に対する電圧
伝達関数は次式 %式%) で与えられる。ここにVinは印加電圧、Voutは出
力電圧、t + (s) 、t2(s)等は各直列素子
の伝達関数である。伝達関数は他の伝達関数と乗ぜられ
る。
第15図にはさらに特定的な装置が示されており、この
場合、第5図ないし第9図に関して述べたような固定帯
域及び滑動帯域回路が、(米国特許第3.846.71
9号に一般的に述べられている型式の)]ンパンダ・シ
ステムにおける直列のl型二重路圧縮器及び伸張器内に
配置されている。この装置は、入力信号が固定帯域段(
140)と主要路(142)とに印加される固定帯域圧
縮器(138)を有する。
固定帯域段(140)の出力はその後、加算装置(14
4)内で主要路信号成分に加えられ、滑動帯域圧縮器(
146)に印加されるべき固定帯域圧縮蒸出力を与える
。圧縮器(14G)は、共に該固定帯域圧縮器の出力を
受信する滑動帯域段(14g)と主要路(150)を有
する。段(148)の出力は加算装置(152)内で主
要路信号成分に加えられて、伝送チャンネルに出す圧縮
型全体の出力を与える。各圧縮器内の側路信号成分は主
要路信号成分を昇圧して圧縮型動作を生ずる。伝送路チ
ャンネル出力は、相補的固定帯域伸張器(15B)と直
列な相補的滑動帯域伸張器(154)を含んだコンパン
ダ・システムの伸張蓋部分に印加される。伸張器(15
4)は、伝送チャンネル出力を受信して滑動帯域段(1
4g)の出力を差引く入力加算装置(1’ 58 )を
有する。同様に伸張器(15B)は、滑動帯域伸張器(
154)の出力を受信して固定帯域段(140)の出力
を差引く入力加算装置を有する。この側路信号成分はか
くして主要路信号成分を降圧して伸張型動作を生ずる。
伸張器の直列順が圧縮器の直列順と相補的であることに
注目されたい。
第16図には直列の型式■二重路コンパンダ装置(米国
特許第3,903,485号に一般的に述べられている
型式のもの)か示されており、この場合もまた、側路直
列線内に第5図ないし第9図に関して述べたよう、な固
定帯域及び滑動帯域回路を使用している。この装置は、
固定帯域段(140)の出力を受信して、印加された信
号を結合する入力加算装置(184)に入力信号が印加
される固定帯域圧縮器を、有する。加算装置(184)
はその出力を、固定帯域圧縮蒸出力を滑動帯域圧縮器(
tea)に与える主要路(16B)に、印加する。圧縮
器(18g)は、滑動帯域段(14g)の出力に圧縮器
(162)の出力を結合する入力加算装置(170)を
有する。加算装置(170)はその出力を主要路(17
2)に印加するが、この主要路は入力を滑動帯域段(1
48)に与えると共に全体的圧縮型出力を伝送チャンネ
ルに与える。
各圧縮器内の側路信号成分は主要路信号成分を昇圧して
圧縮型動作を生ずる。伝送チャンネル出力は、相補的固
定帯域伸張器(17B)に直列な相補的滑動帯域伸張器
(174)を含んだコンパンダ・システムの伸張蓋部分
に、印加される。伸張器(174)への入力は滑動帯域
段(14g)及び主要路(176)に印加される。滑動
帯域段(148)の出力は固定帯域伸張器(178)に
出力を与える加算装置(178)内で主要路から差し引
かれる。伸張ri(17g)への入力は固定帯域段(1
40)と主要路(180)とに印加される。固定帯域段
(140)の出力は主要路がら加算装置(1g2)内で
差し引かれてシステム全体の出力を与える。この側路信
号成分は主要路信号成分を降圧して伸張型動作を生ずる
。伸張器の直列順もまたこの構成の圧縮器の順に相補的
であることに注目されたい。
上記のように、非常に有用な装置は、それぞれが第5図
ないし第9図に関して述べた形式の直列滑動帯域段及び
固定帯域段からなる帯域分割式高周波及び低周波帯域圧
縮器又は伸張器を、与えることである。直列高周波及び
低周波段は、単独にダイナミック・レンジ改変装置とし
て、又は米国特許第3,846,719号、米国特許第
3,903,485号再発行米国特許第28,428号
及び米国特許第4.490゜691号に記載されている
ようなI型または■型二重路装置における側路として、
作動しうる二つの並列路内に配列される。好ましくは、
結合された段の静止応答が平坦となるように各段に同一
のコーナー周波数を有する単極フィルタが使用される。
高周波及び低周波段に対する宵利なコーナー周波数はオ
ーディオ・システムに対して約800Hzである、緩や
かなフィルタ勾配6 dB/オクターブを使用すると、
らしも高周波段がコーナー周波数800Hz’B宵すれ
ば6kllzないし8 k)Izの高さの顕著な動作か
与えられる。従って、例えば代表的な音楽におけるエネ
ルギーのほとんどを有する帯域である200H2ないし
6 kHzの領域内にある信号に対しては、高周波段及
び低周波段が有効であり、信号トラッキング効果を与え
る。例えばさらに下に説明するように、この領域内の単
一の主要信号に対しては全体的応答は主要信号の上方又
は下方では二つの滑動帯域応答である。二つ以上の主要
信号に対しては応答はそれぞれ、最上方及び最下方の主
要信号間では滑動帯域であり、最上方及び最下方の主要
信号の上又は下では滑動帯域応答である。
第17図はすぐ上に述べた形式の帯域分割装置を示す。
この滑動帯域段は上記の回路いずれを用いても与えるこ
とができる。丁べての固定帯域および滑動帯域段に同一
のコーナー周波数(滑動帯域段の場合は静止コーナー周
波数)を使用することが好ましい。高周波滑動帯域段は
、信号レベルの上昇に伴ってそれらのコーナー周波数が
静止周波数から上方に滑動するように作動するへきであ
る。
低周波滑動帯域段は、信号レベルの上昇に伴ってそれら
のコーナー周波数か静止周波数がら下方へ滑動するよう
に作動すべきである。
第17図は、入力信号が主要路(tga)と二つの並列
側路とに印加される圧縮器(184)を有する。この場
合高周波側路は直列に高周波固定帯域(188)及び高
周波滑動帯域段(190)を有し、低周波側路は低周波
固定帯域段(192)及び低周波滑動帯域段(194)
を有する。
これら二つの側路は加算装置(19B)で結合されてか
ら、加算装置(198)内で主要路信号成分に加算され
、伝送チャンネルに印加されるべき圧縮器出力を与える
側路信号成分はかくして主要路信号成分を昇圧して圧縮
型動作を生ずる。伝送チャンネル出力は圧縮器(184
)に対して相補的に形成された伸張器(200)に印加
される。この圧縮器(184)は伝送チャンネル出力を
受信してから高周波及び低周波側路の和を差し引く人力
結合装置(202)を有する。
結合装置(202)は主要路(204)に人力し、この
主要路システム全体の出力が取り出され、側路人力が直
列の高周波固定帯域及び滑動帯域段(188,190)
と、直列の低周波固定帯域及び滑動帯域段(192,1
94)とに取り出される。側路出力は人力結合装置(2
02)に印加される前に加算装置(20G)で結合され
る。側路信号成分は主要路信号成分を降圧して伸張器動
作を生ずる。第17図の装置は型式I圧縮器として示さ
れているが、型式■形状も使用できる。
第11図から第17図までにおいては各圧縮器及び伸張
器の主要路はダイナミック・レンジに関して線形で有り
、側路段の和のレベルは一般的に主要路の最大レベルよ
り小さい。これらの図の伝送チャンネルは任意の型式の
記憶媒体あるいは伝送媒体を含んでよく、また圧縮器か
らのアナログ信号成分を別の形(例えばデジタル)に変
換又は符号化するための装置、符号化された信号を記録
し又は伝送する装置、及び符号化された信号をアナログ
信号成分に再変換し又は複合する装置を含んでよい。直
列固定帯域及び滑動帯域圧縮器は第14図ないし第17
図に示すようなものでよく、又はそのかわりに、滑動帯
域圧縮器は固定帯域圧縮器の上流に配置されてもよい。
相補性については、伸張器回路は第14図ないし第17
図の装置における圧縮器回路の装置に対して逆の順に配
置される。それゆえ、直列接続された圧縮器素子の効果
は実質的に同一のダイナミック・レンジで生ずるように
、制御増幅器利得は下げられ、かつ又は下流素子のしき
い値は上流の素子により発生された信号利得を71する
ために上昇されるべきである。システムの伸張蓋部分で
は制御増幅器利得は上昇され、かつ又は上流素子のしき
い値は下げられるべきである。
第18図は第13図の装置の圧縮器(102)の静止特
性及び第17図の装置の圧縮器静止特性を表す。四つの
段すべてに共通のコーナー周波数800Hzを仮定した
。これら曲線はまた単極フィルタの6 dB/オクター
ブ辺縁(skirt)の実質的重畳を例示する。
【図面の簡単な説明】
第1図は先行技術による滑動帯域増倍効果を例示する理
想化された圧縮応答曲線である。 第2図は先行技術による固定帯域制限効果を例示する理
想化された圧縮型特性応答曲線である。 第3A図は本発明に基づき固定帯域素子及び滑動帯域素
子を並列にしたものの静止応答を示す理想化された圧縮
型特性応答曲線である。 第3B図は本発明に基づき並列にされた固定帯域素子及
び滑動帯域素子の、それらのしきい値の少し上方におけ
る応答を示す理想化された圧縮型特性応答曲線であって
、滑動帯域が周波数の上方に向けて作動するときの図で
ある。 第3C図は本発明に基づき並列にされた固定帯域素子及
び滑動帯域素子の、それらのしきい値の少し上方におけ
る応答を示す理想化された圧縮型特性応答曲線であって
、滑動帯域が周波数上方に向けて作動するときの図であ
る。 第4A図は、それぞれが本発明に基づき並列にされた固
定帯域素子及び滑動帯域素子を有する高周波及び低周波
回路の静止応答を示す理想化された圧縮型特性応答曲線
であって、該回路が共通のコーナー周波数80011z
を有するときの図である。 第4B図は第4A図に関連して言及したと同一の高周波
及び低周波回路の、二つの主要信号が存在するときの応
答を示す、理想化された圧縮型特性応答曲線である。 第5図は先行技術の滑動帯域回路のブロック線図である
。 第6図は先行技術の固定帯域回路のブロック線図である
。 第7図は第5図の回路に使用できるフィルタの路線図で
ある。 第8図は第5図の回路に使用できる別のフィルタの路線
図である。 第9図は第6図の回路に使用できるPET減衰器の路線
図である。 第10図は、並列な固定帯域素子及び滑動素子を有する
コンパンダ型雑音低減システムとして実施された本発明
を一般的に示すブロック線図である。 第11図は、第5図ないし第9図に関して述べた型式の
並列固定帯域及び滑動帯域段を使用する型式に電路装置
を示すブロック線図である。 第12図は第5図ないし第9図に関して述べた型式の並
列固定帯域及び滑動帯域段を使用する型式■二重路装置
を示すブロック線図である。 第13図は第5図ないし第9図に関して述べた型式の並
列の高周波及び低周波固定帯域及び滑動帯域段を使用す
る型式に電路装置を示すブロック線図である。 第14図は直列の固定帯域及び滑動帯域段を有するコン
パンダ雑音低減システムとして実施された本発明を一般
的に示すブロック線図。 第15図は第5図ないし第9図に関連して述べた型式の
直列固定帯域及び滑動帯域段を使用する型式に電路装置
を示すブロック線図である。 第16図は第5図ないし第9図に関連して述へた型式の
直列固定帯域及び滑動帯域段を使用する型式■二重路装
置を示すブロック線図である。 第17図は第5図ないし第9図に関連して述べた型式の
固定帯域及び滑動帯域段をそれぞれに備えた高周波及び
低周波数側路を使用した型式に電路装置を示すブロック
線図である。 第18図は第13図及び第17図の装置に関連した特特
性応答曲線である。 54〜64・・・本発明の配置による圧縮器/(中張器
6G、78.102.124、H8−160,182〜
206、、、X式I装置 130〜136・・・コンノくンダ・システム8B〜1
00.162〜182・・・型式■装置。 FIG、  I。 FIG  2゜ FIL3B。 FIG=4B。 FIG=7.             FIG、aF
IG=9゜

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)入力信号のダイナミック・レンジを改変する回路
    であって、 可変利得回路装置と、 可変通過フィルタ回路装置と、 該回路装置を直列又は並列に接続する装置と、該入力信
    号を、該回路装置の該直列又は並列装置に結合する装置
    と、 該回路装置の該直列又は並列装置から出力信号を導出す
    る装置とを含む改変回路。
  2. (2)特許請求の範囲第(1)項に記載の回路において
    、該回路装置の少なくとも一つが限定された周波数帯域
    内で作動し、該回路装置が静止状態の期間中少なくとも
    実質的に重畳した周波数領域内で作動することを特徴と
    する回路。
  3. (3)特許請求の範囲第(1)項に記載の回路において
    、該回路装置が並列回路状に配置されていることを特徴
    とする回路。
  4. (4)特許請求の範囲第(1)項に記載の回路において
    該回路装置が直列回路状に配置されていることを特徴と
    する回路。
  5. (5)特許請求の範囲第(1)項に記載の回路において
    該可変利得回路装置が、それぞれに帯域限定フィルタを
    有した第1及び第2可変利得回路を含み、該フィルタが
    実質的に同一の遮断周波数を有し、該帯域限定フィルタ
    が、入力信号の周波数スペクトルの下方部分における帯
    域を限定する該第1可変利得回路と共に含まれるととも
    に、入力信号の周波数スペクトルの上方部分における帯
    域を限定する該第2可変利得回路と共に含まれており、
    この場合該可変通過フィルタ回路装置が第1及び第2可
    変通過フィルタ回路を含んでおり、該第1可変通過フィ
    ルタ回路の静止フィルタ特性が該第1可変利得回路の帯
    域限定フィルタにより限定される帯域と実質的に同一の
    帯域を限定し、該第2可変通過フィルタ回路が該第2可
    変利得回路の帯域限定フィルタにより限定される帯域と
    実質的に同一の帯域を限定し、該第1可変通過フィルタ
    回路が周波数下方に移動する遮断周波数を有し、該第2
    通過フィルタ回路が周波数上方に移動する遮断周波数を
    有することを特徴とする回路。
  6. (6)周波数帯域内で入力信号成分のダイナミック・レ
    ンジを改変する方法であって、 電圧伝達関数t_1(s)及びt_2(s)により表わ
    される二つの回路特性動作の一つが固定帯域特性を表わ
    し、他の伝達関数が滑動帯域特性を表わすとき、少なく
    とも部分的に実質的に同一の周波数及びレベル領域内で
    作動するように該特性動作を選択し、 V_i_nにより表わされる入力信号成分が印加される
    と、出力V_o_u_tが V_o_u_t=V_i_n[t_1(s)+t_2(
    s)]により表わされるように該回路特性を作動させる
    こととを含む改変方法。
  7. (7)周波数帯域内で入力信号成分のダイナミック・レ
    ンジを改変する方法であって、 電圧伝達関数t_1(s)及びt_2(s)により表わ
    される二つの回路特性動作の一つが固定帯域特性を表わ
    し、他方の伝達関数が滑動帯域特性を表わすとき、少な
    くとも実質的に同一の周波数及びレベル領域内で作動す
    るように該特性動作を選択し、電圧V_i_nにより表
    わされる入力信号成分が印加されると、出力電圧V_o
    _u_tが V_o_u_t−V_i_n[t_1(s)+t_2(
    s)]により表わされるように該回路特性を作動させる
    こと、とを含む改変方法。
  8. (8)周波数帯域内で入力信号成分のダイナミック・レ
    ンジを改変する回路であって、 各々が電圧伝達関数t_1(s)及びt_2(s)によ
    り表わされるそれ自身の特性動作を有する二つの回路素
    子にして、一つの伝送関数が固定帯域特性を表わし、他
    の伝達関数が滑動帯域特性を表わすとき、該特性動作が
    少なくとも部分的に実質的に同一の周波数及びレベル領
    域内で作動するようにされた二つの回路素子と、 V_i_nにより表わされる入力信号成分が印加される
    と、出力V_o_u_tが V_o_u_t−V_i_n[t_1(s)+t_2(
    s)]により表わされるように該回路素子を相互接続す
    る装置とを含む改変回路。
  9. (9)周波数帯域内で入力信号成分のダイナミック・レ
    ンジを改変する回路であって、 各々が電圧伝達関数t_1(s)及びt_2(s)によ
    り表わされるそれ自身の特性動作を有する二つの回路素
    子にして、一つの伝送関数が固定帯域特性を表わし、他
    の伝達関数が滑動帯域特性を表わすとき、該特性動作が
    少なくとも部分的に実質的に同一の周波数及びレベル領
    域内で作動するようにされた該二つの回路素子と、 V_i_nにより表わされる入力信号成分が印加される
    と、出力V_o_u_tが V_o_u_t−V_i_n[t_1(s)+t_2(
    s)]により表わされるように該回路素子を相互接続す
    る装置とを含む改変回路。
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