JPS62276424A - 回転軸のトルク検出装置 - Google Patents

回転軸のトルク検出装置

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JPS62276424A
JPS62276424A JP12042286A JP12042286A JPS62276424A JP S62276424 A JPS62276424 A JP S62276424A JP 12042286 A JP12042286 A JP 12042286A JP 12042286 A JP12042286 A JP 12042286A JP S62276424 A JPS62276424 A JP S62276424A
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slit
torque detection
light
plate member
torque
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JP12042286A
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Junji Maeda
淳次 前田
Naoji Sakakibara
榊原 直次
Takehiko Fushimi
伏見 武彦
Hiroshi Nakajima
洋 中島
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は1回転軸に印加されるトルクを検出するトルク
検出装置に関する。
(従来の技術) 例えば、i!I動パワーステアリング装置においては、
ドライバがステアリングホイールを操作(操舵)してス
テアリングシャフトに印加したトルクを検出するトルク
検出装置を有しており、検出操舵トルクの大きさに対応
して電動機を付勢して補助操舵力を操舵系に印加してい
る。
この場合、ステアリングシャフトは、ドライバの回動力
を伝達するための回転シャフトとなるので。
第13図に示すようなトルク検出装置が使用される。こ
れにおいて、22oはステアリングシャフトであり、該
シャフト220にはトーションバースプリング221が
結合されている。トーションバースプリング221には
、歪に応じて抵抗値が変化するストレインゲージ222
が貼付けされており、該ゲージの端子は、ステアリング
シャツ1−220に形成されたスリップリング223a
および224aに接続されている。スリップリング22
3aおよび223bは固定部に設置されたブラシ223
bおよび224bと摺動接触しており、該ブラシ223
bおよび224bは図示しない検出回路に接続されてい
る。検出回路は、抵抗検出回路であり、ブラシ223b
、224bおよびスリップリング223a、224aを
介してストレインゲージ222に所定値の電圧を印加し
ている。
すなわち、この種のトルク検出装置においては、ステア
リングシャフト220にトルクが印加されると、トーシ
ョンバースプリング222が捩れ、該捩れによりストレ
インゲージが歪を受けてその抵抗値が変化して端子間電
圧が変換するので、電圧値に対応付けして印加されたト
ルクを検出している。
しかしながら、この種のトルク検出装置では。
スリップリング223aおよび224aと、ブラシ22
3bおよび224bとが摺動接触しているので、摺動部
が磨滅したり、機械的な振動により検出信号にノイズが
含まれやすいという問題がある。
そこで、このような問題に答えるものとして特開昭59
−111029では、多数のスリットを円周上に配置し
た2枚のスリット板をトーションバースプリングの両側
に固着して、該スリット板を光源と受光光量を電気信号
に変換する受光部とにより挟み込む構成のトルク検出装
置が開示されている。
これによれば、受光部の受光光量により非接触でトルク
を検出することができる。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、このトルク検出装置では、受光部に特別な考
慮が施されていないので、スリットのバラツキにより誤
検出詮生じやすく、このため、スリット板に高精度の加
工が要求される。のみならず1組立時に生じたスリット
板間隔のバラツキやトーションバースプリングの3次元
的な捩れ、機械的な振動によるスリット板のブレ等によ
り誤検出しやすい。
さらには、受光部に使用する受光素子は一般に温度の影
響を強く受けてドリフトするので、屋外で、四季を問わ
ず、広範な地域で使用される車輌に装着する場合のよう
に、苛酷な温度条件の下には光量検出、延ではトルク検
出の信頼性が非常に低くなる。これに加えて、受光部や
光源に付着した崖芥による検出光量の変化、受光部や光
源の経時変化による検出値の変化等により誤検出を生じ
やすいという欠点がある。
本発明は、スリット板の加工に特別な精度を要すること
なく、またスリット板間隔のバラツキやトーションバー
スプリングの3次元的な捩れ1機械的な振動によるスリ
ット板のブレ等に対しても検出誤差を生じない1回転軸
のトルク検出装置を提供することを第1の目的とし、こ
の第1の目的に加えて、温度等の環境変化や塵芥の付着
による誤検出、あるいは経時変化による誤検出を生じな
い回転軸のトルク検出装置を提供することを第2の目的
とする。
(問題点を解決するための手段) 上記第1の目的を達成するために第1の発明においては
、回転軸に連続するトーションバースプリング部材の両
側にそれぞれ分けて固着される、光源手段の光量を規制
するための複数のスリットを回転軸心を中心とする環上
に配設した第1スリット板および第2スリット板;第1
スリット板および第2スリット板に配設されたスリット
により規制された光源手段の通過光を受光して受光光量
に対応する電気信号を発生する。トーションバースプリ
ング部材とは機械的に独立な支持板部材に支持された1
回転軸心を中心とする環状の受光光量検出手段;および
、受光光量検出手段の検出光量に応じた。トーションバ
ースプリング部材に印加されたトルクを示すトルク情報
を発生するトルク情報生成手段;を備える構成とする。
また、上記第2の目的を達成するために第2の発明にお
いては、回転軸に連続するトーションバースプリング部
材の両側にそれぞれ分けて固着される、光源手段の光量
を規制するための複数のスリットを回転軸心を中心とす
る環上に配設した第1スリット板および第2スリット坂
;第1スリット板および第2スリット板に配設されたス
リットにより規制された光源手段の通過光を受光して受
光光量に対応する電気信号を発生する、トーションバー
スプリング部材とは機械的に独立な支持板部材に支持さ
れた、回転軸心を中心とする環状の受光光量検出手段;
光源手段の、第1スリット板部材に対する第2スリット
板部材に相対的なずれに無関係な較正光を受光して受光
光量に対応する電気信号を発生する、トーションバース
プリング部材とは機械的に独立な支持板部材に支持され
た1校正光量検出手段;および、較正光量検出手段の発
生信号に応じて較正された受光光量検出手段の検出光量
、に応じた、トーションバースプリング部材に印加され
たトルクを示すトルク情報を発生するトルク情報生成手
段;を備える構成とする。
(作用) 第1の発明によれば、第1スリット板および第2スリッ
ト板に配設されたスリットにより規制された光源手段の
通過光を環状の受光光量検出手段で受光しているので、
各スリットにバラツキがある場合や1組立て時に第1お
よび第2スリット板間隔にバラツキを生じた場合、トー
ションバースプリングが3次元的な捩れを生じた場合、
あるいは機械的な振動により第1および第2スリット板
がブした場合などにおいても、これらの要因によりもた
らされる受光光量の部分的な変動が平均化されるので検
出誤差を生ずることがない、いいかえると、スリット板
の作製や、トルク検出装置の組立てに特別な精度を必要
としない。
また、第2の発明によれば、受光光量検出手段と同一の
自然環境および使用条件が与えられる較正光量検出手段
を有°して、該較正光量検出手段の発生信号により受光
光量検出手段の検出光量を較正しているので、第1の発
明の作用に加えて、温度等の環境変化や、塵芥の付着、
あるいは経時変化による検出光量の変動が補正されて償
頼性の高い回転軸のトルク検出装置となる。
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下の
実施例の説明より明らかになろう。
(実施例) 第6図に本発明の一実施例のトルク検出装置を含む電動
パワーステアリング装置の機構部の構成概要を示す、ス
テアリングホイール1が固着された第1ステアリングシ
ヤフト2は、途中にトルクセンサ組体3が係合されてお
り、さらに延びて端部が第1ユニバーサルジヨイント4
により第2ステアリングシヤフト5と結合されている。
第2ステアリングシヤフト5には第2ユニバーサルジヨ
イント6でロッド7が結合されている。このロッド7に
は、減速機9の、ピニオンギアが形成されており、該ピ
ニオンギアは、タイロッド10に固着されたラック11
に噛合っている。タイロッド10は車軸12のステアリ
ングナックルアーム16に結合されている5車軸12の
車軸にはショックアブソーバ13が結合されており、こ
のショックアブソーバ13のサスペンションアッパーサ
ポート14に車体(図示せず)が結合されている。
15はアッパーサポート14と車軸の間の振動緩衝用の
コイルスプリング、17はスタビライザーバー、18は
ロワーサスペンションアームである。
19aは第1ステアリングシヤフト2を支持するガイド
で、フロア19bに固着されている。
ステアリングホイール1が右左回転すると、第1ステア
リングシャフト2.第1ユニバーサルジヨイント4.第
2ステアリングシヤフト5および第2ユニバーサルジヨ
イント6を介してロッド7が回転駆動され、ロッド7に
形成されたピニオンギアと噛合うラック11が第6図の
タイロッド10の延びる方向に駆動されて、車輪12の
姿勢が、車輌を右転回または左転回する向きに変わる。
減速機9は、減速ギアトレイン(図示せず)を介して電
動機8の出力軸とロッド7とを結合する動力伝達装置で
ある。電動機8が正逆転付勢されると1図示しない減速
ギアトレインを介してロッド7が回転駆動され、ロッド
7に形成されたピニオンギアと噛合うラック11が第6
図のタイロッド10の延びる方向に駆動されて、車軸1
2の姿勢が、車輌を右転回または左転回する向きに変わ
る。
つまり、ステアリングホイール1の右左回転、および、
電動機8の正逆転付勢、のいずれによっても車軸12の
姿勢が変わる。
次に、トルクセンサ組体3を説明する。第1図は、トル
クセンサ組体3を、第1ステアリングシャフト2の中心
軸を通る平面で接断した断面図である。
第1図を参照すると、第1ステアリングシヤフト2の一
部が削り取られてトーションバースプリング201が形
成されている(201の垂直断面の形状は第3図を参照
されたい)。第1図において、第1ステアリングシヤフ
ト2を左側に延長した端部にステアリングホイール1が
結合される。
トーションバースプリング201を間にして、東側の第
1ステアリングシヤフト2には、同一形状の第1スリー
ブ202および第2スリーブ203が対称に固着されて
いる。第1スリーブ202には円板状の第1スリット板
320が、第2スリーブ203には第1スリット板32
0より小径の円板状の第2スリット板330が、それぞ
れ第1ステアリングシヤフト2に垂直となるように固着
されている。
301はハウジングであり、ガイド19aに固着されて
いる。第1ステアリングシヤフト2はハウジング301
を貫通しており、これらは互に機械的に独立している。
ハウジング301には支持部材302により、受光板3
10および平板光源340が、第1スリット板320お
よび第2スリット板330を挟むようにして固着されて
いる。ハウジング301の開口部と第1スリーブ202
および第2スリーブ203との間には防塵シール部材3
03がある。なお、ハウジング301は、受光板310
固着部と平板光源340固着部との間で2分割できるよ
うになっている。
第2図は、トルクセンサ組体3からハウジング301お
よび、それに固着されている受光板310と平板光源3
40を取り外した状態を示す斜視図である。第2図にお
いては第1ステアリングシヤフト2を左側に延長した端
部にステアリングホイール1が結合され、ステアリング
ホイール1の右左回転により、第1ステアリングシヤフ
ト2は矢印のように■動される。
第1スリット板320および第2スリット板330には
多数のスリットが設けられている。第3図は、第1図の
■−■線を通る面から第1スリット板320および第2
スリット板330を見た平面図(ただし、ハウジング3
01を取り外した状態:第2図の左側正面から見た平面
図)であり、第3図を参照してこれらのスリットを説明
する(なお、第1図は、第3図のI−I線断面図に相当
する)。
第1スリット板320には2回転自速度検出スリット3
21.第1右トルク検出スリット322.第1左トルク
検出スリット323.第1白レベル検出スリット324
が同心円周上にそれぞれ所定間隔で穿設されており、第
2スリット板330には、第2右トルク検出スリット3
32.第2左トルク検出スリット333.第2白レベル
検出スリット334が同心円周上にそれぞれ所定間隔で
穿設されている。
第1右トルク検出スリット322と第2右トルク検出ス
リット332とは、それぞれ、第1スリット板320と
第2スリット板330の、同一径の円周上に同一間隔で
穿設されているが、組立て状態(つまり、第3図の状F
A)では、各スリットの開口部にわずかな重なりを残し
て第1右トルク検出スリット322に対して第2右トル
ク検出スリット332が左方向にずれる。
第1左トルク検出スリット323と第2左トルク検出ス
リット333とは、それぞれ、第1スリット板320と
第2スリット板330の、同一径の円周上に同一間隔で
穿設されているが、組立て状m(つまり、第3図の状態
)では、各スリットの開口部がわずかな重なりを残して
第1左トルク検出スリット323に対して第2左トルク
検出スリット333が右方向にずれる。
第1白レベル検出スリット324と第2白レベル検出ス
リット334とは、それぞれ、第1スリット板320と
第2スリット板330の、同一径の円周上に同一間隔で
穿設されているが、組立て状態(つまり、第3図の状態
)では、各スリットの開口部のちょうど半分だけずれる
つまり、第1右トルク検出スリット322と第2右トル
ク検出スリット332が、第1左トルク検出スリット3
23と第2左トルク検出スリット333が、第1白レベ
ル検出スリット324と第2白レベル検出スリット33
4が、それぞれ対応しており、第2スリット板330は
、回転角速度検出スリット321の分だけ第1スリット
板320より小径になっている。
第1図に示した平板光源340は、ELパネル(ele
ct、ro↓uminescence panel)で
あり、スリット板330側に均一の黄橙色光を発する。
つまり、平板光[340から発せられた光が、回転角速
度検出スリット321の間、第1右トルク検出スリット
322と第2右トルク検出スリット332との間および
/または第1左トルク検出スリット323と第2左トル
ク検出スリット332との間、および、第1白レベル検
出スリット324と第2白レベル検出スリット334の
間を通って受光板310の表面(340と対向する面)
に照射される。
第4図は、受光板310を第1スリット板320側から
見た平面図である。第4図を参照すると、受光板310
には、フォトトランジスタによる回転角速度センサ31
1.アモルファスシリコン太陽電池(以下、a−3tセ
ルと略す)による環状の右トルク検出センサ312.a
−3tセルによるセンサ312より小径の環状の左トル
ク検出センサ313.a−Stセルによるセンサ313
より小径の環状の白レベル検出センサ314.a−3i
セルによるセンサ314より小径の環状の黒レベル検出
センサ315が備えられている。
回転角速度検出センサ311は回転角速度検出スリット
321を通過した光を受光するようにその形状および位
置が定められて設置されている。右トルク検出センサ3
12.左トルク検出センサ313、白レベル検出センサ
314は同心環であり、それぞれ、第1右トルク検出ス
リット322と第2右トルク検出スリット332との間
を、第1左トルク検出スリット323と第2左トルク検
出スリット333との間を、第1白レベル検出スリット
324と第2白レベル検出スリット334との間を、通
過した平板光源340の光を受光するように各様が定め
られて設置されている。黒レベル検出センサ315は、
他のセンサ312゜313.314と同心であるが、平
板光源340の光が照射されないように、最も小径に設
定されている。
センサ311は、受光/非受光に応じてオン/オフし、
センサ312,313,314および315は受光光量
に比例する電圧信号を出力する。
前述のように、第1スリット板320と第2スリット板
330とは、トーションバースプリング201の両側に
固着されるので、第1ステアリングシヤフト2に右左回
転のトルクが印加されると、伝達損によりトーションバ
ースプリング201が捩れ、第1スリット板320に形
成された各スリットと第2スリット板330に形成され
た各スリットとの位置関係が、第3図に示した状態から
右左にずれる。これにより、各スリットの開口部の重な
り面積が変化する。
まず、右回転トルクが印加された場合の各スリットの態
様を第5a図を参照して説明する。右回転トルクが印加
されると、伝達損により、第1スリット板320に対し
て第2スリット板330が、相対的に右方向にずれる。
これにより、第5a図にハツチングで示すように、第1
右トルク検出スリット322の開口部と第2右トルク検
出スリット332の開口部の重なり面積が増加し、逆に
第1左トルク検畠スリット323の開口部と第2左トル
ク検出スリット333の開口部の重なり面積が減少(第
5a図では重りがない)する、しかし。
第1白レベル検出スリット324と第2白レベル検出ス
リット334とは位置関係にずれを生ずるが、第5a図
にハツチングで示した開口部の重なり面積に変化はない
。この結果、トルクが印加されない場合に比べ、右トル
ク検出センサ312の受光光量が増加してそれに応じて
出力電圧信号が増加し、左トルク検出センサ313の受
光光量が減少してそれに応じて出力電圧信号が減少する
が、白レベル検出センサ314の受信光量に変化はなく
出力電圧信号も変化しない。
次に、左回転トルクが印加された場合の各スリットの態
様を第5b図を参照して説明する。左回転トルクが印加
されると、伝達損により、第1スリット板320に対し
て第2スリット板330が、相対的に左方向にずれるに
れにより、第5b図にハツチングで示すように、第1左
トルク検出スリット323の開口部と第2左トルク検出
スリット333の開口部の重なり面積が増加し、逆に第
1右トルク検出スリット322の開口部と第2右トルク
検出スリット332の開口部の重なり面積が減少(第5
a図では重りがない)する、しかし、第1白レベル検出
スリット324と第2白レベル検出スリット334とは
位置関係にずれを生ずるが、第5b図にハツチングで示
した開口部の重なり面積に変化はない。この結果、トル
クが印加されない場合に比べ、左トルク検出センサ31
3の受光光量が増加してそれに応じて出力電圧信号が増
加し、右トルク検出センサ312の受光光量が減少して
それに応じて出力電圧信号が減少するが、白レベル検出
センサ314の受信光量に変化はなく出力電圧信号も変
化しない。
本実施例では、ステアリングホイール1より印加される
人為的な回動力を対象に、右回転トルクの印加により第
1右トルク検出スリット322の関口部と第2右トルク
検出スリット332の開口部とが完全に重なった後さら
にずれて重なり面積が減少することのないように、また
、左回転トルクの印加により第1左トルク検出スリット
323の開口部と第2左トルク検出スリット333の開
口部とが完全に重なった後さらにずれて重なり面積が減
少することのないように、第1スリット板320および
第2スリット板330の各スリットならびにトーション
バースプリング201のバネ定数を設定しているので、
第1右トルク検出スリット322の開口部と第2右トル
ク検出スリット332の開口部の重なり面積の増加、ま
たは、第1左トルク検出スリット323の開口部と第2
左トルク検出スリット333の開口部の重なり面積の増
加は、正確に第1スリット板320に対する第2スリッ
ト板330の、右または左のずれ角度に比例し、これは
、印加トルクの大きさに比例する(トーションバースプ
リング201のバネ定数による)、シたがって、右トル
ク検出センサ312は印加された右回転トルクに比例し
た大きさの電圧信号を、左トルク検出センサ313は印
加された右回転トルクに比例した大きさの電圧信号を、
それぞれ出力する。
白レベル検出センサ314および黒レベル検出センサ3
15は、トルクの印加ありなしに無関係な大きさの電圧
信号を出力する。後述するが、右トルク検出センサ31
2.左トルク検出センサ313゜白レベル検出センサ3
14および黒レベル検出センサ315は、同一の受光板
310に装着されており、温湿度、vL芥等の環境要因
が等しく作用し、また経時変化が同時に進行していると
見做せるので、トルクの印加に無関係な白レベル検出セ
ンサ314および黒レベル検出センサ315の出力電圧
信号に基づいて、右トルク検出センサ312また1よ左
トルク検出センサ313の出力電圧信号を所定の状態に
対応するものに補正することができる。つまり、白レベ
ル検出センサ314および黒レベル検出センサ315は
、右トルク検出センサ312または左トルク検出センサ
313の出力電圧信号を較正するために備わっている。
なお、第5a図および第5b図では、各スリットの一部
のみを示したが、第3図を参照すれば明らかなように、
印加されたトルクに応じての、第1右トルク検出スリッ
ト322の開口部と第2右トルク検出スリット332の
開口部の重なり面積の増減、および、第1左トルク検出
スリット323の開口部と第2左トルク検出スリット3
33の開口部の重なり面積の増減は全周に亘って生じる
現象であり、また、右トルク検出センサ312および、
左トルク検出センサ313は第4図に示したように環状
であるので、ここにおいて各スリットの夫々のバラツキ
が平滑される。
第7図は、回転角速度センサ311.右トルク検出セン
サ312.左トルク検出センサ313゜白レベル検出セ
ンサ314および黒レベル検出センサ315の出力信号
に基づいて電動機8を正逆転付勢制御する電気制御装置
である。第7図を参照して説明する。
回転角速度センサ311の出力信号は、カウンタCTR
に与えられ、CTRはマイクロプロセッサ(以下CPU
と略す)20の指示により、該センサ311がオン(つ
まり受光)した回数を計数する。
右トルク検出センサ312の出力信号は線形増幅器AM
PIに、左トルク検出センサ313の出力信号は線形増
幅器AMP2に、白レベル検出センサ314の出力信号
は線形増幅器AMP3に、黒レベル検出センサ315の
出力信号は線形増幅器AMP4に、それぞれ与えられる
。線形増幅器AMPIおよびAMP2は、第1ステアリ
ングシヤフト2にトルクの印加のないとき、等しい電圧
信号を出力するように調整されており、それぞれの出力
はA/D変換器ADの入力チャネルCHIおよびCH2
に与えられる。また、線形増幅iAMP3は白レベル検
出センサ314の出力信号を増幅して変換器ADの入力
チャネルCH3に与え、線形増幅器AMP4は黒レベル
検出センサ315の出力信号を増幅して変換器ADの入
力チャネルCH4に与えている。
A/D変換器ADには、もう1つの入力チャネルCH5
があり、ここには、電動機付勢電流検出用の抵抗crの
端子間電圧が、平滑増幅@ A M P5により平滑増
幅処理されて印加される。
A/D変換器ADのクロックインヒピット入力端子CI
(Lアクティブ)にはCPU20の出力ポート0P13
からクロックインヒピット信号が与えられ、クロック入
力端子GKには出力ポート0P14からクロック信号が
与えられ、チャンネルセレクト端子O8には出力ポート
0P15〜0P17からチャンネルセレクト信号が与え
られる。
A/D変換器ADは、クロックインヒピット信号がIT
になると(つまり禁止が解かれると)、081人力およ
びCH2人力のうちの選択された1つをデジタル変換し
て出力端子SDからCPU20のシリアル入力ポートI
PIに転送する。
Magは1図示しない車速メータケーブル(変速機の出
力軸の回転に連動して回転するワイヤ)に固着された4
極の永久磁石であり、この回転によりリードスイッチS
wがオン/オフする。リードスイッチSwは、増幅波形
整形回路Shpの入力端子に接続されており、増幅波形
整形回路Shpは、リードスイッチSwがオンのときに
Lレベルを。
オフのときにHレベルのパルス(車速検出パルス)を、
CPU20の割込入力ポートに印加する。
CPU20は、右トルク検出センサ312.左トルク検
出センサ313.白レベル検出センサ314および黒レ
ベル検出センサ315により第1ステアリングシヤフト
1に印加された操舵トルクを算出し、車速検出パルスに
より車速を算定して、印加操舵トルクおよび車速に応じ
た電動機8の付勢デユーティを設定し、出力ポートOP
O〜OP7から電動機付勢回路21のパルス幅変調器P
WMに、また、印加操舵トルクの方向に応じて電動機8
の付勢力向を設定し、出力ポートOP8から電動機付勢
回路21のペースドライバBD4に、出力ポートOP9
から電動機付勢回路21のペースドライバBD3に、そ
れぞれ与えている。
パルス幅変調器PWMは、この実施例では、プリセット
カウンタ、クロックパルス発振器およびコントローラで
構成されるデジタルタイマであり、CPU20から与え
られたデータHdをカウンタにロードしてダウンカウン
トを開始し、カウンタがキャリーを発生する(アンダフ
ロー)までは高レベルl−1()−ランジスタオン指示
)を出力しくつまりダウンカウント開始後のクロックか
らキャリー発生クロックまでの間)、キャリーを発生す
ると低レベルL(トランジスタオフ指示)を出力し、今
度はCPU20から与えられたデータLdをカウンタに
ロードしてダウンカウントを開始し、次にカウンタがキ
ャリーを発生すると、再度データHdをカウンタにロー
ドしてダウンカウントを開始するという動作を繰り返す
ものである。すなわち、PWMは、データ)I dに対
応する時間高レベルI(を出力し、データLdに対応す
る時間低レベルLを出力する繰り返しを行なう〔このと
きのデユーティはHd/(Hd+Ld)となる〕。なお
、当然のことながら、Hdが零を示すデータのときには
L出力を継続する。
パルス幅変:J!4 D P W Mの出力は、ベース
ドライバBDIおよびBD2に与えられる。
ペースドライバBDIは、PWMの出力がHレベルで、
かつ、出力ポート○P9の出力がHレベルのとき、パワ
ートランジスタQ1をオン付勢し、いずれか一方の出力
がLのときにはパワートランジスタQ1をオフに拘束す
る。
ペースドライバBD2は、PWMの出力が1(レベルで
、かつ、出力ポートOP8の出力がHレベルのとき、パ
ワートランジスタQ2をオン付勢し、いずれか一方の出
力がLのときにはパワートランジスタQ2をオフに拘束
する。
ペースドライバBD3は、CPU20の出力ポートOP
9の出力がHレベルのとき、パワートランジスタQ3を
オン付勢し、LレベルのときパワトランジスタQ3をオ
フに拘束する。
ペースドライバBD4は、CPU20の出力ポートOP
8の出力がIfレベルのとき、パワートランジスタQ4
をオン付勢し、LレベルのときパワートランジスタQ4
をオフに拘束する。
パワートランジスタQ1およびQ2のコレクタは、メイ
ンリレーMRを介して車上バッテリBttのプラス極に
接続され、パワートランジスタQ3およびQ4のエミッ
タは抵抗器rを介して車上バッテリBtt、のマイナス
極(機器アース)に接続されているので、パワートラン
ジスタQ1およびQ3がオンになると電動機8が正転付
勢され(これはステアリングホイール1の右回転二車輌
の右転回に対応)、パワートランジスタQ2およびQ4
がオンになると電動機8が逆転付勢される(これはステ
アリングホイール1の左回転二車輌の左転回に対応)。
つまり、パワートランジスタQ1およびQ2は、電動機
8の通電電流を指定デユーティでオンオフして、実効電
流値(付勢電流の時系列平均値:電動機の出力トルクが
定まる)を制御するためのものであり、パワートランジ
スタQ3およびQ4は電動機8の回転方向を定めるため
のものである。
リレードライバRDは、CPU20の出力ポートQP1
1の出力がHレベルのときメインリレーMRを付勢しく
接点メーク)、該出力がLレベルのときメインリレーM
Rを消勢する(接点ブレーク)。
LEDドライバDrvは、CPU20の出力ポート○P
IOの出力がIIレベルのとき異常表示灯LPを付勢し
く点灯)、該出力がLレベルのとき異常表示灯LPを消
勢する(消灯)。
定電圧電源回路Regには、イグニッションスイッチI
Gを介してバッテリnetの電圧が印加され、所要の定
電圧(+Vc、−Vc)を構成各要素に与える。
第8図にCPU20の、電動パワーステアリング制御動
作の主たるものを示す。なお、以下の説明で括弧で示す
数値はフローチャートのステップ番号である。
イグニッションスイッチIGが投入されると定電圧電源
回路Regが所要の定電圧を構成各要素に供給し、CP
U20は、入出力ポート、レジスタ。
タイマ、メモリ等を初期化する(1)。すなわち待機状
態において必要とされる条件を設定する。
次に割込を許可しく2)、メインリレーMRの付勢指示
を発した後(3)、ステップ4〜ステツプ12の処理を
ループ状に繰り返す。この間1割込が許可されているの
で、波形整形回路Shpから割込要求があるごとに第1
0図に示す割込処理を実行する。
メインルーチンの説明を進める前に、第10図を参照し
て割込処理を説明する。
ステップ20では、割込要求の回数をカウントするため
のnレジスタの内容を1インクリメントし。
ステップ21でnレジスタの内容が4になっているか否
かをチェックする。nレジスタの内容が4になっていな
ければそのままメインルーチンに戻るが、4になってい
るとクロックパルスカウンタ(プログラムカウンタ)C
KCのカウントデータをtxレジスタにメモリしく22
)、カウンタCKCをクリアしく23)、続いてnレジ
スタをクリアする(24)。カウンタCKCはクリアさ
れるとまたOからカウントアツプすることになる。
つまり、ステップ22でtxレジスタにメモリするまで
CKCのカウントデータは、4つの車速検出パルス(つ
まり、スピードメータケーブルの1回転)が連続して到
来する間の経過時間に対応している。
ステップ25では、M3レジスタの内容をM4レジスタ
に、M2レジスタの内容をM3レジスタに。
Mmレジスタの内容をMmレジスタにそれぞれ移し、次
のステップ28でに/lxを演算してその値をMmレジ
スタにメモリする。ここで、txはtxmレジスタ内容
、にはスピードメータケーブル1回転で車輌が進む距離
に対応する定数であるので、K/lxの値は現在車速を
示すデータとなる。したがって、この時点では、Mmレ
ジスタに現在車速を示すデータが、M2レジスタに1回
前の割込処理時の車速を示すデータが、M3レジスタに
2回前の割込処理時の車速を示すデータが。
MAレジスタに3回前の割込処理時の車速を示すデータ
が、それぞれ格納されることになる。
ステップ27においては、ノイズ等による車速誤検出の
確率を小さくするために加重平均演算(4M 1+ 2
 M2 +Ma +Mt ) / 8  ・・・(1)
を演算し、Vmレジスタにメモリする。第(1)式にお
いて、M 1 、 M2 、 M3およびM4は、それ
ぞれMmレジスタ、M2レジスタ、M3 レジスタおよ
びM4レジスタの内容である。
カウンタCTRは、この前の割込処理から現在までに回
転角速度検出センサ311がオンした回数をカウントし
ているので、その値を読み取りEレジスタにメモリし、
該カウンタCTRをリセットする(28)。次にVmレ
ジスタの内容(車速:Vmと記載している)と所定速度
(本実施例では60km/hとしている)を示す値VM
とを比較し、V m < V Hであればメインルーチ
ンにリターンするが、Vm≧vHであるとステップ30
に進む(29)。
CPU20の内部ROMには、車速の各位とCTRのカ
ウントデータの最大値と相関を表した第11図に示すグ
ラフ(第11図で、Vmは車速をFはカウントデータの
最大値を示すものとする)に相当するテーブルが記憶さ
れており、Vmレジスタの値(車速)から最大値を読み
取りFレジスタにセットする(30)。このFレジスタ
の値(最大値:Fと示している)とEレジスタの値(C
TRのカウントデータ:Eと示している)とを比較して
(31)、EfaFであればそのままメインルーチンに
リターンするが、E > V Hであるとステップ32
でメインリレーMRの消勢指示を発し、ステップ33で
異常表示ランプの点灯指示を発する。
メインリレーMRが消勢されると電動機8の付勢ライン
が遮断されるので電動機8は操舵系の負荷となり、ステ
アリングホイール1の重さが増加する。すなわち、高速
走行時(この例では60km/h以上)での急激なステ
アリング操作は極めて危険であるので、それを検出する
と操舵系の負荷を増して操舵系を安定化している。なお
、このようにしてメインリレーMRが消勢された場合に
は、エンジンを停止して再度イグニッションスイッチI
Gを投入しない限り、電動パワーステアリング制御は再
開されない。
メインルーチン(第8図)のステップ4では、検出トル
クの読込み周期を定めるためのTタイマをセットして(
5)、トルク検出処理を実行する(6)。トルク検出処
理を第12図に示す。
第12図を参照すると、A/D変換器ADにCtl 1
人力(右トルク検出センサ312の出力電圧信号対応の
値)のデジタル変換、および出力を指示して変換データ
をAレジスタにメモリし;変換器ADにCH2人力(左
トルク検出センサ313の出力電圧信号対応の値)のデ
ジタル変換、および出力を指示して変換データをBレジ
スタにメモリし;変換WADにCI(3人力(白レベル
検出センサ314の出力電圧信号対応の値)のデジタル
変換、および出力を指示して変換データをCレジスタに
メモリし;変換器ADにCH4人力(黒レベル検出セン
サ315の出力電圧信号対応の値)のデジタル変換、お
よび出方を指示して変換データをDレジスタにメモリし
;変換器ADにC85人力(電!I!j1機8の付勢電
流対応の値)のデジタル変換、および出力を指示して変
換データを■レジスタにメモリする(40)。
このとき、■レジスタの内容、つまり電動機8の付勢電
流に対応するデータが所定の閾値I wax以上である
と、ffi!a機8の付勢ラインが過電流であるので、
異常をセットする(41.50)。
エレジスタの内容が所定の閾値I wax未満であれば
、Cレジスタの内容(第12図ではCと記載している)
、つまり白レベル検出センサ314の出力電圧信号対応
のデータから、Dレジスタの内容(第12図ではDと記
載している)、つまり黒レベル検出センサ315の出力
電圧信号対応のデータ、を減じた値をSxレジスタにメ
モリする(42)。
次に、Aレジスタの内容(第12図ではAと記載してい
る)、つまり右トルク検出センサ312の出力電圧信号
対応のデータと、Bレジスタの内容(第12図ではBと
記載している)、つまり左トルク検出センサ313の出
力電圧信号対応のデータと、を比較する(43)。増幅
器AMPIおよびAMP2により、トルクの印加がない
とき、右トルク検出センサ312の出力電圧信号対応の
データと左トルク検出センサ313の出力電圧信号対応
のデータと等しくなるように調整されているので、A=
Bであればトルクの印加がないのでそのままメインルー
チンにリターンし、A>Bであれば右回転トルクの印加
であるのでステップ44に進み、A<I3であれば左回
転トルクの印加であるのでステップ47に進む。
CPU20の内部ROMには、標準状態において測定し
た、白レベル検出センサ314の出力電圧信号対応のデ
ータと黒レベル検出センサ315の出力電圧信号対応の
データとの差分データSQs第1ステアリングシャフト
2にトルクの印加がないときの右トルク検出センサ31
2の出力電圧信号対応のデータR8,第1ステアリング
シヤフト2に1kg−mの右回転トルクを印加したとき
に生じる右トルク検出センサ312の出力電圧信号対応
のデータの偏差データWR(単位トルク当りの増加量)
、第1ステアリングシヤフト2にトルクの印加がないと
きの左トルク検出センサ313の出力電圧信号対応のデ
ータL。、および、第1ステアリングシヤフト2に1 
kg−sの左回転トルクを印加したときに生じる左トル
ク検出センサ313の出力電圧信号対応のデータの偏差
データWL(単位トルク当りの増加量)が記憶されてい
る(本実施例では、製造時にトルクセンサ組体3内の温
度を10°Cとして得た各データS、)、RO、WR。
LQ+WLが記憶されている)。
右回転トルクを検出した場合には(A>Bj、ステップ
44で、A−8o/Sxを演算しくここで、AはAレジ
スタの内容、SxはSxレジスタの内容)、その値をR
xレジスタにメモリする。つまり、製造時から常時−貫
して同一環境に置かれている、4つセンサ312,31
3,314および31.5において、塵芥の付看、経時
変化等は同時に進行し、かつ同率の温度ドリフトを生じ
ていると見做されるので、比例演算により、右トルク検
出センサ312の出力電圧信号対応のデータを、前記標
準状態に対応する値に補正する。
この標準状態に対応するように補正したデータ(Rxレ
ジスタの内容:第12図ではRxと記載している)から
、データRoを減じた値は、標準状態に換算した右トル
ク検出センサ312の出力電圧信号対応のデータの偏差
であるので、この値をWQで除することにより、右回転
トルクが求まる。したがって、(RX−RO) /W 
Rなる演算を行なって(Rx:Rxレジスタの内容)求
めた右rgJ転トルクをT(Iレジスタにメモリしく4
5)。
Pレジスタに1 (右回転を示す)をセットして(46
)、メインルーチンにリターンする。
左回転トルクを検出した場合には(A<B)、ステップ
47で、B−8o/Sxなる比例演算により(ここで、
BはBレジスタの内容、SxはSxレジスタの内容)、
左トルク検出センサ313の出力電圧信号対応のデータ
を、標準状態に対応する値に補正して、その値をLxレ
ジスタにメモリする。
この標準状態に対応するように補正したデータ(Lxレ
ジスタの内容:第12図ではLxと記載している)から
、データLOを減じた値は、標準状態に換算した左トル
ク検出センサ313の出力電圧信号対応のデータの偏差
であるので、この値をWLで除することにより、左回転
トルクが求まる。したがって、(Lx  LO)/WL
なる演算を行なって(Lx:Lxレジスタの内容)求め
た左回転トルクをTqレジスタにメモリしく48)、P
レジスタに0(左回転を示す)をセットして(49)、
メインルーチンにリターンする。
メインルーチン(第8図)にリターンしたとき、異常を
セットしていれば(6)、メインリレーMRの消勢指示
を発しく13)、異常表示ランプの点灯指示を発する(
14)。メインリレーMRが消勢されると電動機8の付
勢ラインが遮断されるので電動パワーステアリング制御
は中止される。
このようにしてメインリレーMRを消勢した場合には、
エンジンを停止して再度イグニッションスイッチIGを
投入しない限り、電動パワーステアリング制御は再開さ
れない。
異常でなければ、ステップ7以下の処理を実行する。
CPU20の内部ROMには、第1ステアリングシヤフ
ト2に印加されるトルク(つまりTqレジスタの内容)
の各位に割り当てるデユーティ指示データHd、Ldお
よび車速各位に割り当てる補助トルク印加率データKv
がテーブルの形でメモリされている。これらの値を第9
a図および第9b図に定性的に示す(ただし、第9a図
のVmは車速を、第9b図のTqは印加トルクをそれぞ
れ示す)。なお、ROMにはデジタルデータがメモリさ
れているので、第9a図および第9b図のカーブは、実
際には階段状である。
CPU20は、’rqレジスタの値(検出トルク)に対
応するデータHd、Ldを、また、Vmレジスタの内容
(車速)に対応するデータKvを、それぞれ内部ROM
より読み出す。この後データHdにデータKvを乗じて
補正し、PWMレジスタの下位4ビツトにメモリし、読
み出したデータLdをPWMレジスタの上位4ビツトに
メモリする(7)。次に、Pレジスタの内容を参照しく
8)、それが1であれば(トルク検出処理で右回転トル
クを検出)、方向レジスタに電動機8の正転付勢を指示
するデータ(XをLレベル、Yを11レベル)をセット
しく9)、Pレジスタの内容がOであれば(トルク検出
処理で左回転トルクを検出)、方向レジスタに電動機8
の逆転付勢を指示するデータ(X3Hレベル、YをLレ
ベル)をセットするしく10)、この後、PWMレジス
タの内容を出力ポート0PO−OF2にセットし方向レ
ジスタの内容を出力ポートOP8およびOF9にセット
する(11)、PWMレジスタの内容および方向レジス
タの内容の、出力ポートへの割り当てを第9c図に示す
。この出力セット(11)により、検出トルク(Tqレ
ジスタの内容)が0近傍の所定値以上のとき、電動4!
i8にHd/ (Hd+Ld)のデユーティで電流が流
され、ドライバがステアリングホイール1を廻わそうと
する方向に、電動機8から補助操舵トルクが印加される
。電動機8の出力トルクは、該デユーティに比例するの
で、検出トルクと車速に対応した値となり、検出トルク
が大きい程大きく、また車速か低い程大きい補助操舵ト
ルクが印加される。
この後、CP U 20は、Tタイマを調べ(12)、
ステップ4以降所定時間が経過しているか否かをチェッ
クし、経過(Tタイマオーバ)していると、ステップ4
に戻り、経過していないと、Tタイマがオーバするのを
待ってステップ4に戻る。
このように、トルク検出処理(5)、異常判定(6)、
電動機8の付勢電流デユーティの設定(7)、および電
動機付勢指示(8〜12)が、T周期で繰り返し実行さ
れ、異常時は異常処理(13,14)を実行して電動パ
ワーステアリング制御を中止する。
最後に、以上説明した実施例におけるトルク検出装置の
動作を要約する。
(1)第1ステアリングシヤフトに右回転トルクが印加
されると第1スリット板320に対して第2スリット板
330が右回りにずれて、該ずれ角度に比例して第1右
トルク検出スリット322の開口部と、第2右トルク検
出スリット332の開口部との重なり面積が増加する。
第1ステアリングシヤフトに左回転トルクが印加される
と第1スリット板320に対して第2スリット板330
が左回りにずれて、該ずれ角度に比例して第1左トルク
検出スリット323の開口部と。
第2左トルク検出スリット333の開口部との重なり面
積が増加する。
(2)右トルク検出センサ312は、第1右トルク検出
スリット322の開口部と、第2右トルク検出スリット
332の開口部との重なりを通過した平板光源340の
光を受光して受光光量に比例した電圧信号を出力し、左
トルク検出センサ313は、第1左トルク検出スリット
323の開口部と、第2左トルク検出スリット333の
開口部との重なりを通過した平板光@340の光を受光
して受光光量に比例した電圧信号を出力する。
(3)白レベル検出センサ314は常に一定光量を受光
し、黒レベル検出センサ315は常に受光しない。
(4)右トルク検出センサ312または左トルク検出セ
ンサ313の出力電圧信号対応のデータを、白レベル検
出センサ314および黒レベル検出センサ315の出力
電圧信号対応のデータと基準データ(上記So)に基づ
いて補正し、温度ドリフト、汚れ、経時変化等による3
12および313出力電圧信号の変動に対する補償を行
なう。
(5)補正後の偏差データを単位トルク当りの偏差デー
タで除して右回転または左回転トルクを検出する。
なお、上記実施例においては、白レベル検出センサ31
4および黒レベル検出センサ315を備えて、これらの
出力電圧の差分対応のデータと、標準状態における該差
分対応のデータSoにより。
右トルク検出センサ312または左トルク検出センサ3
13の出力信号を較正しているが1例えば、白レベル検
出センサ314のみを備えて、白レベル検出センサ31
4の出力電圧対応のデータと、標準状態における該セン
サ314の出力電圧対応のデータにより右トルク検出セ
ンサ312または左トルク検出センサ313の出力信号
を較正しても良い。この場合、標準状態における白レベ
ル検出センサ314の出力電圧対応のデータをcoとす
ると、第12図に示すトルク検出処理において。
ステップ42を行なわずに、ステップ44で。
A−Co / C(A : Aレジスタの内容、C:C
レジスタの内容)なる演算を行なってその値をRxレジ
スタにメモリし、また、ステップ47では、B−Co/
C(B:Bレジスタの内容)なる演算を行なってその値
をLxレジスタにメモリすれば良い。
また、逆に、黒レベル検出センサ315のみを備えて、
該センサ3.15の出力電圧対応のデータと、標準状態
における該センサ315の出力電圧対応のデータにより
右トルク検出センサ312または左トルク検出センサ3
13の出力信号を較正しても良い。この場合、標準状態
における黒レベル検出センサ315の出力電圧対応のデ
ータをDoとすると、第12図に示すトルク検出処理に
おいて、ステップ42を行なわずに、ステップ44で、
A−Co /C(A : Aレジスタの内容、C:Cレ
ジスタの内容)なる演算を行なってその値をRxレジス
タにメモリし、また、ステップ47では、B−Co /
C(B : I3レジスタの内容)なる演算を行なって
その値をLxレジスタにメモリすれば良い。
[発明の効果] 以上説明したとおり、第1の発明によれば、第1スリッ
ト板および第2スリット板に配設されたスリットにより
現制された光源手段の通過光を環状の受光光量検出手段
で受光しているので、各スリットにバラツキがある場合
や、組立て時に第1および第2スリット板間隔にバラツ
キを生じた場合、トーションバースプリングが3次元的
な疲れを生じて第1および第2スリット板間隔が歪んだ
場合、あるいは機械的な振動により第1および第2スリ
ット板がブした場合などにおいても、これらの要因によ
りもたらされる受光光量の部分的な変動が平均化される
ので検出誤差を生ずることがない。いいかえると、スリ
ット板の作製や、トルク検出装置の組立てに特別な精度
を必要としない。
また、第2の発明によれば、第1の発明に加えて受光光
量検出手段と同一の自然環境および使用条件が与えられ
る較正光量検出手段を有して、該較正光量検出手段の発
生信号により受光光量検出手段の検出光量を較正してい
るので、第1の発明によりもたらされる効果に加えて、
温度等の環境変化や、塵芥の付着、あるいは経時変化に
よる検出光量の変動が補正されて信頼性の高い回転軸の
トルク検出装置となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の機械構造部の構成概要であ
り、第6図に示すトルクセンサ組体3を示す断面図であ
る。 第2図はトルクセンサ組体3からハウジング301およ
び、それに固着されている受光板310と平板光源34
0を取り外した状態を示す斜視図である。 第3図は第1図の■−■線を通る面から見た第1スリッ
ト板320および第2スリット板330を示す平面図で
ある。 第4図は受光板310を受光面側から見た平面図である
。 第5a図および第5b図はトーションバースプリング2
01の捩れによるスリット開口部の重なす面積の変化を
示す平面図である。 第6図は本発明を実施したトルク検出装置を含む電動パ
ワーステアリング装置の機械構造部構成概要である。 第7図は第6図に示す電動パワーステアリング装置の、
電気制御系の構成を示すブロック図である。 第8図は第7図に示すマイクロプロセッサ20の概略制
御動作を示すフローチャートである。 第9a図、第9b図および第11図は、マイクロプロセ
ッサ20の内部ROMに格納されているデータを模式的
に示すグラフである。 第9c図は、マイクロプロセッサ20の内部レジスタの
データと、それが出力されるポートとの相関を示す平面
図である。 第10図はマイクロプロセッサ20の割込処理動作を示
すフローチャートである。 第12図はマイクロプロセッサ20のトルク検出処理を
示すフローチャートである。 第13図は従来の回転軸のトルク検出装置を示す斜視図
である。 1ニステアリングホイール 2:第1ステアリングシヤフト(回転軸)3:トルクセ
ンサ組体 4.6:ユニバーサルジヨイント 5:第2ステアリングシヤフト 7:ロッド     8:電動機 9:減速機 10:タイロッド  1にラック 12:車輪     13:ショックアブソーバ14:
サスペンションアッパーサポート15:コイルスプリン
グ 16:ステアリングナツクルアーム 17:スタビライザバー 18:ロワーサスペンションアーム 19aニガイド   19b :フロア20:マイクロ
プロセッサ(トルク情報生成手段。 較正手段手段) 21:電動機付勢回路 201ニド−ジョンバースプリング(トーションバスプ
リング部材) 202.203 ニスリーブ 220ニステアリングシヤフト 221ニド−ジョンバースプリング 222ニストレインゲージ 223a、224a ニスリップリング223b、33
4b :ブラシ 301:ハウジング 302:支持部材303:防塵シ
ール 310:受光板(支持板部材) 311:回転角速度センサ 312:右トルク検出センサ(第1受光光量検出手段) 313:左トルク検出センサ(第2受光光量検出手段) 312.313 :  (受光光量検出手段)314:
白レベル検出センサ(白レベル検出手段)315:黒レ
ベル検出センサ(黒レベル検出手段)314.315 
:  (較正光量検出手段)320:第1スリット板(
第2スリット板部甘)321:回転角速度検出スリット 322;第1右トルク検出スリット(第2正トルク検出
スリット) 323:第1左トルク検出スリット(第2逆トルク検出
スリット) 322.323:  (第2トルク検出スリット)32
4:第1白レベル検出スリット 330:第2スリット板(第1スリット板部材)332
 :第2右トルク検出スリット(第1正トルク検出スリ
ット) 333:第2左トルク検出スリット(第1逆トルク検出
スリット) 332.333:  (第1トルク検出スリット)33
4:第2白レベル検出スリット 340:平板光源(光源手段) AMPI〜AMP5 :増幅器 AD : A/D変換器 PHす:パルス幅変調器    “ BDI〜BD4 :ペースドライバ Q1〜Q4=パワートランジスタ MD:メインリレー MD;リレードライバ口しL二車
上バッテリ エG:イグニッションスイッチ Reg:定電圧電源回路 Drv : LEDドライバ LP:異常表示灯r:電
流検出用抵抗 Mag :平滑化増幅回路 200:永久磁石   St、+:リードスイッチCT
R:カウンタ  ShP :波形整形回路特許出願人 
アイシン精機株式会社 代理人 弁理士 杉信 興(他1名) 克2図 嶌13図 東Sa図 真5b図

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)光源手段; 回転軸に連続するトーションバースプリング部材; トーションバースプリング部材の一方の側に固着された
    スリット板部材であって、光源手段の光量を規制する複
    数の第1トルク検出スリットを、回転軸心を中心とする
    環上に配設した第1スリット板部材; トーションバースプリング部材の他方の側に第1スリッ
    ト板部材と平行に固着されたスリット板部材であって、
    光源手段の第1トルク検出スリット通過光量をさらに規
    制する複数の第2トルク検出スリットを、回転軸心を中
    心とする環上に配設した第2スリット板部材; 第1スリット板部材および第2スリット板部材を間に置
    いて光源手段に対向し、トーションバースプリングと機
    械的に独立して設置された、第2スリット板部材に平行
    な対向面を有する支持板部材; 光源手段の、第1トルク検出スリットおよび第2トルク
    検出スリットを通過した通過光を受光し、受光光量に対
    応する電気信号を発生する受光光量検出手段であって、
    支持板部材の前記対向面に支持された、回転軸心を中心
    とする環状の受光光量検出手段;および、 受光光量検出手段の検出光量に応じた、トーションバー
    スプリング部材に印加されたトルクを示すトルク情報を
    発生するトルク情報生成手段;を備えてなる回転軸のト
    ルク検出装置。
  2. (2)第1スリット板部材は、回転軸心を中心とする環
    上に配設した、光源手段の光量を規制する複数の第1正
    トルク検出スリット;および、回転軸心を中心とし、第
    1正トルク検出スリットを配置する環とは異なる環上に
    配設した光源手段の光量を規制する複数の第1逆トルク
    検出スリット;を備え: 第2スリット板部材は、回転軸心を中心とする環上に配
    設した、光源手段の第1正トルク検出スリット通過光量
    をさらに規制する複数の第2正トルク検出スリット;お
    よび、第2正トルク検出スリットを配置する環とは異な
    る環上に配設した光源手段の第1逆トルク検出スリット
    通過光量をさらに規制する複数の第2逆トルク検出スリ
    ット;を備える、前記特許請求の範囲(1)項記載の、
    回転軸のトルク検出装置。
  3. (3)第1正トルク検出スリットおよび第2正トルク検
    出スリットは、回転軸方向の投影において、トーション
    バースプリング部材に正トルクが印加されたときに該ト
    ーションバー部材に生じる捩れ角に応じて重なり面積が
    増加し: 第1逆トルク検出スリットおよび第2逆トルク検出スリ
    ットは、回転軸方向の投影において、トーションバース
    プリング部材に逆トルクが印加されたときに該トーショ
    ンバー部材に生じる捩れ角に応じて重なり面積が増加す
    る、前記特許請求の範囲(2)項記載の、回転軸のトル
    ク検出装置。
  4. (4)受光光量検出手段は、光源手段の、第1正トルク
    検出スリットおよび第2正トルク検出スリットを通過し
    た通過光を受光し、受光光量に対応する電気信号を発生
    する受光光量検出手段であって、支持板部材の前記対向
    面に支持された、回転軸心を中心とする環状の第1受光
    光量検出手段;および、光源手段の、第1逆トルク検出
    スリットおよび第2逆トルク検出スリットを通過した通
    過光を受光し、受光光量に対応する電気信号を発生する
    受光光量検出手段であって、支持板部材の前記対向面に
    支持された、回転軸心を中心とする環状の第2受光光量
    検出手段;よりなる前記特許請求の範囲(3)項記載の
    、回転軸のトルク検出装置。
  5. (5)光源手段; 回転軸に連続するトーションバースプリング部材; トーションバースプリング部材の一方の側に固着された
    スリット板部材であって、光源手段の光量を規制する複
    数の第1トルク検出スリットを、回転軸心を中心とする
    環上に配設した第1スリット板部材; トーションバースプリング部材の他方の側に第1スリッ
    ト板部材と平行に固着されたスリット板部材であって、
    光源手段の第1トルク検出スリット通過光量をさらに規
    制する複数の第2トルク検出スリットを、回転軸心を中
    心とする環上に配設した第2スリット板部材; 第1スリット板部材および第2スリット板部材を間に置
    いて光源手段に対向し、トーションバースプリングと機
    械的に独立して設置された、第2スリット板部材に平行
    な対向面を有する支持板部材; 光源手段の、第1トルク検出スリットおよび第2トルク
    検出スリットを通過した通過光を受光し、受光光量に対
    応する電気信号を発生する受光光量検出手段であって、
    支持板部材の前記対向面に支持された、回転軸心を中心
    とする環状の受光光量検出手段; 光源手段の、第1スリット板部材に対する第2スリット
    板部材の相対的なずれに無関係の較正光を受光して受光
    光量に対応する電気信号を発生する、支持板部材の前記
    対向面に支持された、較正光量検出手段; 較正光量検出手段の発生信号に応じて受光光量検出手段
    の検出光量を較正する較正手段;および、 較正手段により較正された受光光量検出手段の検出光量
    に応じた、トーションバースプリング部材に印加された
    トルクを示すトルク情報を発生するトルク情報生成手段
    ; を備えてなる回転軸のトルク検出装置。
  6. (6)較正光量受光手段は、光源手段の、少なくとも第
    1スリット板部材および第2スリット板部材のうちの1
    つに無関係の較正光を受光する白レベル検出手段である
    、前記特許請求の範囲(5)項記載の、回転軸のトルク
    検出装置。
  7. (7)較正光量受光手段は、光源手段の、少なくとも第
    1スリット板部材および第2スリット板部材のうちの1
    つにより遮断された較正光を受光する黒レベル検出手段
    である、前記特許請求の範囲(5)項記載の、回転軸の
    トルク検出装置。
  8. (8)較正光量受光手段は、光源手段の、少なくとも第
    1スリット板部材および第2スリット板部材の内の1つ
    に無関係の較正光を受光する白レベル検出手段;および
    、光源手段の、少なくとも第1スリット板部材および第
    2スリット板部材のうちの1つにより遮断された較正光
    を受光する黒レベル検出手段;である、前記特許請求の
    範囲(5)項記載の、回転軸のトルク検出装置。
  9. (9)較正手段は、白レベル検出手段の発生信号、と、
    黒レベル検出手段の発生信号、との差分に応じて受光光
    量検出手段の検出光量を較正する前記特許請求の範囲(
    8)項記載の、回転軸のトルク検出装置。
  10. (10)第1スリット板部材は、回転軸心を中心とする
    環上に配設した、光源手段の光量を規制する複数の第1
    正トルク検出スリット;および、回転軸心を中心とし、
    第1正トルク検出スリットを配置する環とは異なる環上
    に配設した光源手段の光量を規制する複数の第1逆トル
    ク検出スリット;を備え: 第2スリット板部材は、回転軸心を中心とする環上に配
    設した、光源手段の第1正トルク検出スリット通過光量
    をさらに規制する複数の第2正トルク検出スリット;お
    よび、第2正トルク検出スリットを配置する環とは異な
    る環上に配設した光源手段の第1逆トルク検出スリット
    通過光量をさらに規制する複数の第2逆トルク検出スリ
    ット;を備える、前記特許請求の範囲(5)項記載の、
    回転軸のトルク検出装置。
  11. (11)第1正トルク検出スリットおよび第2正トルク
    検出スリットは、回転軸方向の投影において、トーショ
    ンバースプリング部材に正トルクが印加されたときに該
    トーションバー部材に生じる捩れ角に応じて重なり面積
    が増加し: 第1逆トルク検出スリットおよび第2逆トルク検出スリ
    ットは、回転軸方向の投影において、トーションバース
    プリング部材に逆トルクが印加されたときに該トーショ
    ンバー部材に生じる捩れ角に応じて重なり面積が増加す
    る、前記特許請求の範囲(10)項記載の、回転軸のト
    ルク検出装置。
  12. (12)受光光量検出手段は、光源手段の、第1正トル
    ク検出スリットおよび第2正トルク検出スリットを通過
    した通過光を受光し、受光光量に対応する電気信号を発
    生する受光光量検出手段であって、支持板部材の前記対
    向面に支持された、回転軸心を中心とする環状の第1受
    光光量検出手段;および、光源手段の、第1逆トルク検
    出スリットおよび第2逆トルク検出スリットを通過した
    通過光を受光し、受光光量に対応する電気信号を発生す
    る受光光量検出手段であって、支持板部材の前記対向面
    に支持された、回転軸心を中心とする環状の第2受光光
    量検出手段;よりなる前記特許請求の範囲(11)項記
    載の、回転軸のトルク検出装置。
JP12042286A 1986-05-26 1986-05-26 回転軸のトルク検出装置 Pending JPS62276424A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2021079464A1 (ja) * 2019-10-24 2021-04-29

Cited By (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2021079464A1 (ja) * 2019-10-24 2021-04-29
WO2021079464A1 (ja) * 2019-10-24 2021-04-29 株式会社安川電機 トルクセンサ、ロボット、トルク算出方法
EP4050311A4 (en) * 2019-10-24 2023-07-26 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki TORQUE SENSOR, ROBOT AND TORQUE CALCULATION METHOD
US11898922B2 (en) 2019-10-24 2024-02-13 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Torque sensor, robot, and torque calculation method

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