JPS6227517Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6227517Y2 JPS6227517Y2 JP1981078279U JP7827981U JPS6227517Y2 JP S6227517 Y2 JPS6227517 Y2 JP S6227517Y2 JP 1981078279 U JP1981078279 U JP 1981078279U JP 7827981 U JP7827981 U JP 7827981U JP S6227517 Y2 JPS6227517 Y2 JP S6227517Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water intake
- water
- ship
- cylindrical
- holding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 57
- 238000012856 packing Methods 0.000 claims description 2
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、船底外に突出する取水部を収納可能
にしたイケススカツパに関する。
にしたイケススカツパに関する。
従来のイケススカツパとしては、第1図および
第2図(特開昭57−167891号公報参照)に示すよ
うに船体Aの床Bと船底Cとの間の空間を仕切つ
てイケスDとし、イケスDの底を形成する船底C
に、船が走行中の流速を利用して取水し、あるい
は排水するためのイケススカツパ1を設けたもの
が知られている。
第2図(特開昭57−167891号公報参照)に示すよ
うに船体Aの床Bと船底Cとの間の空間を仕切つ
てイケスDとし、イケスDの底を形成する船底C
に、船が走行中の流速を利用して取水し、あるい
は排水するためのイケススカツパ1を設けたもの
が知られている。
従来のイケススカツパの一例をあげると、第3
図に示すように、船の進行方向Eを向いて傾斜
し、入水孔21,21・・・が穿設された取水口
22を有し、取水口22に連通してイケスD内へ
の開口23を有する取水部材2を船底Cに固設し
たものが知られており、作用させないときは、開
口23に螺合する蓋24により開口23を塞ぐも
のであり、排水用のイケススカツパは取水口22
を船の進行方向Eの反対を向かせて傾斜させ、別
に船底Cに設けるようになつている。
図に示すように、船の進行方向Eを向いて傾斜
し、入水孔21,21・・・が穿設された取水口
22を有し、取水口22に連通してイケスD内へ
の開口23を有する取水部材2を船底Cに固設し
たものが知られており、作用させないときは、開
口23に螺合する蓋24により開口23を塞ぐも
のであり、排水用のイケススカツパは取水口22
を船の進行方向Eの反対を向かせて傾斜させ、別
に船底Cに設けるようになつている。
しかし、上記従来のイケススカツパ1では、取
水口22が常に船底C外に突出しているので、船
を上架するとき他物に当つて損壊したりする。ま
た、高速走行中は大きな抵抗になるとともに取水
量が多くなり過ぎるのに対し蓋24の開閉によら
なければならず調節が困難であり、さらに、取水
用、排水用はその専用の作用しかしないため、急
速取水あるいは急速排水がしにくいという問題点
があつた。
水口22が常に船底C外に突出しているので、船
を上架するとき他物に当つて損壊したりする。ま
た、高速走行中は大きな抵抗になるとともに取水
量が多くなり過ぎるのに対し蓋24の開閉によら
なければならず調節が困難であり、さらに、取水
用、排水用はその専用の作用しかしないため、急
速取水あるいは急速排水がしにくいという問題点
があつた。
本考案は、上記問題点に着目してなされたもの
で、取水部を突出可能かつ収納可能にすることに
より、損壊の防止と取水量の調節とを容易にした
イケススカツパを提供するものである。
で、取水部を突出可能かつ収納可能にすることに
より、損壊の防止と取水量の調節とを容易にした
イケススカツパを提供するものである。
以下、図面に示す実施例に基づき本考案を説明
する。第4図は本考案の一実施例の縦断面図であ
る。船底Cに保持部3が設けられている。すなわ
ち、保持部3は、船底Cに穿設された開口部31
に下端にフランジ33が形成された保持部材34
の筒部32が挿通され、船底Cにフランジ33の
上面が密着され、ボルト35,35、ナツト3
6,36によりねじ止めされ、筒部32の上端部
の外周に形成されたねじ32aに、上端が内方に
L字形に曲つてパツキン保持部37が形成された
ストツパ38が螺合し、パツキン保持部37と保
持部材34の筒部32の上端面39との間に弾性
材より成るリング状のパツキン40を挾持して成
る。
する。第4図は本考案の一実施例の縦断面図であ
る。船底Cに保持部3が設けられている。すなわ
ち、保持部3は、船底Cに穿設された開口部31
に下端にフランジ33が形成された保持部材34
の筒部32が挿通され、船底Cにフランジ33の
上面が密着され、ボルト35,35、ナツト3
6,36によりねじ止めされ、筒部32の上端部
の外周に形成されたねじ32aに、上端が内方に
L字形に曲つてパツキン保持部37が形成された
ストツパ38が螺合し、パツキン保持部37と保
持部材34の筒部32の上端面39との間に弾性
材より成るリング状のパツキン40を挾持して成
る。
保持部3には、取水部4が船底Cより突出可能
かつ収納可能に支持されている。
かつ収納可能に支持されている。
すなわち、取水部4は、船の進行方向Eに向か
い開口した取水口41を有し、内部に導水路42
を有する筒状の取水部材43が、保持部材34の
筒部32の内径に合わせて摺動可能に挿通され、
ストツパ38を締め付け、パツキン保持部37に
押されてパツキン40が横に膨出したときの圧接
力により水密を保つて保持されて成る。取水部材
43の導水路42の下端部には、水勢を押え、異
物の侵入を防止するため、多数の透孔が穿設され
た邪魔板44が設けられ、筒部45の上端部に
は、取水部材43の脱落を防止するためのフラン
ジ52が外方に向け突設され、内周にはねじ部4
6が形成されている。ねじ部46には、イケスス
カツパを作用させないときに蓋47の雄ねじ部4
8を螺合させて導水路42を塞ぐものであつて、
蓋47の外周には取水部材43の上端に対向する
フランド49が形成され、フランジ49の下面に
はパツキン50が取り付けられ、蓋47を締め付
けたとき、導水路42を完全に水密的に塞ぐよう
になつており、上部に回動の手掛のためのつまみ
51が突設されている。
い開口した取水口41を有し、内部に導水路42
を有する筒状の取水部材43が、保持部材34の
筒部32の内径に合わせて摺動可能に挿通され、
ストツパ38を締め付け、パツキン保持部37に
押されてパツキン40が横に膨出したときの圧接
力により水密を保つて保持されて成る。取水部材
43の導水路42の下端部には、水勢を押え、異
物の侵入を防止するため、多数の透孔が穿設され
た邪魔板44が設けられ、筒部45の上端部に
は、取水部材43の脱落を防止するためのフラン
ジ52が外方に向け突設され、内周にはねじ部4
6が形成されている。ねじ部46には、イケスス
カツパを作用させないときに蓋47の雄ねじ部4
8を螺合させて導水路42を塞ぐものであつて、
蓋47の外周には取水部材43の上端に対向する
フランド49が形成され、フランジ49の下面に
はパツキン50が取り付けられ、蓋47を締め付
けたとき、導水路42を完全に水密的に塞ぐよう
になつており、上部に回動の手掛のためのつまみ
51が突設されている。
取水部材43は、ストツパ38が締め付けら
れ、パツキン保持部37に押されたパツキン40
が横方向に膨出して取水部材43の筒部45の外
周が圧接されることにより保持されているから、
ストツパ38を緩めればパツキン40の膨出量が
小さくなるので、取水部材43を持つて移動させ
れば、取水口41は突出位置、保持部材34内へ
引込んだ収納位置いずれに位置することができる
とともに、水平方向のいずれの方向へも向けるこ
とができる。通常は、船の高速走行中あるいは上
架するときは収納され、通常走行中は走行速度に
応じた適宜な突出位置と取水口41の方向とを設
定したうえでストツパ38が締め付けられ取水部
材43は固定される。また、作用させないとき
は、外されて他所に置かれていた蓋47が取り付
けれ、締め付けられる。
れ、パツキン保持部37に押されたパツキン40
が横方向に膨出して取水部材43の筒部45の外
周が圧接されることにより保持されているから、
ストツパ38を緩めればパツキン40の膨出量が
小さくなるので、取水部材43を持つて移動させ
れば、取水口41は突出位置、保持部材34内へ
引込んだ収納位置いずれに位置することができる
とともに、水平方向のいずれの方向へも向けるこ
とができる。通常は、船の高速走行中あるいは上
架するときは収納され、通常走行中は走行速度に
応じた適宜な突出位置と取水口41の方向とを設
定したうえでストツパ38が締め付けられ取水部
材43は固定される。また、作用させないとき
は、外されて他所に置かれていた蓋47が取り付
けれ、締め付けられる。
取水部材43の筒部45は円筒であり、取水口
41をいずれの方向へも向けられるから、船に取
り付けられたイケススカツパを全部排水用あるい
は取水用に統一して急速排水あるいは取水用に用
いることが可能になるほか取水口41の方向をそ
れぞれ異ならせて水量調節にも利用できる。ま
た、保持部3は船底Cと一体で形成しても良い。
41をいずれの方向へも向けられるから、船に取
り付けられたイケススカツパを全部排水用あるい
は取水用に統一して急速排水あるいは取水用に用
いることが可能になるほか取水口41の方向をそ
れぞれ異ならせて水量調節にも利用できる。ま
た、保持部3は船底Cと一体で形成しても良い。
本考案に係るイケススカツパによれば、取水部
を船底より突出可能かつ収納可能に保持するよう
にしたから、上架時等にイケススカツパが損壊す
ることを防止することができ、高速走行時に船の
走行抵抗を減じることができ、さらに、水量調節
も容易にでき、構造も簡単である。
を船底より突出可能かつ収納可能に保持するよう
にしたから、上架時等にイケススカツパが損壊す
ることを防止することができ、高速走行時に船の
走行抵抗を減じることができ、さらに、水量調節
も容易にでき、構造も簡単である。
第1図は船の斜視図、第2図は第1図の−
断面図、第3図は従来のイケススカツパの縦断面
図、第4図は本考案に係るイケススカツパの一実
施例の縦断面図である。 3……保持部、34……保持部材、4……取水
部、43……取水部材。
断面図、第3図は従来のイケススカツパの縦断面
図、第4図は本考案に係るイケススカツパの一実
施例の縦断面図である。 3……保持部、34……保持部材、4……取水
部、43……取水部材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 船底開口部に保持部材の筒部が挿通され、該筒
部に螺合したストツパと前記筒部との間にリング
状のパツキンを挾持して成る保持部と、 下部に船の進行方向に向い開口した取水口を有
するとともに内部に導水路を有する筒上の取水部
材が、前記保持部材の筒部の内径に合わせ摺動か
つ水平方向のいずれの方向へも前記取水口が向く
よう回転可能に挿通されて、かつ、前記ストツパ
によつてパツキンによる水密を制御して位置を保
持可能に配設され、前記取水部材に螺合した蓋に
より、該蓋のパツキンを介して導水路を水密的に
塞ぐことが可能なよう構成した取水部とを設けた
ことを特徴とするイケススカツパ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981078279U JPS6227517Y2 (ja) | 1981-05-28 | 1981-05-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981078279U JPS6227517Y2 (ja) | 1981-05-28 | 1981-05-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57188596U JPS57188596U (ja) | 1982-11-30 |
JPS6227517Y2 true JPS6227517Y2 (ja) | 1987-07-14 |
Family
ID=29873917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1981078279U Expired JPS6227517Y2 (ja) | 1981-05-28 | 1981-05-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6227517Y2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5648993B2 (ja) * | 1975-02-28 | 1981-11-19 | ||
JPS5648994B2 (ja) * | 1973-12-26 | 1981-11-19 | ||
JPS57167891A (en) * | 1981-04-06 | 1982-10-15 | Toshiji Hirata | Life retaining plug in fishing boat |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5855111Y2 (ja) * | 1979-09-21 | 1983-12-16 | 三菱重工業株式会社 | 漁船の生巣スカツパ− |
JPS5839993Y2 (ja) * | 1979-09-24 | 1983-09-08 | 三菱重工業株式会社 | 生巣スカツパ− |
-
1981
- 1981-05-28 JP JP1981078279U patent/JPS6227517Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5648994B2 (ja) * | 1973-12-26 | 1981-11-19 | ||
JPS5648993B2 (ja) * | 1975-02-28 | 1981-11-19 | ||
JPS57167891A (en) * | 1981-04-06 | 1982-10-15 | Toshiji Hirata | Life retaining plug in fishing boat |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57188596U (ja) | 1982-11-30 |
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