JPH077280Y2 - 船外機の水抜き装置 - Google Patents

船外機の水抜き装置

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JPH077280Y2
JPH077280Y2 JP2777389U JP2777389U JPH077280Y2 JP H077280 Y2 JPH077280 Y2 JP H077280Y2 JP 2777389 U JP2777389 U JP 2777389U JP 2777389 U JP2777389 U JP 2777389U JP H077280 Y2 JPH077280 Y2 JP H077280Y2
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JP
Japan
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plug
cowling
flange
hole
cover
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JP2777389U
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JPH02117296U (ja
Inventor
幸人 佐藤
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、船外機において、カウリング内の水を外部
に排出するための水抜き装置に関するものである。
従来の技術 第5図は、この種の水抜き穴を備えた船外機の全体を示
している。図において、(1)は、船体(2)へ取り付
けられたドライブユニットであり、このドライブユニッ
ト(1)上にエンジン(3)を搭載するとともに、この
エンジン(3)をカウリング(4)によって覆ってい
る、そして、カウリング(4)の底壁部分に、例えば追
波によって天井部の吸気口より入った水を排出するた
め、水抜き穴(5)を設けている。
このような構造においては、単に水抜き穴(5)が外部
に開放されていることから、航行中に波飛沫等がこの水
抜き穴(5)よりカウリング(4)内に侵入する欠点が
ある。
このような問題を解消するものとして、従来、特公昭61
−4718号公報に記載されているように、カウリング
(4)より前記ドライブユニット(1)の壁面にかけて
エプロン状のカバーを取り付け、このカバーの内側に逆
止弁を設けて外部から水が侵入できないようにしたもの
や、或いは実開昭63−18159号公報に記載されているよ
うに、カウリング(4)とドライブユニット(1)の下
部側にかけて、そのカウリング(4)内の水を排出する
ためのパイプ状通路を、そのドライブユニット(1)内
に設けたものがある。しかしながら、前者の構成におい
ては、エプロン状カバーや構造の複雑な逆止弁機構等が
必要で、全体的に構造が複雑で高価となり、他方、ドラ
イブユニット内にパイプ状の通路を設けるものでは、こ
の通路の長さが非常に長くなり、やはり構造が複雑な高
価となる欠点がある。
第6図及び第7図は、より構造を簡単にした従来例であ
って、カウリング壁(4)の水抜き穴(5)へ、外側か
らプラグ(6)を差し込み、このプラグ(6)のフラン
ジ(7)部分とカウリング壁(4)との間に通路(8)
を設けて、水抜き穴(5)からこの通路(8)を通って
水を排出するようにし、更に、水抜き穴(5)の内側を
覆うようにして、ボルト(9)によってカバー(10)を
取り付け、できるだけ水が侵入するのを防ぎながら内部
の水を排出できるようにしたものである。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、上記第6図および第7図の従来例におい
ては、水抜き穴(5)の内側を覆うカバー(10)は、ボ
ルト(9)によってカウリング(4)へ固定するもので
あり、そのため、カバー固定のためのボルト(9)が必
要で、かつ、このボルト(9)を螺じ混むための螺子穴
加工や更にボルトの螺じ込み作業等が必要となり、やは
りコスト高となる欠点がある。
この考案は、構造が簡単で、しかも、外部から水の侵入
する虞れの少ない水抜き装置を提供することを目的とし
てなされたものである。
課題を解決するための手段 そして、上記の目的を達成するため、この考案では、エ
ンジンを囲むカウリングの水抜き穴へ内側から差し込ま
れる差込み部とその水抜き穴を覆うようにしてカウリン
グ内壁面へ当接するフランジカバーとを備えた第1プラ
グと、同じくカウリングの水抜き穴へ外側から差し込ま
れる差込み部とカウリング外壁面へ当接して水抜き穴を
覆うフランジとを備えた第2プラグとからなり、上記一
方のプラグの差込み部にはその差込み部の先端から水抜
き穴への差込み方向に沿って嵌合穴が形成されており、
前記第1プラグのフランジカバーをカウリング内壁面へ
押し付け、且つ、第2プラグのフランジをカウリング外
壁面へ押し付けた状態で、前記嵌合穴へ他方のプラグの
差込み部を嵌合係止させるとともに、第1プラグの前記
フランジカバーのカウリング壁側の面にカウリング内を
前記水抜き穴へ連通させる凹部を、第2プラグのカウリ
ング壁側のフランジ面に同じく水抜き穴を外部へ連通さ
せる凹部を設けたことを特徴とする。
作用 上記この考案の構成では、第1のプラグと第2のプラグ
をカウリングの内外から差し込んで、両者を嵌合係止さ
せることによって簡単に装着することができる。また、
カウリング内の水は、第1のプラグのフランジカバーの
面に形成した凹部から水抜き穴を通り、第2プラグのフ
ランジ面に形成した凹部によって、外部に排出される。
実施例 第4図において、(11)は、この考案の第1プラグであ
って、断面円形の棒状差込み部(12)と、この差込み部
(12)の上端に一体に形成した平面から見て長方形状の
フランジカバー(13)から成る。差込み部(12)には、
その中間部が小径(17)とされ、更にその下端から中間
部分にかけてスリット(14)が形成されている。小径部
(17)の下側の段部(15)より下側は、先端に向かって
やや小径となるテーパ状(16)とされている。また、フ
ランジカバー(13)は、その両先端が下向きに湾曲され
ている。
(19)は、第2プラグであり、前記の小径部(17)に嵌
合する挿通穴(20)を備えた差込み部(21)の下端に、
円形のフランジ(22)が形成されている。このフランジ
(22)には、その差込み部(21)側の面に、差込み部
(21)を挟んで平行に溝状の凹部(23)(23)が直径方
向に貫通して形成されている。また、この凹部(23)
(23)に連続して、差込み部(21)の外周部が切落し
(24)(24)されている。
第1図〜第3図は、上記第1プラグ(11)と第2プラグ
(19)の装着状態を示している。第1プラグ(11)はカ
ウリング壁(25)に形成した水抜き穴(26)へ、カウリ
ングの内外からその差込み部(12)を差し込み、第2プ
ラグ(19)の差込み部(21)を、同じく外側から差し込
むとともに、第1プラグ(11)の差込み部(12)のテー
パ状先端部(16)を、その嵌合穴(20)へ押し込むと、
前記スリット(14)部分において、その先端部(16)が
中心側へ撓んで嵌合穴(20)内へ入り込み、その小径部
(17)が嵌合穴(20)へ嵌合して、相互に離脱しないよ
う係止される。このとき、第2プラグ(19)のフランジ
(22)のカウリング壁(25)側の面が、そのカウリング
壁(25)へ当接するとともに、第1プラグ(11)のフラ
ンジカバー(13)の先端が、カウリング壁(25)の内壁
面に押し付けられて、このフランジカバー(13)が上方
に撓んだ状態で弾性的に密着する。そのため、これら第
1プラグ(11)と第2プラグ(19)が、フランジ(25)
へ相互に弾性的に密着した状態となり、がたつくことが
ない。このような取付け状態において、第2プラグ(1
9)の前記差込み部(21)における切落とし部(24)に
対応する部分のみ、水抜き穴(26)が残されている。そ
して、前記フランジカバー(13)は、上記のように湾曲
されていることから、その裏面とカウリング壁(25)内
壁面との間に凹部(28)を形成しており、この凹部(2
8)を介して、水抜き穴(26)とカウリング内とが連通
される。他方、水抜き穴(26)は、第2プラグ(19)の
フランジ(22)に形成した溝状凹部(23)を介して外部
と連通する。即ち、カウリング内の水は、フランジカバ
ー(13)裏面の凹部から水抜き穴(26)を通り、第2プ
ラグ(19)の溝状凹部(23)によって外部に排出され
る。他方、カウリング外の水は、第2プラグ(19)のフ
ランジ(22)によって撥ね返される。また、第2プラグ
(19)の凹部(23)は、第3図のように、船体の進行方
向と同方向に向けて配置され、そのため、カウリング内
からこの溝状凹部(23)内に入った水は、その進行時の
風圧等によって速やかに排出され、かつ、仮にこの溝状
凹部(23)に外部の水が入った場合でも、その風圧によ
って水抜き穴(26)側に入り込むことなく速やかに後方
に向けて排出されることになる。
上記において、第1プラグ(11)および第2プラグ(1
9)はいずれも合成樹脂によって成形されるが、特に第
1プラグ(11)は、カバーフランジ(13)及び差込み部
(12)の撓みを可能にするため、可撓性の合成樹脂材料
によって成形される。
考案の効果 以上のように、この考案においては、第1プラグと第2
プラグを水抜き穴へ差し込んで相互に嵌合係止させるだ
けで取り付けることができ、従って、ボルト等の金具を
用いて固定するものに比較して、部品点数が少なく、か
つ、その取付け作業も容易となり、全体に低コストで実
施できるという効果がある。しかも、カウリングの水抜
き穴は、その外側においては第2プラグのフランジによ
って覆われ、内側においては、第1プラグのフランジカ
バーによって覆われた構造となっていることから、外部
からの水の侵入に対しても充分な防止効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の水抜き装置の装着状態を示す要部
縦断面図、第2図は、同じく平面図、第3図は、第1図
のA−A線断面図、第4図は、この考案の水抜き装置の
分解斜視図、第5図は、従来の水抜き穴を形成した船外
機の要部切欠側面図、第6図は、従来の水抜き装置の縦
断面図、第7図は、第6図の中央で縦断した縦断面図で
ある。 (11)……第1プラグ、(12)……差込み部、(13)…
…フランジカバー、(19)……第2プラグ、(21)……
差込み部、(22)……フランジ、(23)……凹部、(2
5)……カウリング壁、(26)……水抜き穴、(28)…
…凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンを囲むカウリングの水抜き穴へ内
    側から差し込まれる差込み部とその水抜き穴を覆うよう
    にしてカウリング内壁面へ当接するフランジカバーとを
    備えた第1プラグと、同じくカウリングの水抜き穴へ外
    側から差し込まれる差込み部とカウリング外壁面へ当接
    して水抜き穴を覆うフランジとを備えた第2プラグとか
    らなり、上記一方のプラグの差込み部にはその差込み部
    の先端から水抜き穴への差込み方向に沿って嵌合穴が形
    成されており、前記第1プラグのフランジカバーをカウ
    リング内壁面へ押し付け、且つ、第2プラグのフランジ
    をカウリング外壁面へ押し付けた状態で、前記嵌合穴へ
    他方のプラグの差込み部を嵌合係止させるとともに、第
    1プラグの前記フランジカバーのカウリング壁側の面に
    カウリング内を前記水抜き穴へ連通させる凹部を、第2
    プラグのカウリング壁側のフランジ面に同じく水抜き穴
    を外部へ連通させる凹部を設けたことを特徴とする船外
    機の水抜き装置。
JP2777389U 1989-03-09 1989-03-09 船外機の水抜き装置 Expired - Lifetime JPH077280Y2 (ja)

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JP2777389U JPH077280Y2 (ja) 1989-03-09 1989-03-09 船外機の水抜き装置

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Publication Number Publication Date
JPH02117296U JPH02117296U (ja) 1990-09-19
JPH077280Y2 true JPH077280Y2 (ja) 1995-02-22

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