JPS62274612A - 巻鉄心の巻回方法 - Google Patents

巻鉄心の巻回方法

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JPS62274612A
JPS62274612A JP11831486A JP11831486A JPS62274612A JP S62274612 A JPS62274612 A JP S62274612A JP 11831486 A JP11831486 A JP 11831486A JP 11831486 A JP11831486 A JP 11831486A JP S62274612 A JPS62274612 A JP S62274612A
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Masaki Hazama
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔発明の技術分野〕 本発明は非晶質磁性薄帯を使用した1タ一ンカツト方式
の巻鉄心の巻回方法に関する。
〔発明の技術的背景〕
従来、巻鉄心変圧器の鉄心材料としては、方向性のけい
素鋼帯が使用されていたが、最近この鉄心材料と全く異
質の非晶質磁性薄帯が巻鉄心変圧器の鉄心材料として適
用されるようになってきた。
この非晶質磁性薄帯は、従来のけい素鋼帯と比較して鉄
損及び励磁電流が著しく小さく擾れた磁気特性を示し、
巻鉄心の鉄心材料として非常に適している。
〔背景技術の問題点〕
しかし、前記非晶質磁性薄帯は、その製法上の理由から
従来けい素鋼帯と同等の厚さで製造するさ ことができず、その厚さはけい素鋼帯の約1/10と極
端に薄くζ又、非常に脆い。このため、非晶質磁性薄帯
を用いて巻鉄心を巻回する場合は、一般に非晶質磁性薄
帯を連続巻回したいわゆる接合部を有しないノーカット
方式の巻鉄心が多く採用されている。しかし、前記非晶
質磁性薄帯は非常に薄箔であるため、けい素鋼帯を巻回
すると同様のテンションを加えながら非晶質磁性薄帯の
巻鉄心を巻回しようとしても、巻回途中で破断すること
が多く円滑に巻回することが困難であった。したがって
、非晶質磁性薄帯を巻回するときは、巻回時のテンショ
ンを薄帯自体が破断しない程′度に抑制しながら比較的
ゆっくりした巻回速度で巻く必要があった。ところが、
非晶質磁性薄帯は前記のように非常に薄箔であるため、
所定の巻厚に巻くには相当の時間を要する欠点があった
更に、ノーカット方式の巻鉄心においては、巻線を直巻
しなければならないので、巻線作業性が悪く、しかも、
巻線内に於ける鉄心占有率を向上させる上から、鉄心断
面を円形に近い段付構造にする必要があシ、そのために
、多段構成の巻鉄心を製作する工程が複雑となる。その
上、巻線作業は鉄心脚に2つ割ポビンを嵌め、これを着
脱自在なリングギヤと駆動ギヤとにより回転させて電線
を巻回していたので、巻線に際しリングギヤ、駆動ギヤ
を特別に必要とするとともに、鉄心窓の高さ寸法を大き
くしなければならないなどの欠点があった。
このため、前記ノーカット方式に代えて巻線に1ターン
毎の単位鉄心を挿入して鉄心組立を行ういわゆる1タ一
ンカツト方式の巻鉄心が提案されている。この方式の巻
鉄心を巻回する場合は、従来のけい素鋼帯を一枚毎に順
次等差寸法で切断し、これを寸法順に巻回積層するとき
と同様に、非晶質磁性薄帯を、例えば、鉄心の内側の周
長を基準として、これより2πtに相当する寸法だけ順
次長くして一枚づつ切断し、これを巻回積層していたの
で、作業性が非常に悪い。このため、非晶質磁性薄帯を
複数枚(例えば3〜5枚)重ね合せ、これを1組として
1タ一ン分毎に所定の等差寸法で切断し、巻枠に順次巻
回することによシ、巻回時間の短縮をはかるようにして
いる。しかし、薄箔の非晶質磁性薄帯を複数枚重ね合せ
て巻回することは、巻回時間が短縮できるものの、非晶
質磁性薄帯は非常に薄く、その上、表面は平滑度が高く
滑りやすいので、非晶質性薄帯を複数枚重ね合せて切断
する場合、一部分がずれて切断されたり、あるいは、前
記切断した同一長さの複数枚の非晶質磁性薄帯を巻回す
るときも、切断時と同様に、一部の磁性薄帯がずれた状
態で巻回されるおそれがある。このため、1タ一ンカツ
ト方式の巻鉄心の接合部に望ましくない空隙が生じたり
、あ゛るいは接合部が重り合ったり、更には、巻鉄心の
巻層端面が不揃い疋なるなどして、鉄損が増大したシ、
変圧器の運転中に不揃いの部分の鉄心片が振動して騒音
の発生源となるなど、非晶質磁性薄帯を用いて変圧器の
巻鉄心を巻回するには種々の問題があった。
〔発明の目的〕
本発明は前記の欠点を除去して、磁気特性は非常に侵れ
ているが、鉄心材料として取扱いが面倒な非晶質磁性薄
帯を用いて1タ一ンカツト方式の巻鉄心をその特性を損
うことなく、効率的に製造することができる巻鉄心の巻
回方法を提供する。
〔発明の概要〕
本発明は1タ一ンカツト方式の巻鉄心を巻回する場合、
あらかじめ、複数枚の非晶質磁性薄帯に接着剤を個別に
塗布してから前記非晶質16性薄帯を宣合接者して鉄心
素帯を形成し、この鉄・ひ素帯を一旦巻取機で巻取り、
このあと、前記巻取機に巻取られた鉄心素帯を巻戻しド
ラムに取付け、この鉄心素帯を、巻き戻しなから巻枠駆
動装置の巻枠に、1タ一ン分巻回する毎に基準となる周
長に2π℃に相当する寸法だけ順次長くなるように切断
して巻回することにより、巻鉄心を得るようにしたこと
を特畝とする。
〔発明の実施例〕
以下本発明の実施例を第1図ないし第4図により説明す
る。
第1図において、3は腹数枚を1岨とした非晶質磁性薄
帯1(以下、車に薄帯という)を重合接着して鉄心素置
2全形成するとともに、この鉄心の 前帯2をロール状に巻取るため機能を需えた鉄心へ られている腹数個の制動装置付ドラム4(本実施例では
5個使用する)と、各ドラム4から薄帯1全巻戻すとき
、各薄帯1が横揺れしないように何個に摺動案内する例
えば、コ字状のガイド金具5と、各ドラム4から巻戻さ
れた薄帯1の下側面(最下段の薄帯は除く)に常温硬化
する例えば、シアノアクリンート系の@間接着剤6全塗
布する塗布ローラ7と、前記−間髪着剤6を塗布した各
薄帯1を重合接着させて1枚の鉄心素置2を形成する一
対の重合ローラ8と、前記鉄心素置2を1旦ロール状に
巻回する巻取機9とによって構成されている。そして、
前記塗布ローラ7は、第4図に示すように、瞬間接着剤
6を薄帯1に必要以上塗布することのないよう、接着剤
収容器10の上端面に取付けた掻取板14によって、前
記塗布ローラ7に余分に付着した接着剤を掻き落すよう
に設けら八でおり、又、巻取機9は支持台10.1に取
付けた巻取ドラム11を電動機12によシベルト13を
介して1]転させて、前記鉄心素置2′Lt巻取るよう
に設けられている。図中5にガイド金具、8a。
はガイドローラである。鉄心素置2の形成に際しては、
各ドラム4から薄帯1を一定の速度でそれぞれ巻戻して
、塗布ローラ7により瞬間接着剤6を片l1111面に
塗布し、瞬間接着剤6を塗布した薄帯1ばそれぞれ重合
ローラ8のところで−ケ所に果合させて、前記一対の重
合ロ′−ラ8,8間に挟入し、この重合ローラ8によっ
て複数枚の薄帯1(本例では5枚)を重合接着して1枚
の鉄心素置2鬼を形成する。この際、各薄帯1には瞬間
接着剤6が必要最小量しか塗布されていないので各薄帯
1の層間から接着剤6が滲出することはほとんどない。
前記のようにして形成した鉄・U素帯2は巻取機9によ
って巻取ドラム11に巻回し、巻鉄心の鉄心材料として
1吏用するものである。
次に、前記鉄心素置2全用いて1タ一ンカツト万式の巻
沃・Uを巻回する装置の実施例全第2図により説明する
。第2図において、20は鉄心素置2を所要の長さに切
断し、前記鉄・む前帯2の切断により得られた鉄、し素
板2ぐ順次巻回するための巻回装置である。この巻回装
置20は第2図に示すように、図の左l111から鉄心
素置2を取付けてこれ?巻戻すだめの巻戻しドラム21
と、電@機23により回転させて巻戻しドラム21の鉄
心素置2を一定の速度で巻戻すとともに、前記巻戻しさ
れi”C鉄心素置2を一旦ル−プ状に弛めた状態で次工
程に給送する巻戻しローラ22と、シリンダ24ばよっ
て上下動する押えローラ24’bと電動機24Cにより
回転する送込みローラ24(1と全備えて、前記ル−プ
状にたわませた鉄心素置2を後述する巻枠駆動装置26
の巻回位置まで定量給送する給送装置24と、鉄・b素
置2全所要の長さ寸法で切断する切晴カッタ25とによ
って構成されている。
そして、前述した巻枠駆動装置26は、鉄心素置2を所
要の寸法で切断することによって得られる鉄心素板2a
を連、涜的に巻回する巻枠27.この巻枠27をベルl
−28aを介して回転させる電動機28、巻枠27の周
囲に配置した複数のローラ29、これらローラ29に回
転移動自在に張設して巻枠27に巻回される鉄心素板2
幻回転と従動して回転する無端状の巻込ペル)30、前
記巻込ベルト30に常時一定の張力を付与するシリンダ
31とからなり、輸送装置24によって定量給送される
鉄・U素帯2を巻枠27の外側から押えなから巻枠27
の周囲に巻込むように構成される。なお、巻戻しローラ
22によって巻戻しドラム21から巻戻しされた鉄・ひ
前帯2をル−プ状に弛める場合の達すると、発光器の光
が遮られて受光器から信号を制′8装置Sに送出し、こ
の信号を受けて制創装置Sより送出される指令信号にて
巻戻しローラ22の゛准妨暮23を駆動側(財)するこ
とにより設定し、前記鉄・し・前帯2のループL全常時
投定慄以下に維持させて、給送装置24による鉄心素置
2の給送を円滑に行う。又、給送装置24のシリンダ2
4a。
電動機240及び、切断カッタ25ばすべて制御装置S
からの指令信号によって駆動制御される。図中・32は
ガイドローラ、33は鉄心素置2の横通れを阻止するガ
イド金具である。
つづいて、前述した鉄心素帯形成装置及び巻回装置20
を用いて、非晶質磁性薄帯1からなる巻鉄・0を巻回す
る場合について説明する。前記薄帯1は複数枚(本例で
は5枚)を塗布ローラ7により瞬間接着剤6を塗布した
後、一対の重合ローラ8によって重合接着し、複数層の
薄帯1からなる1枚の鉄心素置2を形成し、この素置2
は一旦巻取機9にて巻取ドラム11にロール状に巻取る
鉄心素置2を形成する場合、各薄帯1は制動装置付のド
ラム4から巻戻される速度と、巻取機9によシ巻取ると
きの速度とを適宜調整して、一様のテンションで重合接
着することができるので、鉄心素置2の表面にしわ、弛
るみが生じない、又、各都令1には必要最小量の瞬間接
着剤6が塗布されており、しかも、瞬間接着剤6は空気
に触れている間は余!ll硬化しないものの、空気が断
たれる(薄帯同士の接触)と瞬時に硬化するため、秩心
前帯2を巻取った際、その巻回端面にずれが生じたり、
接着剤6が滲出するようなことはなく、鉄心素置2を円
滑に形成巻回することができる。
次に、前記鉄心素置2を巻取った巻取ドラム1で 1を第2図示すように支持ローラ21に取付ける。
八 巻戻しドラム21に取付けた鉄心素置2は巻戻しローラ
22により順次巻戻し、U字状に弛めた状態で給送装置
24の押えローラ24bと送込みローラ24daに挟入
し、電動機240により送込みローラ24d’!に駆動
させて鉄心素置2を巻枠駆動装置26に定量給送する。
この時点で切断カッタ25は動作せず、開放されている
。そして、前記定量給送された鉄心素置2の先端が、巻
僅27と巻込みベルト30との間で挾持されて巻*27
に巻回されはじめると、制御装置Sからの指令信号によ
り電動機24cli回転を停止し、シリンダ24は押圧
を解除する。このため、給送装置24は一旦解放し、鉄
・U素帯2は巻込ベルト30の回転移動に伴って巻枠駆
動装置26測にそのまま引張られて、巻枠27の外1目
1に巻込ベルト30に押圧されながら巻回され、前記巻
枠27に1巻回される途中で鉄心素置2が1タ一ン分の
畏さに達したとき、制御装置Sからの指令信号によシ切
断カッタ25が動作して鉄心素置2を切断する。切断さ
れた鉄心素板2はそのまま巻枠27に巻回され、あわせ
て鉄心素帯2の先端は、鉄心素板2aとほとんど間隔を
あげず、制御装置Sからの指令により電動機24c、シ
リンダ24幼駆動によって巻枠駆動装置26の巻回位置
まで直ちに給送される。そして、巻枠27に巻回した前
層鉄心素板2a17)外(1111に、前記同様に巻回
が開始され、1巻回に相当する長さに達したとき、制御
装置Sからの切断指令により切断され巻僅27に巻回さ
れる。この場合の切断時期は、例えば巻枠27に巻回さ
れる最内層の鉄心素板2幻周長を基準として、以後この
局長に2π℃に相当する寸法だけ順次変化する所定寸法
毎に、制御装置Sから切断指令を切断カッタ25に送出
することにより設定する。以上説明した動作を順次必要
回数繰り返し、第3図に示す1タ一ンカツト方式の巻鉄
心34を巻回する。
前記のようにして巻回された巻鉄心34は巻枠駆動装置
26から取外し、これを矩形成形した後、直流磁場焼鈍
を行って非EIilI質磁性薄帯1を用いた1タ一ンカ
ツト方式の巻鉄心を製造する。
なお、本発明は非晶質磁性薄帯1を5層重ね合せた例に
ついて説明したが、これに限定することなく、巻鉄心の
巻回に支障を及ぼさないm囲の枚数を重ね合せ接着して
巻鉄心を巻回するようにしてもよく、又、瞬間flf剤
6は塗布ローラ7に代えてスプレーにより薄帯1に塗布
するようにしてもよい。更に、瞬間接着剤に代えて常温
又は熱硬化性の接着剤を用いても本発明は成立する。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、非晶質磁性薄
帯は複数枚を重合接着して、これを所要の長さに切断し
ながら巻鉄心を巻回することができるので、巻回に際し
、非常に薄箔でかつ1枚1枚は腰が弱くても、本発明の
ように、複数枚を接着固定することにより、巻回中に非
晶質磁性薄帯がずれて巻層1bの接合部が重なり合った
り、あるいは望ましくない空隙が生じたり、更には巻層
端面が不揃いになるということがないので、非晶質磁性
薄帯音用いた1タ一ンカツト方式の巻層1uを迅速、確
実に巻回することができ、鉄心特性の優れた巻鉄心を提
供することができる。又、本発明はあらかじめ非晶質−
9注薄帯を複数枚接着固定して巻層1uの鉄10材料と
なる鉄心素置を形成巻回し、巻鉄心の巻回に際しては、
前記鉄心素置を巻戻ししながら1タ一ンカツト方式の巻
鉄心を巻回することができるので、巻鉄心の巻回にあた
り、鉄心素置を切断したり、巻回するとき、鉄心素置を
構成する複数枚の非晶質磁性薄帯がずれるようなことが
全くないため、巻回作業が円滑に行える。更に、本発明
は鉄心素置を形成巻回する作業と、鉄心素置全使用して
巻鉄心を巻回する作業は別々に行うようになっているの
で、鉄心素置はあらかじめ製作しておいて接着剤の同化
が完全に行われたあと巻層・Uの鉄心材料として便用で
きる利点があり、しかも、巻鉄心の巻回時、鉄心素置は
単体の非晶質1も性1・1ス帯を巻く場合に比べ1.腰
が強くなっているため、太き急テンション全かけての巻
回が可能となシ、この結果、非晶質磁性薄帯のように薄
箔な鉄・む材料を用いて巻鉄心を巻回する場合、鉄心素
置を別に形成する工程が増えるものの、全体的には接着
剤の硬化時間を調整することができるので、巻層・bの
巻回作業を能率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本開明の巻鉄心を巻回するために使用・する鉄
心素置を形成する具体的実施方法を示す]構成図、第2
図は鉄・b素置を用いて巻鉄心を巻回するための具体的
実施方法を示す構成図、第3図は本発明の方法により巻
回した巻層1uの正面図、第4図は塗布ローラの使用状
態を説明するための説明図である。 1・非晶質磁性薄帯  2・鉄心素置 6・接着剤  7・塗布ローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  非晶質磁性薄帯を所要の長さに切断しながら重ね合せ
    て巻回するようにしたものにおいて、複数枚を1組とし
    た前記非晶質磁性薄帯のそれぞれの片側面に、最上部又
    は最下部の非晶質磁性薄帯を除いて接着剤を連続的に塗
    布する工程と、前記複数枚1組の非晶質磁性薄帯を接着
    剤を介して重合接着させて1枚の鉄心素帯を形成する工
    程と、前記鉄心素帯を1旦ロール状に巻取るための工程
    と、巻鉄心の巻回時は前記ロール状に巻取られた鉄心素
    帯を巻戻しドラムに取付けて巻戻しながら所要の長さに
    順次切断して巻鉄心を巻回する工程とからなることを特
    徴とする巻鉄心の巻回方法。
JP61118314A 1986-05-22 1986-05-22 巻鉄心の巻回方法 Expired - Lifetime JPH0642439B2 (ja)

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