JPS62274127A - 防振装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 ［産業上の利用分野コ 本発明は振動発生部と振動受部との間に介在されて振動
発生部の振動を吸収する防振装置に関する。

［背景技術及び解決すべき・ＩＳ項］ 自動車の車体へ支持されるエンジンの振動を吸収するた
めに、車体とエンジンとの間には防止装置が介在されて
いる。

このような防振装ごとして、液体を充填した液室へ振動
を伝達させ、この液室に設けたオリフィスへ液体を通過
させることで振動を減衰する構造のものが知られている
。

また、上記のような防振装置では、第９図に示されるよ
うにロールストッパ１０が付設されて。

バウンド方向への変位が制限される構造のものが知られ
ている。

しかしながら、ロールストッパ１０が本体部から大きく
張り出していることで、このような防振装置は大きな設
置スペースを要すると云った問題があった。

一方、近年増加の著しい前輪駆動車では、変速装置及び
差動装置がエンジンと一体に組付けられること等から、
エンジンルームは相対的に狭隘なものとなっている。

このため、特に前輪駆動車のエンジン用防振装置では小
型化が強く求められていた。

また、特に前輪駆動車では、エンジンの配列方向等の関
係もあってエンジンの姿勢変化が複雑なため、パウンド
方向のみならず、リバウンド方向及び前後又は左右方向
の変位を制限するストッパを備えた防振装置が求められ
ていた。しかしながら、このような防振装置は知られて
いない。

本発明は上記事実を考慮し、パウンド方向、リバウンド
方向及び前後又は左右方向のストッパ手段を備えた小型
の防振装置を得ることが目的である。

［発明のａ要及び作用］ 本発明に係る防振装置では、変位体と、変位体を支持す
る第１のりｉ神体と、変位体を支持する第２の弾性体と
、変位体の第１の方向への移動を制限する第１のストッ
パ手段と、第１の方向とは逆方向の７ｔＩＪ２の方向へ
の変位体の移動を制限する第２のストッパ手段と、第１
及び第２の方向と交差する方向の第３の方向への変位体
の移動を制限する第３のストッパ手段と、第３の方向と
は逆方向の第４の方向への変位体の移動を制限する第４
のストッパＬ段と、第１乃至第４のストッパ手段を連結
する連結手段と、第１のストッパ手段と変位体との間に
形成される第１の液室と、第２のストッパ手段と変位体
との間に形成される第２の液室と、変位体に形成されて
第１の液室と第２の液室とを連通する液体通路とを備え
、変位体と第３及び第４のストッパ手段とが振動発生部
及び振動受部のいずれか一方に夫々係＋Ｌされることを
特徴としている。

このため、変位体は第１乃至第４のストッパ手段によっ
て、第１乃至第４の方向への変位が制限される。

また、変位体は連結手段によって連結される第１乃至第
４のストッパ手段によって変位が制限される構成であり
、防振装置以外の他部材との係合を必要としないので、
装置の小型化が達成される。

［発明の実施例］ 第１図乃至第４図には本発明の適用された防振装と１２
が示されている。この防振装置１２では、下部プレート
１４の周囲には、連結手段の一部をなす下部外筒１６の
下端部がかしめ固着されている。下部外筒１６のＬ端部
には、筒状の下部弾性体１８（この実施例ではゴム）の
外周部が加硫接着されている。下部弾性体１８の内周部
には、変位体であるブロック２０の下端部が加硫接着さ
れている。ブロック２０の上端部には、筒状の上部弾性
体２２の下端部が加硫接着されている。上部ター性体２
２の上端部には、連結手段の一部をなす上部外筒２４の
下端部が加硫接着されている。上部外筒２４の上端部に
は、上部プレート２６がかしめ固着されている。

前記ブロック２０には、垂直方向に貫通するオリフィス
２８が穿設されている。オリフィス２８は、ブロック２
０の上刃に形成される」一部液室３０と、ブロック２０
の下方に形成される下部液室３２とを連通している。上
部液室３０及び下部液室３２には不凍液やオイル等の液
体が封入されている。またブロック２０には、ブロック
２０を水平方向に工Ｔ通する中空の支持軸３４が固着さ
れている。

左右の側部プレー）３６．３８は板厚方向が下部及び上
部プレート１４．２６の板厚方向と直交する方向に配置
され夫々の下端部が前記下部外筒１６の１一端部に固着
され、夫々の上端部が前記−上部外筒２４の下端部に固
着されている。側部プレート３６には外方へ向けて水平
方向へ突出する上下に２本の取付ポルト４０が固着され
ている。

」二足の通り構成された防振装置１２は、取付ポルト４
０を介してサブフレーム等の自動車車体に取り付けられ
、支持軸３４を介してエンジンの一部を支持するように
なっている。

なお、上部弾性体２２はエンジン荷重による変位量を見
込んで、第４図に示されるように、上部プレート２６の
かしめ部を２！準として、組付は前の突出高さＨが下記
（１）式のように設定されている。

次に本実施例の作用を説明する。

エンジンの運転時には、支持軸３４を介してブロック２
０ヘエンジンの振動が伝達される。ブロック２０を介し
てこの振動を受ける下部弾性体１８及び上部りｉ性膜２
２は、内部摩擦によって振動を吸収する。また、上部液
室３０及び下部液室３２の拡縮によって液体がオリフィ
ス２８を通って移動するので、この移動時に生ずる抵抗
力で振動が吸収される。

この上部液室３０と下部液室３２との関係は、ブロック
２０が上方へ移動して上部液室３０が縮小されると下部
液室３２が拡大されるので、オリフィス２８を通過する
流体の移動が促進されて、大きな抵抗力が生ずる。この
逆の場合も同様である。従って、高い減衰力を得ること
ができる。

エンジンからの振動でブロック２０が大きく変位される
と、下部プレート１４．上部プレート２６及び左右の側
部プレート３６．３８がストッパとして作用してブロッ
ク２０の変位を制限する。即ち、ブロック２０の各方向
への大変位に対して、第２図の矢印Ａ方向（バウンド方
向）へは下部プレー）１４がストッパとして作用し、矢
印Ｂ方向（リバウンド方向）へは上部プレート２６がス
トッパとして作用し、矢印Ｃ，Ｄ方向（左右方向）へは
左右の側部プレート３６．３８がストッパとして作用す
る。

第５図乃至第７図には本発明の第２実施例が示されてい
る。この実施例が前記第１実施例と相異するのは、下部
液室３２に下部プレート１４へ固着されて防振ユニット
４２が配設されている点である。この防振ユニット４２
は第６．７図に示される形状であり、ユニット本体４４
．りｉ性膜４６及び規制プレート４８を有している。

ユニット本体４４は円板形状であり、周縁部に折返し部
４４Ａを有して規制プレート４８の周囲をかしめ固定し
ている。この規制プレート４８は段部５０を介して中央
部がユニット本体４４から離間する方向に変位されてお
り、この段部５０によってユニット本体４４との間に弾
性膜４６の周囲を挾持している。これによって弾性膜４
６とユニット本体４４との間には密閉空気室５２が形成
されている。この密閉空気室５２へは必要に応じて液体
、気体等を充填することもできる。

りｉ性膜４６は例えば肉厚ｌａｇのゴムシートを適用す
ることができ、下部液室３２に面した表面は規制プレー
ト４８によって移動が拘束されている。この規制プレー
ト４８は下部液室３２の圧力をこの弾性膜４６へ伝える
べく複数個の円孔５４が穿設されている。

またユニット本体４４には第７図に示されるごとく密閉
空気室５２の容植を拡大する方向に複数個の円筒突起５
６が形成されており、これによって密閉空気室５２内を
弾性１１！Ｊ　４６に近いストツパモｉｎｉ　５８とり
１性１１１２４６に遠い底面６０とを有する凹凸形状と
している。

この実施例も基本的に前記第１実施例と同様に作用する
が、防振ユニット４２が配設されていることでエンジン
の振動が例えば５０Ｈｚ以上の高周波で振幅が小さい場
合には、下部液室３２の圧力り、”Ａが阻止されるよう
になっている。即ち、このような高周波の振動時には、
下部液室３２内の圧力上シ１によって防振ユニット４２
の弾性膜４６が変形して密閉空気室５２を縮小する。こ
れによって下部液室３２の圧力上昇がａｎ　ｔ＋＝され
振動が吸収されて、ばね定数の上昇が阻止される。

第８図には本発明１の第３実施例が示されている。この
実施例では、下部外筒１６へ固着された防振ユニット４
２の構造が前記７ｔＳ２実施例と相異している。また、
ブロック２０には、左右の側部プレー）３６．３８と対
向する部分にストッパゴム６２が固着されている。

この実施例の防振ユニット４２は細部の相異はあるが基
本的な原理は前記第２実施例のものと回−である、ただ
し、前記第２実施例の密閉空気室５２に対応する開放空
気室５２Ａが大気中に開放されている点が犬きく相異し
ている。このため、振動吸収特性が前記第２実施例と相
異している。

また、この実施例ではストッパゴム６２が設けられてい
ることで、上部液室３０及び下部液室３２に封入された
液体による減衰効果の及ばない左右方向への変位の際に
、ブロック２０と側部プレー）３６．３８との衝突を緩
衝する効果が付加されている。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明では、変位体と、変位体を支
持する第１の弾性体と、変位体を支持する第２の弾性体
と、変位体の第１の方向への移動を制限する第１のスト
ッパ手段と、第１の方向とは逆方向の第２の方向への変
位体の移動を制限する第２のストッパ手段と、第１及び
第２の方向と交差する方向の第３の方向への変位体の移
動を制限する第３のストッパ手段と、第３の方向とは逆
方向の第４の方向への変位体の移動を制限する第４のス
トッパ手段と、第１乃至第４のスト７２７段を連結する
連結手段と、第１のストッパ手段と変位体との間に形成
される第１の液室と、第２のストッパ手段と変位体との
間に形成される第２の液室と、変位体に形成されて第１
の液室と第２の液室とを連通ずる液体通路とを備え、変
位体と第３及び第４のストッパ手段とが振動発生部及び
振動受部のいずれか一方に夫々係止されることを特徴と
しているので、パウンド方向、リバウンド方向及び前後
又は左右方向のストッパ手段を備えた小型の防振袋２を
得ることができる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は本発明に係る防振袋との実施例を示
し、第１図は縦断面図、第２図は正面図、第３図は斜視
図、第４図は上部弾性体の設定高さを説明する断面図で
あり、第５図乃至第７図は本発明の第２実施例を示し、
第５図は縦断面図、第６図は防振ユニットの断面図、第
７図は第６図の底面図であり、第８図は本発明の第３実
施例を示す縦断面図であり、第９図は従来提案されてい
る防振装置の正面図である。 １２・・・防振装置、 １４−−・下部プレート。 １６・・・下部外筒。 １８・・・下部弾性体、 ２０＠１１ｍブロック。 ２２１・上部弾性体、 ２４・・・上部外筒、 ２６１・１一部プレート、 ２８目ｅオリフイス、 ３０−−・上部液室、 ３２・・・下部液室。 ３４・拳・支持軸。 ３６．３８・拳・側部プレート、 ４０・・・取付ボルト。 第１図 １つ 第２図 第３図 第４図 第８図　　１゜ 第９図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）変位体と、変位体を支持する第１の弾性体と、変
   位体を支持する第２の弾性体と、変位体の第１の方向へ
   の移動を制限する第１のストッパ手段と、第１の方向と
   は逆方向の第２の方向への変位体の移動を制限する第２
   のストッパ手段と、第１及び第２の方向と交差する方向
   の第３の方向への変位体の移動を制限する第３のストッ
   パ手段と、第３の方向とは逆方向の第４の方向への変位
   体の移動を制限する第４のストッパ手段と、第１乃至第
   ４のストッパ手段を連結する連結手段と、第１のストッ
   パ手段と変位体との間に形成される第１の液室と、第２
   のストッパ手段と変位体との間に形成される第２の液室
   と、変位体に形成されて第１の液室と第２の液室とを連
   通する液体通路とを備え、変位体と第３及び第４のスト
   ッパ手段とが振動発生部及び振動受部のいずれか一方に
   夫々係止されることを特徴とする防振装置。