JPS6227399Y2 - - Google Patents

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JPS6227399Y2
JPS6227399Y2 JP19701381U JP19701381U JPS6227399Y2 JP S6227399 Y2 JPS6227399 Y2 JP S6227399Y2 JP 19701381 U JP19701381 U JP 19701381U JP 19701381 U JP19701381 U JP 19701381U JP S6227399 Y2 JPS6227399 Y2 JP S6227399Y2
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JP
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pipe
adhesive
stopper
hole
bushing
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JP19701381U
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JPS58101714U (ja
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  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は長尺パイプの接着装置に関する。
熱交換器等に使用する長さ約1〜10mの不浸透
黒鉛製、ガラス繊維強化プラスチツク製等の長尺
パイプの接着は、従来は次の手順で行なわれてい
た。
即ち(1)接着すべき二つのパイプ(両側パイプ)
の接着面をサンドペーパーで粗面にする。(2)接着
面に接着剤を塗布する。(3)両側パイプを手作業に
より互いの接着面で接合する。(4)接着部からはみ
出した接着剤を拭き取るか又は接着部付近のパイ
プの外周面に塗布し伸ばす。(5)接着部で両面がず
れ動いたり、接着面圧が低下しないように固定具
を取付け、接着部の十分な固定を行なう。(6)この
状態で常温硬化させる。(7)固定具をはずす。(8)接
着パイプを加熱室に運び、加熱硬化させる。
以上の従来法では、(1)〜(5)の作業を手で長尺パ
イプを持ちながら行なう為、熟練を要し大量のパ
イプを接着する場合に長時間を要し、又(5)の固定
具による接着部の固定を常に均一に行なうことが
困難で、従つて接着部がずれたり接着強度にバラ
ツキがあり、更に固定具をとりはずし、加熱室に
運搬する煩わしさがある等の欠点を有していた。
本考案の目的はかかる従来の欠点を解消した長
尺パイプの接着装置を提供することにある。
本考案は、パイプが通過可能でパイプの外径と
略同一径の孔部を有し、上記パイプが長さ方向に
動かないように固定出来ると共に開放可能なスト
ツパー機能を有するストツパーブツシユと、この
ストツパーブツシユと同じ内径の孔部を有し、こ
の孔部の両側に滑らかに接続するテーパー面を形
成した導入孔部をもつガイドブツシユと、上記パ
イプの先端に接触し、二つのパイプの接着部に一
定の接着圧力を加えるための圧縮ばね部とが同一
中心線上に、かつ上記ストツパーブツシユ、ガイ
ドブツシユ及び圧縮ばね部の順に配置され、上記
ガイドブツシユと圧縮ばね部との間に上記中心線
に対し、垂直な方向に二つのパイプの接着部を加
熱する加熱器を備えてなる長尺パイプの接着装置
に関する。
本考案の対象となる長尺パイプは主として不浸
透性黒鉛製又はガラス繊維強化プラスチツク製の
ものであるが、この二材質に制限されるものでは
ない。接着部の形状も自由である。
接着剤は熱硬化性の樹脂であれば良く制限はな
い。
本考案の装置を構成する部品の材質は、ガイド
ブツシユを除いては強度的な面で鉄鋼材料が好ま
しい。ガイドブツシユは接着剤に直接触れるため
接着剤の種類及び加熱温度によつては、接着剤の
付着し難い、又は接着剤との親和性に乏しい耐熱
性の材料、例えば硬質塩化ビニール樹脂、ポリプ
ロピレン樹脂、四弗化エチレン樹脂等から選ぶこ
とが好ましい。圧縮ばねはパイプ接着面に対して
パイプの材質及び接着剤の種類に応じて適正な面
圧を提供出来るようにばね常数及びばねの長さを
設定する。
接着部分を加熱する加熱器は熱風式又は赤外線
照射式のものが好ましく、加熱温度は接着剤の硬
化温度により選定する。
次に本考案を図を用いて具体的に説明する。
第1図はパイプ1とパイプ2とがあらかじめ一
端を接着面として互いに接合し合うように、例え
ば3a及び3bのように加工され、パイプ1がス
トツパーブツシユ13を通過してガイドブツシユ
4と圧縮ばね部のソケツト7とにより両端支持さ
れたあと、パイプ2がストツパーブツシユ13に
挿入され、接着面3a及び3bをサンドペーパー
により粗面とし、接着剤により塗布される工程を
示し、第2図はパイプ2を端部2aから矢印方向
に押し込み、接着面3a及び3bが互いに接合し
て接着部3を形成し、これが圧縮ばね8の反力に
よる接着の為の圧力を受けつつガイドブツシユ4
の孔4cを通過し、接着部3よりはみ出した接着
剤が孔4cによりはつり取られパイプ2の外周面
に引き伸ばされる工程を示す。又、第3図はパイ
プの押し込みが完了し、ストツパーブツシユ13
及びストツパー14により、パイプ2の端部2a
を固定し、このまま放置して接着部3を常温硬化
後、加熱器15により接着部3を加熱硬化させる
工程を示す。
第1図、第2図及び第3図においてストツパー
ブツシユ13はパイプが通過可能でパイプの外径
と略同一の孔部13aをもつ円筒形をしており、
その胴部の1ケ所に径方向のねじ孔13bが設け
られ、ストツパー14がねじ込まれる構造となつ
ている。このストツパーブツシユ13は孔部13
aと同一径の孔を有する支え板12にボルト締
め、溶接等により固定される。ガイドブツシユ4
はストツパーブツシユ13の孔部13aと同一径
の孔部4cを有し4cの両側には滑らかに接続す
るテーパー面4a及び4bが形成され、パイプ
1,パイプ2及び接着部3が滑らかに通過すると
共に接着部3における接着面3aと3bの径方向
の位置ずれを矯正する。ガイドブツシユ4は支え
板5に溶接、圧入等により固定される。圧縮ばね
部はコイル式ばね8、ソケツト7、バネガイド9
及び固定ピン10で構成され支え板11に取り付
けられる。上記ソケツト7の一端にはパイプ1の
先端を支持する為の穴部7bとパイプ1の先端が
穴部7bに滑らかに導入されるようにテーパー穴
7aが設けられ、他端にはばね8の一端を固定す
る為の穴7cが設けられている。ばねガイド9は
上記ソケツト7が円滑に通過し得る内周面をもつ
管の形をしており、一端は支え板11に溶接によ
り取り付けられる。固定ピン10はばね8の他端
を支持固定するもので、これも支え板11に溶接
により取り付けられる。ばね8は上記のソケツト
7、ばねガイド9、固定ピン10及び支え板11
により変形を起こすことなく円滑に伸縮出来るよ
うに取み込まれる。
以上のストツパーブツシユ13、ガイドブツシ
ユ4、ソケツト7、ばね8、固定ピン10及びば
ねガイド9はいずれも同一中心線上に設置され
る。尚接着するパイプの長さにより、必要に応じ
てガイドブツシユ4とソケツト7の中間位置又は
ガイドブツシユ4とストツパーブツシユ13の中
間位置にガイド板6を所要数設け、パイプの曲り
又は破壊を防止する。ガイド板6には上記の中心
線上にパイプ1又はパイプ2が十分通過出来る穴
6aが設けられている。
第3図においてガイドブツシユ4とソケツト7
の間の接着部3が来る位置に、上記中心線に対し
て垂直な方向に加熱器15が取り付けられ、熱風
16又は赤外線照射等により、接着部3を加熱す
る。
接着部が十分に硬化した時点で上記加熱器を止
め、ストツパー14をゆるめてパイプをストツパ
ーブツシユ13から開放し、パイプをストツパー
ブツシユの方向に引き戻して取り出す。
多数の長尺パイプを接着する場合は上述の接着
装置を複数個並列して配置し、パイプ挿入、接着
面の粗面加工、接着剤の塗布、接着面の接合及び
パイプの押込み、硬化処理等の作業工程を同時進
行させれば良い。
全長5mの不浸透黒鉛製パイプの実働時間を比
較したところ、従来法では接着パイプ1本を完成
するまでに約30分を要したが、本考案になる装置
を使用すれば30%の9分に短縮することが出来
た。
本考案になる長尺パイプの接着装置を使用すれ
ば次のような効果が得られる。
(1) 接着剤塗布作業において二つのパイプを手で
持ち上げる必要がなく簡単で迅速に行なうこと
が出来る。
(2) ストツパーブツシユ、ガイドブツシユ及びソ
ケツト7が同一中心線上にあるので接着部の径
方向のずれが小さく、又は多少のずれがあつて
もガイドブツシユにより矯正される。
(3) 圧縮ばねの反力によつて接着部は適正な荷重
で圧着されるので安定した接着強度が得られ
る。
(4) 加熱器が装備されているので従来のように常
温硬化後パイプを加熱室まで運搬する必要がな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図及び第3図は、本考案になる長
尺パイプの接着装置を工程ごとに説明した断面図
である。 符号の説明、1,2……パイプ、3……接着
部、4……ガイドブツシユ、5……支え板、6…
…ガイド板、7……ソケツト、8……圧縮ばね、
9……ばねガイド、10……固定ピン、11,1
2……支え板、13……ストツパーブツシユ、1
4……ストツパー、15……加熱器、16……熱
風。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パイプが通過可能でパイプの外径と略同一径の
    孔部を有し、上記パイプが長さ方向に動かないよ
    うに固定出来ると共に開放可能なストツパー機能
    を有するストツパーブツシユと、このストツパー
    ブツシユと同じ内径の孔部を有し、この孔部の両
    側に滑らかに接続するテーパー面を形成した導入
    孔部をもつガイドブツシユと、上記パイプの先端
    に接触し二つのパイプの接着部に一定の接着圧力
    を加えるための圧縮ばね部とが同一中心線上に、
    かつ上記ストツパーブツシユ、ガイドブツシユ及
    び圧縮ばね部の順に配置され、上記ガイドブツシ
    ユと圧縮ばね部との間に上記中心線に対し垂直な
    方向に二つのパイプの接着部を加熱する加熱器を
    備えてなる長尺パイプの接着装置。
JP19701381U 1981-12-28 1981-12-28 長尺パイプの接着装置 Granted JPS58101714U (ja)

Priority Applications (1)

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JP19701381U JPS58101714U (ja) 1981-12-28 1981-12-28 長尺パイプの接着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19701381U JPS58101714U (ja) 1981-12-28 1981-12-28 長尺パイプの接着装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58101714U JPS58101714U (ja) 1983-07-11
JPS6227399Y2 true JPS6227399Y2 (ja) 1987-07-14

Family

ID=30110235

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JP19701381U Granted JPS58101714U (ja) 1981-12-28 1981-12-28 長尺パイプの接着装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0644673Y2 (ja) * 1990-10-09 1994-11-16 株式会社日東鉄工所 パイプ接合装置

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JPS58101714U (ja) 1983-07-11

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