JPS62272351A

JPS62272351A - 電子式計算尺

Info

Publication number: JPS62272351A
Application number: JP61117010A
Authority: JP
Inventors: Isamu Washitsuka; 鷲塚　諫; Yukihiro Inoue; 幸弘井上
Original assignee: Sharp Corp
Current assignee: Sharp Corp
Priority date: 1986-05-20
Filing date: 1986-05-20
Publication date: 1987-11-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】３、発明の詳細な説明〈産業上の利用分野〉本発明は、液晶表示装置等の画面にカーソルと２種以上
の隣接する尺度目盛を表示し、画面上でこれらを動かす
ことにより計算を行う電子式計算尺に関する。

と従来の技術〉計算尺は、連続計算ができ取り扱いが容易なことから、
従来、技術計算に広く用いられていた。

しかし、計算尺によっていた乗除算、三角関数、指数関
数等の計算は、今日、これらの関数演算機能を備えた関
数卓上電子計算機で行なわれるのが普通になっている。

〈発明が解決しようとする問題点〉ところが、このような関数卓上電子計算機でも、演算可
能な関数は数種に限られており、＞ｉｔな関数は、関数
の各項を個々に求めてメモリで加減算したり、演算プロ
グラムを予め作って、これに従って順次置数していくほ
かなく、計算に手間がかかるうえ、計算結果が数字の羅
列になり、その大略を予め視覚的アナログ的に把握し難
いという欠点がある。一方、従来の計算尺は、周知の如
く固定氏上を計尺とカーソルが摺動する構造であるため
、材料の経時変化や環境変化などで誤差が生じゃすく、
また、読み取りを高精度にしようとすると、長尺になっ
て不便になるという欠点がある。さらに、計算尺では関
数卓上電子計算機はど多種の関数の尺度目盛を−備え難
いという欠点もある。

そこで、本発明の目的は、従来からある計算尺の視覚的
アナログ的性質を生かし、複雑な関数計算もそれに応じ
た尺度目盛の選択で簡易に行なえ、経時変化等による誤
差がなく、短尺でも高精度の読み取りができる電子式計
算尺を提供することである。

く問題点を解決するための手段〉上記目的を達成するため、本発明の電子式計算尺は、少
なくとも２種の尺度情報を記憶する尺度情報メモリと、
主制御部の制御下で上記尺度情報に基づいて少なくとも
２種の目盛を互いに隣接して並行に表示するとともにカ
ーソルを表示する表示部と、この表示部の画面上で上記
目盛の少なくとも一方を主制御部の制御下で移動させる
目盛移動手段と、上記画面上で上記カーソルを主制御部
の制御下で移動させるカーソル移動手段と、上記表示部
の画面に表示された尺度目盛を上記目盛移動手段または
カーソル移動手段と連動してスクロールさせるスクロー
ル手段を備えたことを特徴とする。

く作用〉表示部の画面に表示されたカーソルを、カーソル移動手
段によって上記画面上の変数値に対応する尺度目盛の位
置まで移動させ、このカーソルで上記尺度目盛に隣接し
て並行に表示されたもう１つの尺度目盛を読み取れば関
数値が求まる。逆に、関数値に対する変数値も同様に求
まる。また、上記カーソルをカーソル移動手段で上記画
面上の被演算数に対応する尺度目盛の位置まで移動さけ
、次いでもう１つの尺度目盛即ち滑沢を目盛移動手段に
よって移動させて、この滑沢の演算数に対応する目盛を
上記カーソルに合わせた後、再びこのカーソルを上記滑
沢の演算結果が得られる目盛位置まで目盛移動手段で移
動させて、隣接する尺度目盛を読み取れば演算結果が求
まる。

〈実施例〉以下、本発明を図示の実施例により詳細に説明する。

第１図は電子式計算尺の全体を示す概略平面図であり、
１は表示部としての矩形の液晶表示装置（以下、ＬＣＤ
と略す）、２はこのＬＣＤＩの上半分に横方向に表示さ
れた尺度目盛、３はこの尺度目盛２に隣接して下半分に
並行に表示されたもう１つの尺度目盛、４は縦方向に間
尺度目盛２，３に渡って表示されたカーソル、５．６は
夫々上記上下の尺度目盛２．３を選択するためのモード
キー、７．８は夫々上記上下の尺度目盛２．３を左右に
移動させるための目盛移動キー、９は上記カーソル４を
左右に移動させるためのカーソル移動キー、ｌＯはカー
ソル４近傍の目盛を拡大表示させるための画面拡大キー
、ｌｌはカーソル４の位置の間尺度目盛を数値表示させ
るための数値表示キーである。

上記モードキー５，６は、各キーを押すことによりその
キーに印された尺度目盛がＬＣＤＩの画面）−１，−ｉ
（心的１７田ｈｈ、ス上ら２こかうていスー　ト露Ｐ目
盛移動キー７．８は、通常側々に操作され、間尺度目盛
もそれに応じて互いに独立に移動するが、例えばモード
キー５がＤ（ｙ）に、モードキー６がＳ　（Ｘ）に夫々
選択され、ｙ＝ｓｉｎ　ｘなどの関数を求める組み合わ
せの場合は、モードキー５．６の組み合わせを判別した
主制御部（第４図２０参照）の制御によって、いずれか
一方の目盛移動キーを操作するだけで間尺度目盛２．３
が同期して移動せしめられる。上記カーソル４は、カー
ソル移動キー９で動かされて、目盛合わせや計算結果読
み取りに用いられ、その際画面拡大キー１０を押すと、
第２図に示すようにカーソル近傍の所定区間が細分され
た拡大尺度目盛１２．１３で表示され、さらに数値表示
キー１１を押すと、第３図に示すようにカーソル４の位
置の間尺度目盛が１４．１５で示す口内に夫々数値で表
示されるようになっている。また、この拡大表示の状態
でカーソル４や両拡大尺度目盛１２．１３を移動させる
ことらできる。

第４図は第１図の電子式計算尺の機能的プロブり図を示
しており、各ブロックは実際的には通常のマイクロプロ
セッサシステムで構成されている。

主制御部２０は、第１図に示す各キー５〜１１からなる
キーボードユニット２１の各キー操作に応じて各ブロッ
クを動作させ、制御する。尺度情報メモリ２２は、ＲＯ
Ｍ等からなり、第１図のモードキー５．６の各尺度に対
応する尺度情報エリア２２１．２２２，２２３．・・・
に各尺度を目盛付けするための基準データ（計算尺にお
けると同様の基準データ）を夫々記憶しており、上記モ
ードキー５．６の選択に応じた基準データが目盛化演算
ユニット２３に供給される。上記目盛化演算ユニット２
３は、上記基準データに基づき、ＬＣＤユニット３２（
第１図１参照）のドツト寸法に換算してサンプリングを
行ない、ＬＣＤ上に表示する目盛間隔に相当する値を出
力するとともに、目盛に付すべき数字のデータを数字コ
ード発生部２４に供給する。上記目盛化演算ユニット２
３および数字コード発生部２４から出力されたデータは
、コード化ユニット２５によって、目盛間隔を表わすコ
ードとその目盛に対応する数字コードが組み合わさった
１つの目盛データにコード化され、荒くサンプリングさ
れた目盛データ（第１図２．３参照）と細かくサンプリ
ングされた拡大目盛データ（第２図１２．１３参照）が
メモリユニット２６へ出力される。こうして、計算尺全
長分のデータが形成される。

上記メモリユニット２６は、ＬＣＤ３２上に同時に表宗
すべき少なくとも２種の尺度目盛データを記憶するメモ
リ２６１，２６２．・・・およびこれらと対をなす拡大
尺度目盛データを記憶するメモリ２６１’　、２６２’
　、・・・を有するとともに、カーソル４の位置を格納
するカーソル位置レジスタ（図示せず）を有し、モード
キー５．６で選択された尺度目盛の組み合わせが関数計
算の場合、両メモリ（例えば２６１と２６２）は上記カ
ーソル位置レジスタを介して主制御部２０によって対応
付けてアクセスされるようになっている。画面拡大キー
ＩＯのオン、オフによって、上記メモリユニット２６か
ら拡大尺度目盛データまたは尺度目盛データのいずれか
が読み出され、目盛データは目盛パターン発生ユニット
２７に、数字データは所定の目盛単位毎に数字パターン
発生ユニット２８に夫々出力される。そして、目盛パタ
ーン発生ユニット２７は、目盛データを尺度に対応する
目盛間隔をもつ目盛表示形状のドツトパターンに展開し
、数字パターン発生ユニット２８は、数字データを数字
形状のドツトパターンに展開し、展開されたドツトパタ
ーンデータは、スクロール手段の一つとしてのＬＣＤ制
御ユニット３１を経てビデオメモリ３０（以下、■メモ
リと略す）に転送されて記憶されるとともに、公知の液
晶表示技術によりＬＣＤユニット３２に表示される。

カーソル制御ユニット２９は、主制御部２０の制御下で
、カーソル移動キー９の操作ごとに画面上のカーソル４
を各目盛単位ずつ移動させて表示するようにＬＣＤ制御
ユニット３１を制御し、またカーソル４が画面の左右端
に達してさらに移動操作すると、表示データをスクロー
ルさけるべく新たなデータをメモリユニット２６からＶ
メモリ３０へ転送させるとともに、上記メモリユニット
２６のカーソル位置レジスタの内容を更新させる。

一方、目盛移動キー７．８を操作すると、主制御部２０
が、同様に表示すべき目盛に対応する新たな目盛データ
をメモリユニット２６からＶメモリ３０へ転送させて、
画面上で目盛をスクロールさせて表示する。゛上記構成の電子式計算尺の動作を、第５図を参照しつつ
次に述べる。

一般の計算尺の操作と同様に計算を行なうべくモードキ
ー５．６を操作する。例えば乗算を行なうときは、キー
ＤとキーＣＩを押してＤ尺とＣ１尺を選択する。この操
作によって６１００が実行される。そうすると、尺度情
報メモリ２２の対応するエリアが選択され、演算ユニッ
ト２３に尺度情報が供給される。この演算ユニット２３
は、供給される尺度情報に基づいて通常の目盛値の計算
。

拡大目盛値の計算および目盛数値の算出を行ない、その
結果をＬＣＤ３２のドツト寸法に換算した目盛データと
してコード化ユニット２５に出力する。

これらのデータは、コード化ユニット２５でコード化さ
れ、メモリユニット２６に記憶される。続いて、計算尺
の左端よりＬＣＤ３２の表示すイズに応じた分の目盛デ
ータが、メモリユニット２６から読み出され、パターン
発生ユニット２７．２８によって目盛形状および数字形
状のドツトパターンに展開され、ＬＣＤ制御ユニット３
１を経てＶメモリ３０へ供給される。さらに、カーソル
４を最左端の目盛位置にセットすべく初期設定を行ない
、選択された尺度目盛に対応するカーソル位置レジスタ
を、目盛全体中のカーソルのある位置に対応する位置デ
ータに初期設定する。このカーソル位置レジスタは、メ
モリユニット２６の再度のアクセス時に利用される。各
尺度選択キーの操作ごとに上記５１００が実行され、こ
れに上って第１図の如く画面上に表示が行なわれる。

第１の演算値（例えば、乗算時の被乗数の指示：目盛２
）にカーソル４を合わせるべく、カーソル移動キー９で
カーソルを移動させると、５３００が実行され、Ｎｏの
ループでカーソルカウンタ〉（アップ／ダウンされ、カ
ーソル位置レジスタが更新されて、画面上にカーソル４
が順次移動して表示される。画面上に第１の演算値の目
盛が表示されていなければ、Ｙｅｓのループでメモリユ
ニット２６より表示されている全ての尺度目盛の今まで
の移動量に対応する新たな目盛データメモリのエリアが
選択され、そのエリアのデータがＶメモリ３０へ転送さ
れ、カーソル位置レジスタが更新される。これによって
、尺度目盛２．３はスクロール表示され、カーソル４は
この尺度目盛の全体にわたって移動し、目的め目盛位置
に合わせられる。

続いて、第２の演算値（例えば、乗数）をもう１つあ目
盛３上に合わせるべく、目盛移動キー８を操作する。そ
うすると、５２００が実行され、上記スクロールと同様
に目盛３のみを移動させるべくメモリユニット２６から
移動量に対応する新たなデータがＶメモリ３０へ転送さ
れ、その尺度目盛のカーソル位置レジスタが更新される
。

こうして、両氏の目盛合わせが完了すると、演算結果の
得られる目盛位置まで上記カーソル移動キー９によって
カーソル４を移動させる。目盛位置近傍までカーソルを
移動させた後、画面拡大キー１０を押すと、Ｓ　５００
が実行されて、カーソル位置レジスタに対応する拡大目
盛メモリエリアが選択され、ＣＲＴ等で公知のウィンド
表示技術によって、その目盛データがＶメモリ３０へ転
送される。これによって、カーソル位置周辺の目盛が、
第３図のごとく拡大されて表示される。そして、操作者
は、再びカーソルを移動させて、結果が得られる細かい
目盛の目盛位置にカーソルを合わせる。このとき、数値
表示キー１１を押すと、５４００が実行され、カーソル
位置レジスタのデータに対応する拡大目盛データメモリ
にアクセスされ、数字コードデータが読み出され、数字
パターンに展開され、■メモリ３０へ書き込むことによ
って、画面上に第３図の如く数値表示される。

上記実施例では、モードキー２．３で選択できる尺度目
盛を夫々６種ずっとし、選択される両尺度目盛か関数計
算のときは、主制御部２０の制御により一方の目盛移動
キー（７または８）の操作だけで双方を同期して移動さ
せるとともに、カーソル移動キー９の操作のみで両尺度
目盛をスクロール表示できるようにしているので、種々
の計算ができるうえ、計算操作が容易になる。また、画
面拡大キー１０と数値表示キー２を備えているので、正
確な目盛合わせによって、従来の計算尺では不可能であ
った極めて精度の良い計算が行なえる。

なお、上記実施例では、第４図の如く尺度情報メモリに
記憶された基準データをコード化ユニット２５等でコー
ド化し、一旦メモリユニット２６に格納した後目盛パタ
ーン発生ユニット２７等でしＣＤ３２のドツトパターン
に展開させたが、予め決められた目盛ドツトデータやコ
ード化データをｒＬＯＭ等に記憶させておいてもよい。

また、尺度目盛を一度に３種以上表示させたり、ＲＯＭ
の゛差し替えや追加により特殊関数の計算などを極めて
容易に行なうことができるのは言うまでもない。

〈発明の効果〉以上の説明で明らかなように、本発明の電子式計算尺は
、少なくとも２種の尺度情報を記憶する尺度情報メモリ
と、主制御部の制御下で上記尺度情報に基づいて少なく
とも２種の目盛を互いに隣接して並行に表示するととも
にカーソルを表示する表示部と、この表示部の画面上で
上記目盛の少なくとも一方を主制御部の制御下で移動さ
せる目盛移動手段と、上記画面上で上記カーソルを主制
御部の制御下で移動させるカーソル移動手段と、上記表
示部の画面に表示された尺度目盛を上記目盛移動手段ま
たはカーソル移動手段と連動してスクロールさせるスク
ロール手段を備えているので、従来の計算尺のような経
時変化等による誤差がないうえ、短尺でも高精度の読み
取りができ、また計算結果を関数卓上電子計算機よりも
視覚的アナログ的に把握できるとともに、複雑な関数計
算もより短時間に容易に求めることができるなど新規な
計算手段として著しい効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の電子式計算尺の概略平面図、第２図、
第３図は拡大された尺度目盛を示す図、第４図は第１図
の電子式計算尺の機能的ブロック図、第５図は上記電子
式計算尺の動作を示すフローチャートである。 ■・・・液晶表示装置（ＬＣＤ）、２，３・・・尺度目
盛、４・・・カーソル、５，６・・・モードキー、７．
８・・目盛移動キー、９・・・カーソル移動キー、ｌＯ
・・・画面拡大キー、１１・・・数値表示キー、１２．
１３・・・拡大尺度目盛、１４．１５・・・数値、２０
・・・主制御部、２１・・・キーボードユニット、２２
・・・尺度情報メモリ、３１・・・ＬＣＤ制御ユニット
、３２・・・ＬＣＤユニット。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）少なくとも２種の尺度情報を記憶する尺度情報メ
モリと、主制御部の制御下で上記尺度情報に基づいて少
なくとも２種の目盛を互いに隣接して並行に表示すると
ともにカーソルを表示する表示部と、この表示部の画面
上で上記目盛の少なくとも一方を主制御部の制御下で移
動させる目盛移動手段と、上記画面上で上記カーソルを
主制御部の制御下で移動させるカーソル移動手段と、上
記表示部の画面に表示された尺度目盛を上記目盛移動手
段またはカーソル移動手段と連動してスクロールさせる
スクロール手段を備えたことを特徴とする電子式計算尺
。