JPS6227198Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は病人、身体障害者や妊産婦等、身体の
動きが不自由な人、或いは痔疾患者が肛門等の人
体排泄部を、不快感や痛みを伴なうことなく快適
且衛生的に洗滌することができるようになした洗
滌器に関するものである。

上述の如き洗滌器は従来既に公知であるが、従
来の携帯式洗滌器においては、使用の都度洗滌器
に設けた貯水槽に温水を補給せねばならず、又、
自動給水式の洗滌器も存在するが既存の便器に固
定的に組込むための専門家による工事を必要と
し、多額の費用がかかる欠点があつた。

本考案は上記の欠点を解消し、安価に自動給水
式の洗滌器を提供するためになされたものであ
る。

次に、本考案の実施例を図面に基づいて詳述す
る。

１は給水装置であつて、全体として略Ｌ字状を
なしており、その上側のＬ形空間に貯水槽２が設
けられている。

貯水槽２底部には、フイルター３を経て、洗滌
用ポンプ４への水路が連通されている。洗滌水噴
出ノズル６は、可撓送水ホース５によつて、給水
装置１と接続されている。

給水装置１の外側壁には平面形状馬蹄形のノズ
ル収納筒１２が設けられ、不使用時には、前記ノ
ズル６を収納する。

貯水槽２内には、シーズヒーター７及び温度調
整器８が設けられ、常時水温を35〜40℃に保持す
るよう、加熱するようなされている。

又、貯水槽２の外側壁には透明の覗き窓９が設
けられ、貯水量が肉眼で視認できるようなされて
いる。

１０は、給水ポンプであつて、可撓給水管１１
によつて貯水槽２と接続されている。

次に、本考案洗滌器の使用態様を説明すると、
先ず、本考案洗滌器を便所内に持込み、給水ポン
プ１０をロータンク内の水中に載置する。次い
で、給水ポンプのスイツチを入れると、ロータン
ク内の水が、給水ポンプ１０により可撓性給水管
１１を経て貯水槽２内に送り込まれる。シーズヒ
ーター７によつて加熱された温水は、洗滌用ポン
プ４の作動によつて、可撓送水ホース５を経て、
洗滌水噴出ノズルから噴射させることにより人体
の排泄部の洗滌を行なうのである。

本考案洗滌器は叙上のような構成となされてい
るので、大がかりな工事を必要とせず、安価に、
いつでも温水を得ることができ、不使用時には取
外し片づけることも容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例を示す一部切欠斜視
図。 １……給水装置、１０……給水ポンプ、１１…
…可撓給水管。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 貯水槽内の水が洗滌用ポンプにより送水管路
   を経て洗滌ノズルから吐出されるようになされ
   た洗滌器において、貯水槽に給水管を接続し、
   給水管に給水ポンプを設け給水ポンプにより給
   水管を経て貯水槽に水が補給されるようになさ
   れた洗滌器。 ２ 給水ポンプが、給水管端に設けられた実用新
   案登録請求の範囲第１項記載の洗滌器。